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「くっ、すまない、桜行こう。」

流石に誰かいたらまずいからな。

結局俺の部屋に戻ってきた。俺の部屋はマシンパーツで多少散らかってはいるが、まぁ、まとまってる方だ。

「……さっきはなんかすまなかったな。」

「突然で申し訳無いが、少し相談がある。」

「……聞いてくれるのか？すまないな。」

「……俺は今、父さんとの約束でとあるスクーターの作成を進めている。もう少しで完成しそうだ。」

「スクーターが完成すれば、俺はしばらくここを離れ、父さんや母さんに完成品を見せようと思う。」

「だが、流石に心配されててな。だから、桜に頼みがある。」

「俺の故郷に共に来てほしい。俺がしっかりやれている事を二人に証明したいんだ。お前にしか頼めない事だ。」

「ほかのやつでも良かったが、みんな何かと忙しいみたいでな。一番暇そうだったのが桜だったという訳だ。」

「どうだ？頼めるか？」