二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter03 学級裁判編 ( No.125 )
日時: 2013/11/30 21:15
名前: ランスロット (ID: NsAz6QN0)

「それじゃあ改めて学級裁判の説明に入るね。
 学級裁判の結果は、オマエラの投票により決定されます。
 正しいクロを指摘した場合は、クロだけがおしおき。
 ただし、間違った人物をクロとしてしまった場合は、クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが卒業できるのです」


…もうモノクマのこんな説明を受けるのもうんざりになってきた。
しかしそうは言ってられない。今回は2人も死んでいるのだ。
何としても、真犯人を見つけなければならない。
それじゃあ、情報の整理に入りましょう。




〜神谷の手帳〜




被害者:「超高校級の弓道部」花岸美那子
    「超高校級の図書委員」長月舞子
死因:不明
死亡時刻:不明
死体発見場所:サンノマチ内「ダンスホール」 ステージ上
備考:死体はお互いにお互いのレイピアを刺している。



コトダマ
『レイピア』2人の胸に刺さっている。今回の凶器?
『犯人の候補』死体の配置から、モノクマに何かを吹き込まれ犯罪を起こした可能性がある。
『羽柴の検死結果』レイピアの刺し傷の他、何かの刃物で刺された跡があった。凶器はレイピアではない可能性がある。
『ワイヤー』2人をくくりつけていたワイヤー。幕が上がるとワイヤーも動くようにセッティングしてあった。
『星野の証言』朝食会後、包丁が一本なくなっていた。犯人が持ち去った可能性が高い。
『秦野の証言』朝食会後、花岸と豊島が何かを話し合っていた。神埼と白戸もその場にいたが、別々に行動していた。
『死体アナウンス』クロは死体を発見した人数に含まれない。
『包丁』ゴミ捨て場で発見。花岸、長月を殺した真の凶器。
『殺された順番』血の重なりから、先に殺されたのは長月。




「整理が出来たわ。だけど…今回は難しい裁判かもしれないわ」
「はいはい、では参りましょう!議論、スタートっ!!」



〜学級裁判 開廷〜



シオン「それでは、今回のモノクマファイルの確認は僕が担当したいと思います。今回の殺人の被害者は【花岸美那子】さんと、【長月舞子】さん。死因と死亡時刻は【不明】。【ダンスホール】で殺されました」

白戸「2人も殺されちゃうなんて…!私、もう耐えられない…!」

豊島「誰なんだよ!2人を殺したの!!しかも、狂った吊るし方にしやがって…」

冥雅「とりあえず、まずは不明の部分を明らかにする必要があるよね」

安西「みんな…お願い、議論はやめて…。私が…【私が殺した】の…!!」





『それは違うわ!!』
【私が殺した】←『死体アナウンス』





B R E A K ! !





安西「神谷ちゃん…もういいよ…。私が…」

神谷「違うわよ。安西さんは犯人じゃない」

豊島「なんで言い切れんだよ?安西が自首してるんだ、もう苦しめないでやれよ」

神崎「『死体アナウンス』だよ、豊島」

豊島「死体アナウンス…?確か、死体を3人以上の生き残りが発見した時に流れるアナウンスのことだろ?それがどうかしたのかよ?」

神谷「それが安西さんを犯人じゃないって決定づけてるわ。死体アナウンスには、『殺人を犯したクロはカウントされない』の」

神崎「死体アナウンスが発生された時にダンスホールにいたのは、『神谷』、『佐藤』、それに『安西』だったって聞いてる。だから、犯人は安西じゃない」

豊島「モノクマが嘘ついてるかもしれないじゃねーかよ」

モノクマ「豊島クン、僕を疑ってるの?僕は純度120%本当のことしか言いません!」

豊島「…本当かよ…」

神崎「とにかく、モノクマの言っていることが本当なら安西は犯人候補から外れる。犯人は安西じゃない」

秦野「……モノクマは……殺人を犯した真犯人を……知ってるのか……?」

モノクマ「もちろん。監視カメラで見ましたから」

星野「だったら、信じるしかないね…」

羽柴「じゃあよォ、次は【なんで2人も死んでいるのか】について考えようぜェ」