二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter03 学級裁判編 おしおき ( No.135 )
日時: 2013/12/06 17:53
名前: ランスロット (ID: jJL3NZcM)

『超高校級のダンサー』豊島未来 おしおき
〜豊島未来 in ファイナルダンス〜







…鎖の感触がなくなって、俺は目を開けてみる。
足元はキラキラしたステージ。ここは…どこかで見たことがある。
周りには沢山のモノクマのお面をつけた客。こちらを期待しながら見ていることから、きっと俺に何かをさせようとしているんだろうなぁ。
そして、目の前には何かを持ったモノクマ。
…へっ、どんなおしおきでも、もう『俺には関係ない』んだけどさ。







『それでは、張り切って参りましょう!今ダンス大会優勝者である、豊島未来くんによるスペシャルダンスです!!』







司会らしき人間の声がどこからか聞こえ、音楽のイントロが流れる。
これは…俺がダンスを始めた頃に踊っていた…『DJ FullMoon』の楽曲じゃねーか、懐かしいな。
音楽のイントロが流れ、Aメロが流れ始めた頃…。俺は…。







「体が勝手に動いてる…」






意識とは裏腹に、勝手にダンスを踊っていた。
目の前ではモノクマが、人形の四肢ををあちらこちらに動かしている。
…へっ、そーいうことかよ。モノクマの持ってる人形と、俺の体とは何かで繋がってんだ。だから、俺は勝手に踊っていたんだ。






「………………」





黙って踊り続け、曲が終盤に差し掛かった頃。
流石に踊るのもツマンナクなってきたぜ…






「……モノクマ、もっと俺を絶望させろよ」


「…うぷぷ、今させてあげるってば」





そう笑顔で返しながらモノクマはどこからともなくハサミを取り出す。
…あいつ…何をするつもりなんだ?
と思った。




その刹那。






ジャキン!!!






右腕の感触がなくなった。



俺は慌てて右腕を見てみる。



俺の右腕は、肩からバッサリとなくなって、足元に落ちていた。



…恐る恐るモノクマの人形を見る。







『うぷぷ!痛い?ねぇ、痛い?』







…そう言いながらモノクマは人形をザクザク切り刻む。



それと一緒に俺の身体も切り刻まれる。



四肢の感触はもうない。かんがえることもできない。



ふらつくからだもいうことをきかない。ただただからだのかんしょくがなくなっていく。



ああ、おれはここでしぬんだ…。



あははは、だいすきなだんすでしぬなんて…。あぁ…!!!!








『なんて…ぜつぼうてきなんだ…!!!!』


















……倒れた元『ダンサー』の横には、彼の大切にしていた。
黒い首輪が落ちていたという……。