二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Chapter04 〜大モノクマ帝国倶楽部〜 ( No.142 )
日時: 2013/12/11 17:56
名前: ランスロット (ID: VKAqsu.7)

〜モノクマ劇場〜



———むかしむかし、あるところに。ひとりのおんなのこがいました。





———おんなのこには「ふたごのおにいちゃん」と、「それをみまもるおさななじみ」がいつもそばにいました。





———ふたごのおにいちゃんは、じぶんのしらないうちにめのまえからいなくなっており。





———ふたごがおにいちゃんとしたっていたおさななじみが、「きぼうがみねがくえん」ににゅうがくすることになりました。





『いかないで。———』





———おんなのこはおさななじみにすりよりました。いかないで、いかないでとつらいおもいをつたえながら。






『おれさまはせいあつせしひょうかいのはおう。かならずもどってくる。それまで、まっててくれ』






———おさななじみはやさしくそういい、おんなのこをやさしくだきしめました。





———あれから、彼は戻ってくることはありませんでした。





———2年後、私にも「希望ヶ峰学園」の入学案内が届き、幼馴染の背中を追いかけて学園に入る決意をしました。





———入学して1年後。やっと再会できた「幼馴染」は、全てが変わり果てていた。





———自分が大好きだった動物を使って、人を殺していた。





———「自分の特異点だ」とメールで寄こしてくれた白い学ランの後輩は、彼にやられたのだろうか、彼のそばで血を流しながら倒れている。





———ねぇ、聞こえる?聞こえるなら答えて頂戴。





———どうして…キミはそうなってしまったの…?





———お願い、答えて。キミが絶望するのはもう見たくないのよ。





———大切な、仲間も傷つけて…。キミは何に絶望したの?





———お願いよ。答えてよ。一言で良い。答えてください。




———『田中 眼蛇夢』…。