二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■第二十話 ( No.84 )
日時: 2013/12/11 22:41
名前: めっせーじ (ID: lquHsOOW)

■第二十話
あらすじ:桂が銀時に重要な話だと告げたのは、なんと水鏡についてだった。水鏡とは一体…!? そして何があったのだろうか…!
新八「最後の流れって次回予告じゃね?」

「水鏡? あの愛想ない野郎か?」
「愛想ないとは何だ!? あいつはただ、昔いた村で酷い虐めを受けて、それがトラウマなだけだ。何故お前は三年もの間、水鏡と話そうとしない?」
「ったりめーだろ。あいつを傷つけない為だ」

銀時が言う、傷つけない為。
水鏡というのは、一人の少年の名前だ。黒い服を身に着け、少し暗いイメージ。今、ここにはいない。

彼はここの村にきて3年半になる。そして、三年半前にはほかの村にいた。今彼は18であり、前の村で生まれ、15年間もの間、虐めを受けてきた。銀魂村での虐めはまったくない。安定しているだろうが、水鏡の心に残る深い傷跡は決して癒えるものではないのだ。
神楽たちのように、ただ引っ越しした訳じゃない。水鏡は、虐められていたから。…逃げてきたのだ。

「水鏡は。…俺とまだ、慣れてない。むやみに近づいたら、あいつを怖がらせるだけだろ。俺も、アイツの為だけに接してこなかった訳じゃないと思う。自分の為っていうのもある」
「自分のため?」
「ああ。俺は、アイツが俺のことを避けるんじゃないかと思うと恐いんだ。今まで接してこなかった。ホラ、水鏡はヅラと新八と仲がいいだろ?」
「まぁな。だがそれは、悩みを聞いてあげただけだ。水鏡は人見知りが激しいからな。今日もついてこいと言って、来たのは来たんだが…」

あの様だ、と桂が言う。桂の指さす先は樹木。銀魂村のシンボルである樹木よりは小さい。人影が見える。

「あれは」

水鏡。

「銀時と水鏡が、三年もの時を同じ村で過ごしたのにまだぎこちない関係であるのはいささか疑問ではある。村長と村民という関係であるのにな。彼は今あそこで、好きなことでもしていよう」
「ちょっと…話しかけてきてもいいか?」
「お前がそう思うなら、いいと思うぞ。俺から水鏡へ、銀時は悪いやつではないということだけ教え込んでいるから心配はない。頑張れ銀時」

銀時は深呼吸で心を落ち着かせ、立ち上がる。
水鏡が近くにいる樹木までゆっくりと近づいて行った。


*お詫びと訂正*

銀魂物語、ちょっと色んな都合が混じって遅らせますm(_ _)m
ホントすいません

今月中には出したいと思いますので!


*返事*

リリカルさん

リディアはとてもいい人です☆リリカルさんもよろしくです。
リディアのキャラもそうだけど、皆のキャラを出そうと話を一生懸命進めてます。そのうち出しますから^^