二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 学級裁判編 ( No.49 )
- 日時: 2013/10/11 18:24
- 名前: ランスロット (ID: pOz8vLGm)
立花「……えぇ。そのエプロンは私のよ」
神谷「やっぱり…」
立花「盗まれたのよ…。白戸さんに」
神谷「え…?」
白戸「え…?私そんなことしてないよ…!!」
立花「白戸さん…。無理しなくてもいいのよ、吐き出しちゃいなさい。あのメモも、あなたが書いたんでしょ?『10時30分に花屋に来てください』って」
白戸「だから私は盗んでないんだって…!!それに、そのメモなんて知らないよ…!!」
神谷「(どうしよう…このままじゃ白戸さんが犯人にされてしまうわ…。何か、何か手掛かりはないの…?)」
モノクマ「えー、そろそろ犯人もまとまってきたようですし、早速投票を…」
神崎「…ちょっと待った」
モノクマ「どうしたの神崎くん、まだ何か言いたいことでも?」
神崎「…白戸は犯人じゃないと思う」
豊島「神崎、立花の言ってること聞いてなかったのかよ?!白戸は立花のエプロンを盗んだって…」
神崎「【立花が白戸に罪を被せようとしている】可能性はないのか」
神谷「(!!)」
『神崎くんの意見に賛成するわ!!』
【立花が白戸に罪をかぶせようとしている】←『神崎の証言』
同 意
神谷「…立花さん、もしかして、『白戸さんに罪を被せようとした』んじゃないの?」
立花「…何が言いたいの?」
神崎「神谷と白戸がロビーで映画を見ているのを見た、その同時刻に…俺は、女性の影を見ている。神谷、みんなのアリバイから『犯行時刻、自室から出た女性』は、誰だったか特定できるか?」
神谷「…私、白戸さんと……『立花さん』よ」
立花「それは言ったでしょ?大会議室から帰る途中だって…」
神崎「…いや、お前さんは『外から帰ってきた』んじゃないのか?」
立花「それを証明できるものはあるの?」
神崎「今思い出したんだよ。その女性の影は…『外の扉からロビーに入っていった』んだ。…多分、【俺以外にも誰か気付いている】と思う。…神谷、ここまで言えば分かるな?立花が、白戸を犯人にしようとしていることが」
神谷「(そうだ…。立花さんが入ってくる、音を聞いた人がいる!)」
物品および証拠提供
【俺以外にも誰か気付いている】←『白戸の証言』
神谷「…白戸さん。キミ、映画を見ている途中で『扉の音が何回か聞こえた』って言っていたわね。その音が、『どんな音がしていたか』分かる?」
白戸「うん。覚えてるよ。『ウィーン』っていう…。『自動ドアの扉の音』だった」
立花「!!」
長月「自動ドアは…外とホテルのロビーを繋ぐ1箇所だけ…。もし、立花さんが出入りをするのだとしたら、そこしか音はしない。もし、大会議室から立花さんが戻っているのだとしたら…扉の音なんてしないはずよ」
星野「それに、ロビーにはあの扉以外に扉なんてないよ。だから、立花さんが出入りしたって仮定すれば、白戸さんが音を聞いたのもつじつまが合う!」
神谷「…それと、白戸さんの宛名で東条くんの部屋にメモを置いたのも、あなたね。立花さん」
立花「違うわよっ!!あれは白戸さんが…」
影浦「…この中で、『メモに書いてある時刻』を喋った奴はいるか」
雨宮「犯行時刻は『10時45分』だが…立花、なんでメモの内容が『10時30分』だって覚えてるんだ?」
立花「…!!」
秦野「……俺達……メモの時刻までは……知らない……」
安西「それに、捜査してる時も立花ちゃんは東条くんの部屋には立ち寄らなかったよ?」
立花「……」
神崎「たぶん、犯行を終えた犯人は、返り血を浴びたエプロンを洗って証拠隠滅するためにホテルに戻ったんだろう。そして、急いで洗濯機にエプロンを入れて、スイッチを押した。それから、立花は自室に戻って寝たんだろう。何事もなかったように」
神谷「エプロンをそのまま入れて、水が引いたときにトラブルが起こった。…だから、妙に洗濯機の扉が重かったのね」
冥雅「…白戸はメモのことを知らなかった。それに、神谷の隣で映画を見ていて、立花が帰ってくる音に気付いているなら、犯行は無理なはずだ!」
神谷「…そんなことが出来るのは、犯行時刻に自室以外に出かけていた…そう、『大会議室ではなく、花屋に向かった』キミしかいないの」
神谷『立花実貴さん。東条健悟くんを殺した犯人は……キミよ』
- chater01 〜!ロエコリノヲシ〜 学級裁判編 ( No.50 )
- 日時: 2013/10/10 20:14
- 名前: ランスロット (ID: v2e9ZzsT)
立花「ちょ…ちょっと待ってよ!!どうして私が東条を殺さなきゃいけないわけ…?」
神谷「いいえ、キミには十分な動機があったはずよ」
羽柴「…もしかして、『あのDVD』を信じちまッたのか?」
立花「そんなわけないじゃない!!あれは『嘘っぱち』なんだから」
神谷「だからよ。立花さんはあのDVDを見せられて、早く外に出たい、ならば人を殺されなければ、と思ってしまった。花岸さんと東条くんがキミを止めてくれたけど、キミは東条くんの言った言葉に何か思うことがあったのでしょうね…。東条くんをターゲットに決めてしまった」
豊島「東条が何したってんだよ…。『お前を励ました』だけじゃねえか」
立花「…みんなしてよってたかって私を犯人扱いして……。私は犯人じゃない。犯人じゃないのよ…」
神谷「立花さん…」
立花「…私じゃないって言ってるでしょ?!白戸さんのことは信じて、私の言ってることは信じられないの?!メモを書いたのは白戸さん!!東条を殺したのも白戸さんなのよ!!!」
佐藤「みきてぃ、かおりんに何か恨みでもあるの?!どうしてかおりんを犯人にしたいの?!」
立花「いまあんた達がやってることと同じよ!!私は生き残りたいの!!!家に帰らなきゃならないの!!!!」
神谷「(興奮して何も見えなくなってる…。とにかく、絶対的な証拠を突き出して立花さんに、罪を認めさせましょう。…でも、証拠なんて、あったかしら?)」
立花「あんた達の言ってることは全部でっちあげよ!!!」
神谷「今まで調べた結果がこれなの、立花さん!」
立花「どうして私を敵にするの?!みんな仲間でしょ?!仲間外れにしないでよおおおお!!!!!」
神谷「仲間はずれにしたくて責めてるんじゃないの!!分かってよ!!!」
立花「だったら私がやったっていう【証拠】を出しなさいよ!!!!」
神谷「(やっぱりそこを突いてくるのね…。でも…証拠なんて……)」
立花「証拠がないんなら私がやったってことにはならないじゃない!!」
秦野「……証拠なら……ある……」
神谷「秦野くん?」
秦野「……花屋の前で拾った……。……これ……お前の……だよな……」
立花「…それは…!!!」
秦野「……オレンジ色のヘアゴム……。……出すタイミングを見逃した……神谷……ごめん」
立花「……あ……あ……」
秦野「……こんな色のゴムを使ってるのは……立花以外……いない……」
神谷「…それに、このヘアゴムには血がついてるわね…」
秦野「……立花……もう……みんなを……責めるのは……やめろ……!」
立花「あ……あああああああああ……お母さん……お母さん……!!!!!!!
うあああああああああああ!!!!!!!!!」
神谷「…これが事件の全貌よ。事件を…まとめましょう…」
Act.1
「犯人は昨日の夜、東条くんの部屋にメモを置いていったわ。
『10時30分に花屋に来てください』と、白戸さんの宛名を使ってね。
そして、東条くんはその時間に間に合うように花屋へ向かった。
東条くんは白戸さんが呼んでいるものだと思っているから、不審にも思わなかったし遅れるわけにはいかないと思っていたのかもしれないわ…。」
Act.2
「東条くんが花屋に入ったと同時に、隠れていた犯人は東条くんを植木鉢で襲った。
植木鉢は東条くんの頭を直撃し、東条くんは倒れた。
…それで殺したと安心したんでしょうね、犯人は。
だけれど、東条くんは『超高校級のスキーヤー』。植木鉢だけでは死ななかった。
東条くんの意識があることに気付いた犯人は、焦って自分のエプロンのひもの一つを解いたわ。」
Act.3
「そして、犯人はそのひもで東条くんの首を絞めた。…羽柴くんの検死から、かなりきつく締めたんでしょうね。
でも、かろうじて東条くんは生きていた。東条くんの呼吸に気付いた犯人は、マルチショップからスキーストックを持ってきて、東条くんのお腹に刺した。
スキーストックは花屋にはないから、マルチショップのくだりは私の予想…だけどね。」
Act.4
「東条くんの返り血を洗うため、犯人はホテルへ戻ったわ。
そして、戻る途中でヘアゴムを落としてしまったのね…。
ホテルへと戻る途中、姿を神崎くんに見られて、白戸さんに自動ドアの音を聞かれてしまった。
それに気付かないまま、犯人はランドリーに向かい、エプロンを洗濯機に放り込んで、自室に戻って寝たわ。」
神谷「これが事件の全貌よ。そうでしょう……立花実貴さん」
立花「……そう。私が東条を殺したのよ」