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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- ■第十六話 ( No.77 )
- 日時: 2013/12/07 20:35
- 名前: めっせーじ (ID: lquHsOOW)
■第十六話
あらすじ:長きに渡る卵焼きパーティが幕を閉じた。
総悟「考えれば11話からずっと卵焼きでさァ」神楽「ひゃあああヤバいアル〜! 予定が総狂いネ〜!」総悟「それじゃあ話をはじめるぜィ」
ザァアアアアアア——————。
さっきまでぎらぎらと太陽が照り付けていたが、今ではこの様だ。
降りしきる雨は、一向にやむ気配がない。
傘を持っていない神楽と神威は、どう家に帰ろうかと悩んでいた。
いつもは日が苦手なので唐傘を持っているのだが。
只今志村家。お茶をいただいている。
「困ったわ。神楽ちゃんたち…。五月さんは先に帰ってしまわれたし…」
「姉上、送ってあげましょう」
「そうね。それがいいわ」
恐縮な面もあるが、言葉に甘えることにした。
一方、家では…。
「姉上大丈夫かな…」
俺は、家で一人だった。姉上が彼氏の家に夕食を食いに行ってるからだ。
…彼氏? そのうち出てくるから楽しみにしてろィ。
『三人分、夕ご飯作っておいてね』
姉上から言われた言葉だ。それに、あいつら兄妹は何かと大食らい。二人分食べてもまだまだという感じだ。昨日からそうだが、食費がかかってヤバくなりそうだ。
俺はいつもより多めに作る。
あいつらが食べても、減らないように。美味しく食べてもらえるように。
「雨、止まないアルー」
車の中から神楽は外を見つめていた。
着いても、やまないだろう。
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