二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ダンガンロンパF 第1章 〜希望の知識と絶望の運命〜 ( No.85 )
- 日時: 2013/10/27 19:27
- 名前: ランスロット (ID: /08hIsKD)
白戸「じゃあ、影浦くんを部屋へ押し戻した人が、今回の事件の犯人、なんだね?」
神谷「ええ」
シオン「では、一体誰が影浦くんを彼の自室へと押し込んだのでしょう?可能性として考えるなら、【神谷さんが起きてくる前】にスタンバイをしておかないといけませんよね」
『それは違うわ!!』
【神谷さんが起きてくる前】←『殺された時刻』
B R E A K ! !
シオン「何故ですか?影浦くんの殺人を阻止するには、彼の殺人計画を知り、事前に準備しなければならない。神谷さんが起きてくる前に起きている方でないと、阻止するのは無理だと思われます」
神谷「…いいえ、逆よ。犯人は、『私より後に起きた人』よ」
シオン「理由を聞かせてもらえますか?」
神谷「モノクマファイルの殺害時刻を確認してみて。私が起きて食堂へ来たのは、大体6時40分。殺人が起こったのは、『6時50分』。それに、私が部屋から出た瞬間に襲ったならば、私より早く起きて、食堂に来ている人物が影浦くんをわざわざ止めに行くなんて、考えられないもの」
シオン「…そうですか。納得できました。しかし、神谷さんよりも後に起きてきた人物…。この中に本当に犯人がいるのでしょうか…?」
冥雅「とにかくさぁ、神谷よりも後に起きてきた人を明らかにしておこうよ」
神谷「えぇ。私が食堂に来た時にいなかったのは…。シオンくん、星野くん、雨宮さん、長月さん、白戸さん。この5人ね」
長月「…つまり、神谷さんは私達5人の中に、影浦くんを殺した犯人がいる、と言いたいのね?」
神谷「そうね。信じたく、ないんだけど…」
長月「いいのよ。私が神谷さんよりも後に起きてきたのは事実なんだし、疑われたって仕方ないわ」
花岸「しかし、長月さんは絶対に殺人は犯しませんよ!」
雨宮「だが…。くるみ達の中で、影浦の犯行を知っていた奴なんているのか?」
神谷「(…そう。そこなのよね…)」
神崎「いるじゃないか。5人の中で、1人だけ」
神谷「え?」
神崎「神谷、影浦のメモの内容を思い出してみろよ。影浦は、殺人の前日に『数人の』持ち物を盗んだんだぞ?1人は俺、1人は冥雅。俺達は神谷が起きてくる前に食堂にいたから、影浦を殺すのは無理だ。そう考えていくと…。
…ここまで言えば分かるよな?神谷。条件に合う奴が、1人だけいるってことがさ」
神谷「(…そうか、あの人なら、自分の持ち物が無くなっていることを知っている…。それに、あの人は、『そのこと』についてかなりの愛情を持っている…。自分の持ち物がどこにあるのか、調べないわけがない…!!)」
怪しい人物指定
神谷「…分かったわ。私より遅く起きてきて、影浦くんの犯行を、知っていた人物」
豊島「誰だよ?!」
→【アマミヤ クルミ】
神谷「…キミ、ね?『雨宮くるみ』さん」
佐藤「え、えっ…?ねぇはるちゃん、くるみん、うそ、だよね…?」
雨宮「………」
- chater02 〜モウ一度俺ニ愛ヲ下サイ〜 学級裁判編 ( No.86 )
- 日時: 2013/10/28 21:18
- 名前: ランスロット (ID: UVjUraNP)
神谷「『影浦くんに私物を盗まれ』、かつ『私より遅く起きてきた人物』…。それの条件に合うのは…、雨宮さん。キミしか、いないの」
雨宮「……」
神崎「それに、雨宮と影浦の自室は『向かい同士』。神谷を殺そうとしていた影浦を部屋に押し戻すには、ベストな立ち位置だったはずだ」
雨宮「……」
豊島「どうなんだよ、雨宮!!」
佐藤「ま、待ってよ!!どうしてくるみんが殺したって決めつけられるの?!
くるみんは昨日あたしとずっと一緒にいたんだよ?!」
安西「だって、この中で影浦の殺人計画を知っていて、影浦くんに私物を盗まれたのって、雨宮ちゃんしかいないんだもん…」
佐藤「それだけでくるみんを犯人扱いするなんて、酷すぎるよ!!もし間違えてたら、くるみんも、みんなも、死んじゃうんだよ!!」
シオン「…では、佐藤さんに問いますけれど…。佐藤さんは、誰が犯人だと思われるのですか?」
佐藤「…誰、かは分からないけど…。【くるみんじゃない】ってことは本当だもん!!あたしが証明するもん!!!くるみんは、人殺しなんてしてないもん!!!」
神谷「(…佐藤さんは雨宮さんと仲が良かった…。でも、それじゃ裁判は終わらせられない。彼女にも、納得できる説明をしないと…!!)」
『それは違うわ!!』
【くるみんじゃない】←『影浦の殺人予告』
B R E A K ! !
神谷「…お願い佐藤さん。正直に答えてちょうだい。影浦くんの殺人計画を知っていたのは…『雨宮さん』だけじゃ、ないのよね?」
佐藤「…え…?」
神谷「佐藤さん。キミも、『知っていた』のよね?」
秦野「……それは……本当なのか……?!」
佐藤「そ…そんなわけ…ないじゃん…」
神谷「…でも、さっきキミは『昨日は雨宮さんと一緒にいた』って言っていたわよね?これは私の推測なんだけど…雨宮さん、きっと着ぐるみが無くなったことを、キミに話していたんじゃないかしら。『親友』と呼べるほど、仲良くなった『キミ』に」
神崎「そして、着ぐるみを探している途中で影浦の殺人計画を知ってしまった二人は、さっき言った対策を考えて、明日実行することにしたんだ。だけど、雨宮はそれを一人で実行した」
佐藤「ちょっと…まってよ…ちょっと…まってってば…」
冥雅「雨宮は、恐らく影浦が刃物を持っている、ってことに気付いていたんだろうね。だから、佐藤を巻き込みたくなかったんだ」
羽柴「…そして、雨宮は影浦が部屋から出てきたところを一人で部屋に押し戻し、一人で戦って、殺してしまッた…ッて、ところだなァ…」
佐藤「…どうして?どうしてみんなはくるみんを犯人にするの?あたし、絶対に信じないよ…」
神谷「佐藤さん…」
佐藤「あたしは影浦の殺人計画なんか知らないし、くるみんの着ぐるみが無くなったことなんて知らないもん!!!
みんな、はるちゃんの考えた推測にすぎないもん!!!」
神谷「(どうにかして、佐藤さんを止めないと!!)」
佐藤「くるみんは犯人じゃない!!!あたしはそう思わない!!!」
神谷「でも、証拠や情報をまとめて事件を振り返ると、犯人は雨宮さんしかいないの!!お願い、納得してよ!!」
佐藤「だってだって、昨日はくるみんとあたしは一緒にいたんだよ!!!影浦の部屋になんか行ってないし、無くなった着ぐるみなんて見てないもん!!!」
神谷「…その言葉、一緒に部屋に確認しに行ったと捉えてもいいのね…!!」
佐藤「違う!!!違う!!!くるみんは犯人じゃないよ!!!犯人だったら、証拠を見せてよ!!!」
雨宮「やめろ!!!!佐藤!!!!」
神谷「…雨宮、さん…?」
雨宮「佐藤、もういい…。くるみは、もう苦しむ佐藤を見たくないぞ!!」
佐藤「…え…?」
雨宮「くるみだ…。影浦を殺したのは、この、『雨宮くるみ』だ!!!」
佐藤「ねぇ…嘘だよね…?嘘って言ってよ。うそ…うそ…うそだよね…?ねぇ、くるみん!!」
雨宮「嘘じゃない!!!確かに、くるみは影浦を殺した!!!証拠だって、ここにあるぞ!!!」
バサッ
花岸「雨宮さん?!女の子なのにお腹を見せるなんて…。…『その傷』は…?」
雨宮「影浦の刃物がくるみの腹をかすめたのだ…。これが、影浦とやり合った証拠。くるみが、殺人を犯した証拠だ」
佐藤「くるみん…いやだよ…あたしを…おいて行かないで…嘘だって言ってよ…くるみいいいいいいいいいいいいいいん!!!!!!!!」
神谷「…今回の事件を、まとめ、るわよ……!!」
Act.1
「犯人は昨日の夕方、自分の着ぐるみが無くなっていることに気付いたわ。そりゃあ、『超高校級の着ぐるみ職人』なんだから、自分の大切なものが一つ無くなっていることには、すぐに気付くはずよ。
不思議に思った犯人は、親友である佐藤さんを呼んで、この悩みを打ち明けた。佐藤さんは『着ぐるみを探そう』と、着ぐるみを探すことを快く了解してくれたわ。」
Act.2
「影浦くんの部屋の前を通りかかった犯人と佐藤さんは、扉の窓から何か、身に覚えのあるものを見つけた。それこそが、彼女の探していた『着ぐるみ』だったのよ。
でも、それと一緒に、影浦くんが殺人を計画しているということも知ったの。
二人は翌朝、影浦くんを止める対策を練って、そのまま別れて寝たわ。」
Act.3
「でも翌朝、影浦くんが私を襲うのを止め、自室に押し戻したのは…、二人ではなく、犯人一人だったの。きっと、刃物を使うことを知っていたのは犯人だけ。佐藤さんに、嫌な思いをしてほしくなかったのね…。
そして、押し戻された影浦くんはパニックになって、犯人と争った。
その際に、犯人のお腹に切り傷がついたみたいね…。」
Act.4
「争った結果、犯人は影浦くんを刺し殺してしまった。
犯人は素早く自室に戻り、自分の切れた服を自分の部屋に隠し、切れたお腹の傷の治療をした。
そして、新しい服を着て、朝食会に現れたのよ。」
神谷「これが、今回の事件の真相…。そうよね?……雨宮くるみさん」
雨宮「あぁ。全部合っている。くるみが…影浦を殺したんだぞ」