二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.263 )
- 日時: 2014/03/11 18:04
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: 3lsZJd9S)
〜学級裁判 再開〜
村上「い、今更そんなこと言ったって遅いわよ…。だって、もうこっちの勝ちは決まってるんだから。なんせ、そこの6人が絶望してるじゃない!!!」
白取「本当でしょうかね?…少なくとも、『彼女』はそうではないと思われますよ」
神谷「(私は……)」
村上「彼女?いいや、アンタの思い通りにはさせない。世界は絶望が支配するのよ…!!」
神谷「(……でも……私は……)」
東条『神谷ちゃん!!諦めんな!!!神谷ちゃんはこんなところで絶望に押しつぶされるような人間じゃねえだろ!!!』
神谷「(東条、くん……?)」
立花『私達は一緒にはいられない。戦えない。でも…神谷さん達と同じ、仲間よ。同じ目的を持った仲間よ。それを忘れないで!』
影浦『ふん。それだからお前らは低俗だというんだよ。だが…このまま朽ち果てても何の変化もないだろう。抗ってみせろ、神谷』
雨宮『神谷ーーー!!!くるみの声が聞こえてるなら頑張れーーー!!!くるみはいつでも神谷の味方だからなーーー!!!』
神谷「(立花さん……影浦くん……雨宮さん……)」
花岸『負けないでください。絶望に、押しつぶされないでください。わたくしのように…ならないでください。絶望は、後悔しか生みません!!!』
長月『神谷さんは一人じゃないわ。冥雅君やみんながいる。ここにはいないけど…私達もいる。大丈夫、あなたならきっとやれる』
豊島『神谷の取り柄、ここで折られちまっていいのかよ?お前はどんな絶望からも目を背けずに頑張ってきたじゃんか。その希望で、前に進むんだよ!!!』
神谷「(花岸さん……長月さん……豊島くん……)」
佐藤『はるちゃんは素敵なはるちゃんだから、絶対に負けるわけないじゃん!大丈夫、あたしが保証するって♪ だから…絶対に諦めちゃダメ。あたし達も応援するからさ!』
シオン『どんなに小さな希望でも、一人一人の希望が小さくても…それが募れば、大きな絶望にも立ち向かっていける。僕はそう信じています。諦めては駄目です、神谷さん』
羽柴『どんな困難があってもよォ。みんなで立ち向かってきたじゃねェか。お前らにはその力がある。勇気がある。絆がある。だから…負けんな。俺達の志も…貸してやっからよォ』
神谷「(佐藤さん……シオンくん……羽柴くん……)」
東雲『神谷。あたし…あんたの言う通りにすればよかった。今、そう思うよ。だけど、もう時は戻らねぇんだ。今こんなことをいうのもなんだけど。あたしはあんたを信じてる。絶望を打ち破れるって信じてるから』
神崎『…………』
神谷「東雲さん……。神崎くん……。どうして、みんなここにいるの…?どうして、自分の教壇に立ってるの…?」
神崎『なんで、だろうな…。みんなの諦めない気持ちと、神谷の希望が共鳴を起こして反応した、とかかな』
神谷「なにそれ。非科学的だわ」
神崎『非科学的だからこそ出来ることだよ。だから、俺達が最後の力を振り絞ってここに現れたんだろ?奇跡とも言えるんじゃないかな』
神谷「『超高校級のDJ』の名前が聞いて呆れるわね」
神崎『空想の世界に溶け込んでこそ音楽は深みを増す。俺の恩人の言葉。…まぁ、妄想族ととられてもしょうがないんだけどさ。でも…みんなの言いたいことは分かったろ』
神谷「諦めるなって…負けるなって…。だけど…こんなに大きな絶望…私乗り越えられない…!!」
神崎『だからって途中であきらめてどうするんだよ。命を賭してここまで来た白取の努力も無駄にする気?』
神谷「そ…それは…」
神崎『だからさ。神谷。無理に戦おうとするな。お前さんは自分の信じた道を進んでいけばいいんだ。大丈夫、そうすればきっと未来は見える。俺が保証するよ、幽霊の保証なんて新しいだろ?』
神谷「自分の信じた道を進む…」
神崎『神谷は冥雅達と一緒にこの街を出ていきたいんだろ?だったら、まずはみんなを絶望から引っ張り上げないとな』
神谷「でも…どうやって…」
神崎『『ここ』を信じるんだよ。それくらい、お前さん達の絆は強く、固く、大きくなってるんだ。大きく脆い絶望なんかよりずっと…な。俺も協力してやっから。まずは…目覚めて前を見ろ。【未来を信じるんだよ】』
神谷「神崎くん……。死んだあとでも、助けられてばかりね…。そこまでいうなら信じてみようかな、キミのこと。最後まで戦ってくれるキミ達を…信じるわ!!!」
『それに…賛成するわ!!!』
【未来を信じるんだよ】←『絆』
同 意
神谷「白取くん…。私、やっと目覚めたわ。ここにいるみんなと一緒に…白取くんも一緒に…この街を出ていく。私は『絶望なんかには負けない』!!」
白取「神谷様…。はい、私も協力いたします!!」
村上「なっ…?!どうして…どうして神谷春子から大きな希望の力が…!!絶望に染めたはずなのに…どうして…どうして…!!!」
神谷「今から分からせてやるわよ。絶望に飲まれてしまったあんたに、私達の『絆』って力をね!!!」
冥雅「…………」
白戸「…………」
秦野「…………」
安西「…………」
星野「…………」
村上「あんた一人…たかが2人ぽっちの力で絶望を振り払えると思ってるの?!」
神谷「私達は一人じゃない。みんなが…共に戦ってくれるみんながいるわ!!
(みんなを…絶望から…目覚めさせましょう!!!)」
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.264 )
- 日時: 2014/03/12 18:12
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: mwHMOji8)
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「……僕は……何もできない……何も……出来ない……」
神谷「星野くん…」
星野「……自分にやれることをって頑張ってきたけど……結局みんな死んじゃって……もう嫌だ……ふさぎ込みたい……立ち向かえるわけない……」
村上「そうよ!!人間は脆い。心のクリーニングなんかで綺麗になるわけがない。みっともない薄汚い生き物なのよ!!!」
星野「……だったら……このままずっとここにいたほうがいいのかも……。【諦めたほうがいいのかも】……」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【諦めたほうがいいのかも】←『絆』
B R E A K ! !
神谷「星野くん…。確かに私達は今までに沢山犠牲を出してきた…。仲間の死を目の当たりにしてきた…。
でも、ここで逃げたら…死んでいったみんなの気持ちを無駄にしてしまうの。そんな気がするの」
星野「……僕は……」
神谷「辛いわよね?悲しいわよね?私もそう、同じ気持ちよ。だからって…『諦めて閉じこもっていい』理由にはならないわ。私達は、まだ生きているの。地面に足をつけて、立っているの!!!
だから…一緒に頑張りましょう?これからの未来を見るの。過去はどうにもならないけれど…『未来』はどうにでも作り変えられるわ!!!」
村上「そんな子供だましで仲間が救えるとでも…」
星野「…そうだよね…。僕、逃げてたのかもしれない…。みんなが死んでいくのを目の当たりにして、もう犠牲が出るのが嫌で…。逃げてたんだ、目の前の問題から。…駄目だよね、目の前に『絶望』っていう大きな問題が立ち塞がっているのに逃げてばっかりじゃ。美化委員、失格だよ…。
神谷さん。僕戦うよ。死んでいったみんなのためにも、弱い自分のためにも!!未来を明るく、汚れのない世界に変えてみせる!!」
白取「星野様…!!」
村上「ちぃっ……!!!」
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「僕、戦うよ。みんなの希望を背負って生きてここから出るんだ!!」
安西「……わたし……何やけになってたんだろ……。今まで出ようって頑張ってきたのに、ここで倒れるなんて…。だったら頑張らないほうがよかったのかもしれない…」
神谷「安西さん…」
村上「結局は人間って何やっても駄目なのよね。良かれと思ってやったことでも、最終的には無駄になっちゃう。だったら最初からやらないほうがずっといいわよねぇ!!!」
安西「……花岸ちゃんや長月ちゃんを殺したのはわたし……。あの裁判でそう言ってれば……もうこんな思いしないで済んだのかなぁ……。【最初から結末なんて同じ】だったんだよね……」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【最初から結末なんて同じ】←『絆』
B R E A K ! !
神谷「安西さん、キミのその元気で沢山の人を笑顔にして来てるの。私だってそう。キミのやっていることは無駄なんかじゃない。全部、意味のある行動なのよ!!」
安西「……神谷ちゃん……」
神谷「確かに3回目の殺人の時は、キミがとても疑われた。だけど、ちゃんと真実をおえたじゃない。あの裁判でクロ以外…豊島くん以外が処刑されてたら、もっとひどいことになってたと思う。
『自分のやったことを後悔しないで』。お願い、安西さん。また、一緒に安西さんのお菓子を食べたいの!!!」
村上「無駄よ。最初からやらないほうがマシなのよ!!!」
安西「そうだよ…わたしにはまだやることがある…。外の世界が壊れてるんだったら、ケーキでもなんでも作ってみんなに笑顔を振りまけばいいだけの話じゃん…。わたしを信じてくれる人達のためにも、負けられない…。
だから、こんなところから出たら美味しいお菓子を沢山作って、無事だったみんなと一緒に食べるんだもん!!!材料がなくても、探しにいけばいいだけの話だし!…無駄なことなんか、一つもないよ!!」
白取「安西様……!!」
村上「くうっ………!!」
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.265 )
- 日時: 2014/03/13 19:43
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: jQHjVWGa)
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「僕、戦うよ。みんなの希望を背負って生きてここから出るんだ!!」
安西「絶対に諦めない。何事からも目を背けない。それがわたしに出来ることだと思うから!!」
白戸「……怖がりで……怯えてて……何からも逃げてて……。ここに閉じ込められた時から『いつ殺されるんだろう』って怖くて…。誰も信じられなくて……。怖いよ…怖いよ…!」
神谷「白戸さん…」
村上「一緒に逃げましょうよ?外の世界に行ったらこんなことより怖いものが沢山あるわ。だったら…ずっとここにいて平和を維持していったほうがいいわよねぇ!?」
白戸「……怖い……怖いよ……。私どうすればいいのかなぁ…。東条くんの代わりに殺されれば良かったのかなぁ…。私…何をすればいいのか分からない…。だったら…【ずっとこのまま】の方が…」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【ずっとこのまま】←『絆』
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神谷「私だって怖いわ…。閉じ込められて、コロシアイを強要されて、沢山の仲間が殺されてしまって…。私も沢山殺されるんじゃないかって思った。殺されかけたりもした。
だけど…それがあるから今の私があるのよ。言い方は悪いけど…私はこの事件があったからこそ、怖さに立ち向かう勇気をもらえたと思ってるの」
白戸「……でも……」
神谷「怖いなら仲間を頼ればいい。一人で悩んじゃ駄目よ!!何のための仲間?何のために…ここまで頑張ってきたのよ…。
だから、怖いなら「怖い」って仲間に叫べばいいのよ。『仲間を頼って』。私は、白戸さんを信じてるから……!!」
村上「恐怖なんて仲間ごときで解消されるわけないわ。全ては結局自分へ帰ってくるんですからね!!!」
白戸「…私…今まで仲間を頼ることが怖かった…。ずっと、『私なんかが仲間を頼っていいんだろうか』ってずっと不安だった…。だけど、信じていいんだよね?
神谷さんを…みんなを、信じていいんだよね?だったら…私は戦う。みんながいれば…怖くない。私はひとりぼっちじゃないから!!!」
白取「白戸様……!!」
村上「うぐっ……!!」
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「僕、戦うよ。みんなの希望を背負って生きてここから出るんだ!!」
安西「絶対に諦めない。何事からも目を背けない。それがわたしに出来ることだと思うから!!」
白戸「もう、大丈夫…。私はひとりじゃない。みんながいるから…。一緒に戦うよ!!」
秦野「……何も……出来なかった……。……頑張ってきたけど……全部マイナスの結果に辿ってしまった……。
……俺はやっぱりずっと一人のほうがいいんだ……。……何をやっても……何物にもならないのなら……」
神谷「秦野くん…」
村上「壊すことしかできないアンタに未来を創ることなんて出来るの?無理よねぇ、だってアンタは壊すことが才能の持ち主なんだものねぇ!!!」
秦野「……アルターエゴをネットワークに繋げるなんて言わなければ……あいつが死ぬこともなかった……。……やっぱり行動するべきじゃなかった……。……ずっとずっとずっと……【俺は誰とも関わってはいけない】んだ……」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【俺は誰とも関わってはいけない】←『絆』
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神谷「そんなことないわよ…。秦野くんは自分に出来ることを探して、一生懸命みんなのためになることをしてくれたじゃない。その結果がどうだったって、キミの行動を批判する人なんかここには誰もいないわ。
むしろ、褒められるべき行動だと思う。だから…一人でいいなんて言わないで」
秦野「…………」
神谷「秦野くんの才能は確かに『壊すこと』なのかもしれない。だけど…それだけじゃないはずよ。アルターエゴに音声機能を追加したり、データの解析をして直してしまったり。キミには『壊す以外の才能』だって十分にあると思うの。
キミはいらない存在なんかじゃない。私達の大切な『仲間』だから!!!」
村上「どんなに言葉を掻い繕ったって、結局こいつは壊すことしか出来ないんだから!!!無理無理、世界を救うなんて無理よ!!!」
秦野「……そうだ……。……アルターエゴも言っていた……。……『一人でいいなんて言わないで』って……。……俺……頑張っていいんだよな……?……頑張る権利……あるんだよな……?
……だったら……地獄の果てまで付き合ってやるよ……。……絶望を……みんなを殺したあいつを……打ちのめすまで……。……未来を創るんだ……。……俺達の手で……!!」
白取「秦野様……!!」
村上「うぅっ……!!」
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.266 )
- 日時: 2014/03/14 19:57
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: esFsElNI)
白取「皆様!!目を覚ましてください!!」
星野「僕、戦うよ。みんなの希望を背負って生きてここから出るんだ!!」
安西「絶対に諦めない。何事からも目を背けない。それがわたしに出来ることだと思うから!!」
白戸「もう、大丈夫…。私はひとりじゃない。みんながいるから…。一緒に戦うよ!!」
秦野「……俺……自分を信じる……。……信じてくれる仲間がいる限り、戦える……!!」
冥雅「…オレ…今まで何やってたんだろ。クラスメイトでもないのに一生懸命になって、みんなで出ようって頑張って。でも…結局は記憶が戻っても戻らなくても部外者…。外に出たって…生きていける自信がないよ」
神谷「冥雅くん…」
村上「アンタは元々こっちの存在なの。戻ってきなさい?こんなみすぼらしい希望じゃなくて、強大で安らかな絶望に身をゆだねなさいよ!!!」
冥雅「…そうだ…。オレは『絶望』…。希望なんかになれやしないんだ。だって能力も何もないんだもん。幸運だって創られただけの存在だもん。結局オレに出来ることは何もないよ…。【オレはここにいちゃいけない】んだよ…!!」
『諦めちゃダメ!!絶望に飲み込まれないで!!』
【オレはここにいちゃいけない】←『絆』
B R E A K ! !
神谷「何諦めてるのよ、バカ!!冥雅くんは『私を守る』ってずっと言ってきてくれたじゃない!!自分がどんな存在であろうが、私を信じて一緒に頑張ってきたじゃない!!!
どうして今になって絶望なんかに堕ちるのよ!!冥雅くんは冥雅くんなの。ほかの誰でもない、私達の知っている冥雅くんはキミしかいない!!」
冥雅「……神谷……」
神谷「確かに冥雅くんは私達のクラスメイトじゃなかった。でも、それがどうしたの?過去のキミがどんな存在だったって…正体がなんだったって…。今まで一緒に頑張ってきたのはキミしかいない。目の前で一緒に戦っている、『冥雅雪斗』その人しかいないんだから!!!」
村上「本当はアンタも思ってるんでしょ?こいつの正体を知って『気持ち悪い』って。自分と違う存在だって、見下してるんでしょ?そんなアンタにこいつを救う資格があると思ってるの?!」
冥雅「神谷…。こんな時にまで神谷に助けてもらって…。みんなに助けてもらって…。『オレはここにいていいんだ』って言ってもらえて…。オレ、嬉しいよ!!
だから…みんなが一緒にいていいよって言ってくれる限り…オレ、死に掛けでもついていくから。だって一回死んでるんだもん、それくらいどうってことないもんな!!!神崎の分まで、みんなの分まで…やってやる!!!」
白取「冥雅様……!!」
村上「…どうして…どうしてなのよ…!!」
冥雅「もう絶望しないぞ!!オレはみんなと一緒に外に出るんだ!!」
村上「ありえない…こんなことが起こっていいの…?外は絶望ばかりなのよ…?希望なんてまやかしよ。希望なんて小さくて脆い存在、あっちゃいけない…」
白取「希望は人々が思う限り存在するのです。費えることなどありません」
村上「じゃあ…どうして予備学科は希望になれないのよ…。アタシ達だって人間なのよ…アタシ達だって、希望にあふれた人生を送ったっていいでしょ?!どうして本科生だけちやほやされなきゃいけないのよ!!!」
神谷「それは…」
村上「そうよね、本科生が出しゃばるからアタシ達予備学科生が酷い目に合うの。扱いだってそう、人間としての格差としてだってそう!!!希望ヶ峰学園に入ったからといって、人々の希望になれるわけなんかないのよ!!!」
白戸「だからって本科生に逆恨みするようなこと…ダメだよ!!そのせいで沢山の人が死んじゃったんだよ…?!」
安西「そうだよ!!あんたの愛する予備学科生だって、沢山の犠牲を出したんだよ?!」
村上「わかんないわよ…。才能を持たない人間が、どれだけの才能を欲しているか。期待を背負って生きていきたいと思っているのか。
アタシは…本科生を恨むわ。地獄の果てまで…来世まで恨んでやる……!!だから、アンタ達を殺して、絶望の…予備学科の意地を見せてやるんだから…!!」
冥雅「村上、なんか可哀そうに見えてきたよ…」
白取「彼女も『カムクライズル』の誘惑に乗ってしまった人間…。彼女は加害者ですが…被害者でもあるのかもしれません…」
星野「でも、やって来たことは許されることじゃないよ。今までも、今回の事件も」
秦野「……止めよう……。……こんな悲しい戦い、終わらせたほうがいい……」
神谷「えぇ。村上一夜…キミも…『カムクライズル』っていう絶望から救ってあげるわ」
村上「綺麗ごとばかり並べないで頂戴!!!世界は絶望に飲まれるのよ!!!」
- chapter06 〜叫べ!希望の彼方へ〜 学級裁判編 ( No.267 )
- 日時: 2014/03/16 12:37
- 名前: ランスロット ◆/.5aaSlLPY (ID: eH196KQL)
村上「本学科なんてまやかしにすぎない…真に正しいのは予備学科!!予備学科なのよ!!!」
神谷「本学科とか、予備学科とか関係ないわ!!元を辿れば同じ人間じゃない!!!」
村上「アタシは負けない…負けられない…。アンタ達希望を壊して…絶望の強さを見せつけてやるわ!!!」
村上『予備学科こそが希望なのよ!!希望は絶望なのよ!!』
【反論ショーダウン】 〜ver.村上〜
神谷「キミをも救う確かな『希望』…。キミにも、植えつけてあげるわ」
村上「いい加減にしてよ…!!希望なんてまやかし。絶望こそが真実なの!!!」
神谷「私…もう諦めない。みんなと一緒に、ここを出ていくのよ!!!」
反論ショーダウン START
村上「アタシはアンタ達を恨むわ…。
アタシが死んでも、幽霊になっても、絶望で生き返っても…
希望は存在してはならない…希望なんていらない…本科生なんていなくなればいい!!!」
神谷「どうして本科生と予備学科で人間を振り分けるのよ!!!
キミだって被害者。お願い、目を覚まして!!!」
村上「目を覚ますのはアンタ達の方よ!!!本科生だって威張って!!!希望を沢山持って!!!
アタシはアンタ達のせいで……どれだけ絶望したと思ってるの…?
【希望なんて嘘】。希望なんてまやかしよ!!!」
『その言葉、斬らせてもらうわ!!!』
【希望なんて嘘】←『絆』
神谷「絶望に飲み込まれて周りが見えなくなってるわ…」
冥雅「大丈夫だよ、神谷。村上に、オレ達の【希望】をぶつけるんだ!!!オレ達の絆の強さ、見せてやろうよ!!」
神谷「えぇ。村上に、希望をぶつけるわよ!!!」
村上「希望なんていらない。アタシは絶望さえしてればいいのよおおおおおおお!!!!!」
村上「ウザイウザイウザイウザイ!!!希望なんてウザイわ!!!」
神谷「目を覚まして!!!村上一夜!!絶望に飲まれないで!!」
村上「絶望こそが真実……絶望こそが世界にはびこるべき存在なのよ!!!」
神谷「そのせいで沢山の人が犠牲になったのよ。あんたがいう『希望も絶望も両方』ね!!!」
村上「ふざけないで!!!アタシには絶望しかないの!!!アタシが信じられるのは【絶望】だけなのよおおおおおおおお!!!!!」
神谷「いい加減にして!!!」
『希望は、前に進むのよ!!!』
【絶望】←『希望』
村上「いやっ…いやっ……いやああああああああああああ!!!!!」
B R E A K ! !
神谷「これで…これで、いいのよね。村上さんも…救われたのかしら…」
冥雅「言い返す気力すら奪っちゃったからね…。戦いは、終わったんだよ」
村上「アタシだって……。アタシだって……希望を持っていたかった……。予備学科のくせに、なんていわれたくなかった……!!もっと早くアンタ達と一緒に出会えればよかった……!!」
神谷「村上さんも、『絶望』に飲み込まれた、被害者だったのね…。加害者なんて、最初から存在しなかったのよ…」
———そう、これは一種の『事件』。
黒幕すら被害者として扱われてしまう…残酷な、事件なのよ…。
今は、そう思わずにいられなかった。