二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 悪夢の断章 ーおとぎの鎮魂歌ー ( No.635 )
- 日時: 2015/01/26 00:22
- 名前: 葉月@iPhoneッス(*σωσ) (ID: AwgGnLCM)
- 参照: 断章のグリムパロでっす☆
【悪夢の断章 ーおとぎの鎮魂歌ー】
この話は「断章のグリム」というグリム童話を元にしたものです。元ネタが結構グロいので、ゴアグロが苦手な方はオススメできません。尚、私は断章のグリムは知りませんが、pixivで面白いお話を見つけたので読んでみたらとても面白かったので、私のキャラでやってみたいなと思い、妄想したらこうなりました。
まずは断章のグリムの代名詞とも言える用語を出します。wiki先生に頼ってますwww
泡禍(ほうか、バブル・ペリル)
神が見た悪夢。作品中での「神」とは「すべての人間の無意識は共有されている」という集合無意識に眠っている絶対存在のこと。神は全知ゆえにこの世のすべての恐怖を見て、そして、全能なるゆえに神の手で切り捨てられ、それが人間の抱える恐怖に浮かび上がり溶け合い、現実となった悪夢。及び、その悪夢が引き起こす一連の異常現象。 「物語には共通点が見られるものが多く存在する」という考えから、童話、また番外編では寓話に符合することが多く見られ、符号からこれから起こる泡禍を予測、あらかじめ対策をとることが可能と考えられている。
断章(フラグメント)
〈泡禍〉から生還した人間の心に残された〈悪夢の泡〉の欠片。〈泡禍〉によって対象者に植えつけられたトラウマを引金として、現実世界に様々な異常現象を呼び出す事ができる。これを持つ者を〈断章保持者〉(フラグメント・ホルダー)と呼称する。〈泡禍〉に対する唯一無二の対抗手段ではあるが、いつ暴走するか分からない危険性を孕んだ諸刃の剣。また、人間の心が有限ゆえに、無限の普遍性を持つ神の悪夢は一つしか所有できない。この性質のために、〈断章保持者〉は他人の悪夢によって異形(後述を参照)化する事はない。
効果(エフェクト)
〈神の悪夢〉によって引き起こされる異常現象の内、〈断章保持者〉が保持する〈断章〉によるものを特に〈効果〉と呼称する。当然のように、現象の内容は多岐に渡る。
オリジナル
〈悪夢の泡〉が自身の心に浮かび上がった過去を持つ〈断章保持者〉。〈断章保持者〉には大きく分けて二つの種類が存在し、一つは〈泡禍〉に巻き込まれた事で〈神の悪夢〉のトラウマを心に負ったケースで、もう一つは〈潜有者〉自身が〈断章保持者〉になったケースである。この場合の後者をオリジナルと呼称する。オリジナルと、そうでない〈断章保持者〉の割合は不明だが、作中では現在までのところ、明らかになっているオリジナルの〈断章保持者〉は神狩屋のみ。蒼衣と夢見子の〈断章〉のオリジナルは葉耶、雪乃の〈断章〉のオリジナルは風乃。颯姫は〈血脈〉のため、どちらにも当てはまらない。瀧、可南子、群草、笑美に関しては不明、笑美はオリジナルとされることもあるが夫の〈泡渦〉でなのか自分の〈泡渦〉であるのかが不明確である。
潜有者(インキュベーター)
大小に関わらず、〈泡禍〉の中心となっている人間。潜在顕在を問わず、〈潜有者〉が心の中に抱えている悪夢によって、〈泡禍〉はいかようにでも姿を変える。
異端(ヒアティ)
〈潜有者〉が〈悪夢の泡〉がもたらす悲劇、異常現象などによって、自我が保てなくなり発狂した状態。正気を失った〈潜有者〉は無尽蔵に〈泡禍〉を撒き散らす門と化し、また正気に立ち返った前例が絶無のため、〈異端〉化した〈潜有者〉に対しては殺害の措置しか選択されない。
異形(ディジェネレーション)
〈泡禍〉に遭遇した人間が、明らかに異常な形状(複数の人間が溶け合わさったり、人体の傷口から別の生物の体の一部が生えるなど)に変貌した状態。〈異形〉化した時点で正気あるいは生命が失われているため、元に戻す方法などは存在しない。そのため、発見されると同時に殺害される。
血脈(リニッジ)
母親から子供に〈断章〉が遺伝する事。強力な〈断章〉は稀に母系遺伝する事があり、〈血脈〉に連なる子供は誕生した時点で〈保持者〉という事になる。生後間もなくの自我が確立されていない人間に〈断章〉が宿っている事は非常に危険であるため、基本的には〈血脈〉は発見され次第、殺害される。ただし、その〈断章〉の〈効果〉が〈騎士団〉の活動において極めて有用かつ比較的に危険度が低い場合のみ保護される。その場合、〈血脈〉の子供は戸籍を持たない私生児として、各地の〈ロッジ〉に養われる事になるのが通例。典型例は〈食害〉。
継承者(サクセサー)
〈断章保持者〉が自らの〈断章〉を暴走させてしまい、発生した〈泡禍〉によって他者が〈断章保持者〉となったものをさす。
遺物(レリック)
〈断章〉の〈効果〉を受け続けて悪夢を宿した物。
断章騎士団(オーダー・オブ・ザ・フラグメンツ)
〈断章保持者〉の中でも、〈泡禍〉に巻き込まれた人間を救うために無償で戦う者達が所属する相互扶助組織。〈騎士団〉に所属する〈断章保持者〉を〈騎士〉(オーダー)と呼称する。ただし、所属する全員が戦闘要員ではなく、約8割はサポートや補助に徹している。それでも〈騎士〉と、そうでない〈断章保持者〉の死亡率は2倍も変わらない。〈断章〉の暴発の危険性と頻度を如実に表している数字と言える。また、〈騎士団〉の活動拠点となる場所は〈ロッジ〉と呼称される。
彼らの任務には、〈保持者〉の〈断章〉が暴走しないようにすることも含まれる。例えば、断章詩の使用や特定の服装(雪乃のゴスロリ衣装など)への着替えなどは有事の際に〈断章〉を発動しやすくすると同時に〈断章〉の暴走を抑えるためのもの。
断章詩
過去に自分が遭遇した〈泡禍〉に対するトラウマを鮮明かつ瞬時に心の中から汲み出し、より迅速に〈断章〉の〈効果〉を発動させるための言葉。使用するか否かは〈保持者〉によって異なるが、作中では戦闘要員の<騎士>に使用者が多い。具体例については登場人物の項を参照のこと。
マリシャス・テイル(悪意ある物語)
童話作家のジョン・デルタによって書かれた書物。〈泡禍〉に関する記述が見られる。
wiki先生は本家のキャラの名前を出してますが気にしないでください。