二次創作小説(映像)※倉庫ログ

予告編 2 ( No.454 )
日時: 2014/11/26 16:10
名前: 葉月@iPhone (ID: xPtJmUl6)

続いてはファンタジーものの「君と繋ぐ運命」の予告編です。


【君と繋ぐ運命 村田木実編】


BGM 薔薇殺しのカーミラ

「この写真は……?」

資料に挟まれていたのは一枚の写真。この写真は幼い頃の『彼』だった……。『彼』の周りには友達らしき人物がいる。それは誰なのかーー


「ねぇ、木実ちゃん。あたし達の過去を知って欲しいの。どうやって今のセイカイが生まれてきたのかを……」

リコが木実に話すのは騎士団の機関の結成するきっかけとなるものだった。

「あれはあたし達がまだ幼かった頃だけどね……」

騎士団の機関が生まれたのは実は『アレ』だったーー


「タイガー! 会いたかったよぉ〜!」
「タツヤストップ。気持ちは嬉しいが少しは落ち着け」

「ねぇ木実ちん、黄瀬ちんと黒ちんね、過去に魂を乗っ取られそうになったことがあるんだよ。負の感情が顔に出てたからあいつらがそれを利用して自分の配下にするんだ」
「黄瀬さんと黒子さんが……魂を乗っ取られそうになった……?」
「うん。それでねーー」

紫原から衝撃の事実が明らかに!


〜ここで曲がストップ


雷の国【ドンナー】の集落に多くの墓があり、花などの供物がしてある。

「すごい墓の数……疫病とか感染で死んだとか……?」
「違います。ここが黄瀬君の生まれ故郷……彼が育った場所です」
「え!?」
「笠松さん達から聞きませんでした? 黄瀬君のご家族や友人がユマに殺されたという話を……」
「聞きましたが……まさか……」
「えぇ。彼がここの村の生き残りなんです。笠松さん達が言っていたのはここのことだったんですよ」

 黒子が発する言葉は黄瀬の過去の真実だった。


BGM Magia

 黒いフードをかぶった謎の男達。彼らはセイカイにとって因縁のある人物だった……

「ふはっ、ごきげんよう。こんなところでがんばってるなぁ」
「花宮……!」
「よぉ日向、そこにいる小娘と一緒にいるとは随分と落ちぶれたもんだなぁ?」

「ソラがいるのは【__】の__ッス。そこに行けば会えるッスよ」
「だが、気をつけたほうがいい。あそこは魔物がいるからな」

 行方不明になったソラを探しに行く木実達。彼女達はレオンやティーダなどの情報を頼りに探し始める。


満身創痍の木吉の後ろに木実と日向が。木吉は二人を庇って致命傷を負うことに……。彼の命はそう長くない。

「……無事でよかったな……」
「木吉さん! ひどい怪我じゃないですか! 手当てしないと!」
「俺はもういい……『もう俺の命はそう長くない』からな……」
「ダァホ! 何抜かしたことを言うんだよ木吉! ……お前が死んだらオーナーは……リコはどうなるんだよ!」

少女はやがて知るーー

この世界の事実を

彼らの哀しき過去を知り、世界が変わりゆくことをーー

「ぽよ!」
「僕ら『スマッシュブラザーズ』の実力、舐めてもらっては困るな! ルイージ! カービィ! 行くよ!」
「うん」
「ぽよ!」

「黄瀬さん……」
「ごめんね木実っち……あの人達は俺にとってかけがえのない存在だったんだよ……。まだ幼かった俺に希望を与えてくれたんス……。もしあの人達がそうしなかったら今の俺がいなかったかもしれない……」
「…………」
「だから俺は決めたんだ。いつか大きくなって恩を返したいって。だけど……その願いは一瞬で崩された。あの女が来たせいで……俺の大切な人を奪ったんスよ……!」

「お前、竜騎士と龍の巫女というのを知ってるか?」
「竜騎士と龍の巫女……ですか?」



「俺達にはなさなければならない義務がある。闇に屈しないとな!」

「ふざけるなぁああああああ!!」

「そんなのあんまりだよ……何で……何で血を流すの!? 何で死ななきゃならないの!?」

「お前らには分からないだろうな。何故私が【アレ】に承諾しているのを……」
「【アレ】って何だ!? 教えろ!」
「そう簡単に言うと思ってるのか?」


両手を後頭部にあてて歩き回るティーダと隣に座っているユウナ。隅っこに腕を組んで立つレオン。

狂気に満ちた笑顔で高笑いをする花宮。

怒りの感情を剥き出しにしてYUMAに斬りかかる黄瀬。

幼い黒子達を庇う景虎と武内。バルバトスとガノンドロフに××される。

竜騎士と龍の巫女らしき人物が並んで立っている。


ーここでまた音楽ストップ



落ち込む黄瀬に現れたのはドレッドヘアーの不良少年だった。

「久しぶりだなぁ、リョータ」
「ショーゴ君……」
「お前、ユマに家族や友達を殺されたんだってな。そりゃあ御愁傷様だな」
「……うん。あの時は凄くショックだったよ」
「まぁ……俺にゃ励ますことぐれぇしか出来ねぇけどよ……あんまり無理すんなよ。泣きたきゃ泣け。お前は我慢しすぎなんだよ」
「うっ……うぁあああ……! ごめんなさい……ごめ、なざぁあいぃいい……!」

「灰崎君はこう見えても根はいい人です。黄瀬君の幼馴染でもあり、彼のことをよく知っている親友の一人でもあるんですよ」
「灰崎は黄瀬さんと同じ村の人ですか?」
「国は同じですが、生まれた村は違います。灰崎君が生まれた村は黄瀬君が生まれた村から一個離れた場所にあります」

黄瀬と灰崎の関係とはーー?


BGM 光(キングダムハーツ主題歌)


光が勝つか闇が勝つかそれは繋がりが運命を分けるときーー

「『キセキ』を信じることも大事ですよ」

「我らは誇り高き騎士団のセイカイなり! 闇の手先に恐るるに足らず! これより我らの意向を示す時だ! 闇の化身【ドゥンケルハイト】に恐れるな! 行くぞ!」

「さて、私も本気を出すとしようか」


導かれた道。

一つの光を信じるためにーー

『君と繋ぐ運命 村田木実編』


「__っちあのね、俺、約束するよ。この因縁が終わったら、戻ってくるから……だから、見ててね?」

幼い黄瀬と数人の少年少女が囲みながら笑顔を見せる写真がひらりと落ちる。


[近日公開予定]