二次創作小説(映像)※倉庫ログ

ラピストリア組でフルハウスパロ(その1) ( No.623 )
日時: 2014/08/28 03:37
名前: りゅーと (ID: thhVtXCM)

ラピストリア組(出演者の衣装はラピス衣装で)でフルハウスパロ(昔あった海外ホームコメディ)。ネタバレ濃度は高いので注意。あと、キャラ崩壊も。小ネタや笑えるシーンや衝撃的なシーンに笑い声や驚きの効果音を脳内再生してお楽しみください。
今回の主役はタクトの背中によくいる精霊ちゃんです。公式では名前がないですが、りゅーとサイドではテネーロ(音楽用語で意味は「柔らかい・幼い・敏感な・淡い」)という名前があるのと女の子設定です。





ここはラピストリア家。この家にはラピストリア組が多く住んでいる。その家の一室である風雅の部屋ではポチコが人形遊びをしており、傍らのテーブルでは風雅とリュータがプレイヤーで音楽を聞きながら勉強中。


ポチコ「♪〜(つぎドカぬいぐるみでお医者さんごっこ」
風雅「・・・(数学を全部解く」
リュータ「・・・;(英語をやるが苦戦」
風雅&リュータ「みなさま お天気ですかー? こちらは不愉快ですー(ハモって歌う」
ポチコ「みなさま お天気ですかー? こちらは不愉快ですー しゃかりき三半規管が 滅入って前より 昨夜より〜」


今、流れた曲は去る金合戦だな。その後は再び静かになるも、その静寂を裂く音が・・・


ダダダダダ!


テネーロ「みんなにお知らせだよー!(音楽プレイヤーを止める)テネーロと一緒に遊びたい人ー!テレビでタクトの演奏会が始まるまで20分あるよー!」
風雅「俺は学校の課題をしてるんだ。目の前の馬鹿の分も含めて」
リュータ「うるさくてしつこいガキは昼飯に食べちゃうって言う国は知ってるか?」
テネーロ「そう、だからリュータは行かない方がいいね。一番に食べられちゃうから」


やって来たのは音楽が大好きなピアノの精霊。彼女は自分のパートナーである鍵盤の弾き手が出演するテレビまで時間があり、凄い退屈だった。誰かと一緒に遊ぼうとしたが、残念ながら風雅とリュータは勉強中。ポチコでもいいのだが、彼女がたまに変な勘違いするので遊びがすぐに終わってしまう(本人に悪気はないが)。


風雅「テネーロ、リビングに行ってソファーの周りをグルグル1000回ぐらい回ってたらどうだ?」
テネーロ「邪魔みたいだね。はっきり分かんないけど」
風雅「じゃあ、2000回」
テネーロ「それではっきり分かった(・ω・#)」
ポチコ「これ、聞いてほしいですー(おもちゃの聴診器を差し出す」
二人「?」
ポチコ「みなさま お天気ですかー? こちらは不愉快ですー しゃかりき三半規管が 滅入って前より 昨夜より〜」


知り合いに遊んでもらえないテネーロは誰かいないかと探す。すると、リビングで大好きなタクトと家に来ていた鈴花がいた。二人は台本らしき本を持って何か話しているようだ。


テネーロ「みんなにお知らせだよー!テレビでタクトの演奏会が始まるまで18分あるんだけど、遊びたい人ー!」
タクト「テネーロ、遊びたいんだけど僕は仕事の打ち合わせがあるんだ。今、鈴花から参考になる資料を貰ったばっかりで今からMZDと話し合いをしに行かないといけない。その際に明日のトークでの話を・・・」
テネーロ「テネーロの一日は!?今のところはすごく面白いんだ!メモとったら?」
タクト&鈴花(^ω^;)
テネーロ「昨日はトアと一緒にポップンしに行ったんだ!そこでね、六を見かけたんだ!挨拶をしようとしたら、突風が吹いたんだ!そしたら、何があったんだと思う?六が豆乳パッケージ柄の褌を身に着けてたんだ!」
鈴花「テネーロ、あの・・・;」
タクト「テネーロ、あのな・・・ちょっといいか?お前の話は面白いし、詳しく話してくれるのは嬉しいが、どんな曲を選んでいたかとか、どんなストーリーを進めたか、ラピスの浄化具合がどうかとかは・・・あはっ。でも、話し出すときりがないんだよな。次々次々次々次々と・・・」
鈴花「やっぱり、パートナーが同じだと主人も同じだねw」
タクト「うっ;」


このあとに仕事があるので二人は時間がない。一番信頼出来る鍵盤の弾き手と花を司りし恋閃繚乱が構ってくれない事にピアノの精霊は不機嫌に。そこにホットスナックを買いに行った烈が帰ってくる。


テネーロ「烈!テネーロの一日を聞いて!あのn「ああ、もう聞いたぞ。豆乳パッケージ柄の褌だろ?」(・ω・###)あ!ゼルハルトがいたんだ!」
烈「ああ、ゼルハルトがいたぞ。あいつなら好きだぞ、豆乳パッケージ柄の褌の話」


二人のやり取りで自分に降りかかると察した炎を司るリーダーはうまく遮る。外にいる知り合いに回すと、テネーロは笑顔で外へ行く。うまく回避した彼は恋人の鈴花と会話する。


烈「鈴花。今日、お前の家に行って一緒にご飯食べてもいいか?たまにお前の手料理が食べたいし、二人っきりで過ごすのも・・・」
鈴花「烈、今日は無理なのごめんね。今日は仕事があって、ミチルと打ち合わせ兼夕食なの。」
烈「ミチ・・・誰だよそいつ?」
鈴花「心配しないで。やきもち焼く相手じゃないよ。明日の番組の共演者なんだ」
タクト「だけど、一見の価値はあるよ。ミチルは最近人気絶頂のボーイズグループ「MesiA」のリーダーで、歌にダンスにマルチな活動をしていて注目されているんだ。」
烈(°Д°###)行くな


大事な恋人が見ず知らずの男と夕食を共にする事に烈は反対。と、同時に仕事の時間が来た。


タクト「さて、もうそろそろ打ち合わせに行くか。ポップンテレビ局へ行かないと・・・」
鈴花「私もこれから支度してビジネスディナーだよ。やきもち焼く必要のない相手とね」
烈「やきもち?俺が?何で俺がやきもち焼くんだよ?冗談言われると困るぜ。」


やきもち焼いていないと豪語する烈は再び外へ行く準備する。その様子に鈴花は彼の考えている事がすぐに分かった。



烈「ちょっと、ゲーセンに行ってくる。やきもちじゃない気持ちを沈めてくるためにな」



烈君、それをやきもちと言います;(byタクト&鈴花)





タクトの精霊ちゃんはマジでかわいい

ラピストリア組でフルハウスパロ(その2) ( No.624 )
日時: 2014/08/28 03:41
名前: りゅーと (ID: thhVtXCM)

一方、外ではゼルハルトが何かをいじっており傍らではテネーロが話し中。


テネーロ「で、桐生が廊下を走った生徒を追っかけたらある部屋の前に着いたの。そこのドアを開けたらどうなったと思う?会議室だったんだけど、その日は職員専用の更衣室が清掃中だったらしく会議室を更衣室代わりになってて、まどか先生が着替え中だったの!素晴らしいラッキースケベに桐生がパニックになってて、まどか先生も真っ赤になる彼をからかって・・・」
ゼルハルト「テネーロ、ちょっといいか?」
テネーロ「なーに?」
ゼルハルト「テネーロの話も面白いんだけど、俺のライドも見てくれないか?新しく購入したんだから、何か言ってよー!」
テネーロ(・ω・)じー・・・



テネーロ「いいね(適当&即答)。そしたら、まどか先生がね!」



ゼルハルト「テネーロ!ちょ、ちょ、ちょ!これは限定品のマジックライドなんだぞ!レア素材で作られた杖型なんだ!そりゃあ、ライドは今、悪者扱いされているけど、俺は何と言われてもいい!愛してるぞ!パラ太3号!」


自慢の品に興味を持たれていない事にちょっと傷ついたゼルハルトの手にはマジックライドがあった。マジックライドとは魔力で動く乗り物の事であり、マジックアイテムの類(たぐい)でもある。
種類は豊富であり、特に人気なのは持ち主の呼びかけで駆けつけるコールタイプや普段はアクセサリーになっている装飾タイプや武器として使えるに武装タイプの三種類。彼が持つライドは武装型の杖型であり、先端についている星形の宝石から魔法を放ったり、打撃武器として使える。また、乗り物にする場合は箒のようにまたがって飛行し、発射口となる宝石から星屑が大量に飛び散る。
魔界の旅人が持つ物は限定品であり、しかもマジックエンジン付き。このマジックエンジンは武器として使用する度にチャージされるし、チャージされた状態だとほんの少しの魔力で飛行が可能なので魔力が多い技を使う人や魔力が少ない人に好評だ。しかも、柄にあるスイッチで調整するのと魔法石による安全装置があるので誤作動や乗った時の急発進を防ぐ。先ほどたった三文字で感想を述べたテネーロも興味はある。


テネーロ「ゼルハルトー!テネーロも乗りたーい!」
ゼルハルト「いいよ!だけど、お前はちっこいし、万が一の事があると危ないから俺と一緒に乗ってで・・・あれ?マジックエンジンのバッテリーが切れちゃってる。バッテリーが切れると飛べなくなっちゃうからな。安全装置を起動させて・・・ちょっとバッテリーを購入してくる。コロ、散歩に行くぞ〜」
コロ(サニパで出たユウの飼い犬)「ワンワン!」
ゼルハルト「その尻尾だとYESって意味だな!」
テネーロ「じゃあ、パラ太3号を預かっておくね!」
ゼルハルト「頼んだ!こら、コロー。途中、木に一本ずつひっかけるんじゃねぇぞ〜」
テネーロ「いってらっしゃーい」


親友から貴重なものを預かるとテネーロはライドを観察する。レア素材をふんだんに使われた乗り物はカッコよく、またがって早く飛びたかった。しかし、持ち主がいない状態で飛行はよくないので形だけ。


テネーロ「魔法使いみたいにびゅーんびゅーん。どうしても飛びたいな〜(カチッ」


何と、はずみでマジックライドの安全装置が解除されてしまった!しかも、マジックエンジンのバッテリーがほんの少しだけ残っていたらしく、テネーロの魔力に反応して乗り物が少しだけ浮く。予期せぬ出来事に彼女は大喜び。


テネーロ「浮いた〜!抑えて!抑えて!いい子ね。本当に浮いてる!」


大はしゃぎになるテネーロ。だが、手元のスイッチを操作していないため空中で停止状態になっているだけ。ここでバッテリー切れか彼女が満足して降りればいいのだが、好奇心旺盛の彼女はゼルハルトの言葉を忘れてしまう。ちなみにマジックライドの操作方法は種類によってさまざまだが、この場合は柄の部分にあるスイッチを車のレバーのように切り替える。そこに気づかないか触れ無ければ大丈夫だが・・・


テネーロ「何か、パラ太3号にまたがっていると音楽を聞きながら飛びたいな・・・」


テネーロちゃん?ちょっと?ねえ?あ、スイッチに気づいちゃった・・・;


テネーロ「アルファベットが書かれてる!P、R、N、D、L・・・アール!ラジオの事だね!」


テネーロちゃーん!?Rはラジオじゃない!車の免許を持っている人もしくは取得中の人なら車を動かす際にレバーにあるアルファベットの意味を知っているが、念のために説明します。Pはパーキング(駐車)、Rはリバース(後退)、Nはニュートラル(信号待ちで使う)、Dはドライブ(運転)、Lはロー(一定の速度で運転し、急な下り坂に使う(車によっては2や2Lもある)と意味がある。一部はあまり使わないから間違っていたらすまない。
つまり、テネーロがRにしたら・・・





テネーロ「わあっ!パラ太3号待って!きゃ—————!!!!!」





ガシャ—————ン!!!!!





マジックライドが物凄いスピードで後退し、家に突っ込んでしまったあああああー!!!
物凄い轟音が響くと同時にテネーロを乗せたパラ太3号は最初に窓を盛大に壊したのを筆頭に周囲の壁を破壊し、室内にある家具や装飾品などを瓦礫と共になぎ倒す。そして、パラ太3号は頑丈な壁に突き刺さると、バッテリー切れを起こして動かなくなった・・・。


テネーロ「うちに入ったみたい・・・なのにライドに乗っている・・・」


幸いにもピアノの精霊は怪我はなかった。今起きた事がまったく信じられずに言葉が全く出ない・・・。しかも、突っ込んだ場所が・・・





テネーロ「よりによって、タクトの仕事場だ・・・!!」





最悪な事に突っ込んだ場所は自分が大好きなタクトの仕事場。この部屋は彼が趣味や音楽活動をする際に使われるお部屋であり、名の通りに鍵盤の弾き手の得意分野である鍵盤楽器を中心に楽器がたくさんある。何度も彼の演奏をプライベートや生で楽しんでいたが、今はその面影は残っていない・・・。
新しく購入したキーボードやシンセサイザー、彼が愛用しているピアノは無残な姿になり、作曲した曲が書かれている古いノートやコレクションしている楽譜本は瓦礫に埋もれ、たまに一緒に寝る時に使われるタクトのベッドは布団や枕から綿が溢れ、そして自分や彼が好きな色で統一された青い壁紙が貼られている壁は侵入口の窓と共に一部が無くなって庭が見えたのとマジックライドが刺さっている・・・!





まずい事に・・・!!

ラピストリア組でフルハウスパロ(その3) ( No.625 )
日時: 2014/08/28 03:47
名前: りゅーと (ID: thhVtXCM)

一番力を入れたシーン





テネーロ「ううっ・・・どうしよう・・・大変・・・大変な事をしちゃった・・・!」


呆然としながらライドから降りる。まさかの好奇心がここまでの惨事を引き起こした事に信じられない・・・


テネーロ「(これは夢だ!(目をつむる)ちらっ・・・これは悪夢だ」


うん、まさしく悪夢だよ;夢だったらどれだけ幸せだったのだろう・・・;何度確認しても何度目を閉じても目に映るのは同じ光景・・・。



テネーロ「誰も気づかないかも!(`・Д・´)」



気づくわ!!と、そこに・・・





ポチコ「お腹空いたし、おやつ食べようっと!たしか、タクトの仕事場にラピストリアのお菓子があったはず!ちょっと食べ・・・(°Д°∪)」





ポチコちゃん、住人がお菓子を持っている事を思い出し、少しだけ貰おうと仕事場に行ったら信じられない光景が広がっていたため、言葉を失う。


ポチコ(°ω°`∪≡∪´°ω°)きょろきょろ(´°ω°`∪)?←周囲を見渡した後に首をかしげる
テネーロ「あ、ポチコ」
ポチコ「タクトの仕事場にライドが刺さって凄い事になってますー!?」
テネーロ「ホントに?わあっ!ホントだ!どうしてか分かる?」
ポチコ「さあ?」
テネーロ「(よし、ばれていない!大丈夫だ!)でも、ゼルハルトがタクトに喋ったらおしまい・・・!テネーロはあの世行きだからね・・・OTL」
ポチコ「OKですΣd(・ω・´∪)」


何、この子達マジで可愛い。だけど、仕事場は大惨事・・・;





テネーロ「・・・」
風雅「・・・(生物の課題を全問解く」
リュータ「・・・;(何とか英語の課題を解く」
風雅「ニーソ!ガラスの!ニーソックス!ネコミミ!ガラスの!ネコミーミ!メイド!ガラスの!メイド服!」
風雅&リュータ「いったいどうしてこうなったー!(ハモって歌う」


今度はガラスのニーソ姫かよ。とんでもない事をしたテネーロは無言で部屋にあった自分の私物をカバンに詰める。それに続いてポチコも部屋に入って来た。


ポチコ「ねぇ」
二人「・・・(音楽を聞いてる」
ポチコ「カチッ(プレイヤーの音楽を止める)。ねぇって言ってます。」
リュータ「どうした?犬子?」
ポチコ「犬子って言わないでほしいです(やや不機嫌」
風雅「どうしたポチコ?」
ポチコ「タクトの仕事場にライドが入ったんですよ!」
テネーロΣ(°Д°;ノ)ノ


いきなりダイレクトに言いやがったぞこの幸せの子犬。正直に言った事にピアノの精霊は青ざめる。だが、小さい子が言い出した発言に二人は笑いながら対応。


風雅「そうか。バスはバスルームって事か?(ライドの意味は乗るという意味があるので」
テネーロ「うまいね!あはははは!」
風雅「お前、何で荷物を詰めてるんだ?」
テネーロ「これ?タクトの演奏会を見るから万全の体制にしたいんだ!タクトのぬいぐるみも今日は一緒に見るんだって!あ、テレビの時間だ!行かなきゃ!」


テレビを見るのは嘘であり、本当は逃走準備。カバンを持つ彼女は最後の別れを告げる。


テネーロ「風雅、一生忘れないよ・・・(抱き着く」
風雅(・ω・)?
テネーロ「さよなら、めげずに強く生きるんだぞ(抱き着く」
ポチコ(・ω・∪)?
リュータ(自分の番が来ると思い、手を差し出す)
テネーロ「じゃあね、リュータ(抱き着かずに早足で去る」
リュータ(´;ω;`)


おい、最後が酷くないか?





風雅「音楽の課題はプロに聞いてみるか」
リュータ「ああ、あいつなら頭いいもんな」


課題が音楽だけとなった風を司りしスピナーとDes組の学生は鍵盤の弾き手からアドバイスを貰おうと仕事場に向かう。その後ろには幸せの子犬がピコピコと歩く。だが、タクトはテレビ局へ行った事は知らない。しかも、二人は音楽をずっと聞いて課題をしていたため、仕事場がどんな姿になった事も知らない。もちろん・・・





風雅&リュータ「何じゃこれは!!!?Σ(°Д°;;;;;)」





ですよね;あんなものを見たら誰だって驚きます・・・;


風雅「タクトの仕事場がなんでこうなってるんだ!?壁にライドが刺さってるぞ!?」
ポチコ「だから、言いましたよね(・ω・∪)」
風雅「どうしてライドが壁に刺さってるか知ってるのか!?」
ポチコ「知ってますよー」
風雅「どうしてだ!?」
ポチコ「窓からです(にこっ」


うん、侵入口を見れば誰でも分かります;風雅とリュータは「どうして部屋がこうなったのか」と聞きたい。と、そこに・・・





烈「ただいまー。花屋で・・・(°Д°)」





やきもちじゃない気持ちを沈めに行った烈が帰宅。帰宅時に誰もいなかったので、誰かいないかとタクトの仕事場に来た。楽器や楽譜本や家具などがなぎ倒され、窓や壁が壊れて外の庭が丸見えになり、壁に突き刺さったライドが真っ先に目に飛び込む。あまりにも信じられない光景に言葉を失い、途中花屋で購入した花を落とす。


烈(°ω°`≡´°ω°)きょろきょろ(´°ω°`)?


何度周囲を見てもその景色は変わらない。ほんの数秒かかったが、落ち着きを取り戻した炎を司りしリーダーは言葉を発す。


烈「ちょっと待て・・・おい・・・ライドが・・・!?ライドが・・・!?」
ポチコ「ライドが壁に突き刺さってます」
烈「説明、あ゛り゛がどう゛・・・どうして、仕事場に入ったんだ・・・?」
風雅&リュータ「窓から(ハモる」
烈「みんな、大丈夫!?怪我は・・・!?」
風雅「大丈夫だ・・・」


混乱しながらもまずは友人達が大怪我してないかと確認する。幸せの子犬と風を司りしスピナーとDes組の学生は無傷。最悪な事に・・・


タクト「ただいまー」


本人が帰宅ー!これにはポチコを除く学生達はパニックになる!大事なものが多くあり、思い出があるタクトの仕事場。無残な姿になった仕事場を見たらフィーバーアニメみたいに覚醒して音魔法をぶっ放す恐れが・・・!!





ポチコ・風雅・リュータ・烈の驚き顔四連発www

ラピストリア組でフルハウスパロ(その4) ( No.626 )
日時: 2014/08/28 03:54
名前: りゅーと (ID: thhVtXCM)

風雅「でも、タクトはまずいぞ・・・。凄いショックを受けるかもしれない・・・!」
烈「よし、徐々に気づかせてやろう。いいな?」
リュータ(コクッ)
タクト「みんな、どこにいるんだー?」
リュータ「新しいガレージだぞー」
つぎドカ「空気を読めよてめぇ(^ω^#)」


タクトの仕事場は新しい車庫じゃねぇよ!?


風雅「ちょっと準備するから時間稼いでくれ!」
烈「よし!おいで、ポチコ。お前がいればタクトは怒鳴らないからな」


烈、保険を掛けやがった。ちなみにポチコと烈のばっちゃの曲のアーティストは同じ人です(中の人であるNU−KOさんはコスプレと音ゲーとイラストが趣味。ライブではかおりんのコスプレで登場)。また、ポチコとタクトの中の人達はポップン20にあった企画でボーカリスト部門で受賞した人達です(NU−KOさんと秋成さんとmamiさん。お三方は仲がいいです(KONAMIのイベントレポートや本人達のツイッター参照)。
大丈夫か不安になってきた・・・;


タクト「ただいま帰ったぞ。何かなかったか?」
烈「ああ・・・何もない・・・」
タクト「?」
ポチコ「タクトの仕事場にライドが入ったんですよ!」
烈「」


ご機嫌伺いしようとした矢先にポチコが言いやがった。だが、部屋の事は知らないので今の言葉は彼女の突発的な発言にしか聞こえない。


タクト「ふふっ。ポチコ、お馬鹿さんだな。そんな嘘をついて。ご主人に会えないから寂しいのか?部屋にライドが入るわけないだろ?」
烈「そうでもないけどね・・・;ちょっと、タクトに見せたいものが仕事場にあるんだけど・・・」
風雅「OK、いいぞ。部屋に入れ」


ちょうどいいタイミングで時間稼ぎが終わった。急に自分に用事がある事にタクトは気付く。


タクト「ああ、そうか。また、僕に音楽の課題の手伝いをしてほしいのか?または曲を聞きたいのか?(手をポンと乗せる」
烈「違う・・・;」
タクト「まあ、どっちでも構わない。このあとは何もないから大丈夫だ。僕の音楽はファンが多いけど、約一名は特別だ。まあ、仕事場に行けばサプライズの正体が分かるもんな」
烈「どうかな・・・;(やべぇ、別の意味でサプライズに・・・;」


ガチャ


タクト( Д)          °°
風雅「(カシャ)決まってたぞタクト(写真撮影」
タクト「(混乱中)大丈夫か!?テネーロは!?」
風雅「大丈夫だ。テネーロは自室でテレビを見ている。」
タクト「(パートナーが無事なのを安堵し頷く)何だこの家は!?何だこの仕事場は!?」


そりゃそうだよな;大事なものや思い入れのある仕事場が帰宅したらこんな事になっていたら混乱し叫びたくなるのは当然・・・





タクト「どうして楽器が日光をガンガン浴びているんだぁぁぁ—————!!!!(激しく落胆」





驚くポイントはそこかよオイコラ!!!?一部の楽器は日光に当たったり風に当たると風化して台無しになるもんね!?確かにそれはそれでショックを受けるもんな!!
無残な姿になった部屋を見ると目につくのが壁に刺さったライド。このライドの持ち主は知っている。


タクト「ゼルハルトの奴はどこに隠れたんだ?」
風雅「タクトの顔をも一枚撮らせてくれ」
タクト「よせ!こんな大変な時に!」
風雅「だから、笑わなくてもいいぞ(カシャ」


風雅、何がしたいんだ・・・;





場所は変わって鈴花の家。家主はおめかしをしており、仕事の準備中。必要な物やスケジュールの確認をしている時、来客が・・・


ドンドンドン!


鈴花「誰?」
テネーロ「テネーロよ!開けて!」
鈴花「テネーロ、どうしたの?」
テネーロ「演奏会を見るのはやめた!さよならを言おうと思って」
鈴花「さよなら?とにかく入って」


荷物をまとめて血相を変えてやって来たテネーロを見た鈴花は家に招く。家に入れると、肝心な話を聞き出す。


鈴花「どうしたの?」
テネーロ「サニーパークへ行くの。サニーパークで幻影ホログラムの少女として新しい人生を始めるの。」
鈴花「モッフィーしかいない動物園でどうやって幻影ホログラムの少女になるつもり?」
テネーロ「しょうがないの・・・追われている女だから・・・」


テネーロ、お前は前作の舞台になった公園へ行く気か?あと、同じアーティストネタを入れるな(サニパで秋成さんはフロウのスマイル・リプレイを歌った)。


鈴花「どうして?」
テネーロ「テネーロ、もう家へは帰れないの・・・」
鈴花「テネーロ、何でお家へは帰れないの?」
テネーロ「ちょっとまずい事しちゃったの・・・と、言うかめちゃくちゃ物凄い超まずい事しちゃったの・・・」
鈴花「ちょっとこっちに来て。ソファに座って話を詳しく聞かせて・・・」


ピアノの精霊の震えようからしてただ事ではない事を判断した花を司りし恋閃繚乱は彼女をリビングに案内すると、ソファに座らせて話を聞く。テネーロは持って来た荷物を近くに置くと、ふかふかの家具に座る。


テネーロ「何かもう酷すぎて口で言えないの・・・」
鈴花「私なら大丈夫だよ、言ってみて」
テネーロ「分かった・・・テネーロ、ゼル・・・すうっ・・・ゼル・・・!ゼル・・・!」
鈴花「ゼルハルトの物ね。何か壊したのね・・・」


ショッキングな出来事のせいで言葉が途絶えてしまう。こういうのは精神的なものから来るので無理はない。最初の言葉で察した鈴花は親友の物を壊してしまったと察するが、惜しくも本題はたどり着けなかった。


テネーロ「・・・(首を激しく振る」
鈴花「何を壊したの?」
テネーロ「聞かない方がいいよ・・・「ドンドンドン!おい、鈴花!俺だ!」烈だ!隠れなきゃ!」
鈴花「え!?ちょっ・・・テネーロ!?」
テネーロ「烈に言わないで!一生のお願い!」


最悪なタイミングで烈が恋人の家に来た。ライドでタクトの仕事場に突っ込んだ事がばれたと察した彼女は近くのクローゼットに隠れる。





タクトカンカン・・・。テネーロは相当パニックってる・・・。

ラピストリア組でフルハウスパロ(その5) ( No.627 )
日時: 2014/08/28 04:06
名前: りゅーと (ID: thhVtXCM)

烈鈴突入&力を入れたシーンその2





烈「鈴花!」
鈴花「ああ、はーい!(ドアを開ける」
烈「誰かいるのか?声が聞こえたんだが・・・」
鈴花「あ;ああ;明日の番組のために発声練習をしてたんだ!」
烈「オシャレしてるな。仕事にしては気合入れすぎだろ?」
鈴花「ん?その手にあるのは綺麗なマダムフラワーだね。私にくれるの?」


突然訪問して来た恋人の手には自分のイメージカラーのマダムフラワー(すれ違いガーデンの花で優しい香りで心を癒す効果がある&薬にもなる)の鉢植えがあった。さきほどのやきもちじゃない気持ちを沈めるために道中で購入した物だ。


烈「さあね?(・ω・#)だけど、さっきは悪かった。変にやきもち焼いて大人げなかったな・・・悪い癖だよな・・・ごめん、許してくれる?」
鈴花「烈・・・!もちろんよ・・・許してあげる・・・」


炎を司りしリーダーの誠意のこもった謝罪に花を司りし恋閃繚乱は鉢植えを受け取り、恋人の頬に軽くキスをする。何はともあれ、解決してよかった・・・。





鈴花「わざわざありがとう。退屈な食事になるけど、あとで報告するからね。それじゃあ!(瞬時に切り替えて家の外に追い出す」





鈴花ちゃんのあほんだれぇぇぇぇぇー!!!あ、女の子にいきなり怒ったのは悪い。だけど、これは黙る事は出来ない。
せっかく、恋人の気持ちが落ち着いてちゃんとした謝罪をしたのに0.1秒で外に追い返さないで!?今、テネーロがいる事でまずいのは分かるけど、状況的にそれはしちゃダメ!!?こんな事したら烈が家の中にミチルがいると勘違いしちゃうって!!あーあ;烈の機嫌はまた最初の時に逆戻り・・・;


烈「ちょっと待てオイ。せっかく謝罪したのにその態度は何だ?って、それ誰のバック?」
鈴花「(テネーロのかばんを忘れてたー!!)ああ・・・;誰の物でもいいんじゃない・・・?(テネーロのクローゼットの前に移動」
烈「そこに誰かいるんだろ?クローゼットに!」
鈴花「どのクローゼット?」
烈「ミチルだな!おい!ミチル!出て来い!そこにいるんだろ!?夕飯持って来たぞ!!」
鈴花「烈!?烈ー!!」


鈴花の抵抗虚しくクローゼットは開けられた。クローゼットの中には彼女の予備の制服や2Pカラーや前作の衣装や私服、帽子や髪飾りやバッグがあったがそこにはテネーロはいなかった。では、テネーロはどこに?彼女は・・・





クローゼットのドアの内側にかけていた服の中にいた(爆)





どうやら、テネーロは自分の体格を活かして自分より大きい鈴花の服を着ると背中にハンガーを通して内側にぶら下がっていたようだ。これなら、烈がクローゼットを開けても死角になるので見つからない。これには二人はホッとする。あとは彼が諦めてクローゼットを閉めてくれればいいが・・・


烈「思い違いだったようだな。誰もいねぇ・・・ん?」
テネーロ(°ω°;)
烈(・ω・)・・・


ばれました☆


テネーロ「あはははは・・・;」
烈「・・・テネーロ、お前何やってるんだ?」
テネーロ「ちょーっとぶらぶらしてるだけ(外をぶらぶら歩くと服にぶらぶら下がっていると二つの意味がある」
烈「早く降りろ。ほら!」
鈴花「何かちょっと特大のまずい事をやっちゃって悩んでいるみたいなの・・・」
烈「ああ、なるほどな。じゃあ、そこに座って話を焔烈(烈の本名は焔(ほむら)です)に話してみろ」


逃げ場がないと分かったピアノの精霊は小さな声で「分かった」と言ってソファに座る。そして、自分がしてしまった事を話す・・・。


テネーロ「ゼルハルトのマジックライドに乗ってタクトの仕事場に突っ込んじゃったの・・・!」
烈「あれ、お前がやったのか!?運転出来ないだろ!?」
テネーロ「だから突っ込んだの・・・(正論」
鈴花「サニーパークに行きたいのは分かるわ・・・」
烈「俺も昔はいろいろとやったからな・・・気持ちはよく分かる・・・怖くてどこかへ逃げ出したかった・・・けど、この場合。一番の解決方法は家帰ってちゃんと謝ってきちんと罰を受ける事だ・・・」


悪い事をした場合は恐怖に襲われてどこかへ逃げ出したくなるのは当然だ。だけど、それでは解決はしない。一番の解決方法はちゃんと正直に言って謝るのが一番だ・・・。この言葉にテネーロと鈴花は同意する。



テネーロ「仕事場に行った時、タクトは怒ってなかった・・・?」
烈「まっ、どんな風だったかは風雅が撮った決定的瞬間の写真を見れば分かる。」



風雅の写真撮影はそのためのものなのかオイ。家に帰るのが怖くなった彼女は震えてしまうが、烈があやして家へ連れて帰る・・・。





場所は戻ってラピストリア家。リビングでは仕事場を台無しにされたタクトが激怒していた。マジックライドの持ち主である魔界の旅人の帰りを待っており、ずっと口を閉ざす。そこに仕事の依頼が来たと風を司るスピナーと幸せの子犬が告げに来る(ちなみにリュータはDes家に帰りました)。


風雅「仕事が来たみたいだけど、室内に風が吹き込む音声を提供する?」
タクト「ああ(怒)。そうだな、壁にぶっ刺さったライドで銅鑼を叩いて(マジ切れ」


すげぇ怒ってる・・・;と、そこに何も知らないゼルハルトが帰宅。彼はバッテリーが買えた事に満足しており、自分が親友に預けたライドがとんでもない事を引き起こした事を知らない。


ゼルハルト♪〜(・ε・)
ポチコ「何て事したんですか〜。悪い子ですー(びしっ」
タクト「ゼルハルト、お前大丈夫か?心配してたんだぞ」
ゼルハルト「別に大丈夫だぞ?」
タクト「じゃあ、言うぞ。何て事したんだ!悪い子だ!」
ポチコ(・ω・#∪)


帰宅するなりいきなり怒られる。急に怒られた彼は帰宅が遅くなった事だと勘違いし、反論の言葉を述べる。


ゼルハルト「ちょっと待てよ。遅くなったのは悪かったけど、こっちも大変だったんだぞ!ライドの調子が悪くてさ・・・」
タクト「ラ イ ド だ け ?」
ポチコ(・ω・#∪)
ゼルハルト「だから、バッテリーを買いに行ったらそこで誰に出くわしたと思う?」
タクト「そんな事よりも僕の仕事場に来てくれ」
ポチコ(・ω・#∪)
ゼルハルト「あー、俺が勝手に部屋の楽器を演奏した事に怒ってんだw」
タクト「そ ん な 事 か な ?(にっこり」
風雅「待って!俺が先に行く!(写真を撮るために先回り」


何も知らないゼルハルトはタクトの案内で彼の仕事場へ。あ、タクトはゼルハルトの心配はしてるね。そして、ここで真実を知る・・・!





嫌な予感が・・・

ラピストリア組でフルハウスパロ(その6) ( No.628 )
日時: 2014/08/28 04:12
名前: りゅーと (ID: thhVtXCM)

カオス注意





ゼルハルト「悪かったって!お前の大事な楽器をバンバン演奏しちゃって・・・何もそこまで怒る事ないだ・・・」





ゼルハルト「俺のライドがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!!!!(大絶叫」
風雅「カシャ」





購入したマジックライドが壁にぶっ刺さっている事に気づき、大急いで引き抜く。幸いにも損傷はあまりないものの、プロに見せないとまずい部分がある・・・!



ゼルハルト「パラ太3号ー!楽器を勝手に演奏したからってそこまでする必要ないだろぉぉぉぉぉ!!(マジ切れ」



魔界の住人がこの部屋を見て思ったのは、「自分がした悪戯に腹を立てた親友が大事にしているマジックライドを部屋が荒れたり壁にぶっ刺すほど乱暴に振り回した」だー!!?つか、その名前は曲名からだろ。
乗り物に対する愛着や彼のマジ切れっぷりに鍵盤の弾き手は驚く。カメラを持っていた風を司りしスピナーも言葉を失う。


タクト「お前がやったんじゃないのか!?」
風雅「今のからして彼の素だよな!?じゃあ、ゼルハルトは犯人じゃないのか!?」
ゼルハルト「んな事するか!?悪戯をする場合でも加減はするし、被害が大きいものや大事なものを壊す事や相手を怪我させる悪戯はねぇよ!!最近やった悪戯はリュータの新曲を「童○ My Only World」と書き換えたぐらいだ!!」
タクト「あれ、お前がしたのか!?確かにそうだよな!僕もいろいろイタズラの餌食になっているけど、加減はしている!!だったら、ここまではしないはず・・・」
ゼルハルト「だろ?ちなみに曲名のきっかけはリュータの家にDes組の奴らが遊びに来て六やDTOやミサキらの大人が酒飲んで大暴れ。三日後に宴会は終わったけど、同時に彼女が遊びに来る日だった。他の奴等は帰ってしまったけど、後輩のハヤトは自分の姉や大人達が先輩に迷惑かけたと最後まで残って後片付けをしたんだ。だけど、ベッドの隙間に腐ったイカのおつまみがあったらしく・・・」
風雅「まさか、彼女がそのイカの臭いを変な方向に勘違いした!?なあ、姉や大人達の尻拭いをしたハヤトは・・・」
ゼルハルト「そのまさかだ!ハヤトは朝からの掃除や食器洗いや後片付けでヘトヘトだったらしく、リュータの家の風呂を借りていた!彼女が来る前に去るつもりだったが、リュータが時間を伝え間違えたらしく彼女が一時間早く来たため彼は風呂の中で大人しくしていた。」
タクト「じゃあ、イカの臭いで彼女と修羅場になりとどめとして風呂場にいた全裸のハヤトを見て・・・玉砕!?」
ゼルハルト「大正解!!あ、ハヤトは大丈夫だからな」
風雅「いっその事、曲名を「イカ臭い純情ボーイロック」でいいんじゃない?」
ポチコ「ねーねー、どーてーってなーにー?」
タクト&ゼルハルト&風雅「リュータそのものだ(真顔)。あと、ポチコは知らなくてもいいからな?」
ポチコ「はーい」


何だよこのやり取りはオイ!!?ゼルハルトの悪戯で考えた曲名ってそんな事があったのか!!?つか、下ネタを入れるなオイ!!あと、原作通りにクール系の風雅とタクトも乗るな!!ポチコちゃん、今のは忘れてねー;ああ、この子が癒される・・・。
えっと、全国のリュータとリュータファンの皆さん、Des組やDes組ファン、新曲を担当したアーティストさん、すみませんでしたOTLこれでも作者はリュータが好きです。


ゼルハルト「出かける時、テネーロが俺のライドを預かってたんだ!あの時はバッテリー切れで動かなかったし・・・何があったんだよ!?」
烈「それはご当人が説明するぞ」


さらに混乱する中、烈とテネーロが帰って来た。ライドを預かったテネーロが前に出て真相を話す・・・。


テネーロ「ゼルハルトのライドに乗って魔法使いごっこしてたら安全装置が外れて残ったバッテリーと私の魔力が反応して浮いた・・・。そしたら、音楽を聞きながら飛行したくなったの・・・スイッチに触れたら・・・気がついたらタクトの仕事場に入ってたの・・・」
ゼルハルト「俺もほんの微力のバッテリーが残っていた事に気づかなかった俺が悪かった・・・安全装置があるからと・・・」
テネーロ「ゼルハルトのせいじゃないよ!テネーロがライドに乗っちゃいけなかったんだよ!お気に入りだもん・・・!」


自分の好奇心のせいで大事な親友やパートナーの宝物と言える大事な物を壊し、思い入れのある場所をめちゃくちゃにしてしまった・・・。


テネーロ「いいよ、タクト・・・思いっ切り怒鳴って!お仕置きして!じゃなかったら、サニーパークに行ってもいいよ・・・」


泣くのをこらえるピアノの精霊の告白に場は静まり返る。まさか、小さな子供が大規模な事件を起こした事に予想出来たのだろうか・・・。一番辛いのはタクトとテネーロの二人・・・。


タクト「いや、自分の部屋で待っていろ。その間にどうするか考えるから・・・」
烈「よし、おいで!風雅、上へ連れて行って。サニーパークへ逃げないように見てろ」
ポチコ「ポチコも運転したいですー」
ゼルハルト「ダメだぞポチコ。動くものを見てもじっと出来ないと運転は出来ないんだ!テネーロは大丈夫かな・・・?しかし、俺のライドが・・・OTL」
ポチコ「泣かないで下さい!男の子でしょ!」


乗り物を壊れた事にショックを受けるゼルハルトに一番被害が大きいタクトが肩に手を乗せる。つか、幸せの子犬、お前が癒しだな。この空間に烈は何とも言えなかった・・・。





最初のギャグがひどいwwwこれは別のエピソードのを組み込んだ

ラピストリア組でフルハウスパロ(その7) ( No.629 )
日時: 2014/08/28 04:22
名前: りゅーと (ID: thhVtXCM)

風雅「大丈夫だ。誰にでもミスはあるし、反省しているじゃないか・・・」
テネーロ「・・・」


テネーロの自室では風雅が部屋の持ち主に慰めの言葉をかけていた。そこにタクトが部屋にやって来た。


タクト「はあ・・・。風雅、テネーロと二人っきりで話したいんだ。」
風雅「分かった(大丈夫だ、テネーロ」
テネーロ「・・・」
風雅「・・・あんまり怒るよな?子供だから・・・(すれ違いざまに呟く」


風雅がいなくなると二人っきりに。落ち込むパートナーにタクトは言葉を発する。


タクト「お前にはがっかりさせられた・・・どうしてあんな事を?運が悪ければ、大怪我してたんだぞ!あんな馬鹿な悪戯は僕でも初めてだ。」
テネーロ「分かってるよ!だから家出したの!」
タクト「それがいい方法だと思ったのか?」
テネーロ「思ってないよ!テネーロがやる事はみんなダメ!テネーロって最低なの!(ベッドにもぐる」
タクト「テネーロ、顔を出せ・・・」
テネーロ「空気を吸う資格なんてないの!」
タクト「・・・;いつまで布団の中に潜ってるんだ?」
テネーロ「結婚するまで!」
タクト「布団の下でどうやって相手を見つけるんだ・・・;」
テネーロ「死ぬまでこの部屋から一歩も出ない!」
タクト「ま、それはともかく。テネーロ、お仕置きはちゃんと受けてもらうぞ。重いやつだ・・・」


鍵盤の弾き手はベッドに座り、話を続ける。近くにパートナーがいる事に気づいたピアノの精霊はもそもそとベッドから出てくる。タクトの顔は怒り顔であるが、どこか悲しそうだった・・・。


テネーロ「これからはタクトのお気に入りやラピストリアの曲も絶対に聞かない。テネーロが成長したら、大工の精霊になって家を建ててあげるからテネーロ以外のパートナーを見つけて住んで・・・」
タクト「・・・!」
テネーロ「テネーロにピアノを弾かないで・・・!」


こらえていた感情が涙と共に溢れ出し、ついに泣き出してしまう。本当はこんな事は言いたくないし、大好きなパートナーの曲が聞けなくなる事や離れ離れになるのは嫌だ・・・。


タクト「テネーロ、お前がどんな事をやろうとお前にピアノを弾くのをやめるなんてありえないからな。」
テネーロ「・・・どうして」
タクト「おいで。いいか?僕はお前がどんなに間違った事をしても、それにどんなに腹が立っても、絶対に許せるんだよ・・・僕の大事なパートナーだからな!」
テネーロ「どうしてそう言えるの!?ゼルハルトのライドも仕事場も壊したんだよ!?」
タクト「それはただの物なんだよ。ライドはすぐに直せるし、仕事場は修理や片づけも出来るんだよ。でも、テネーロはたった一人しかいないんだよ・・・代わりはいないんだよ・・・」
テネーロ「そっか・・・命は一つしかないもんね・・・」
タクト「僕も命は一つしかない。だから、この命が尽きるまでずっと一緒にいようね・・・」
テネーロ「タクト、大好き・・・!」


ワンワンと泣きじゃくるピアノの精霊を鍵盤の弾き手は優しく抱きしめ、彼女が泣き止むまで離れなかった・・・。





後日、テネーロに罰が下された。その罰はタクトの仕事場の後片付けの手伝いだ。仕事場を総出で片付けとなり、丸一日費やされたがテネーロは積極的に参加していた。幸いにも壊れた楽器が少なかったのとライドが一日で直ったのだ。


烈「テネーロも元気になってよかったな。お前のライド、どうだったんだ?」
ゼルハルト「ああ、あのライドはあっさりと直ったよ。何しろ口うるさいカニパンが魔法で修理したからな」
風雅「テネーロ、その楽器を運んでくれないか?瓦礫まみれになったと言えど、まだ使えるものもあるからな」
テネーロ「分かったー!早く片付けてタクトが好きな音楽が出来るようにしようね!」
タクト「ああ。真っ先にピアノを綺麗にして調節したら一番に弾いてあげる!そのためにも片づけをしような!」
ポチコ「楽譜ー楽譜ー」


時刻は昼の二時。仕事場の瓦礫はある程度片付き、ホームセンターで購入した板で仮の壁を作る。部屋にあったタクトの私物や家具、大事な楽器類と曲が書かれたノートやコレクションの本は倉庫に一時預け、メインのピアノだけを取り出すのに成功。


タクト「ピアノの方は大丈夫だった・・・触ってみるね・・・」


ポーン・・・ポーン・・・


テネーロ「鳴った!やったー!!」
ゼルハルト「音は小さいけど、内部は大丈夫っぽいな。今度、ヴィルを呼ぼうか?」
風雅「何か必要な用具があるなら学校帰りに購入するぞ」
烈「タクトの演奏がまた聞けるって事に俺も嬉しい!」


これで一件落着かに見えたが・・・


リュータ「お前らー!差し入れでピチ丼を持って来たぞー!お、部屋は凄い綺麗になったな!室内や壁は凄い寂しいけど、メインのピアノは無事みたいだな!ちゃんと音が鳴るかなー?」





ガラガラガシャ——————————ン!!!





リュータ以外全員( Д)          °°


え?今、何が起きた?タクトやテネーロが触れたピアノは小さい音が鳴ったのに、Des組の学生が触れた瞬間に崩れちゃった・・・;お約束すぎるオチに全員固まる。楽器を壊したリュータはピチ丼を持ち・・・



リュータ「悪い事をしたらすぐに謝る。タクト、ごめんちゃい(テヘペロ」



タクト「許さん(音魔法発動準備」
ポチコ「リュータは悪い子ですー!いけない子ですよー!」
リュータ「やっべ!逃げろ—————!!!」
タクト「待てコラー!!!」


最後はタクトとリュータの追いかけっこ。二人の後ろをポチコも一緒に走る。この光景につぎドカの二人とゼルハルトは苦笑いし、テネーロは笑顔になる。
こうして、ラピストリア家の一日は過ぎていく・・・





おしまい





この話は有名だもんね・・・最後にあとがきがあるから待ってて

ラピストリア組でフルハウスパロ(その8) ( No.630 )
日時: 2014/08/28 04:29
名前: りゅーと (ID: thhVtXCM)

「あとがき」


今回は昔見たフルハウスのパロディです。あの作品はよく見てたんだよね。配役はいろいろ悩みましたけど、最後まで書けてよかったです。ああゆうホームコメディドラマは好きですし、たまにレンタルで見てます。ちびっこいミシェルとジェシーおいたんの話やキミーとD.Jのは好きです。ミシェルの表情やセリフは反則すぎますw名作が多くあるし、あの話を考えた脚本や監督さんが凄いな・・・。
元ネタは「ステフのいたずら」であり、一部は別のエピソードも混ぜてます。ジェシー役を烈、リュータをキミー役にして正解だったな(笑)。リュータすまん。
あと、ゼルハルトが持っていたマジックライドは元ネタはあたしが昔やったゲームか読んだ漫画に出ていた武器から(機能をいくつか組み合わせた)。杖兼箒状の乗り物になるデザインはカッコよく、飛行時に星屑や光などが出てました。動力源は基本は魔力だったりバッテリーを採用しますし、手元にあるスイッチや魔法石でスピードも加減します。まあ、車に搭載されているシステムも組み込まれる事もあり、戦いでは重宝されますし、この武器でのレースや大会はありましたぜ。だけど、どの乗物でも言えますが、くれぐれも小さい子が運転しないにしてくださいね;
話は長くなりましたけど、ここで失礼します!





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