二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■第二十四話 ( No.96 )
日時: 2013/12/20 23:09
名前: めっせーじ (ID: lquHsOOW)

■第二十四話
あらすじ:総悟が…総悟が…!!
神楽「ねぇ、今までの↑は結局あらすじアルか。違う気がしてきたネ」神威「仕方ないよ。でも作者は充分あらすじの意味を分かっているんだよ。それじゃあ始めるね」

「あら、そんなに焦ってどうしたの神楽ちゃん」
「総悟が…! サドが…!」

神楽の表情と声、そして必死な口調から、二人は悟った。総悟の身に何かがあったのだと。
ミツバの顔は引きつる。そしていきなり立ちあがって、気が狂ったように階段を駆け上っていった。神威も随分と驚いていたようで、ミツバの行動を見るなり、神威も走って行った。

残されたのは、神楽。

膝から崩れ落ち、顔を両手で覆う。不思議と涙は出なかった。冷や汗と緊張。それしかない。

…ただの風邪とか熱だよ、きっと。

そうやって心を安心させる気持ちがどこかにあったのが本音だった。


「39度ね…高熱だわ」

その数字を聞いて、神楽は背筋が凍る。高い、と神威も続けていう。
もっと上がったらどうしよう。死なないよね。大丈夫だよね。
きっと皆思ってる。

総悟にきっちりと布団を掛け、濡れたタオルを置く。ミツバは体温を測った。もう少し落ち着いたら、医者に連れて行こうと思う。
荒れた息遣いが部屋に響き渡る。とても痛々しかった。