二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.252 )
日時: 2014/02/23 18:47
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: 2awtZA.D)

「うぷぷ、やっと直接対決って感じだね。ま、ボクが勝つのは目に見えてるんだけどね〜!!
 改めてオマエラに説明しておくけど、今回オマエラに暴いてもらうことは2つ。
 『この街の正体』そして『ボクの正体』について。全部暴くことができたら、大人しく出てきてやるよ
 オマエラごときがどこまであらがえるか…見せてもらおうじゃないの!!ぷひゃひゃひゃひゃ!!!」


目の前の敵はそう言って滑稽に笑う。
ついにモノクマとの直接対決がやってきた。学級裁判も……これが、最後。
もう誰も死なせない。もう誰も犠牲にしない。ここにいる全員で……行ってやる。この街から、出て行ってやるんだから!!
とにかく、情報の整理をしなきゃだめね。







〜神谷の手帳〜










コトダマ
『学生隔離街計画案』ニノマチで見つけた冊子に書いてあった。この街の正体は、『かつて希望ヶ峰学園の生徒が住んでいた街』である。
『もう一つの79期生のコロシアイ』ホテルの図書室で見つけた黒い本に記されていた。この街に住んでいた生徒達は、自分達と同じように『コロシアイ』を経験している。
『77期生と78期生のデータ』アルターエゴの中に入っていたデータ。同じくアルターエゴの中に入っていた画像ファイルの人物と、一致する人物がいる。
『79期生のデータ』神谷達ともう一つの79期生のデータが入っていた。何故か『村上一夜』のデータがない。
『絶望感染者ファイル』絶望として活動していた人物が書かれている。何故か、カムクライズルのページのうち一つだけかすれて見えない名前がある。
『カムクライズル』超高校級の『希望』として人工的に創られた存在。複数存在する。
『複数のコロシアイ』コロシアイは今回だけではない。77期生も、78期生も、コロシアイを経験していた。
『希望再生プログラム』死者蘇生が出来るというとんでもないプログラム。77期生と78期生が現在かけられている可能性が高い。
『羽柴殺しの真犯人』羽柴を襲い、神崎に罪を被せたのは黒幕。
『過去のDVD』冥雅の正体が分かった後に渡されたDVD。全員の見たものが同じ『特徴』を持っていた。
『冥雅雪斗の正体』冥雅は一度死んで絶望により蘇った存在。神谷達のクラスメイトではなかった。
『村上一夜の正体』私達が出会った村上は、『超高校級の女番長』東雲スミレの可能性が高い。では、本物はどこへ…?




「…出来たわよ」
「それじゃ、始めよっか!!うぷぷぷ、楽しみだなぁ〜!!」




〜学級裁判 開廷〜






モノクマ「じゃあ、何から話そうか?【街の正体】?それとも【ボクの正体】?」

神谷「まずは【街の正体】から明かしていきましょう。あんたの正体はその後よ」

モノクマ「うぷぷ、りょうかーい」

冥雅「あの街についてなら…あれに書いてあったよな」

神谷「(この街と一致してる書物が調べた情報の中にあったはず。それを出しましょう)」







物品及び証拠提供
【街の正体】←『学生隔離街計画案』






神谷「この街の正体は…『希望ヶ峰学園の生徒の為の隔離街』よ」

モノクマ「なんでそんなことが分かるのさ?」

神谷「豊島くん、それから雨宮さんと一緒に攻略した時に貰ったファイルの中に入っていた冊子の中に書いてあったわ。それに…その中に『住居予定者』として16人の高校生の名前が書いてあったの」

安西「あのコロシアイを経験した79期生のクラスメイトだね!」

モノクマ「はにゃ?何言ってんの?【79期生はオマエラだけ】でしょ?」





『それは違うわ!!』
【79期生はオマエラだけ】←『もう一つの79期生のコロシアイ』






B R E A K ! !





モノクマ「えぇ?!そんな嘘みたい話が本当なの?!だって、77期生も78期生も1つだけだったんだよ?!クラス」

秦野「……今はその話してないだろ……」

神谷「ホテルの図書室に、私達が経験してないコロシアイのことが書かれてある日記があったの。そこには…確かに、『79期生のコロシアイ』と書かれてあったわ」

星野「あの黒い本のことだね。その本の中の人物は、僕達の中には誰もいなかったよ」

神谷「…だから、79期生は『私達だけじゃなかった』。そう考えられるわ」

モノクマ「え〜?誰かが話をでっち上げただけじゃないの〜?」

星野「それはないよ!だって、【あの人】がそれは本当に起きた出来事だって言ってたもんね?神谷さんも一緒に聞いてたから、分かるよね?」

神谷「(星野くんの言っているあの人は…彼しかいないわね)」






【あの人】←『モニャン』







神谷「モニャンがそのコロシアイの結末について、事細かに話してくれたわ。恐らく…彼もそれに巻き込まれていたのでしょう」

モノクマ「はにゃにゃ〜?ますますわけがわからないよ!モニャンが【コロシアイに参加していた】って?どこにそんな証拠があるのさ?」

白戸「まだ粘るの…?!」

モノクマ「だって、事実じゃないことをベラベラ言われてもただすしかないんだもん!これは『命懸けの戦い』なんだからね!」

秦野「……往生際の悪い……」

冥雅「オレ達の調べたことが嘘なはずないよ!自分を、みんなを信じよう!」

モノクマ「さぁ、ボクを論破してみなよ!!出来るもんなら、だけどね〜!!!ぷひゃひゃひゃひゃ!!!」

chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.253 )
日時: 2014/02/25 19:39
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: AbL0epsw)

モノクマ「じゃあ話を戻すよ。モニャンがコロシアイに参加してたって…どこにそんな証拠があるのさ?あいつはただのぬいぐるみだよね?」

神谷「モニャンはぬいぐるみじゃない。人間よ」

モノクマ「はぁ〜?ここに閉じ込められて頭までイカれちゃった感じ〜??どっかの馬鹿作者と同じこというんだね!!」

秦野「……馬鹿作者って誰……」

モノクマ「そんなことはどうでもいいの!どうしてモニャンがコロシアイに参加してたって言い切れるのさ!!その事実を証明する【証拠なんてない】じゃないか!!」





『それは違うわ!!』
【証拠なんてない】←『79期生のデータ』






B R E A K ! !










神谷「あんたが壊したアルターエゴに、79期生のデータが載っていたわ。私達のものも一緒に載っていたから、限りなく本物でしょうね」

モノクマ「はにゃ?それと証拠に何の関係が?」

冥雅「まだ分からないのかよ。そのデータベースには、神谷達や他の79期生だけじゃない…以前オレ達と同じようにコロシアイをしてた『77期生や78期生のデータ』も入ってるんだよ!」

白戸「79期生の、しかも本に書いてあった人物だけならともかく…。こんなにも事件と名前が一致するなんて、偶然だとは思えないよねぇ…」

安西「そう、このいくつもの偶然!それが必然的に『証拠』へと繋がっていくんだよ!!」

モノクマ「はいはい、分かりました。じゃあそれはボクもそう思うことにするよ。で?この街の正体は『希望ヶ峰学園が用意した隔離施設』ってことでいいんだよね?」

神谷「そういうことになるわね」

星野「調べ上げた結果の話だもんね…」

モノクマ「ま、その話はそういうことにしてやるよ。じゃあ残りの問題は…【ボクの正体】についてだよね。
     オマエラあれだけ調べたんだから、一つくらいは手がかりを見つけてるはずだよね〜?」

白戸「うん…黒幕は…【最初に集められた人じゃない】んだよ…」

モノクマ「はぁ〜〜?」






『それに賛成するわ!!』
【最初に集められた人じゃない】←『村上一夜の正体』



  同    意










神谷「私達が最初に集められた時…。私達は互いが互いを『本物』だと思っていた。そうよね、みんな?」

秦野「……記憶を奪われていることが本当だったら……偽物が紛れ込んでいるのを見破ることも出来ないし……」

星野「うん、あったこともないんだもんね」

神谷「でも…実は、あの時『本物じゃない』人が一人だけいたの」

モノクマ「へぇ、面白い解釈するんだね〜。で、それは一体誰なのさ?」

神谷「(その条件にあてはまる人物は……あいつしか、いない!!)」











怪しい人物指定





→【ムラカミ イズヨ】








神谷「最初に殺された『村上一夜』さん…。彼女よ」

モノクマ「はぁ〜〜?何言ってんのさ、彼女は確かに『村上一夜』さんだったよね?」

神谷「本当にそうかしら?モニャンから『東雲スミレ』さんの話を聞いた時、私達はつい『彼女が黒幕』だと思ってしまったの」

モノクマ「じゃあ黒幕は東雲スミレさんなんだね!!ま、東雲さんなんてだれか知らないけどね!!」

冥雅「違うだろ…。東雲はもう殺されてるんだぜ…?」

モノクマ「なんでその話に繋がるのさ?東雲スミレさんが黒幕なら、話は繋がるよね?」

星野「繋がらないよ!!むしろ矛盾してるよ!!」

モノクマ「どうしてそうなるの?だってあの村上さんと東雲さんには【何の関係もない】んだよ?!」

冥雅「神谷、よく考えてみて!!モノクマは【あの事実】と違うことを言ってるよ!!」

神谷「(閃きそう…)」







【言葉を導き出せ】

『 う ぃ っ ぐ 』



『これだわ!!』






神谷「村上さんは『ウィッグ』を被っていたわ」

白戸「たしか…ピンクだったんだよね?ウィッグの下の髪の色」

神谷「えぇ。安置所まで行って直々に確かめたんだもの。それで、東雲さんの画像の髪の色は…何色だったかしら?」

秦野「……『ピンク』……。……神谷が見たものと一緒だ……」

神谷「つまり、私達が最初にあった村上さんは『村上一夜』さんではなかった。『東雲スミレ』さんだったのよ」

モノクマ「ぐ、ぐぅ…。その事実を突き付けられては反論はできませんなぁ。だけど、それがどうしたの?
     まだ、黒幕の「く」の字にすらたどり着いてないよね?」

神谷「(そうだ…村上さんの正体を暴いたからといって、黒幕が分かるわけないんだ…)」

モノクマ「このままタイムアップ迎えちゃう?いやいや、それはボクの好奇心が許しませんなぁ!!
     うぷぷ、ヒートアップもしてきたところだし、もっともっと絶望してほしいからボクもあきらめずに反論するよ〜!!」

chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.254 )
日時: 2014/03/01 11:02
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: 9/uwdCta)

冥雅「待てよ!!まだ決着はついてない!!」

モノクマ「はにゃにゃ〜?クラスメイトでもない冥雅クンが何をしゃしゃり出ているのですか?オマエには関係ないんだから引っ込んでなよ」

冥雅「関係ないわけないさ。オレだってここに閉じ込められた一人なんだっ!!だから…お前を倒す権利だってあるはずだ!!」

神谷「冥雅くん…」

冥雅「神谷、思い出してみてよ。79期生のデータベース…。あそこには、79期生として入学した神谷達のデータが入ってる。だけど…『ある人物』の項目だけなかったんだよな」

神谷「(冥雅くんが言っている『ある人物』っていうのは2人いるはず。まずは…)」











怪しい人物指定





→【メイガ ユキト】








冥雅「そう、まずはオレ。オレは絶望によって蘇らされた『ゾンビ』みたいな存在だから、神谷達のクラスメイトとして過ごすことはなかったんだ」

神谷「(もう一人は…さっきも話題に出てた、あの人よね…)」











怪しい人物指定





→【ムラカミ イズヨ】








神谷「…村上さん。彼女のデータベースも無かったわ」

モノクマ「オマエラが見落としてるだけなんじゃないの?それと黒幕に何の関係があるのさ?」

秦野「……隠されたデータも漁ってみたけど……村上のデータなんて無かった……」

白戸「…そっか!私達は『自分達のクラスメイト』が黒幕だって『思い込まされていた』のかも…」

星野「どういうこと?」

白戸「あのね…。これは可能性の問題なんだけど…黒幕は『クラスメイトじゃない』のかも…」

モノクマ「は?クラスメイトじゃない??だったらなんだ、【冥雅クンが黒幕】だとでもいうのかい?」





『それは違うわ!!』
【冥雅クンが黒幕】←『羽柴殺しの真犯人』






B R E A K ! !











神谷「そんなはずないわ。冥雅くんは羽柴くんが襲われた夜、『私と一緒に行動していた』んだから」

モノクマ「じゃあ、『冥雅クンと神谷さんはグルだった』んだね!!ふひー、これで万事解決ってやつだね!!」

秦野「……解決するわけない……。……黒幕なら……もっと黒幕らしい行動するだろ……。……神谷は……明らかに正反対の行動をしていた……」

安西「そうだよ!!…でも、黒幕が『クラスメイトじゃなくて』、『データベースにも載っていない』人物なんていたっけ…?」

冥雅「いるよ。たぶん、それがオレ達の求めていた…【黒幕の正体】だよ。
   神谷、落ち着いて考えてみて。答えの終着点は…恐らくそこにあるはずだから」

神谷「(安西さんの言っている条件…それから、村上さん…もとい東雲さんと接点のある人物…。たぶん、本物である『彼女』しかいないでしょうね)」











モノクマの正体を暴け!!





→【ムラカミ イズヨ】








神谷「何の目的かは知らないけど…私達をここに閉じ込めてコロシアイをさせた犯人…そして、『処刑』という名目で村上さん…もとい、東雲スミレさんを殺した。そして、羽柴くんをも死に追いやった犯人…。【黒幕の正体】…。














——————キミしかいないの。本物の……『村上一夜』さん」









モノクマ「…………全く。オマエラには呆れるよ。正に最近体調不良が続いてまともに更新も出来なかったこの小説の作者のようにね」

安西「だから作者って誰?!」

Re: ダンガンロンパF 第1章 〜希望の知識と絶望の運命〜 ( No.255 )
日時: 2014/03/01 11:58
名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: 9/uwdCta)

モノクマ「ボクの正体が『村上一夜』?!確かにあれは偽物だって結論はついたけど、それだけでボクが本物の村上さんだって確証づけるの?…馬鹿馬鹿しい。反吐が出るよ!!」

白戸「ち、違うのかな…?」

神谷「…いや、黒幕は本物の村上さんで間違いないはず。白戸さん…。これは、『生死がかかった学級裁判』。黒幕も負けるわけにはいかないのよ。だから…『嘘』を塗り固めて真実にしてしまう」

星野「でも、その『嘘』は脆いんだよね…。だから、『矛盾点』を指摘すれば、その壁はいともたやすく破壊できる。だよね、みんな」

安西「今までだってそうやって…裁判を乗り越えてきたんだもん。今更モノクマの嘘には惑わされないよ!」

秦野「……信じるって決めたんだ……。……今更後悔なんてするものか……!!」

冥雅「モノクマの『嘘』を、オレ達の『真実』で打ち破る。そして、未来は見えてくる」

モノクマ「なにラスボス前のパーティ会話みたいなテンションで繰り広げちゃってるの?!何?!ボクは悪者を倒す勇者じゃなくて『悪者』の方なわけ?!」

神谷「すでに7人殺してるあんたが、『勇者』なわけないじゃない」

モノクマ「でもさぁ、よく考えてみてよ神谷さん。ゲームの中の勇者って、結局は敵となる障害を全部倒して、もとい殺して世界の平和を守ってるんだよ?魔物側からしてみれば、家族を殺されたり友人を犠牲にされたり。今の状況と同じじゃない」

冥雅「…お前は何が言いたいんだよ!」

モノクマ「認めないって言ってんの。ボクを納得させたかったら、『納得させられる証拠』を出すんだね!!」
















モノクマ『偽物報道、はんた〜い!!!』






【反論ショーダウン】 〜ver.モノクマ〜



神谷「往生際が悪いわね…!」

モノクマ「あったりまえじゃん。全部嘘なんだから」

神谷「今更そんなハッタリかまされても、動じないわよ!!」







反論ショーダウン START



モノクマ「ボクの正体が『村上一夜』……?


     そんな証拠、どこにあるんだよ!!!


     ボクを納得させられない答えだったら、認めないからね!!」


神谷「相変わらず往生際が悪いわね…。


   でも、あんたが村上一夜でなければ矛盾が大量に発生するのよ!!」



モノクマ「うるさいうるさいうるさーーーい!!!条件だったら冥雅クンだって同じくらい満たしてるじゃないか!!


     あいつだってクラスメイトじゃないし、そもそもここにいるんだよ?



     【あいつの正体だって嘘】かもしれないじゃないか!!!」




『その言葉、斬らせてもらうわ!!!』
【あいつの正体だって嘘】←『冥雅雪斗の正体』









神谷「冥雅くんの正体はあんたもよく分かってるでしょう?あんた直々に『真実をほめのかす文章』まで書いてるんですからね!!」

モノクマ「ウザい。今の神谷さん最高にウザいよ!!!ボクは認めない、絶対に認めないからね!!!
     ボクの真実を受け入れられないなら、仲良しごっこの末に死んじゃえばいいよ!!!」

神谷「(もう少しで、あいつの本音を出せる…!!ここが、正念場、ね)」








モノクマ「黒幕は冥雅雪斗だ!!」
神谷「まだあがくつもり?その推理はすでに終わってるはずよ!!」



モノクマ「だったら黒幕は何のためにオマエラを閉じ込めたんだよ!!!」
神谷「それは分からない。だけど……理由が何であれ、あんたが『村上一夜』という存在であることは揺るがないわ!!」



モノクマ「【オマエラの過去】が関係してるとでもいうの?!そんなことないよね!!!だって、オマエラはただの79期生なんだもん!!!」
神谷「過去…そうだ、村上一夜さんは…もしかしたら……!!」







『これで、認めさせる!!!』
【オマエラの過去】←『カムクライズル』











神谷「……『カムクライズル』。村上一夜さんの正体は…『超高校級の希望』だったのかもしれない」

冥雅「えぇ?!」

神谷「一体何を望んでカムクラへと変貌したのかは分からないけど…それなら、あの書類の掠れ文字にも納得がいくわ」

秦野「……そうか……。……もしかしなくても……こんな状況で……名前を隠して得できるのは……『黒幕だけ』……」

モノクマ「ふぐぅ!!」

安西「それにそれに、黒幕が『カムクライズル』なら、あのDVDに共通点を持たせることも可能だよね!!だって…確か、カムクライズルって『あらゆる超高校級の才能を持っている』はずだもんね!」

星野「あの身長の大きい羽柴くんを襲って動かすことが出来たのも納得がいくよね!!」

白戸「過去の1年間の記憶についても…私たちのクラスメイトじゃなくても…『記憶』していれば私たちを惑わせられるよね…」

冥雅「オレの正体についてを絶妙なタイミングで提示したのも…。ある種の『才能』ってやつだったのかな」

モノクマ「ふぁざなどぅ!!!」






神谷『いい加減認めなさい。キミの正体…そして私達にコロシアイをさせた張本人……。正体を現しなさい!!!








   『村上一夜』さん!!!』






モノクマ「ぷぷ、うぷぷ、うぷぷぷぷ………」

冥雅「何笑ってんだ…?!」

モノクマ「ぷひゃ、ぷひゃひゃ、ぷひゃはははははははは!!!!!!アーーーハッハッハッハッハッハッハ!!!!!」

白戸「狂っちゃったの…?」

星野「モノクマは元から狂ってるでしょ…?」

モノクマ「アーハッハッハッハッハッハッハ、あーーーはっはっはっはっはっはっは!!!」

秦野「……煙が……!!」

神谷「お出ましのようね…!!」





———モノクマから白い煙がもくもくと立ち上る。
しばらくそれを見ていると、次第に人影が浮かび上がってきた。煙がすべて取り払われ、その方向を見てみると……。
確かに、私達の指摘はあっていた。目の前には、滑稽に笑みを浮かべながら腕組をしている……。






本物の『村上一夜』さんの姿があったのだから。