二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- スーパーポップンロンパ2nd(その1) ( No.59 )
- 日時: 2013/10/19 01:48
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
以前あったポップンロンパが帰って来たぞ!舞台は大きな南の島!!主人公は何とアッシュ!!原作同様に鬱展開や死ネタが多く、ポップンキャラ同士の殺し合いを見たくない人は回れ右!ポジションのためかMZDの性格が最悪です。あと、若干本作のネタばれっぽいのも含まれてるかな・・・?
「前回と違うのは?」
スーパーダンガンロンパ2は南の島でのバカンスになっており、そこに希望ヶ峰学園にスカウトされた超高校級の生徒達が修学旅行に来ていた。楽しい修学旅行をしている中、モノクマが襲来し生徒達は島に閉じ込められてしまう。
島から脱出するには1同様に「自分が誰かを殺して、自分がクロ(犯人)というのをばれない事」であり、殺人が起きると一定の捜査が発生してその直後に残った者達がクロを見つけるために「学級裁判」が行われる。学級裁判をやってクロを見つけた場合は「クロだけがおしおき」となり、逆にクロではない人がクロと選ばれた場合は「クロだけが卒業扱いとなって学園の外へ脱出する事が許可され、それ以外は全員おしおき」となる。修学旅行の狭間に次々と起きる殺人を解決しつつ、島から脱出する方法を探すのだ。
例の如く「おしおき」があるが、今回のは舞台が南の島であるために大規模なものやダイナミックなものに変わっている。システムが変わったのはもちろん、主人公の肩書が超高校級の幸運ではなく霧切同様の「超高校級の???」になっている点にも注目。
「メインの登場人物」
・超ポッパー級の???:アッシュ(アッシュ・リリーアラウド)
今回の主人公。目を覚ますと記憶の少しを失っており、自分が肩書きとどんな才能を持っていたかを思い出せない。ポップンワールドに呼ばれており、目を覚ますといつの間にか南の島にいたので事態が把握出来ないが、持ち前の性格と才能で前向きに動く。
性格は礼儀正しく努力家で誰にでも優しく接する素直な子。人懐っこくて周囲に振り回されがちだが、周囲の変化を察知したり、初対面の人や新人にも優しくしたり、周囲のフォローに回ったりアシストとすると気配りが出来るいい子。実を言うとこう見えても度がつくほどの天然であり、本音を口にして周囲の人を驚かせたり撃沈させたりする。可愛らしい外見と性格であると同時に頼りになるお姉ちゃん扱いされており、みんなから可愛がられている。ある種HS。普段はあまり怒らない彼だが、怒りのスイッチが入った瞬間、口調が荒くなって我を忘れて大暴れし、周囲が必死に止めに入るほど危険。一番怒らせちゃいけない人。コロシアイを企てたMZDを嫌っている。
記憶を失っているが、ある程度の才能は持っており、特に家事全般(特に料理)と音楽(ドラムとギター系)はプロ級。事件が起きるまでは基本的に「料理・散歩・人の手伝い・練習・料理本を見る・売店で買い出し・ティータイム」のどれかであり、誰かと一緒に動いている確率が大きい。また、種族ゆえに身体能力が優れているのでこれが役に立つ時も。
捜査や世界裁判では積極的に動き、相手の気持ちを察して動く。頭の良さはそこそこであるが、周囲のアドバイスや言葉を聞き零さずに真実を見抜く。前回のサユリよりも行動するのである意味違う。
・超ポッパー級の収集家:スマイル(スマイル・エージメルク)
コレクターの青年。いろんなものに興味を持ち、趣味や才能はかなりある。記憶を失ったアッシュの第一発見者であり、これをきっかけに彼と仲良くなる。
性格は子供っぽく無邪気で誰にでも話しかけると人懐っこい。変わった口調と怪しい笑みを浮かべているのが特徴。いろいろなものに興味を持ち、楽しい事が大好きで、仲のいい人に後ろから急に抱きついたり、友人と共にどこかに連れていくと物凄いフレンドリー。常にニコニコと笑っていて、考えが読みにくい奴。だけど、中身はクールで大人な一面もあり、ちゃんと考えている(この時に口調が変わる)。趣味はかなり多く、特にギターとゲームとアニメと漫画を好む。事件が起きるまでは「ギター・散歩・読書・ゲームやアニメや漫画・セッション」とあるが、アッシュやエッダ達と一緒にティータイムと面白い事探しをする。好きなのはアッシュとカレーとアッシュの手料理と音楽。コレクター故に知識は多いのでかなり役に立つ。
捜査や世界裁判ではアッシュのサポートで動く。頭はかなり良く、いくつかの事件の切り口を切り開く。色々と世界を旅しており、旅や趣味で得た知識を絡ませるので重宝する。
・超ポッパー級のギタリスト:エッダ(エッダ・マリンスノー)
ギタリストの少年。雪国出身の鹿の子であり、家族構成はお父さんとお母さんとお兄ちゃんの四人構成。
性格は大人しくて、ちょっと恥ずかしがり屋。小声で呟くように喋るので聞こえにくい。顔を見られるのを嫌がるのと人見知りがあるので前髪を伸ばしている。こんな性格だが、芯は強くて意見ははっきりと言える。ギターは親がくれたプレゼントであり、ずっと大事にしている。かなり年季が入っているが、ファンやギターコレクターからするととんでもない値段がつく。誰とでも仲が良く、特にアッシュとスマイルとカジカとは一緒にいる。基本的には一人でギターの練習をするが、楽器のセッションは大好き。同じ音楽好きがいるので嬉しい。事件が起きるまでは「ギター・散歩・自然の中を冒険・日陰で休む・セッション・ティータイム」と限られており、一人でいるのか誰かと一緒にいる事が多い。暑さに弱いのでダウンしやすい。家族の話題はあまりしたがらない。
捜査や世界裁判ではアッシュのサポートで動く。頭は上の下といい方であり、彼の何気ない一言が原因で糸口が見える事も・・・。
最初から長いな・・・;書き込みはまだ先になりそう;
- スーパーポップンロンパ2nd(その2) ( No.60 )
- 日時: 2013/10/19 01:53
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
「その他の登場人物」
・超ポッパー級の司会者:ミミ(ミミ・ラビットムーン)
・超ポッパー級の教師:DTO(右寺修)
・超ポッパー級のアイドル:タイマー(時野白兎(はくと)
・超ポッパー級のガンマン:フォース(フォース・ハットマン)
・超ポッパー級の写真家:ニナ(ニナ・アシュクロフト)
・超ポッパー級のフラワーデザイナー:はなちゃん(松井葉菜)
・超ポッパー級のサイクリングマン:サトウさん(佐藤優(すぐると読みます)
・超ポッパー級の科学者:ルート(長谷川るう)
・超ポッパー級の洞窟探検家:カジカ(カジカ・カルスト)
・超ポッパー級の俳優:ツースト(ツースト・イシス)
・超ポッパー級の歌姫:ニア(ニア・トラワレ)
・超ポッパー級のダンサー:ジュディ(ジュディ・リース)
です。今回は年齢や種族を問わずにバラエティーを富んでチョイスをしました。そのため、肩書きが「超ポッパー級」になり、メインの学級裁判は「世界裁判」と名称を変えています。また、ポップンワールドに招待された超ポッパー級の人達を「ポッパー」として呼ばれます。そして、肝心のMZDは・・・
・超ポッパー級の神:MZD
事件の首謀者であり、アッシュ達を島に幽閉した本人。外見は帽子とサングラスが特徴の小さな子供であり、今回の服装は暑さ対策と動きやすさ重視で半袖になった。
性格は子供らしく無邪気なものだが、中身は人の不幸や苦しみや絶望に喜ぶ残酷な性格。コロシアイ生活を強要し、ポッパー達の心に付け込んだり、学園のルールを無視した行為を平然とする。島のルールや施設の扱いを教える部分があり、前回よりも少しだけ説明的でおしゃべりをする性格に。アッシュとスマイルとエッダに対しては寛容的な部分があり、同時に三人が絶望に屈するのを楽しみにしている。多くの動機(人々がどうしても外に出たいと思わせる要素。生徒の大事な人や仲間の身に危害が加えられた映像や生徒の弱点などとあり、人によっては深刻な場合がある)を用意しているので、ポッパー達から嫌われている。
常に神出鬼没であり、彼の一言で人を殺す事も可能。また、MZDには不思議な力があるのでその気になれば国の一つさえも滅ぼす事も出来るという。全てが謎に包まれており、名前さえも嘘らしい。オシオキの執行人である。前回は殺されたようだが・・・?
次からは書きたいシーンなどを。オシオキもあるよ!SAN値がガリガリ減らされるから気をつけてね!
- スーパーポップンロンパ2nd(その3) ( No.61 )
- 日時: 2013/10/19 02:00
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
『始まりは日差しと青い海と白い砂浜』
アッシュ「まさか、ポップンワールドに俺が招待されるなんて・・・」
自宅に届いたお手紙を見たアッシュ。手紙にはポップンワールドへの招待の文が記されており、自分が招待されたのだ。
ポップンワールド。そこは各世界から選ばれた人達が集う国であり、ここで活躍をすると必ず成功する未来と将来が約束されている。まさか、自分にこんな招待状が送られるとは思ってもなかった。それどころか、ポップンワールドからスカウトが来るなんて思ってもなかっただろう・・・。
アッシュ「えっと、何々・・・。あなたは超ポッパー級の・・・・・であり、ポップンワールドに入国される事が許可されました・・・。すっげー!!あの国に行けるんスか!!?一週間後に港に来て下さい・・・。時間もあるし、準備をしていくか・・・。」
手紙を見たアッシュは招待状を大事にして荷物の用意をする。まさか、自分がこの国の一員になれるとは思ってもなかっただろう・・・。
ウキウキ気分で荷物を用意し、ポップンワールドで何をするか楽しみになるアッシュだったが・・・
ザザー・・・ザザー・・・
アッシュ「・・・ここ、どこ?」
アッシュが目を覚ましたら、そこには青い海と白い砂浜と雲一つない青空が広がっていた・・・。視界に入る青い海はかなり透き通っており、近くの岩場には魚が泳いでいる。青い空にはカモメが飛びながら鳴いており、太陽の光がさんさんと降り注ぐ。自分が立っている砂浜は白く、触れるとさらさらしており、ところどころに漂流物や貝がらやカニが・・・。
自分は港で船が来るのを待っていたはず・・・。ここまでは覚えている・・・。だけど、船に乗り込んだ瞬間、急激なめまいに襲われてしまい・・・
アッシュ「どうして俺はここにいるんスか・・・?」
そう疑問に思うアッシュは手荷物を探るが、荷物が全くない。どういう事なのかと思うが、脳があまりついて行けない・・・。そう思っていると、誰かが声をかけて来た。
???「どうしたノー?」
アッシュ「うえっ!?だ、誰っスか!!?」
アッシュに声をかけたのは体中に包帯を巻き、青い髪と青い肌と包帯で隠されていない赤い右目が特徴的である長身の男がいた。口調は癖があって性格は少し子供っぽい。自分とは違う種族の登場にビックリするが、彼にとっては第一遭遇者でもある。
アッシュ「あ・・・あの・・・ここってどこなんスか?」
長身の男「それも僕達も聞きたいヨ。あのね、僕も気が付いたらここにいたンダ。君やみんな同様にネ!」
アッシュ「へー・・・って、俺以外にも人がいるんスか!?マジで!!?」
長身の男「ビックリするのは分かるけど、落ち着こうネ!あと、名前を教えてクレナイ?ちょっと知りたいんだケド・・・。僕の名前はスマイル・エージメルク。スマイルでいいヨ!ヒッヒッヒ・・・。あとね、超ポッパー級の収集家の肩書を持ってるンダ!よろしくネ!ヒヒッ!」
相手はスマイルと名乗り、軽く自己紹介をする。ん・・・?超ポッパー級って・・・?
アッシュ「スマイルもポッパーなんスか!?じゃあ、スマイルや他の場所にいる人達って・・・!!?」
スマイル「うん!僕達と同じ超ポッパー級のポッパー達がいるんだヨ!今からみんなに会いに行くけど、君の名前を教えてクレル?」
アッシュ「あ・・・うん。俺の名前はアッシュ・・・リリーアラウド・・・?肩書きは・・・超ポッパー級の・・・・」
自己紹介をしようとした時、彼は急なめまいと頭痛に襲われる。名乗ろうとした瞬間、アッシュは気を失う・・・。薄れる意識の中、スマイルの声がする・・・。だが、この時に分かったのは・・・
アッシュ(あれ・・・?俺は何者なんっスか・・・?)
そう、自分は記憶の少しを失っていたのだ・・・
ザザー・・・ザザー・・・
アッシュ「う・・・うーん・・・」
スマイル「アッス君、大丈夫ナノ!?気分は大丈夫・・・!?」
アッシュ「スマイル・・・ううっ・・・」
気が付くと、アッシュは何か建物内で眠っていた。ベンチの上に眠っており、横にはスマイルがいた。窓を見ると外はまだ明るいが、少しだけ日が傾いている。何時間か気を失ってただろう・・・
スマイル「気を失っちゃったからびっくりしちゃったヨ・・・ねぇ・・・アッス君、大丈夫ナノ・・・?」
アッシュ「大丈夫・・・あのね・・・実は・・・」
記憶を失った事をスマイルに説明する。事情を説明すると相手は少しだけ驚く。
スマイル「そうだったンダ・・・おそらく、アッス君はこの島に連れて来られた際と暑さで記憶を失ったと思う・・・おそらく一時的な記憶喪失・・・アッス君、辛くない・・・?急にここに来られて記憶を失ったのは・・・」
アッシュ「確かに辛いと思うっスけど・・・俺はそんな事は気にしねぇっス!初対面であるにもかかわらず、スマイルが俺を看病してくれたのは嬉しいっスよ!記憶の方はその内に思い出すから、それよりもみんなに会いに行こうっス!」
スマイル「賛成!もし、まだ気分が優れないなら無理をしないでネ!」
「補足」
アッシュとスマイル達のポッパーは気が付いたらこのポップンワールドの一角である「ポップンアイランド」にいたんです。しかも、アッシュは記憶を失っているのでかなり不安になるが、彼はそれさえも気にしません。
島に何かないかと調べると、ポッパー達が寝泊まりする個人コテージがあるのと、レストラン・ショップ・レンタルスペース・温泉・ゲームセンターなどがある小さなホテルがある。道具を使えば、島に自生する野菜や果物・海を自由に泳ぐ魚を収穫する事も可能。
だが、脱出する方法を探す最中にMZDが襲来し、コロシアイ生活を突き付けられて・・・
- スーパーポップンロンパ2nd(その4) ( No.62 )
- 日時: 2013/10/19 02:09
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
『動機』
「簡単な説明」
MZDの手によって島に閉じ込められたアッシュ達。島から脱出するには人を殺さないといけない事。これには全員は大反対したが、MZDは殺意を起こす動機を用意する・・・。
MZD「お前ら、ここにいていいのか?」
DTO「どういう意味だ?」
MZD「こういう事だ。ほれ、このムービーを見ろ」
ホテルに呼び出されたポッパー達の前にスクリーンが下がり、背後にあるプロジェクターから映像を映し出される。映像にはポッパー達が元々住んでいた世界が流れる。近代未来の世界や独特の文化を築き上げた国や美しい風景が自慢の外国などが映し出される。生まれ故郷やお気に入りの場所が映し出された事に全員が喜ぶが、その笑顔は一瞬にして消えた。
次に映し出されたのは巨大な兵器が建造物を破壊したり、戦闘機がミサイルを放ったり、人々が逃げ惑う映像だった。そこから聞こえるのは全てを壊す破壊音と人々の悲鳴。炎と悲鳴と血の赤が支配する映像に全員は悲鳴や絶叫を上げる。
ルート「・・・!?」
ミミ「いやああああああああああー!!!!」
フォース「うわああああああああああー!!!!」
ニア「何よこれ・・・!?」
タイマー「何かの冗談だよね・・・!?」
はなちゃん「私のお花畑が・・・!ああ・・・!」
ツースト「悪趣味すぎる・・・!」
最悪な映像に全員がMZDに抗議をする。カジカとサトウさんがきつく問い詰める。
カジカ「MZD、これは合成だよね!?」
サトウさん「僕達の故郷に何をしたの・・・!?」
MZD「ああ、本物だ。合成な訳ないだろ?」
ジュディ「お願いだから私達をここから出して!!」
MZD「だったら、そんなに出たいのなら・・・」
MZD「殺せばいいだろ?」
ふざけるなと罵声がホテルロビーに響く中、MZDはその場から去る。悪趣味すぎる映像に何人かが気分が悪くなり、この日の探索はあまり出来なくなった・・・。
アッシュ「あの映像って本当なんっスかね・・・つか、悪趣味すぎる・・・」
動機にもなる外の世界の映像を見せられたアッシュは嫌な気分になり、彼は一人でホテルロビーを歩く。気分転換に散歩をしたため、さっきから喉が渇く。
アッシュ「喉渇いた・・・何か飲もうっス・・・」
ホテルの売店で買い出しをしようとアッシュはそこへ足を進ませる。そこにはさまざまな自販機が多く、食料庫に置いていない食材や料理が苦手な人のために用意されたインスタント・レトルト食品、お風呂グッズや化粧品などが売られている。
リゾート開発地と言えど、ここまで設備が整っている事にアッシュは驚きを隠せない。早速買おうとしたが、自販機にお金を入れる投入口がない。それどころか自分は所持金を持っていない。
アッシュ「どうやって購入すれば・・・」
MZD「あー、伝え忘れてたぜ。」
アッシュ「どこから出て来てるんスか!?」
テーブルから出て来るMZDにアッシュは驚くも、彼は勝手に話を続ける。
MZD「おめー、ここの島で買い物をしたいんだろ?伝え損ねてたが、このPDAを使え。」
アッシュ「PDA・・・?ああ、最初に渡されたこれの事っスか」
記憶を失った超ポッパー級の人狼はポケットからPDAを取り出す。そのPDAはポッパーのデータが入っているだけでなく、島の天気やその日の収穫出来るものの情報、さらには自分が使用するコテージのロックを兼ねていると超便利だ。このPDAが買物に関係しているのか・・・?
MZD「お金なんか使わない。この島ではWM(ウォークマイル)が常識だ。」
アッシュ「WM(ウォークマイル)?」
MZD「そう、この島ではWM(ウォークマイル)が通貨になるんだ。要するにおめーが歩いた分だけお金になって、それで島のものを利用が出来るんだよ。とりあえず、PDAを起動させてみろ。」
アッシュ「こう?あ、俺のデータが出たっス!えっと・・・19000WM!?かなり溜まっているっス!?」
MZD「相当歩いたって事だな。じゃあ、購入画面にして自販機にスキャンしてみろ。」
アッシュ「えっと・・・購入確認画面が出て来て・・・あ!ウーロン茶が出て来たっスー!!」
アッシュに島での買い物や施設の利用方法をこのWMが左右すると伝える。この携帯機器がここまで高性能である事に驚きを隠せない。しかも、お金はただの散歩や運動で稼げるのも利点だ。
MZD「ちなみにこのWMは散歩だけじゃなくて、島で見つけたものを売却したり、イベントやゲームをクリアしたら稼げるからうまく活用してくれ。」
アッシュ「分かった。ん?この買物ログデータって・・・?」
MZD「ああ、それはその人物が購入したデータを書き込むもんだ。それが売り切れてた場合は何日後に販売するかと教えてくれるし、お気に入り機能を使えばいつ入荷するかと分かるぜ。あと、売店のものは三日おきに代わるから気をつけろ。それと、購入したもののログデータはずっと残るから気をつけろよな。万が一、ヤバいものを購入した場合は保護機能で隠せるから安心しておけ。」
アッシュ「ふぅん・・・」
MZDはアッシュにPDAの使い方を教えるとそのまま消えた。いきなり現れていきなり消える謎の人物に彼は唖然となる・・・。
アッシュ「まったくっス・・・ちょっとお腹空いたし、何か作ろう・・・って!お菓子の材料も販売してるんスか!!?やっべぇー!!・・・そうだ!気分が落ち込んでいるみんなにお菓子の差し入れでもするっス!!」
趣味のお菓子作りが出来る事にアッシュは笑顔になり、お菓子作りのキットを大量購入をする。レストランの厨房やコテージのキッチンを使えば調理は可能だが、ここはポップンアイランド。島のフルーツで作ってみるのも悪くはない。そう思い、彼は砂浜で南国フルーツを取りに行く。
書き込みはまだ
- スーパーポップンロンパ2nd(その5) ( No.63 )
- 日時: 2013/10/19 02:15
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
♪♪〜♪〜〜〜
アッシュ「ん?このギターの音は・・・」
砂浜から聞こえるギターの音色にマンゴーを収穫するアッシュは音の方へ行く。そこにいたのはヤシの木の日陰でギターを演奏する鹿の子がいた。そう、彼は超ポッパー級のギタリストのエッダだ。
アッシュ「エッダ君、何してるんスか?」
エッダ「ビックゥ!!あ・・・アッシュ・・・どうしてここに・・・?」
アッシュ「偶然通りかかっただけっス!今の演奏って、エッダ君なんスか!?」
エッダ「う・・・うん・・・俺、ギターを弾くのが趣味だから・・・その・・・」
人見知りが激しいのと恥ずかしがり屋であるため、エッダは顔を赤くしてボソボソと喋る。そんな相手でもアッシュは真剣に聞き、相手に合わせる。
エッダ「あ・・・あの・・・不快じゃなかった・・・?」
アッシュ「ううん!凄い音楽っス!いい音色だし、リズムもよかったっスよ!!」
エッダ「本当・・・!ありがとう・・・!」
アッシュ「今度、俺と一緒にセッションでもしたいっスね。そう言えば、エッダ君が持っているギターって凄い年季が入っているけど、誰かから貰ったんスか?」
エッダ「うん・・・これ、家族がくれたんだ・・・俺の父さんと母さんと兄さんが・・・」
アッシュ「家族がくれたプレゼントなんだ。エッダ君のお父さんとお母さんとお兄さんもいいひ・・・!」
話をしている時、アッシュは地雷を踏んだ事に気づく。先ほどの動機の映像の件もあるので彼は傷ついているはずだ・・・
アッシュ「エッダ君、ゴメン・・・!」
エッダ「ううん・・・気にしてないよ・・・それよりも、アッシュはどうしてバナナやマンゴーやライチなどを集めてるの・・・?」
アッシュ「あ!実はみんなを元気づけるためにお菓子を作ろうとしてるんスよ!よかったら、一緒に作らないっスか!」
エッダ「俺も後で行く・・・!」
その後、アッシュはお菓子作りをする。その途中でスマイルとエッダとカジカとはなちゃんとサトウさんとニアも加わる。元から料理が得意な人がいたため、キットのよりもうまく出来た。そのあとは作りたてのお菓子でティータイムをする。そこにニナもやってきて、作業中やティータイムのシーンを撮影する。
カジカ「美味しく出来たね!カップケーキがおいしい!」
ニナ「みんな、いい表情ね!写真を撮るわ!はい、チーズ!」
エッダ「・・・美味しい」
はなちゃん「みんなで作ると美味しいね!ししゃもにもあげてもいい?」
サトウさん「いいよ。ししゃも、あーんして」
ししゃも「にゃー」
アッシュ「ふふっ、みんなが喜んでくれてよかったっス!」
少人数と言えど、みんなはティータイムを楽しむ。料理が趣味であるアッシュにとってはWMの消費は何とも思わないし、むしろみんなを笑顔にする事が出来る事に嬉しい。
ニア「こういう楽しい時間があるといいね。アッシュ、お茶」
アッシュ「ありがとう」
スマイル「アッス君さ、島で料理当番をした方がいいんじゃナイ?僕も応援するカラ!」
料理の才能がある人が料理をした方がいいとスマイルが言う。料理が出来るのは嬉しいが、流石に毎日は厳しい。変わりばんこで作ろうかと考えようとした時、アッシュはある事を考え付く。
アッシュ「俺が作って・・・そうだ!」
ニナ「どうしたの?」
アッシュ「そう言えば、この島でみんなと一緒に交流会をしてねぇっスか!」
カジカ「確かにみんなは初対面だからね・・・」
サトウさん「要するにみんなでパーティをしようって事なの?」
アッシュ「うん!明日か明後日で丸一日みんなで食材を集めて、夕飯にみんなでパーティをしよう!」
エッダ「つまり、みんなの結束を強くしようって事・・・?」
アッシュ「そう!だから、みんなの嫌な気分もぶっ飛んで、みんなが仲良くなるんスよー!!」
考えたのは近日に全員が島で食材を捕りに行ったり、遊んだりする。夕方には収穫した食材を調理してバーベキューをする事だ。このように親睦を深める事をすれば、みんなの気持ちが一つになる。この意見に全員は賛同した。
「補足」
PDAには便利な機能があり、これを使う場面が多い。また、サトウさんはししゃもを連れています。
この地点で誰が誰のポジションであるかは黙っててね?
- スーパーポップンロンパ2nd(その6) ( No.64 )
- 日時: 2013/10/19 02:21
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
『交流会』
明後日、アッシュ達は交流会を開始した。海で遊ぶ人もいれば、自然の中を散歩する人もいれば、みんなが楽しむ場面を見てそれを記録に残す人もいる。
エッダ「本当に釣れるかな・・・?」
アッシュ「釣れるっス!って、来てる!来てる!」
エッダ「うわわわわ・・・!」
スマイル「エッダ君、落ち着いて!網!網!大きいよ!」
ジュディ「じゃーん!水着に着替えましたー!」
ニア「すっごいスタイルがいいね・・・」
ミミ「ニアちゃんも似合ってるよ!可愛いー!」
ニナ「あら、いいベストショットね。一枚もらってもいいかしら?」
ジュディ「一枚高いよ〜?このあと、ビーチバレーでもしない?」
ニア「私もやる!誰かを呼ぶね!」
タイマー「遊ぶなら僕も参加してもいい?魚釣りに飽きたから」
ミミ「男子の参加も歓迎するよ〜!!」
カジカ「これって食べられる木の実だね。デザートにしてもいいかも!」
ルート「こういう植物関連のは任せて!判別は出来るわ!」
アッシュ「ルートちゃん、カジカ君、ありがとう!じゃあ、このキノコは・・・」
ルート「これはお吸い物に、これはデザートに・・・って、それは毒キノコよ!」
カジカ「えっ!?危ないじゃん!」
ルート「大丈夫よ。PDAでこの日に収穫できるものをしっかり調べた方がいいわ。」
アッシュ「限定食材もあるんスね!!?じゃあ、俺も頑張って・・・!」
サトウさん「こういう場所の散歩っていいね」
はなちゃん「珍しい植物があるもんね。フラワーデザイナーの私でも作品作りに困っちゃうわ。」
サトウさん「あとでこの道を自転車で走らない?すっごい気持ちいいよ!」
はなちゃん「いいの!?コースは多くあるからどれにするか迷うね・・・」
ししゃも「にゃー」
ツースト「・・・」
フォース「・・・」
DTO「・・・」
カジカ「あの・・・これは・・・?」
ルート「ツーストとフォースとDTOが魚釣りに必死になって、どっちが大物を取れるかとムキになっちゃったのよ。」
ミミ「うわー、男子って凄い馬鹿だわー。エッダが大物を釣ったのに・・・」
昼間は好きなように過ごしていく彼らの脳裏にはコロシアイや動機の事は消えており、嫌な気分は誰もしていない。時間は過ぎて行き、気が付くと空はオレンジから紺色に変わりかけている。この時間帯で夕飯を作った方がいいだろう。
DTO「力仕事は俺に任せろ!コンロはここでいいか?」
サトウさん「すみません、僕が力ないばっかりに・・・」
DTO「いいっていいって!サトウは炭を用意してくれ!」
ルート「火は私に任せて!えいっ!」
ニナ「凄いわ!石だけでついちゃった!」
エッダ「楽しい・・・」
アッシュ「エッダ君も気に入ってくれてありがとう。準備を早くしようっス!」
スマイル「これだけで足りるカナ・・・?大食いの人がいるんだケド・・・」
ジュディ「そんなのはいいのよ!足りなくなったら、自販機で購入するわよ!」
ツースト「こっちの肉は俺の肉だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!」
フォース「ふざけんなぁぁぁぁぁー!!!これは俺の肉だぁぁぁぁぁー!!!」
DTO「おめぇらケンカすんなぁぁぁぁぁぁー!!!」
いろいろとあったが準備は終わった。最後にアッシュがオレンジジュースを片手に持って・・・
アッシュ&スマイル&エッダ「かんぱーい!!」
この乾杯の合図に夕飯の時間がスタート。収穫した食材の感想を言ったり、この日の感想を述べたり、肉の奪い合いをしたり、小さな余興をしたりした。
全員の表情は笑顔と希望に満ちており、これを見たアッシュは安堵する。コロシアイなんかしなくても絶対に脱出が出来る。誰もがそう思っていた。最初の事件が起きるまでは・・・
ツースト「おい、フォース・・・・嘘だろ・・・!?」
集合の時間になっても現れないフォースを心配したツーストが見たものはコテージ内で口から血を吐いて息絶えた超ポッパー級のガンマンの姿だった・・・。
事件発生!
- スーパーポップンロンパ2nd(その7) ( No.65 )
- 日時: 2013/10/19 02:26
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
『最初の事件』
「簡単なあらすじ」
交流会の翌日、いつもの集合時間になって現れないフォースを心配し、ツーストを筆頭に彼のコテージに行くと、そこには変わり果てた超ポッパー級のガンマンの姿があった・・・。ついに殺人が起きてしまった・・・。この出来事に残ったポッパー達はショックを受けるが、悲しい事にみんなの中にフォースを殺した犯人がいる・・・!悲しい気持ちを堪えて、アッシュ達は捜査をする!
「事件ファイル」
被害者:超ポッパー級のガンマン フォース
殺害時刻:昨日の午後11時頃
死因:服毒による死亡(毒は見つかっていない)
アッシュ「ひでぇ・・・ん?PDAにデータが・・・」
スマイル「事件ファイルダネ・・・あの神様が送ったものっぽいネ」
言霊「事件ファイル」を入手した!
エッダ「アッシュ・・・これはどうかな?」
アッシュ「それは・・・?」
エッダ「フォースが食べてたものだね・・・食事には出てないけど・・・」
アッシュ「おそらく、傷まないように加工をしたんスね・・・んっと、「お肉の残りとキノコのつまみと白いご飯とポテトサラダとフルーツゼリー」・・・。フォース君はこれを食べて毒を・・・?」
スマイル「でも、毒になりそうなものはないッポイ・・・!」
言霊「フォースが食べたもの」を入手した!
アッシュ「ん?ベッドの下に何かある・・・?缶があるっス!種類はオレンジジュース・・・って、これはアルコール飲料じゃねぇっスか!?」
言霊「アルコール飲料」を入手した!
アッシュ「もうちょっと証拠が欲しいな・・・うーん・・・」
スマイル「アッス君!昨日の島のデータを入手したヨ!」
アッシュ「スマイル!ありがとうっス!どれどれ・・・」
言霊「交流会当日の島のデータ」を入手した!
アッシュ「スマ、これは役に立つっス!次は聞き込みでも・・・!」
ある程度のデータを得ると、次は聞き込みをする。昨日は部屋にいたり、何人かで行動をしていた。だが、気になる証言が・・・
ミミ「そう言えば、昨日はカジカとサトウさんとはなちゃんが作ったものを差し入れで持って来てたわ。何でも加工をした物をおすそ分けと・・・私もフォースと同じものを貰ったの!キノコのおつまみやフルーツゼリーやお肉など・・・」
DTO「俺もフォースと同じものを食べてたぜ。かなりお酒が欲しくなるモンばっかりだから、ホテルでお酒を買いに行ったんだけど全部売り切れてたな・・・交流会でも飲みたかったのに・・・誰だよ!買い占めた奴は!」
アッシュ(何人かが受け取っていた・・・?)
言霊「ミミの証言」を入手した!
言霊「DTOの証言」を入手した!
いくつかの証拠や証言を入手すると、世界裁判の開始を告げる放送が流れる。
この世界裁判でフォースを殺したクロを見つけないと、クロ以外の全員には死しかない・・・!
スマイル「アッス君、落ち着いて・・・!ここは冷静にならないと僕達は死んでしまう・・・!」
エッダ「俺も何とか考えてみる・・・!」
アッシュ「・・・ああ!」
「補足」今回入手したデータや言霊
・フォースの死因は服毒による毒での死亡。また、フォースはコテージ内にずっといた。
・フォースはカジカとサトウさんとはなちゃんが交流会で余ったものをいくつか加工して、何人かにおすそ分けした。フォースのところに行ったのは午後10時30分頃。
・差し入れの内容は肉・ポテトサラダ・キノコのおつまみ・ご飯・フルーツゼリー。全員共通
・昨日収穫出来たものは「魚:イカ・タコ・タイ・マグロ・鮭・アジ・エビ・カツオなど」「野菜:じゃがいも・人参・ブロッコリー・トマト・ピーマン・シイタケ・マイタケ・ヒトヨタケ・クリタケなど」「果物:バナナ・マンゴー・ライチ・ドラゴンフルーツ・モモ・イチゴなど」「その他:岩塩・山椒・唐辛子・天然水など」
・昨日はお酒類が売り切れてた。だが、フォースの部屋に一本だけ・・・?見た目は完全にジュースの空き缶であるが・・・
今回は言霊を使ってみた
- スーパーポップンロンパ2nd(その8) ( No.66 )
- 日時: 2013/10/19 02:36
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
『ひらめく推理』
アッシュ「みんな、ここはちゃんとクロを見つけるんスよ!何でもいいから証言を頼む!」
こうして、世界裁判が始まった・・・!
タイマー「犯人は分かった。カジカとサトウさんとはなちゃんが毒を盛ったんじゃ・・・!」
はなちゃん「私は毒を盛ってないわよ!第一、みんなと同じものを食べてたし・・・!」
ツースト「こっそりと毒を盛れるじゃねーのか?」
カジカ「僕はやってないよ!!普通にやっただけだし・・・!」
サトウさん「君達もじゃないの!?個人行動してたりするのもいるし・・・!」
ツースト「料理をしてたのはあんたらだろ!?共犯して・・・」
アッシュ「残念だけど、それは違うっス!」
タイマー「どうしてなの?」
アッシュ「現場からは毒になるものは見つかってねぇっス!あんだけのものを食べてもフォース君だけが死んでもおかしいすぎるっス!調理したものや食べたものを調べたけど、毒になるものは全くなかった・・・!」
最初に世界裁判で毒の事を調べるがみんなが食べたものには毒はなかった。データを照合させても加工は炒めたりパックに詰めたり冷凍したりした程度なので別の食材は加えていない。
アッシュ「それに誰かが手を組んでもフォース君を殺した人しかクロになれないし島から脱出が出来ないっス!仮に三人が手を組んでも得はしない・・・!」
※ダンガンロンパでは共犯がいたとしてもクロになれるのは直接手を下した犯人だけです。
ニナ「確かにそれだと成り立たないわね・・・」
ニア「あ、確かに矛盾してるわ・・・!」
アッシュ「三人は調理後はどうしたのか証言してほしいっス!」
その後、アッシュはいくつかの証言を聞いて加工をしていた三人が違うと判断する。だが、ここで問題は一つだけある。フォースを殺した毒はどこにある?これが事件の決め手であるかもしれない・・・。
スマイル「全員と同じ状態で毒殺って可能なのカナ?」
ミミ「そんな方法で人を殺せるの!?じゃあ、私達は最初から狙われてたじゃない!!?」
DTO「じゃあ、下手したら俺らも死ぬんじゃ・・・!?」
アッシュ「その確率はあるっス・・・(だけど、どうやって・・・?」
いい線は行ってるのだが、アッシュはうまく進まない。そんな中、超ポッパー級のギタリストがある事を呟く・・・
エッダ「だったら、食べ物を合わせて殺すんじゃないのかな・・・」
アッシュ「エッダ君?」
エッダ「昔の人が言ってたよね?どんなに素晴らしくて美味しい食材でも一緒に食べたら必ずおいしくなるとは限らないじゃん・・・今回もそうじゃないのかな・・・?」
アッシュ「!」
エッダの呟きにアッシュはある考えを閃かせた。その答えは・・・
食べ合わせ
アッシュ(そうか!もしかしたら、食べ合わせで死ぬ確率があるんじゃ・・・!)
ルート「アッシュ、どうしたの?」
アッシュ「みんな!毒はあったっス!」
カジカ「えっ!?毒ってあったの・・・!!?でも、調理した時は何ともなかったし・・・!」
スマイル「アッス君が言いたいのって、今回収穫した食材に毒になるものがあるって事カナ?」
アッシュ「そうっス!つまり、クロはこれを利用して・・・!」
そう、今回の事件は食べ合わせによる毒での死が原因だった。意外な殺害方法に大半が驚く。食べ合わせの確率はありえるのでこれをうまく利用すれば・・・!
スマイル(アッス君、今のは十分ダヨ!ここは重要な分かれ道だから、クロはボロを出すハズ・・・!)
アッシュ(スマイル、分かった!)
仲間からの後押しに勇気を貰ったアッシュは自分しか見つけていないものを取り出す。それはフォースのコテージのベッド下から見つけたアルコール飲料の缶!
アッシュ「こんなのをフォース君の部屋から見つけたっス」
ニア「それって何?見えないわ・・・」
ジュディ「缶ジュース・・・?」
ルート「そんなアルコール飲料がどうしたのよ」
ミミ「オレンジジュースなの?それがどうしたの?」
エッダ「そんなのがあったの・・・?俺、見てないけど・・・」
ツースト「そんなジュースに毒があると言いたいのか?」
缶を見た時、全員が思い思いの言葉を述べる。だが、ここで犯人はボロを出した・・・!
アッシュ「あのー、このジュースは俺しか見つけていないんだけど、どうして「アルコール入り」と分かったんスか?ねぇ・・・」
「ルートちゃん?」
ルート「え・・・?何言ってるの・・・?私が犯人って・・・?」
アッシュ「これね、さっきも言った通りに俺しか見つけていないんスよ?これね、見た目はジュースにしか見えないけど、実際にはお酒なんだよ。これを一目でお酒と分かるってどういう事なんスか?知るのはただ一つ、あんたがフォース君に渡したからなんスよ!!」
超ポッパー級の科学者が犯人であるのを見抜いたアッシュ。だが、犯人扱いされた彼女は冷静に反論をする。
ルート「私が犯人だって?何を言ってるのよ?私がその缶を持って行った理由ってあるの?」
アッシュ「あるよ。理由は・・・」
アッシュ「フォース君を殺すためっスよ」
ツースト「フォースを殺すためだと!?その缶一本でか!?」
サトウさん「たった一本の缶で人を殺せるなんて・・・!?」
タイマー「まさか、缶に毒が入っているんじゃ・・・!」
アッシュ「いや、どっちにも毒はねぇっス。だけど、毒はあったんスよ!」
ルート「・・・!?」
アルコールと差し入れの料理。どっちにも毒はない。だが、毒はある・・・!毒はどうやって発生した・・・!?
どんな風に殺した・・・?書き込みはまだでっせ
- スーパーポップンロンパ2nd(その9) ( No.67 )
- 日時: 2013/10/19 02:44
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
アッシュ「スマイル、交流会に出した料理に使われた食材を答えて」
スマイル「えっとね、お魚とお野菜と果物とスパイスになるものダヨ。あと、自販機で購入したものを・・・」
アッシュ「うん、じゃあ詳しく頼む」
スマイル「野菜はじゃがいも・人参・ブロッコリー・トマト・ピーマン・シイタケ・マイタケ・ヒトヨタケ・クリタケナド・・・」
アッシュ「一部のは収穫したのが混じってるっスね。そう言えば、PDAには辞書機能があるんスよね?はなちゃん、起動して」
はなちゃん「うん!シイタケは主にクヌギや椎の木などの広葉樹の枯れ木に発生。肉厚で美味しい。マイタケは世界中の暖温帯から温帯北部にかけて分布し、ナラやカシやシイといったブナ科樹木の大木の根株で心材に寄生・・・。えっ!?ちょっと待って・・・」
DTO「どういう事だ・・・?」
ニナ「DTO、辞書機能でキノコのページを開いて・・・ヒトヨタケを・・・見て・・・」
PDAの機能で昨日収穫した食材を調べる一同。そこに書かれていたデータを見て、多くの者達が驚く。何故なら・・・
エッダ「ヒトヨタケ・・・」
ヒトヨタケ:一夜で溶けて黒色の胞子を含んだ黒インクのような液と化してしまう。液化する前の幼菌は食用になり美味であるが、酒類と一緒に食べると中毒症状が発生。
アッシュ「科学者の君なら、これの効果を知ってたんじゃないんスか?この中毒症状は酷い場合だと・・・」
ルート「ふざけんじゃないわよ・・・」
ミミ「ルートちゃん・・・?」
ルート「あんたさ、私に対して失礼極まりない発言をしてない!?超ポッパー級の科学者だからその知識を知っていたから偶然にしてない!!?マジであり得ないんだけど!!」
犯人扱いされた事にルートが切れる。クールで知的な彼女とは全く違い、怒りを露わにする。アッシュが考える「ヒトヨタケとアルコールの摂取で中毒死」に反論する。確かにアッシュの理由は合っており、これさえやれば、フォースは死ぬ。しかし、問題が発生。
ルート「ヒトヨタケの効果で死ぬけど、そのアルコールはフォースが購入したんじゃないの!?もしくは誰かが買ったとか・・・!」
アッシュ「残念だけど、それは違うっス!理由は昨日はアルコール飲料が売り切れてたんスよ!!DTOさんが購入出来なかった!何故って?それはターゲットを絞って殺害するため・・・!要するにお酒が飲めそうな人なら誰でもいいんスよ!しかも、お酒のだと誰も殺害方法が分からなくなる・・・!」
そう、お酒は売り切れており、当分の間は入らない!ルートは犯行時に計画をうまく実行するためにWMでアルコール系を全部購入し、殺害方法がばれないために処分をしたのだ。彼女はお酒を購入して証拠を消すと、一本だけお酒を残した。交流会当日にヒトヨタケを食べて体内に毒を蓄積させたフォースにとどめを刺そうとアルコールを渡した。そう、差し入れのタイミングを狙って・・・!
交流会でやらなかった理由は計画が台無しになるのと毒をさらに蓄積させるためと計画を成功させるため・・・!
アッシュ「おそらく君はカジカ君達の差し入れのあとにルートちゃんがアルコールを持ってフォース君のコテージに行った。フォース君にお酒を飲まそうと君はこう言った。「渡し忘れた物があるの!」「間違って買っちゃったからあげるね!」と・・・。これを言われると、誰でも受け取ってしまう・・・」
ルート「はあっ!?そんなのはあんたの考えじゃないの!!?だったら、そんな計画は誰でも出来るんじゃないの!!?」
ジュディ「確かに誰でも出来るけど・・・!」
ルート「そもそも私が犯人と言う証拠でもあるの!?私がお酒を購入したという証拠は!?形になって残っていないのなら、意味ないじゃない!!!」
今の発言にアッシュは聞き逃さず、冷静に反論をする。ルートが犯人であるという証拠を・・・!
アッシュ「ルートちゃんが犯人である証拠はあるっスよ!それは・・・買物ログデータっス!!」
スマイル「買物ログデータ・・・!たしか、その人物が購入したデータを残すんだヨネ・・・!もし、ルートちゃんがお酒を買ったら・・・!」
アッシュ「そういう事だ・・・ルートちゃん、君のPDAを見せてくれる?少しだけ確認させて。仮に保護機能がある場合はそれを解除して。」
記憶を失った超ポッパー級の人狼の言葉はとどめとなり、ルートは青ざめる。PDAを見せてと言う言葉に体と精神が拒否する。わなわなと震える少女の手からPDAが落ちる。それをニアが回収する。
ニア「確認のために見てもいい・・・?MZD、保護機能を解除してくれる・・・?」
MZD「いいぜ!こうやって・・・カチャカチャ・・・ほれ!出来たぜ!」
ルートのPDAの買物ログデータには・・・
お酒の大量購入履歴があった・・・
ルート「あ・・・あ・・・」
エッダ「あ、あの・・・俺、言い忘れたんだけど・・・この間、ルートのコテージに遊びに行った時にトイレで手を洗っていたらお酒のにおいがしたんだ・・・!ビールやワインのにおいがしてて・・・」
アッシュ「これでクロが決まったな・・・」
論破!
クロは分かったが・・・
- スーパーポップンロンパ2nd(その10) ( No.68 )
- 日時: 2013/10/19 02:50
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
『最初のおしおき』
アッシュはスマイルとエッダの協力により、フォースを殺したクロことルートを見つけるのに成功したが、どうも生きた心地はしない・・・。外に出て空気を吸いたい・・・。夢なら覚めてほしい・・・。
一方のルートはずっと無言で拭いており、体中から生気が失われていた・・・。何かを呟いていたが、耳のいいアッシュやミミでも聞こえない・・・。
アッシュ(スマイルとエッダ君のおかげで何とかなったけど、ルートちゃんが・・・!俺が見ているのって悪夢だろ・・・!なぁ・・・夢なら覚めてくれ・・・!)
MZD「色々と疲れているところわるいが、どうやら犯人が出たようだな。俺、裁判が長すぎて待ちくたびれちゃったぞー。さーて、最後にお前達にクロが誰かと投票をしてもらうぜ。手元にあるボタンを押して投票をし、多数決で決まった人物がクロだったらクロのみおしおきだぞー?あ、そうそう。無投票をした場合は無投票をしたポッパーもおしおきだからな?あんたらだってこんなので命を失いたくないだろ?だったら、ちゃんと投票をしろよな?」
クロを決める投票タイムとなり、全員は震える手でボタンを押す。MZDの横にあったスロットが回転する。スロットのドラムにはポッパー達の顔がデフォルトで描かれており、亡くなったポッパーの顔はモノクロカラーになっている。
勢いよく回ったスロットは次第にゆっくりとなり、ある人物の顔が揃って止まる。その顔はルートの顔であり、彼女の絵柄になると明るいファンファーレと共に大量のコインが出る。
MZD「大正解!超ポッパー級のガンマンであるフォース・ハットマンを殺したのは超ポッパー級の科学者である長谷川るうだ!いやー、あんた達の推理力には参ったぜー。」
ツースト「お前がフォースを殺したのか!!?どうしてあいつを殺したんだ・・・!!?よくも・・・!許さねぇぞ・・・!!!」
DTO「落ち着け!相手の言い分を聞け!」
アッシュ「ルートちゃん、どうしてフォース君を殺したんスか?まさか、あの動機のムービーが原因で・・・」
仲間を殺された事に怒る超ポッパー級の俳優を数人の男子が抑えている中、アッシュは彼女に話を聞く。殺害の動機はあの映像だろう・・・。
ルート「そうよ・・・あの映像を見た瞬間、私は故郷にいる部活仲間が心配になったの・・・!私が尊敬する先輩や可愛がってた後輩や友達でありライバルの同級生の無事が気になって・・・!いてもたってもいられずに・・・!」
アッシュ「それで殺しちゃったのか・・・だけど、そんな方法は間違っている・・・!怖いのなら、何で俺らに相談をしなかったんだ・・・?」
ルート「無理よ・・・!私は周囲が怖くなったの・・・!誰かが私や他の人を殺しそうで怖くなって・・・相談すら出来なくなって・・・!私だって、こんな事はしたくなかったわ!!みんなと一緒に楽しんだりして島から全員で脱出したかった・・・!けど・・・!」
被害者:超ポッパー級のガンマン フォース・ハットマン
クロ:超ポッパー級の科学者 長谷川るう
動機:部活の仲間が心配だったのと周囲が怖くなったから。前者の方が一番強く、後者のは・・・?
MZD「ルート、話したい事を話し終えたか?」
ルート「どういう事・・・?」
MZD「約束通りに世界裁判でクロを見つけた場合はクロのみおしおき。つまり、ルートが処刑されるって事だよ?」
サトウさん「ちょっと待って!いくらなんでもそこまでしなくても・・・!!」
MZD「悪い事をしたら、悪は裁かれるのが定めだろ?俺は殺人を犯した悪を裁く神なんだ。それにさ、そこにいる奴も外に出たいからと言う理由で人を殺しただろ?殺人犯をお前達は野放しにするのか?それだと、ちゃんと職務をしていない警察官と同じだぜ。」
タイマー「なっ・・・!?」
ルート「ねぇ!MZD!私の学校と部活の仲間はどうなってるの!?それだけは教え・・・」
MZD「超ポッパー級の科学者であるルートにはスペシャルなおしおきを用意したぜ!せーの!」
ルート「ねぇ!!みんなはどうなったの!?ねぇ!ねぇってば!!」
せめて無事を確認しようとする彼女を無視し、MZDがハンマーを持って手元にあるスイッチを叩く。スイッチの画面にはドット絵で可愛く描かれたルートがおり、奥から同じようにドット絵で描かれたMZDがやって来た。そして、すれ違いざまに嫌がるルートを連行する場面になった。
GAMEOVER
ハセガワさんがクロにきまりました。おしおきをかいしします。
次はおしおきです!
- スーパーポップンロンパ2nd(その11) ( No.69 )
- 日時: 2013/10/19 02:58
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
残酷描写注意!
ルート「私、死んじゃうの・・・?こんな場所で死ぬの・・・?そんな・・・!」
もう少しで死が来る事に怯えてその場に座り絶望に打ちひしがれるルート。彼女の気持ちを察し、どう言葉をかけていいか分からない周囲の間を何かが縫うように飛んでくる。鎖のついた首輪だ。その首輪は彼女の首に巻きつき、裁判所の奥へと物凄い引きずっていく・・・!
ルート「!?」
アッシュ「ルートちゃん!?」
事の事態に気付いたアッシュは急いで手を伸ばすが、意思を持って伸ばした手は残念ながら届かない。彼と同じように手を伸ばす超高校級の科学者は助けを求めるが、裁判所の光とみんなの距離はどんどん遠くなっていく・・・。
ルート「痛い!痛い!痛い!せめて、みんなに会わせて・・・!お願い・・・!」
首を押さえて絶叫する彼女が引きずられて連れて来られた場所は理科室のセットであり、理科室のある机の上に何かがあった。それは丸い円盤のガラスケース。彼女はそこに横たわるかのように固定され、身動きが出来なくなる。
ルート「いたた・・・ここはどこなの・・・?」
そこに巨大な科学者風の格好をしたMZDが出現。彼はルートが乗ったガラスケースを持ち、何かにセットする。そこにあったのは顕微鏡。最初はガラスケースだけ見ると分からなかったが、セットや望遠鏡を見てルートが入っているガラスケースは生物や微生物を培養するシャーレであるのが分かる。
「ミクロの世界」
超ポッパー級の長谷川るうの処刑執行
放送「みなさーん、今日は理科のレポートの提出日ですので顕微鏡で小さな生物を調べましょうねー」
MZD「はーい!」
ルート「生物・・・?顕微鏡・・・?ここって学校なの・・・?」
MZD「今日はミドリムシやアメーバなどを調べるぞー!!」
ルート「ちょっと待って!手に持っているそのビーカーって何!?何か緑色なんだけど!!?」
MZDの手には小さめのビーカーであり、液体の色は緑色だった。その液体をよくよく見ると何か小さいものが動いていた。彼はビーカーの液体をシャーレに注ぐと、液体はシャーレの乾いている部分のスペースを奪い、同時に超ポッパー級の科学者の白衣を緑色に染める。
ルート「ちょっと待って!それ以上入れたら溺れ・・・あれ?あまり入れていない・・・?」
ズズズズズ・・・
ルート「ここから抜け出さないと・・・!ん・・・?って、きゃああああー!!!」
何とか脱出しようとするルートの目に飛び込んだのは巨大なアメーバやミジンコやミドリムシの姿。水辺に棲むプランクトンの集団に悲鳴を上げる。
MZD「ミジンコやアメーバやミドリムシやツリガネムシがいっぱいいるぞー!ちゃんとレポートに書きこんで・・・」
ルート「誰か助けて!!お願いだから来ないで!!わああー!!」
シャーレから聞こえる悲鳴を無視し、MZDはレポートにプランクトンの絵を描きこむ。必死に勉強をしている中、プランクトンとルートの距離は縮まる。ギチギチ、ヌトヌトと口や体を動かす小さな生き物は一種のホラーしかない・・・。
あと少しで捕食されそうになった時、MZDはスポイトで液体を全部吸い出す。シャーレには液体やプランクトンは残っておらず、ルートは一命を取り留める。そんな中、MZDは顕微鏡が見づらくなっている事に気づく。
ルート「た・・・助かった・・・」
MZD「あれ?さっきからピントが合っていないな?微生物やプランクトンがちゃんと見えないな・・・。あと、ついでに光の加減もして・・・」
ルート「顕微鏡の調整中ね・・・こっちは大変なのに・・・何、のんきに調べてんのよ・・・!」
文句を言うルートを余所にMZDは顕微鏡を調整する。接眼レンズを取り替えたり、対物レンズをスライドさせたり、粗動ハンドルで高さを調整したりと、見やすいようにする。全部の調整を終えると、彼は顕微鏡を横に動かして、レポートを仕上げようと教科書や資料やレポート用紙を広げる。
ルート「ここから脱出をしないと・・・どうして外れないのよ・・・!!」
ジジジ・・・
ルート「次のプランクトンが追加される前に逃げ出さないと・・・」
ジジジジジ・・・
ルート「ん?さっきから焦げ臭くない・・・?どこから何か焦げる臭いが・・・?」
脱出をしようとする彼女の鼻に何かが焦げるような臭いが支配する。チリチリと焦げる臭いはどこからかと調べると、すぐ近くにあった。自分の腹に当てられている小さな一点の光・・・。そこから黒い煙が発せられている・・・。
上の方を見ると、そこには顕微鏡の対物レンズがあり、そこから倍率レンズから取り込んだ光が差し込む。下の方を見ると反射鏡の眩しい光が入る。さらに外の風景を見れば、顕微鏡が置いている場所は日の光が差し込む窓辺・・・!
まさか・・・自分は・・・!
ルート「まさか・・・私、顕微鏡の焦点で死ぬの・・・?嫌・・・嫌・・・嫌・・・嫌ああああああああああ——————————!!!!」
涙を流しながら悲鳴を上げる彼女。しかし、その叫びは理科室に虚しく響く。差し込む光は徐々に強くなりそして・・・
ルート「あああああああああああああああ——————!!!!!」
それがルートの最後の声だった・・・。光の焦点を中心に炎が発生してそれが広がり、身動きが出来ない超ポッパー級の科学者の身を焼く・・・。炎の勢いはどんどん強くなり、ルートの耳を塞ぎたくなるような悲鳴が理科室に響く。炎が徐々に弱くなり、消えた頃には黒くなった死体があった・・・。
MZD「レポートは完了!次は・・・あ、対象の生物が死んじゃった・・・。また新しいのを先生から貰わないと!あーあ、レポートを書くのってめんどくせー!!」
ぶつくさと文句を言う神はそのまま理科室から出て行く。理科室に残されたのは人が焼けた臭いがする顕微鏡のみだった・・・。
このおしおきの流れを残ったポッパー達が外で見ていた・・・。
ニア「きゃあああああー!!!」
ニナ「ひっ・・・酷い・・・!」
ツースト「どうしてそこまでするんだよ・・・!」
サトウさん「はなちゃん、見ちゃダメだ・・・」
はなちゃん「うっ・・・うっ・・・」
DTO「人の命が一瞬で消えるなんて・・・!」
ジュディ「夢なら覚めて・・・!もう嫌・・・!」
ミミ「ルートちゃんだって好きで殺した訳じゃないのに・・・!」
カジカ「死んだなんて嘘だよね・・・!?」
タイマー「何かの冗談だよね・・・?」
残酷すぎるおしおきに全員言葉を失う・・・。その場で泣き出す者や気を失う者や衝撃的な場面に顔を別の方向に向ける者も多くおり、一瞬で人の命が失われる場面を見たアッシュは動けなくなる・・・。
まだまだ;
- スーパーポップンロンパ2nd(その12) ( No.70 )
- 日時: 2013/10/19 03:05
- 名前: りゅーと (ID: MbtYH2rf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode
MZD「さぁいこおおおおおおおおおおー!!!やっぱり、好きなものを与えて好きなもので殺された時の絶望感は最高だねぇー!!外に出るためなら、何だってやるんだねぇ〜。あんなに大人しい子でもサクッと殺しちゃうんだね〜!あんな映像を見て信じちゃうとは俺様はビックリしたぜ!」
アッシュ「ふざけんじゃねぇぞ!!てめぇ、今何をしたのか、分かってんのか!?」
人の命をいとも簡単に奪い、その上、お遊びで楽しむ子供にアッシュが切れた。大人しくて他者に気を配る彼の豹変に周囲の人達は驚く。彼の瞳には怒りしかなく、握られた拳には怒りが籠っていた・・・!
MZD「え?見て分からないのか?おしお・・・」
アッシュ「おしおきと言う言葉で済むと言いたいのか!!?あんた、たった一つしかない命を一瞬で奪ったんだぞ!!いい人や悪い人や種族が違う人や別世界の人でも持っているんだぞ・・・!俺やルートちゃんやみんなやあんたも一つだけ・・・!なのに、罪人を裁くと言う口実でこんなふざけた刑で殺しやがって・・・!殺さずともちゃんとした処置とかすればいいだろ!!お前はそこら辺にいる子供よりも最悪だな・・・!」
MZD「あんたもじゃねーのか?クロを当てたりしなければ、彼女は助かったんじゃないの?だけど、クロ以外が死ぬぜ?」
アッシュ「そんなふざけたコロシアイをてめぇが考えなければいいだろ!第一、俺らを閉じ込めて何がしたいわけ・・・!!」
ずっと我慢していたアッシュは自分の気持ちをぶつける。自分はポップンワールドにスカウトされただけなのにどうしてこんな事をしないといけないのか?コロシアイを考え、人の命を何とも思わないMZDに敵意しかない・・・。
「補足」
今回でスーパーポップンロンパ2nd第1章はここで終了。勢いで書いたため、矛盾している部分や無理やりな部分はありますが、そこは目を瞑ってください;
「注意」
今回の話に出て来たヒトヨタケについてですが、お酒に一緒に食べると中毒症状が発生します。
ヒトヨタケには「コプリン」が含まれており、コプリンから生成される「1−アミノシクロプロパール」の作用によってアルコールを摂取した際にアルコールが分解されず、悪酔いなどを起こします。また、コプリンは長い場合で一週間程度体内にとどまる場合があるので、一緒に食べる以外でも、ヒトヨタケを摂食してから、一定期間はアルコールの摂取は控えた方がよいとされます。
つか、怪しいキノコは絶対に食うな。キノコ狩りはプロと一緒に行け。素人判断はやめろ。
次にルートのおしおきについて
・ルートの「ミクロの世界」
身動きが取れなくなったルートは理科室風のセットに置かれた大きなガラスケースに入れられる。ガラスケースはよく見るとシャーレであり、そのシャーレをMZDが顕微鏡にセットする。そこにプランクトンが入った液体を流し込み、ルートは巨大なアメーバやミジンコなどに襲われそうになる中、MZDは顕微鏡での観察を楽しむ。あとちょっとで捕食されようとする中、MZDがスポイトで液体を吸い出すためギリギリで助かる。
顕微鏡で観察するMZDは顕微鏡のピントが合っていない事に気づき、光やレンズの倍率を調整したりしてシャーレを動かす。ある程度調整をすると、レポートをまとめるために顕微鏡をずらす。一安心する彼女だが、焦げ臭いにおいがする事に気付く。窓辺にある顕微鏡、自分の腹に当てられている強い一点の光、外の太陽と顕微鏡のレンズ・・・。実は焦点が一致しているのが原因で彼女がじりじりと焼かれているのだ。必死に叫ぶ彼女であったが、ついには火が燃え広がってしまいルートは焼かれて焼死体に。
次は第2章に入る前に第1章の最後を。
長かったー・・・;あ、感想どうぞ