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駅のホームへ降りると、そこには銀髪で天パで、背の高い人が座っていた。
神楽は天パなのがとても気になったのか、小さい子供のようにじっと見つめた。

視線を感じたその人は、神楽を見るなりはっとして、立ち上がった。

「お前さんら、この前来るって手紙寄越した奴か？」

神楽は小さく頷いた。
それが自分たちじゃないかもしれないけど、引越しするという手紙を送ったのは事実だったから。

「アンタ、村長さん？」

神威が疑問を投げ掛けた。
手紙を受け取るなら村長だろう。それか、秘書？役場の職員かな。

「おう。よく分かったな。俺ァ、坂田銀時って奴だ。こんな小さい村だが、住んでる奴は多いぜ。多分お前ら、外見は個性的だし、仲良くされると思う」
「兄貴。なんかコイツ信じられないネ。こんな奴が尊重アルか？だったらこのバカ兄貴でも村長なれるアルヨ」

「あ”ぁッ!?　何この小娘ッ！　…へっ。そんなんで銀さん怒らないよ。大人だしねっへへへーッ…。何、その目ェ。ささ、お前らの住む場所なんだが、最近人多くて家建てるとこないのよ。それでどこでもいいらしいから、シェアハウスに丁度二人入れるところがあったからそこにいてもらうぜ」

神楽たちは、シェアハウスに住むことになった。