二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■第四話 ( No.18 )
日時: 2013/11/01 21:27
名前: めっせーじ (ID: 18A54hU9)

■第四話

〔作者SIDE〕

「こちらが、この前ここに来るって伝えた人たちよ。神楽ちゃんと、神威くん。神威くんは貴方と同じ年齢らしいわよ」

 ミツバが軽く二人を紹介した。
 神楽たちはまだ、彼(そーちゃん)の名前すら知らない。

「コイツらがかィ…。地味な奴らだねぃ」
「こら。自己紹介なさい」
「…へい。沖田総悟でさァ。テキトーに総悟とでも呼んでいただければ」

 総悟と名乗った彼。
 神楽はまるで汚物を見ているような表情をしている。

「なーんかミツバちゃんの弟とは思えないアル…。はっきり言わせて貰えばすっご〜〜く性格悪そうアルヨ」
「神楽。人を見た目で判断しちゃいけないよ? …確かに悪そうだけど」

 神威が笑いながら言う。

「おぃィィ!! 姉上! こいつらロクなもんじゃねーですぜ!?」

 感に障った総悟は椅子から立ち上がって二人を指差す。
 ミツバは座りなさいと小声で言うが、総悟はそれに応えない。

「でも、良さげアルな! お前!」

 総悟は何故か心を打たれたようにゆっくりと自分の椅子に座った。多分、総悟が思っていることと、神楽の言うこととは食い違っているだろう。

 矛盾してるから。

 さっき言ったことと今言ったことと。