二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その1) ( No.313 )
- 日時: 2014/03/20 17:40
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
第3章はあまり思い浮かばなかったので短めに済みます;
「前回のあらすじ」
ポップンワールドにスカウトされたアッシュ。彼が目覚めると、そこはポップンワールドの一角である南の島のポップンアイランドだった。最悪な事に自分は何らかの事が原因で記憶を失っており、少しの事と自分の肩書が思い出せないのだ・・・。
そこでスマイルや他のポッパー達に出会い、島から脱出する方法を探す中、MZDと超ポッパー級の神と名乗る謎の少年が現れ、彼らは島に閉じ込められた。島から脱出するには「自分がクロである事を知られないように誰かを殺さないといけない事」だった・・・!
最初の殺人ではスマイルの謀(はかりごと)によってフォースとルートが命を失った。二度とコロシアイが起きないでほしいと願うも、MZDが用意した「知りたい動機」によって一番関係しているミミが殺された。そして、その彼女を殺したのは大事な想い人を勝手な理由と裏切りによって殺された事に復讐をしたタイマーがお仕置きの末に命を失った・・・。
多くの仲間が失われる中、アッシュは得た肩書きについて知る。自分の得意分野や努力して得た物があれば、家柄の束縛や自分の負の感情で得た物もある。記憶を失ったアッシュは自分の肩書きについてどう思うのか?そして、誰もが知らない中で動き出す影も・・・
『第3の島』
MZD「第2の殺人を解決したお前らに朗報だぞ〜!」
二度目の世界裁判の翌日、朝食を終えた一同の前に出現したのはMZD。相手の出現に全員は警戒するが、以前にもこの流れは経験した事ある。動機の提示か新しい島の解放・・・。
MZD「二度目の世界裁判を解決したご褒美として、第3の島を開放すっぜー!!」
ジュディ「新しい島が解放されるのね。今度はどんな島があるの?」
はなちゃん「ボートで移動しましょう!」
新たな島を調べようと一同はボートに乗って移動。今度の島はまたしても意外な島。
新たに解放された島、「第3の島」。そこの島はショッピングモールやカラオケ店、映画館や図書館やテレビ局、ボーリング場やバッティングセンターなどがあった。遊園地とは違う楽しみもあり、こっちはレジャーやホビー的なものが優れていた。これだけでも十分だが、島の一部に謎の工場っぽい施設があった。
MZD「ここのは自由に使ってもいいからな〜!コロシアイ以外の娯楽も欲しいから、特別に用意したぜ。あ、テレビ局の設備はいろいろとあるけど、外部へ救出を求めるは無理だからな。」
ツースト「人の考えを読みやがって・・・」
重要な事を述べると、神は去る。まあ、ともあれ新しい島の探索を開始。アッシュとスマイルとエッダはテレビ局を調べる。テレビ局は6階建てであり、1階は売店やロビー系、2階は衣装室や倉庫やメイク室などの準備に関係するものがある。
しかし、外部への救出を求める手段はほぼ皆無・・・。他には何かないかと調べると、リハーサル室に楽器があった。マイクやギターやベースやドラムやシンセサイザーなどが全部揃っており、楽器が好きな彼らは黙っていない。
アッシュ「こんなにもあったんだ・・・ギターがある・・・!」
♪〜♪〜♪♪〜
アッシュ(あれ?今のは・・・?)
アッシュが楽器に触れ、軽くギターの弦を弾いたつもりだった。リハーサル室に響いたのは一つの音楽。興味本位で試しに演奏したつもりがいつの間にかワンフレーズになり、知らない内に一つの曲になっていた。楽譜が無く、ギターにはほとんど触れた事のない彼は知らない内に演奏をし、気が付くと仲間とともに演奏をしていた・・・!
スマイル「その曲は名曲デショ!?どうして知ってるノ!?」
エッダ「これ、俺でも苦労したのに・・・!」
アッシュ「分からないんだけど、体が勝手に動いて・・・」
記憶を失っていても体が覚えているのがある意味奇跡であり、彼は驚きを隠せない。思い返すと、島では自分はいろんなところで才能を発揮しており、仲間のサポートなどをしていた。特に料理や音楽では発揮されており、プロの領域に達していると誰が見ても分かる・・・。
これがアッシュの才能なのか・・・?
アッシュ(俺、楽器を扱えたんだ・・・?何で・・・?バンドでもしてたのかな・・・?それとも音楽家や作曲活動でも・・・?)
ほんの少しだけ手がかりが得られるも、肝心なところはもやがかかっている・・・。楽器の演奏をした程度であるが、自分が生きている事に実感が感じられる・・・。
「補足」
第3の島はホビーやレジャーを強化しており、ショッピングモールやテレビ局や映画館や図書館などがある。テレビ局の方はある程度は機能は動くも、外部へ助けを求める事は不可能。各フロアにはスタジオが多くあるうえ、楽器や撮影道具などの機材が多くある。また、テレビ局の設備はかなりハイテクであり、スタジオの映像をテレビ局1階ホールのモニターメインに、他の施設や島のテレビやモニターに中継を繋ぐ事も可能(ここ重要)。
また、海水や雨水を消毒や浄化させて、ポップンアイランドのプールや温泉・飲み水やシャワーや非常用の水などを作り出す浄水場がある。
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その2) ( No.314 )
- 日時: 2014/03/20 17:49
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
『中継殺人』
「簡単なあらすじ」
第3の島が明らかになってから次のコロシアイに関係する動機は出なかった。その事に安堵し、全員は三つの島内で好きなように過ごすが・・・
何日か経ったある日の事・・・
アッシュ「朝ごはんの当番は・・・あ、俺っスか!」
寝ぼける自分を無理して起こし、ホテルへ向かう。全員分の食事を用意しようと手軽にメニューを考える。遅れてニアとサトウさんがやって来た。
アッシュ「二人ともおはよっス!」
サトウさん「おはよう。今日の朝の献立はどうする?」
ニア「さっき、美味しそうな果物が実ってたから、ヨーグルトやトーストもいいかな?」
アッシュ「フルーツが実ってたんスか!?フレンチトーストやジャムやフルーツサラダがいいっスね!」
軽く献立を決めると、三人は調理を開始。最初に果物を収穫しようと第1の島周辺を歩き、新鮮なフルーツを入手。そのフルーツを洗おうとしたが・・・
キュッキュッ・・・
アッシュ「あれ?水が出ないっス?」
MZD「あー、言い忘れた!」
ニア「きゃっ!変な所から出ないでよ!」
そこにいたのは厄介者のMZD。彼の登場に驚くも、相手は話を勝手に続ける。
MZD「今日は全ての島で水が全く出ないからWMを使ってくれないか?」
サトウさん「水不足なの!?全く聞いてないんだけど!」
MZD「仕方ねーんだよ。浄水場を点検をしないといけないからさー。今日の朝の四時から明日の朝の四時までは水は出ないし、こっちも処置を考えている。トイレの方は簡易型のを設置したし、シャワーの方は簡易型シャワーを安く販売するから使ってくれ。あと、お水の方はミネラルウォーターやポリタンクで販売している奴はかなり激安で売るから安心してくれ。」
ニア「浄水場って、もしかして第3の島のあれなの・・・?」
MZD「ああ、そうだ。点検中の邪魔はすんなよ?」
必要な情報を述べると、コロシアイの主催者は消えた。この日だけは水不足であり、売店の水は一時的に安くなる。幸いにもWMはたくさんたまっていたので大丈夫だ。
朝食時にこの件をみんなに告げると全員は驚き、「シャワーだけって・・・」「金の無駄遣いは避けられないな・・・」「一日だけ我慢するか・・・」と思い思いの感想を述べる。だが、食事や食器洗いに必要な水はどうしても避けられないのでポリタンクで水を購入する(お金は分けてで購入可能)。この日はこの水をうまく使って生活しよう。
朝食を済ませ、後片付けをしている時、超ポッパー級の歌姫がある事に気づく。
ニア「おかしいわね・・・」
アッシュ「どうしたんスか?ニアちゃん?」
ニア「あのね、アッシュ。ここにあったゴミ袋が少ないの・・・」
アッシュ「ゴミ袋?昨日はたくさんあったのに・・・」
サトウさん「毎日のゴミが多いから多くあっても少なくなっちゃうんだよね。補充しておこうか?」
掃除は終わり、これで自由になる。アッシュは昼までの間は第1の島で仲間と共に過ごし、港付近を歩いていると大人数用のモーターボートが戻ってくる。港にはいくつかのボートが止まっており、少人数用や大人数用が泊まっている。特に大人数用のボートは使用頻度が高く、自分も使用している。
DTO「あ、誰かが帰って来た」
アッシュ「カジカ君とスマイルとエッダ君。お帰りー」
エッダ「ただいま・・・」
カジカ「お昼を食べようと戻って来たんだ。一緒に食べてもいい?」
DTO「いいぜ。ちょうど飯の準備中だったからな。」
今日の昼食は男だけでのお昼。簡単なものを作り、食べるとアッシュは食器を片づける。だが、食器を洗おうとポリタンクを見たら・・・
スマイル「ん?どしたノ?」
アッシュ「あれ?微妙に減ってるっス・・・朝はかなりあったのに・・・?」
DTO「誰かがご飯食べたんじゃないのか?」
お昼を済ませると、アッシュは気分転換に第3の島で楽器を演奏しようと島へ向かう。他のメンバーも後から来ると聞き、DTOと共に島へ向かう。先ほど言った通りに、ボートはかなりあるので移動には困らないが、大人数のばかり使うといろいろと不便な面があるのだ(どの島にも両方のボートはあるが、片方の島に偏りが目立ったり移動に時間が喰う場合もある)。大人数用のはあまりなく、二人は少人数用ので移動をする。
アッシュ「大人数用のボートばかり使うと困るっスね・・・」
DTO「あー、大人数用のってかなり便利だからな〜」
呑気に会話をしていると、第3の島に到着。テレビ局に向かおうとすると、サトウさんとはなちゃんの二人と合流。二人は第3の島で遊んでいたのだ。
サトウさん「あっちの島にないものが多くあったから楽しめたよ。映画も面白かった〜!」
ししゃも「にゃー」
はなちゃん「私も十分楽しめたわ!ここって一体何かしら・・・?」
アッシュ「あの神は何を考えているんだか・・・」
四人が話をしながらテレビ局に着いたその時だった。
ジジジ・・・パッ!
アッシュ「あれ?メインホールに映像が・・・」
四人がテレビ局に踏み入れた瞬間、1階メインホールにある巨大モニターがついた。何故についたんだと思うも、メインホールの映像を見た瞬間、彼らの笑顔が一瞬にして消えた。理由はメインホールのモニターにとんでもないものが映し出されていたのだ・・・!
ジュディ「—————!!!」
その映像はあるスタジオにジュディが身動きが取れない状態でロープで縛られていたのだ!彼女の顔色は真っ青であり何かを叫んでいた。おそらくは助けを呼ぶ声だと思うが、その声やスタジオ内の物音は届かない。おそらくは消音機能が作動しているだろう・・・。
だが、次に映し出される光景であの悪夢が蘇ってしまう・・・!
書き込みはまだ
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その3) ( No.315 )
- 日時: 2014/03/20 17:56
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
ガチャ
ジュディ「!!?」
スタジオに入って来たのは何とツーストだった・・・!彼はいつものローブを羽織っており、一言も発さずにドアを閉める。超ポッパー級の俳優の姿を見たダンサーは動きが一層激しくなり、彼から逃げようと後ずさりする。そんな彼女をあざ笑うかのようにツーストは彼女へ一歩ずつ近づく・・・。
彼の手には頑丈そうなロープが握られていた。密室、ロープ、怯える超ポッパー級のダンサー・・・まさか・・・!?
ツースト「・・・」
ジュディ「—————!!!!!」
一同の予想を裏切る事もなく、ツーストはジュディの首をロープで絞めたのだ・・・!
力が込められたロープから逃れようとジュディは必死に抵抗する。しかし、その抵抗は最初だけであり、徐々に弱まって最後は動きが止まった。その意味はそう、彼女の死・・・!
ジュディの死を確認すると、ツーストは何も言わずにスタジオから去った・・・。その直後に映像はぷつりと消え、黒い画面になった・・・。ショッキングな場面に四人は言葉を失うも、ハッと意識を取り戻したDTOはすぐに指示を出す。
DTO「はっ・・・!ツーストを逃がしたらまずい!俺とアッシュは4階へ行く!サトウさんとはなちゃんは入口を固めておけ!絶対に逃がすな!」
サトウさん「分かった!ジュディさんが・・・!」
目の前で殺人が起きた事に急いで対処をしようとする。映像には幸いにもスタジオの部屋番号が映っており、すぐに場所が分かった。場所は「4−A」と4階Aスタジオだ。犯人の確保やジュディの確認をしようとするが・・・!
アッシュ「死体がない・・・!?」
なんと、4階のAスタジオで殺されたはずのジュディの死体がなくなってたのだ・・・!
アッシュ「どういう事だ・・・!?あ、DTOさん!」
DTO「ダメだ!いなくなってる・・・!って、死体は!?」
死体の消失だけじゃなく、ツーストを逃した事に二人は言葉を失う。先ほどの映像は誰かの悪戯か疲れによる白昼夢だったのか・・・?だけど、あまりにもリアルすぎる出来事で一気に現実に引き戻される・・・。訳が分からない事に意識が混乱する中・・・
ニナ「どうしたの?」
いろいろと混乱する二人の前にニナが現れた。急に名前を呼ばれた事に驚くも、すぐに返事をする。彼女は愛用するカメラと収納に優れたバッグを持っており、写真を現像しようとテレビ局に来た。すると、何やら騒がしく、事情を聞こうと彼らを見つけた。
アッシュ「ニナさん!?」
ニナ「二人とも、顔色が悪いけど大丈夫なの?一階にいたサトウさん達も真っ青だし・・・」
DTO「ニナ、ツーストとジュディを見なかったか!」
ニナ「二人がどうしたの?私、ここに来たばかりだから分からなくて・・・」
何があったのかと聞かれ、先ほどの事を告げる。信じられない内容に彼女は驚く。
ニナ「それって本当なの・・・?殺人が起きたって・・・!?」
アッシュ「ああ・・・。しかし、4階に行ったら死体はなかった・・・」
ニナ「本当に見たの・・・?見間違いじゃなくて・・・?」
DTO「見間違いかもしれないと思うけど、どうしても不安なんだ・・・。あの、一緒に行動をしてくれないか?」
アッシュ「犯人と鉢合わせになってないのが不幸中の幸いっス」
不安を払拭出来ない記憶を失った超ポッパー級の人狼の言葉に超ポッパー級の写真家は話を信じる。相手が嘘をついているようには見えないので相手の考えに賛同する。
ニナ「信じてあげるわ。お願いがあるんだけど、3階の写真加工室で写真を現像させてくれないかしら?」
アッシュ「いいっスよ。かなり写真を撮ったから、相当多くあったんじゃ・・・」
ニナ「たくさん撮り過ぎちゃったわ。この写真の中にはコロシアイをする前のみんなの写真があり、中には今はいなくなった仲間達の写真も・・・」
DTO「・・・」
超ポッパー級の写真家の持つネガやフィルムがあり、その中にはコロシアイで犠牲になった仲間達の写真もある。ニナがいろいろと撮影をし、手元に残しているおかげでいなくなった仲間達を思い出す事だって可能だ。思い出すのは辛いが、何よりも辛いのはいなくなった仲間達に渡せないのとその仲間がいない事・・・。
ニナ「アッシュ、気持ちは分かるわ・・・私でも辛いからね・・・」
アッシュ「ニナさんは写真家だから、その場面を直接見ているから・・・」
ニナ「受け取りたくない人もいるけど、かつての仲間の存在を忘れないでね・・・。アッシュ、ちょっと待っててね?」
写真現像室がある3階へ向かう三人。すると、アッシュは何かを発見。それは3階の窓が開いていたのだ・・・。
アッシュ「あれ?ここって開いてたっけ?」
ニナ「気づかなかったわ」
誰かが開けっ放しにしてたのだろう。アッシュは窓を閉めておき、ニナが部屋に入るのを確認。写真現像室は暗室であり、外の光は写真やフィルムにとっては天敵である。ちなみに時間は30分とすぐに済むのでその場で待てばいい。ニナの護衛はアッシュが引き受け、DTOは1階にいる二人のもとへ向かう。
待つ間も先ほどの光景が焼き付いてるので忘れられない・・・。夢だったのだろうか・・・?
アッシュ「俺、疲れてるのか・・・?今日は早めに休もうかな・・・?」
ニナ「終わったー!アッシュ、お待たせ!」
アッシュ「ニナさん、お疲れ!写真って暗室だし、暑くないっスか?」
ニナ「多少は暑いわね。だけど、好きな作業の工程だから気にしないわ。写真はあとでみんなに渡しに行こう?」
30分後にニナが写真を現像し終え、部屋から彼女が出て来た。手に持つ封筒には島で撮った写真が入っており、厚さからすると相当撮影したと考えられる。彼が受け取ろうとしたその時だった。
エッダ「わあああああー!!!」
昼の空気を引き裂く悲鳴。その悲鳴はエッダが発したものであり、2階から聞こえた。二人は大急ぎで下へと向かう。
アッシュ「何があったんだ!」
カジカ「アッシュ・・・し、死体が・・・!」
エッダ「みんなを今すぐ呼んで来て!早く!」
2階廊下では真っ青になったエッダとカジカが座り込んでおり、両者が発する言葉がままならない。震えるカジカがある一点に向かって指を指す。指先を辿ると2階のAスタジオであり、そのスタジオには・・・!
ニナ「これって、アッシュがさっき言ってたやつなの・・・!?」
アッシュ「あれって見間違えじゃないのか・・・!?」
昼頃に見た映像と同じように首を絞められて絶命したジュディがいた・・・!
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その4) ( No.316 )
- 日時: 2014/03/20 18:08
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
エッダ達が死体を見つけてから死体発見アナウンスが放送される。直接死体を見たため、ようやくジュディの死が本物であるのが分かる。そして、例の如くに渡されたファイルを確認する・・・!
言霊「事件ファイル」を入手した!
「事件ファイル」
被害者:超ポッパー級のダンサー ジュディ・リース
殺害時刻:昼の午後12時40分頃
死因:縄状のもので首を絞められて窒息死
はなちゃん「ねぇ、この死亡時刻は・・・!?」
DTO「これさ、俺らがここに来たのと同じ時刻だ・・・!」
ニア「ええっ!?DTO達がここに来た時に起きたの・・・!?」
一番驚くべき点は彼女の殺害時刻がアッシュ達がテレビ局にやって来た時刻とほぼ同じである事・・・!あれは録画したものじゃなく、スタジオから中継されたもの・・・!
アッシュ「まずはジュディの死体と部屋を調べてみるか・・・。死体は2階のAスタジオにあった・・・。どうやって4階のAスタジオに・・・?首にはロープの痕があって、ん?頭に傷跡が・・・これって殴った時に出来るんだっけ・・・?」
言霊「頭の打撃痕」を入手した!
アッシュ「死体の状態はこんな感じか・・・ちょっと映像を確認したいな・・・」
まずは肝心の映像を確認しようと、器材を調べる。すると、2階の映像編集室に誰かが使った形跡があり、中継映像は残っていた。しかし、クロの手によってほんのわずかしか残っていない・・・。ジュディの殺害シーンが1分だけと残っており、4階Aスタジオのシーンが間違いなく映っていた・・・。
アッシュ「部屋は同じだな・・・「4−A」のプレートがあって、セットやカーテンもあった・・・ちゃんと4階にあったのに・・・!どうやって死体を移動させたんだ・・・?下へ行くとなると、俺らに出会ってもおかしくないはず・・・!」
スマイル「アッス君ー!ちょっとー!」
アッシュ「スマイル、どうしたんだ?」
映像を確認している時、スマイルが映像編集室にやって来た。何か情報を見つけたらしく、それを報告に来たのだ。
スマイル「ジュディの死体を確認したんだけど、抵抗した際に打ったと思われがちだけど違うミタイ。」
アッシュ「え!?そうなの!?あの時は犯人とのもみあいや死体を手放した時かと思って・・・」
スマイル「うっ血や傷の具合からすると致命傷じゃないッポイ。何かで殴られた跡があったし、それも少し前・・・」
アッシュ「つまり、ジュディはツースト君に一度は襲われて気を失ってたって事・・・?」
言霊「頭の打撃痕」を更新!
別の場所で・・・
カジカ「ねぇ、ここのお部屋のプレートが少しガタガタしてないかな・・・?」
エッダ「本当だ・・・!どうして・・・?」
カジカ「前見た時はこんなんじゃなかったのに・・・。ねぇ、エッダの手にあるカーテンは・・・」
エッダ「何か、カーテンに汚れがついてたの・・・このカーテンは綺麗だったのに・・・」
言霊「ネジが緩んだ部屋プレート」を入手した!
言霊「汚れたカーテン」を入手した!
仲間達が証拠を集めている中、アッシュはあるものを思い出す。それは3階の開いてた窓。あの窓について調べようとしたら、ニアも同行してくれた。窓から身を乗り出すとかなりの高さがあり、下には緑の茂みがあった。
ニア「アッシュ、犯人ってここから飛び降りたんじゃないかな?」
アッシュ「飛び降りた・・・?」
ニア「この窓、人が通り抜けが出来るほど開閉が可能だよ!下の方には茂みもあるから・・・一応検証してみない?」
ニアの一理は通っていると判断し、二人は近くのスタジオにあった人形を運ぶ。人形は一般男性のを模しており、実験にはちょうどいい。そして、3階の窓から落とすと・・・
ボスン!
ニア「きゃっ!茂みがちゃんとクッションの役目になったわ!」
アッシュ「じゃあ、ツースト君はジュディを殺害した後、ここから飛び降りて逃げた・・・!?」
言霊「クッションの茂み」を入手した!
いい情報を入手するも、ここで重要な事に気づく。もし、窓から逃げたとなれば・・・!
アッシュ「ツースト君を野放しにしたああああああああああー!!!」
「補足」今回入手したデータや言霊
・メインホールの映像は4−Aから中継されたものであり、ほんの1分しか映っていない。音声はない。
・肝心の内容はツーストがジュディの首を絞めて殺す映像。アッシュ達が確認した時には4階には死体がなかった。だが、死体は2−Aスタジオに・・・
・ジュディの死体には中継映像と同じようにロープで首を絞めた跡と後頭部に打撃痕あり。なお、打撃痕は致命傷ではない。
・2−Aのスタジオでスタジオを示すプレートのネジが緩んでいたのとカーテンの一部が汚れていた。
・事件時に3階の窓が開いていた。さらに補足をすると、3階の窓は人が通り抜けられるほど開閉が可能であり、下にはクッション代わりになる茂みがある。そこから他のエリアへに逃げられる事が可能。おそらく、ツーストはそこから逃走したと考えられる・・・。
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その5) ( No.317 )
- 日時: 2014/03/20 18:18
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
『そして・・・』
「簡単なあらすじ」
ジュディを殺した殺人犯を野放しにした事に全員は青ざめてしまう。さらに彼抜きでは世界裁判が不可能なので、彼を捕まえようとする。何人かに分かれて島を巡回にしたり、ツーストのコテージで待ち伏せをしたりする。しかし、彼は見つからない・・・
ニナ「ツーストが見つかっていないと世界裁判は始まらないわね・・・」
アッシュ「そうっスね・・・ツースト君はどこに・・・」
ニナ「ねぇ、あそこはどうかな?第3の島の浄水場、まだ調べてないのはそこだけだよね・・・?」
アッシュ「あ・・・」
そう言えば、まだ調べていない場所があった。それは調整のために立ち入り禁止になっている浄水場。第3の島に行けるようになってからは全く足を踏み入れていない。しかも、時刻は朝の五時であり、浄水場への立ち入りは可能。隠れ場所にはうってつけだ・・・。
ニナ「他の島にも全員が散らばっているし、逃げ場はないと思うわ。追いつめて捕まえる事も可能なはず・・・」
アッシュ「たしかに・・・」
残った隠し場所に二人は第3の島へ移動する。第3の島にはスマイルとカジカがおり、二人はツーストを見つけていないと言う。浄水場の事を告げると、二人も同行する。そして、ついに浄水場に・・・!
アッシュ「スマとカジカ君はプールの出入り口で待機してて。ツースト君が来たら止めてくださいっス。」
スマイル「分かったー!」
カジカ「気を付けてね・・・!」
相手が興奮状態になっているので凶器を持っている可能性はあり、危険な状態で戦う確率は高い。ニナは対策でバットを持ち、アッシュの後ろをついてくる。逃げ場はなく、犯人との接触も高くなる・・・!
アッシュ「これが浄水場・・・」
ニナ「いくつかのタンクや設備や機能があるわ。これなら災害時の対策も十分ね。」
流石はポップンアイランド、島を快適にするための設備も整っている。貯水タンクや管理室の一つ一つを調べ、ツーストがいないかと調べる。胸の鼓動はどんどん大きくなり、一緒に同行しているニナも同じ・・・。もし、クロとの戦いで自分が殺されそうになってもニナだけは逃がす・・・!
パチパチ・・・
アッシュ「ん?どっかから音がするんだけど・・・」
ニナ「本当だわ・・・火で焼いている音っぽいね・・・」
水辺の場所に真逆の火の存在がある事に違和感を持ったアッシュは音を頼りにそちらの方へ向かう。音は近付くにつれ大きくなり、同時に胸の動悸も激しくなる・・・。
音の発生源はあるタンク付近であり、そこに自分達が探していた人物がいた。だが、違う点は一つあった。それは・・・
アッシュ「・・・!?」
ニナ「ああっ・・・!」
赤き炎に燃やされて仰向けになって倒れている死体と化したツーストの姿があった・・・!
まさかの複数殺人・・・!
『それは本物か?』
アッシュ「嘘だろ・・・!?わあああああ—————!!!」
スマイル「アッス君!?何があったノ!?って、何これ!!?」
カジカ「何で、ツーストが死んでるの・・・!?」
アナウンス「死体が発見されました。第3の島の浄水場に向かってください。」
ニナ「それよりも早く死体の火を消さないと!」
アッシュの悲鳴によってそこにスマイル、遅れてカジカも登場。目の前にある焼死体に驚くも、ニナの指示で死体の火を消そうと取り掛かる。同時に死体発見アナウンスが放送されるも、彼らはそれどころではない。近くの蛇口をひねって水を出し、一気に火を消す。そんな中、アッシュはある事に気づく。
アッシュ(今の死体発見アナウンスに違和感が・・・)
アッシュの悲鳴によってやって来たスマイルとカジカによって死体発見アナウンスが放送されるも、今回のは少しだけ違和感があった。集合したのは自分達を含めて九人であり、二人が見つけたのは紛れもなくツーストの死体・・・!
MZD「あららー、まさか複数の死体があるとねぇ〜」
ニア「MZD、クロが死んだ場合はどうするの・・・?」
MZD「そーだな。もう一つの死体が見つかった場合はその死体も調べないといけないぜ?たとえ、どんな奴でもなぁ・・・?」
まさか、こんな形でツーストを発見するなんて思ってないだろう・・・。MZDから新たなファイルがPDAに追加される・・・。
言霊「事件ファイル2」を入手した!
「事件ファイル2」
被害者:超ポッパー級の俳優 ツースト・イシス
殺害時刻:不明
死因:不明
はなちゃん「時刻と死因が不明って・・・!?」
サトウさん「おそらく、炎で焼かれたせいで分からなくなっている・・・!」
二つ目の死体の情報に言葉を失う。と、言う事は今回の事件はジュディ殺しのツーストを殺したクロを見つけると言う事・・・?
書き込みはまだ
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その6) ( No.318 )
- 日時: 2014/03/20 18:24
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
アッシュ「面倒な事になったな・・・まずは、ツースト君の死体を調べるか・・・」
記憶を失った超ポッパー級の人狼はツーストの死体を調べる。体の大部分は炎で焼かれており、いいものがあまり得られない。服装の方について調べるが・・・
アッシュ(あれ?ツースト君に何か違和感が・・・?)
いつも会っているツーストの状態に何かの違和感を感じたアッシュ。ローブのイメージが強いが、彼でも別の服を着たくなる場合もある。ちなみにツーストの格好は着物っぽい感じのものであり、外で出ても違和感はないはずだが、どうしても違和感が・・・。
言霊「焼けた服装」を入手した!
浄水場で得られたのはこれだけ。他に話を聞くもアリバイはあり、肝心のツーストの動きを聞いても相手が単独行動を好むのでいい情報は得られない・・・。
別の島で何か証拠品はないかと、アッシュはモーターボートに乗り込む。すると、モーターボートにあるものを見つける。
アッシュ「ん?ゴムボート?どうしてこんなものが・・・?あれ?何か付着しているっス!糸くずとビニール・・・?」
言霊「モーターボートにあったゴムボート」を入手した!
アッシュ「誰か遊んだ後に返し忘れたんスね・・・。誰だよ・・・。」
DTO「アッシュ、話があるんだが、ちょっと俺のコテージに来てくれないか?」
アッシュ「話・・・?」
モーターボートを動かそうとした時、DTOが彼を呼び止めてボートに乗り込む。話からすると、あまり言えない内容であり、場所を選んだようだ。コテージに向かうと、超ポッパー級の教師は彼にある話をする。それは重要な証拠でもあった・・・!
DTO「さっき、ツーストを見たかと聞いた時に俺は見ていないと言ったが、あれは嘘だ。」
アッシュ「嘘!?」
DTO「すまん・・・。見たと言っても重要な場面じゃなかったからスルーでもよかったが、やっぱり言うべきかなと思った・・・。」
アッシュ「おそらく大した事じゃないと思ったから見逃したって事か・・・」
大した事じゃないと思ったが、もしかしたら事件に関係しているかもしれないと思い正直に話す事にした。DTOが見たツーストの行動時は・・・
DTO「朝食を終えて少し経った後に俺はツーストを見かけた。あいつはいつものローブを羽織ってなかった。そう言えば、あいつはたしか、夜更かしをしてたのが原因か、凄い眠そうだった・・・着替えるのが面倒くさかったのか、室内着だったぞ。」
アッシュ「室内着・・・?俺、その日は調理担当だったからご飯を食べるのが最後だったから覚えてねぇっス・・・」
DTO「気を落とすなって。あいつの服装はたしか、死体で発見された時に身に着けていたものと同じだった・・・」
アッシュ「朝と同じ格好で・・・?あと、その最後に見た時刻は覚えてるっスか?」
DTO「確か昼前だったな。時刻は忘れたが、少なくともジュディの殺害前とも言える・・・」
言霊「DTOの証言」を入手した!
ある程度の証拠を入手すると、世界裁判が始まった・・・!
「補足」今回入手したデータや言霊
・DTOは午前中あたりでツーストを目撃した。ジュディが殺される昼前であり、その際に服装は室内着のままだった。室内着は作務衣(さむえ)であり、死体発見時はその格好だった(作務衣(さむえ)とは男性がよく着る上下に分かれた甚平のようなもの)。
・少人数用のモーターボートにゴムボートがあった。しかも、それには糸くずとビニールがついている。
・死体発見アナウンスに違和感があったが・・・?
「補足2」事件の流れ(※アッシュの考えです)
・昼前にDTOがツーストを目撃。服装は死体発見時と同じ格好。
・12時40分頃にテレビ局のメインホールでアッシュ達はツーストがジュディを殺害する場面を中継で見る。
・すぐに4階スタジオに向かうが、ジュディの死体はなかった。だが、中継があった殺害時刻で殺害されており、死体は2階スタジオにあった・・・。肝心のツーストは3階の窓から逃走したと考えられる・・・。
・そして、浄水場でツーストは見つけたがすでに死んでいた・・・!
※ここから世界裁判
エッダ「あれってさ、本当にツーストだったのかな・・・?」
ずっと黙っていた彼がある一言を述べる。それは中継のあれがツーストなのかと疑問に持つ。
あの中継ではローブを羽織った人物がジュディの首を絞めると言うショッキングなものだったが、いくら何でもローブを羽織った人間をすぐにツーストと決めるのはよくないのでは・・・?
アッシュ(そうか・・・俺らはあの先入観でツースト君と思い込んだんだ・・・!じゃあ、もしDTOさんの発言や俺らが見つけた証拠、さらには俺がずっと気になっている違和感が正しいとなると・・・!)
道を開けるかもしれないと判断し、アッシュは超ポッパー級のギタリストの意見に賛同する!
アッシュ「エッダ君の意見に賛同する!」
まずは違和感の方を解決する必要がある。その違和感を解くカギはDTOの証言・・・!
アッシュ「最初な、俺はツースト君の死体を見た時に死体に違和感を感じたんだ。」
ニア「違和感!?服装が違うと言う点じゃないの・・・!?」
アッシュ「確かにローブと着物と思うが、あとで調べたらちょっとした違和感があった。それはなぁ・・・」
アッシュ「ツースト君が来ていた作務衣(さむえ)は室内用だったんだ!」
アッシュが感じていた最初の違和感の正体は室内着の事だ。どこかへ遊びに行く時や他の島へ行く場合はあの恰好で行動するなんてありえない。その格好で遠くへ行くにはよっぽどの馬鹿か何か緊急事態があった時。あの死体を見ると、着替えた痕跡は全くない。つまり・・・!
アッシュ「ツースト君はジュディ殺害前に殺されてた確率が大きい・・・!」
死体が焼けているため、時刻と死因は分からないがDTOの証言と自分の違和感が正しくなる確率はグンと大きくなる。こうなると、あの映像のツーストは偽物・・・!
もし、あのツーストが偽物ならば、ジュディを殺したのは別の人。そう・・・
はなちゃん「つまり、犯人は同一犯・・・!?」
そう、超ポッパー級のフラワーデザイナーの言うとおりに今回の事件は同じ人物が二人を殺したのだ・・・!
一見すると全員のアリバイは成立しているが、ツーストが偽物となるとそのアリバイに嘘や可能性が見えてくる。そうなると、事件のクロが見えてくる・・・!そして、アリバイが成立している中で犯行は可能だ。中継前にツーストを殺し、中継時にツーストに扮してジュディを殺す事が可能な人物は一人だけいる・・・!その人物はジュディ殺害時の時に見かけた・・・!
アッシュ「ニナさん、あんたじゃねぇっスか?」
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その7) ( No.319 )
- 日時: 2014/03/20 18:32
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
今までの流れからするとニナが怪しい。いきなり、犯人扱いされた彼女は反論する。
ニナ「ちょっと待ちなさいよ!アッシュ、あなたは私があそこで見かけたんでしょ!?それに死体は4階にあったじゃない!」
サトウさん「そうだよ!ニナさんは入り口からテレビ局に入ったんだよ!それ以前に死体はどうやって動かし・・・」
アッシュ「あの状況でも逃げれる場所は一つあったんだよ。ニアちゃん、ニナさん、覚えてる?」
ニア「3階の開いた窓・・・!あそこなら飛び降りれる・・・!」
ニナ「そこから飛び降りれば、入口に回れるわね。だけど、死体はどうするの?どうやってあの状態で動かせるの・・・!」
脱出方法があったとしても、肝心の死体を移動させないとニナが犯人である事を立証出来ない。時間はかかるし人に見つかる確率は大きい。だが、ある方法で死体移動が出来た。
アッシュ「死体移動のあれ?死体なんて運ばなくてもいいんだよ。だって、殺害現場を偽装しちゃえばいいし。4階じゃなくて2階で中継をな?」
ニナ「・・・!?」
現場の偽装・・・?その一言に裁判所は静かになる・・・。一体、どういう事だ・・・?
アッシュ「つまり、事件の全貌はこうだと思う・・・」
犯人は午前中に何らかの方法でツーストを殺すと自分がクロであるのを隠そうとする。だが、そこを偶然にもジュディに見られてしまう。とっさに彼女を殴るものの、それは致命傷には至らず気絶した程度だった。完全犯罪を試みるが、犯人は相当焦っていた・・・。
DTO「犯人が焦っていた・・・?まさか・・・!」
アッシュ「大正解。俺らは大人数用のボートを使うから、二つの人間を運べなかったからだとおもう。」
また犯人に予想外の事態が発生。島から犯人が死体を運ぶ際にボートが一人用や二人用のしかなかったのだ!だが、犯人にもチャンスはあった。それはレンタルスペースにあったゴムボートの存在。ゴムボートを膨らませて、ゴムボートで運んだ事がばれないように二人をビニールに包んで第3の島へ。
ニア「まさか、水とビニールが減ってたのって・・・!」
アッシュ「犯人が盗んだ。お水の方は第1の殺人の事を考慮したクロがポリタンクの水を少し盗んだと考えられる。ビニールを大量に消費させるといったら、これしかないはず・・・と、なると、第1の島でツースト君を殺したと確証は出来るな・・・」
カジカ「じゃあ、あの殺人のためにツーストが死んだとなると、犯人はどこに死体を隠したの・・・?」
アッシュ「死体の隠し場所は一つある。しかも、そこは凶器や道具の処分にも適した場所だ。俺らが入れずにニナさんだけが入れる写真現像室だ!」
ニナ「・・・」
ツーストの死体を一時的に3階の写真現像室に隠すと、次に気を失ったジュディを2階のスタジオへ運ぶ。その際にスタジオのプレートを細工し、カーテンの色を変えてフロアを偽装した。本当の殺害現場は4階のスタジオではなく、2階のスタジオだった!
スマイル「フロアの偽装だって・・・!?確かに中継だと、あれは分からない・・・!4階スタジオと思い込んでしまう・・・!」
準備を整えた犯人はその次にアリバイを作るのと目撃者を用意しようと、俺らがテレビ局へ来たのを見計らって2階スタジオからメインホールに中継をつなげる。たった1分間の中継殺人に俺らは騙されてしまい、4階のスタジオへと走ってしまう。こうなると2階と3階には興味がなくなる・・・!
その間に2階のスタジオのプレートとカーテンを元に戻し、犯人は3階の窓から逃走。窓から飛び降りると、犯人は服装を着替えて何食わぬ顔で正面からテレビ局へ入る。これがきっかけで死体消失移動事件が発生し、全員が犯人をツーストと思い込んでしまう。あとは誰かが2階にある死体を見つけるのを待ちつつ、3階の写真現像室でローブと凶器を処分するのみ・・・。
DTO「心理的トリックに俺らは騙されたのか・・・」
エッダ「でも、俺らが来た時にはゴムボートなんて見てない・・・あ!空気を抜いたか処分したか・・・」
アッシュ「大正解。ゴムボートは少人数用のモーターボートにあったぞ。ご丁寧にそのゴムボードにビニールや糸くずがついていたし、あれは死体を運ぶ際に引っ掛けただろうな・・・」
エッダの言葉にアッシュは頷く。そして、推理はまだ続く・・・
仮の殺人犯であるツースト探しとジュディの死体を調べる一同をよそに犯人は最後の仕上げをしようと、ツーストの死体を運んで浄水場で死体の状態を悟られないように焼いた・・・。
あとは、浄水場が入れるようになった事をわざと思い出し、そっちに行ってみるのはどうかと第一発見者のふりをした・・・。
かなり筋が通った推理。これにはニナは苦い顔をするもすぐに冷静になる。
ニナ「それは凄いわね。でもさ、その犯行は誰でも可能じゃない?だったら、私が出来たという証拠をここで見せなさい!あそこの部屋はデリケートだし、私は普通に写真の現像をしていただけよ!あの映像も顔が映ってないじゃない!そんな推理は認めないわ!私が犯人と確証できる証拠を言いなさいよ!」
証拠は・・・
アッシュ「あるよ。あんたがやったという証拠がな?それを証明するのはスマイルとカジカ君。特にカジカ君は一番重要だ。」
カジカ「僕が重要なの!?どういう事!?」
ニナ「その三人が私が犯人である事を証明するわけ?彼らはちゃんとしたアリバイもあるし、その三人が証言したものは結び付かないのよ!」
アッシュ「なあ、ニナさん。俺とニナさんとスマイルとカジカ君、この四人の関係は何だっけ?」
ニナ「・・・ツーストの死体を見た四人じゃない?それがどうしたのよ?私とアッシュが最初に見つけて、続いてはスマイルとカジカが見たんだよね。」
カジカ「そうだった!二人が悲鳴を上げてて、僕らがそこに行ったら死体発見アナウンスが鳴って・・・!」
スマイル「僕もアッス君とニナの悲鳴を聞いてそこに行ったらツースト君の焼死体があって・・・!そのあとにアナウンスで全員集合・・・」
はなちゃん「それがどうしたの?ツースト君の死体発見時に何か問題があったの・・・?」
アッシュ「なあ、みんなに一つ聞きたいんだけど、死体発見アナウンスって、「3人以上の人間が死体を発見された時に放送」されるんだったよな?」
ニア「うん・・・確かそうだよ。私達が来た時にはアッシュの四人がいた・・・」
スマイル「ちなみに死体の発見順はアッス君とニナ、次に僕、その次がカジカ君・・・」
カジカ「うん!その順番だったよ!」
アッシュ「それがおかしいんだよ。カジカ君が着た地点でアナウンスが鳴った。本当なら・・・」
アッシュ「スマが発見した地点でアナウンスが鳴るはずだ」
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その8) ( No.320 )
- 日時: 2014/03/20 18:40
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
アッシュの決め手は死体発見アナウンスだった。死体発見アナウンスの違和感が気になった彼はMZDに聞き出した。死体発見アナウンスは「死体を発見した人間が3人以上になると放送される」。普通に考えると死体を発見した人間が3人以上になったから放送されるというもの。
だが、これには一つ盲点があった。それはその盲点は超ポッパー級の写真家にとどめを刺すのに十分だった・・・。
MZD「あー、言い忘れたけど、死体発見アナウンスは「クロ以外の3人が発見した地点」で放送されるんだぜ。あの時にあんたとアッシュ達の四人がいたんだよな?」
ニナ「そ、そんな・・・!嘘でしょ・・・!!」
論破!
死体発見アナウンスは実は「クロ以外の人物が死体を発見した人数が3人以上になると放送される」のだ。もし、ニナがクロじゃないのなら、アッシュ・ニナ・スマイルと来た地点で放送される。だが、スマイルが来た地点で放送はされなかった。この地点でシロ2人とクロだけとなる・・・!
そこに4人目のカジカが来た瞬間、シロ3人とクロとなり、アナウンスが流れる・・・。
MZD「いやー、あのアナウンスはクロ以外の人間が見つけないと放送されないんだよー。最初にジュディの死体を見つけた場合は「ニナがいなかった」から普通に放送され、ツーストの死体を見つけた時は「ニナがいた」から放送がずれたんだ。この放送に気づくとはすげぇな。あ、でも、これを聞くと他の殺人も厄介な事になっちゃうな♪てへっ☆」
アッシュ「もう殺人は起きてほしくないが・・・ニナさん、何か言いたい事は・・・?」
世界裁判を見守る小さな神の言葉と記憶を失った超ポッパー級の人狼の言葉に何かを言いたそうだったが、ニナは全てを諦めた。そして、投票の結果は言うまでもなく、満場一致でニナに決まった。
MZD「またまた大正解だぜー!!超ポッパー級のダンサーであるジュディ・リースと超ポッパー級の俳優であるツースト・イシスを殺したのは超ポッパー級の写真家であるニナ・アシュクロフトだー!!」
アッシュ「どうしてニナさんが二人を殺したんスか・・・」
ニナ「どうしてって?簡単よ!私はこの島からさっさと出たかったのよ!ずっと前から脱出したいと思っていたし、人が死ぬ場面を何度も見せられたらこっちの精神は凄いおかしくなるわ・・・!」
ニナの動機はみんなが最も思っている「ここから脱出したい」、ただそれだけ。だが、脱出するには自分が誰かを殺して、自分がクロとばれないようにしないといけない。生と死をかけた殺し合いで勝たないといけない・・・!
ニナ「私だって最初は嫌だったわ。だけど、我慢の限界が来て怒りが大爆発したの!!そこにツーストが通りかかって来た。怒りに狂う私を止めようとしたんだけど・・・」
ツースト「落ち着けニナ!殺すなんて馬鹿な真似はよせ!」
ニナ「馬鹿な真似!!私、もう我慢の限界なのよ!」
ツースト「ここで人なんか殺したら、奴の思うつぼになっちまうんだぞ!危ねぇ!」
がりっ!
ニナ「!?」
ツースト「いたた・・・」
ニナ「あ・・・あ・・・だ、大丈夫・・・!?」
ツースト「平気だ・・・っつう!」
ニナ「ど、どうしよう・・・ツーストの腕から血が・・・あ・・・あ・・・」
ツースト「だから、そんな程度で泣くなよ!あーもー!」
ツースト「これだから、女は面倒くさいんだよ」
ニナ「女の癖にと言って来たから怒りが殺意に変わり、そこからは何も覚えてはいなかった・・・。気が付くと自分はナイフを持っており、その下には変わり果てたツーストがいた・・・。意識がぶっ飛んでいた間に何か感触があったのかと思ったら人を刺してたのね・・・。そこからはアッシュの言うとおりに凶器や死体を隠そうとしてジュディに見つかった・・・。完敗よ・・・」
被害者:超ポッパー級の俳優 ツースト・イシス、超ポッパー級のダンサー ジュディ・リース
クロ:超ポッパー級の写真家 ニナ・アシュクロフト
動機:島から出たいと言う感情が爆発した
今回のコロシアイは言葉のあやで人を殺してしまった・・・。止めようとした相手には悪気はなかったのだが、連続で人が死ぬ事に精神が参っていたため、ちょっとした言葉や怒りも起爆剤となってしまう・・・。
MZD「そんな事よりもおしおきに行っていいか?」
最後に待ち受けるおしおき。その言葉に超ポッパー級の写真家は頷き、自分からお仕置きの場へ向かう。進行方向にはアッシュがおり、すれ違いざまに何かを呟く。
ニナ「私の部屋に最後のプレゼントがあるわ」
GAME OVER
ニナさんがクロにきまりました。おしおきをかいしします。
「撮影アリ」
超ポッパー級の写真家 ニナ・アシュクロフトの処刑執行
『思い出』
ニナが処刑されてアッシュは涙を流した・・・。表向きは笑顔でみんなの写真を撮影していた彼女は心の底では感情を押さえており、それをうまく発散する事が出来なかった・・・。心の底にたまった感情はいつしか爆弾になり、ちょっとした衝撃でも爆発してしまう・・・。
カメラで写真を撮影する彼女もカメラのファインダー越しから見える世界はどんな風に移ってたのだろうか・・・?美しい世界・・・?見にくい世界・・・?悲しい世界・・・?それとも・・・
アッシュ「そういや、プレゼントがあると言ってたけど・・・」
ニナのコテージに向かい、アッシュはプレゼントを探す。そこにあったのは・・・
交流会で撮った全員集合の写真だった・・・
この写真を見た瞬間、アッシュの涙腺は緩み、さらに泣き出した・・・。今は亡き仲間達も元は普通の人だ・・・。
動機に翻弄された彼らも、当たり前の感情を露わにしただけだ。大事な故郷やその場所にいる仲間達の身の安全、かけがえのない恋人の死と得られないものを得た者への嫉妬と憎悪、負の感情と圧迫感に耐えきれずに逃げたいという思い・・・。当然、自分達も同じ経験をしたら、こうなっているかもしれない・・・。
オシオキ時に彼らはどんな思いだったのだろうか・・・?目的が果たせずに殺されてしまったり、仮に目的を果たしても恋人は戻って来ない、自分の欲のために人を殺した事に対して後悔・・・。どうして、こんな事に・・・。だが、悲しい事に自分達は島から脱出するか島での生活を受け入れるまではこのコロシアイは続いてしまう・・・。昔みたいに笑いあう事は少なくなってしまうだろう・・・。
- スーパーポップンロンパ2ndその5(その9) ( No.321 )
- 日時: 2014/03/20 18:46
- 名前: りゅーと (ID: 7jSpI1pD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
はらり・・・
ふと写真を見ると、手紙が落ちた・・・。その手紙はニナからであり、彼女の手紙を読む・・・。
手紙の内容は彼女の本音、島から出たい気持ちと殺しをしたくないと言う葛藤、そしてみんなと過ごした思い出を忘れない事、そしてみんなの希望を彼に託す内容だった。
そして、手紙に印象付ける文章があった。それは彼女の本来の時間と姿を思い出させる事だった。写真家である彼女は相手や対象が最も輝くその場面や瞬間を逃さないように残す事だ。このコロシアイの中で気が滅入っていたニナの前にアッシュ達が島の中で楽しく過ごし、希望に満ちた表情で心の底から楽しむ場面を見たのだ。この光景はコロシアイの中にも希望はあり、逆境に屈さずに生きるポッパー達の姿にニナは写真家としていつも通りに写真を残した・・・。自分らしさを最後までに失わずに・・・。
アッシュ「ニナさん・・・あんたもちゃんとしてるじゃねぇか・・・写真を撮っている時がすっげぇ輝いていた・・・どの写真もニナさんが撮ったからみんなの表情が凄いイキイキしてるよ・・・あんたの思いは絶対に・・・無駄にしない・・・ぐずっ・・・」
???「・・・」
彼女のほんの少しの本音と本来のニナの姿にアッシュは涙を流す・・・。その様子をある人物が見ていたが、彼のように涙は流せなかった・・・。
第4章へ続く・・・
・ニナの「撮影アリ」
いかにもな廃墟にいるニナ。廃墟から脱出しようとする彼女は一階を調べるがまったく出れない。何か脱出する方法はないかと調べると壁に一枚の写真があった。写真に写っていたのは何の変哲もない窓を調べる自分であり、彼女はそれを気にせずに捨てる。その後、廃墟を進む度に写真を見つけるが、写真は古い棚や机などを調べる自分の姿が映っていた。いつ撮影したものなのかと思うが、ニナはある事に気づく。実は先々にある写真はニナの未来を映し出していたのだ。思い返すと、さっきまで自分は写真通りの行動をしていた・・・。
今度見つけた二枚。一枚目は白い何かが自分の背後にいる写真であり、自分がそれから逃げている。そして、二枚目は・・・。未来を映す写真を見るニナは背後からの気配に気づき、写真同様に全力疾走で逃げる。気が付くと彼女は屋上に逃げており、背後には何者かの気配。意を決して後ろを振り向くとお化けの格好をしたMZDがいた。安堵したその刹那、彼女がいた場所が老朽化してたため崩れ落ち、さらに吊り下げられていたロープに首が引っかかってしまう。必死にもがくニナであったが、徐々に動きが鈍くなり・・・
このお仕置はすんなりと思い浮かびました。元ネタは着信アリからです。
感想OK