二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chater02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 学級裁判編 ( No.83 )
- 日時: 2013/10/26 20:47
- 名前: ランスロット (ID: k98DLrCp)
「みんなもう知ってると思うけど、忘れてる人の為に、学級裁判の簡単な説明から始めましょう。
学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。
正しいクロを指摘した場合は、クロだけがおしおき。
ただし、間違った人物をクロとしてしまった場合は、クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけが、卒業できるのです」
前回と同じく、モノクマは淡々と学級裁判のルールを再確認し始める。
…私も、今までに集めた情報を整理しないと。
〜神谷の手帳〜
被害者:「超高校級の女形」影浦凍耶
死因:サバイバルナイフによる出血死
死亡時刻:6時50分頃
死体発見場所:イチノマチ内「ホテル」 影浦凍耶の部屋内
備考:死体は着ぐるみを来ている
コトダマ
『サバイバルナイフ』影浦の腹に刺さっている。今回の凶器は、恐らくこれ。
『着ぐるみ』影浦の身体がすっぽりと入るくらい大きな着ぐるみ。なぜ影浦が着ていたのかは不明。
『争った跡』壁に刃物の傷があった。恐らく、犯人と影浦との争いがあったと思われる。
『殺された時刻』犯行が行えるのは、神谷が起きた後に食堂にやって来た人物の可能性が高い。
『サバイバルナイフ(短)』影浦の死体近くに落ちていたという刃渡りの短いサバイバルナイフ。
『影浦の殺人予告』影浦は、誰かを殺す計画を立てていた。
『殺人計画のメモ』影浦の殺人計画メモ。内容から、ターゲットは神谷だと思われる。
『豊島の証言』昨日の昼頃、雨宮の部屋に影浦が入っていくのを見た。
『安西の証言』昨日の夜、ホテルから影浦が出るところを見た。恐らく、マルチショップにサバイバルナイフを取りに行った。
神谷の後に起きてきた人物:雨宮、シオン、長月、星野、白戸
「…整理が出来たわ。いつでも始められるわよ」
「では参りましょうっ!!議論、スタートっ!!」
〜学級裁判 開廷〜
花岸「では前回と同じく、モノクマファイルに書かれていたことを再確認しましょう。長月さん、お願いします」
長月「分かったわ。今回の殺人事件の被害者は【影浦凍耶】くん。死因は【サバイバルナイフによる出血死】。死亡時刻は【6時50頃】で、ホテル内の【影浦くんの自室】で殺された」
シオン「…まずは、なぜ影浦くんが着ぐるみを着て、亡くなっていたのかを考えなくてはなりませんね」
星野「着ぐるみって、あれでしょ?影浦くんが、【マルチショップ】から着ぐるみを持ってきたんじゃない?」
『それは違うわ!!』
【マルチショップ】←『豊島の証言』
B R E A K ! !
星野「でも、マルチショップ以外に着ぐるみなんてあったかなぁ…」
神谷「あるわよ。…恐らく、影浦くんは『雨宮さんの自室』から彼女の着ぐるみを盗んだのよ」
雨宮「神谷、それはちょっとおかしいぞ?!くるみは昨日、ちゃんと鍵をかけてカフェに出かけたのだ。念の為に、『2回生徒手帳をかざして』出て行ったのだぞ!!」
神崎「…雨宮。部屋のロックは、『1回かざすとロックがかかり、その状態で1回かざすとロックが解除される』ことは知ってるか?」
雨宮「ああ。それはモニャンから聞いたぞ」
神谷「雨宮さん、よく考えてみて。カフェに向かう前に、『2回生徒手帳をかざした』のよね?でも、神崎くんの説明と合わせてみると…」
雨宮「…『鍵が開いたまま』くるみはカフェに行っていたということなのか…?!」
佐藤「えぇ〜?!」
冥雅「普通に考えれば、そうなるよね。影浦は雨宮の部屋の鍵が開いたままだったのを知っていたんだ。だから、雨宮の部屋の着ぐるみを盗むことができた」
秦野「……影浦と雨宮の部屋は向かい同士……着ぐるみを盗むのは……難しくない……」
豊島「で、俺が着ぐるみを盗もうとしていた影浦を見たってことか」
安西「じゃあさ、雨宮ちゃんは『自分の着ぐるみが無くなっていた』ことを知っていたんじゃない?」
雨宮「どういうことなのだ?!」
安西「だってさ。雨宮ちゃんは『超高校級の着ぐるみ職人』なんだよ?肩書にもなってる程に着ぐるみを愛する彼女が、着ぐるみが1つ無くなったことなんて、すぐに見つけるはずだよね?」
雨宮「そ、それは……」
神谷「…雨宮さん。無くなっていたのを知っていたのなら、教えてちょうだい?」
雨宮「……知って、いたぞ……。佐藤とのお茶会を終えて、自分の部屋に戻ってきた時…。着ぐるみの数に違和感を感じたのだ。何回数えても、朝に確認したのと、数が1つだけ合わなかったのだ」
佐藤「…とーやくんがくるみんの部屋に入って、着ぐるみを盗んだ…。そして、殺人を犯そうとした。これで、良いんだよね?」
羽柴「あぁ。だがよォ、どうして影浦が殺されたんだよ?本来であれば、殺されるのは俺たちのうちの誰かだろォ?」
花岸「…それでは、次は【なぜ影浦くんが殺されてしまったのか】を考えましょう。皆さん、意見があれば出してくださいね」
- Re: ダンガンロンパF 第1章 〜希望の知識と絶望の運命〜 ( No.84 )
- 日時: 2013/10/27 18:57
- 名前: ランスロット (ID: /08hIsKD)
佐藤「でもさぁ、とーやくんは【どうやって、この中の誰かを殺そうとしていたんだろう】ねぇ?それを明らかにしないと、犯人も明らかにできないよねぇ?」
神谷「(…影浦くんが誰を、どうやって殺そうとしていたのか。これで、明らかになるわ)」
物品及び証拠提供
【どうやって、この中の誰かを殺そうとしていたんだろう】←『殺人計画のメモ』
神谷「…みんな、これを見て。これは、影浦くんの部屋を捜査していた時に見つけたメモよ」
豊島「…何か、メモが書いてあるな」
冥雅「これに書かれているのは…『影浦がやろうとしていた殺人計画』だよ」
白戸「殺人計画…?!やっぱり、影浦くんは殺人を…」
安西「で、で、誰を殺そうとしていたの…?」
神谷「(影浦くんが殺そうとしていたのは……)」
怪しい人物指名
→【カミヤ ハルコ】
神谷「…私よ」
秦野「……何故……神谷は自分だと……思うんだ……?」
神谷「メモに、やたらと私の文字が書いてあったのよ。そこから察して、影浦くんは私を狙おうとしていた」
神崎「…影浦の殺人計画を話すぞ。まず、影浦は『前日に俺の帽子と冥雅の私物、それから雨宮の着ぐるみを盗み、マルチショップにサバイバルナイフを取りに行き、自室に立てこもった』。これは、俺、冥雅、雨宮、豊島、安西がそれぞれ分かっていると思う」
雨宮「おう」
神崎「そして、『翌朝影浦は盗んだ着ぐるみを着て、俺の帽子を被り、冥雅の私物を身に着けて、神谷が起きてくるのを待った。神谷が自室から出たところをナイフで襲い、殺害するために』」
神谷「…もしかして、私が自室から出てきた時に感じた違和感はそれだったのかしら…」
神崎「…だろう、な。そして、『神谷を殺した影浦は遺体のそばに俺の帽子と冥雅の私物を置き、俺達を犯人に仕向けるように証拠隠滅を図り、自室へと戻った』。これが、あいつの計画していた、殺人計画の全貌さ」
長月「…神谷さんを殺してしまえば、自分に裁判が有利になるとでも思ったのかしら。神谷さんは、犯人を暴くために鋭く指摘をするものね」
神崎「それだけじゃない。…恐らく、影浦は、神谷に何か恨みがあったんだ」
神谷「…うら、み…?」
神崎「…動機提示の日、あったろ?神谷が影浦を止めた時、微かにだが影浦の表情が変わるのを感じた。…その時からだろう。影浦が、神谷をターゲットにしたのは」
神谷「神崎くん…」
花岸「…それでは、影浦さんは神谷さんを殺す瞬間に、【誰かに妨害された】ということですか…?」
神谷「(…それしか、考えられない!!)」
『それに賛成するわ!!』
【誰かに妨害された】←『争った跡』
同 意
神谷「影浦くんの部屋に、争った跡があったわ。私を殺す瞬間に、『誰かが影浦くんを彼の部屋に押し込めば』、その状況に繋げることができる」
星野「え?何でさ?」
神谷「…これは推測なんだけど、恐らく自室に押し戻された影浦くんは『パニック状態』になっていたのよ。それで、押し戻した人物を殺そうと動いてしまった」
神崎「それに、現場には2本のサバイバルナイフがあったそうだな。恐らく、刺さっていた方のサバイバルナイフで、そいつは応戦した。そして…」
冥雅「…刺して、殺してしまった。そういうわけだね」
長月「…悲しく、残酷ね…」