二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 採取しましょうそうしましょう ( No.129 )
日時: 2014/05/27 20:51
名前: 羽清アユカ ◆uYPWAZXaHA (ID: XnbZDj7O)

久しぶりの短編。
羽清達が採取。そして戦います



— 黒子のバスケの世界 —



緑間「くっ・・・見つからないのだよ・・・!」
高尾「真ちゃん、もう最終手段しかないよ」
緑間「・・・仕方がない。円刻館に行くのだよ」
高尾「りょーかい♪」







— 円刻館 —


チルノ(*・ω・*)じー



円刻館内にある羽清のアトリエにて、チルノは羽清が調合する所を興味深げに見つめていた。

普通なら調合中にアトリエに入ることは禁じられているが、彼女が一度作者が調合している所を見てみたいと願望した事と、今回の調合は危険な調合じゃないからと言うことで特別に見学を許されたのだ。

羽清が草を小さく千切ると乳鉢で磨り潰し、絞り出した汁を試験管に溜める。別の試験管に入れた透明な液体にスポイトで絞り汁を少しずつ落とすと透明な液体が黄色に変わる。試験管を手に取り軽く振って混ぜると今度は赤に。

液体の色が変わったりする度にチルノは小さな声で「わぁ・・・っ」と驚きの声をあげる。
羽清も集中しているのか彼女の視線も声も気にせず黙々と手を動かしている。

しばらくしてビーカーに入った緑色の液体をプラスチックのような容器に注入すると、一息つく。


羽清「薬完成したよ!」
チルノ「おー!ねーそれ何の薬?」
羽清「植物栄養剤だよ。市販のやつより効力あるよ」
チルノ「凄いねっ!ねーねー!他には?他に何か作れない?」
羽清「それなら・・・」


(トントン)


羽清「んえ?どなた?」
高尾「やっほー!高尾ちゃんだよー♪」
緑間「高尾、静かに入れ」

扉から入ってきたのは現れたのは秀徳の陽気な司令塔高尾と、同じく秀徳のエース緑間だ。

チルノ「おー!高尾に緑間!」
高尾「よっ!チルノちゃん!」
羽清「どしたの?」
緑間「明日のラッキーアイテムを探しにきたのだよ」
羽清「ラッキーアイテム?何?」
緑間「明日のラッキーアイテムが『牛の角の首飾り』なのだが・・・」
高尾「近所の雑貨屋とかアクセサリーショップで探したんだけど見っかんないワケ。だから羽清さんに頼みにきたんだぜ」
羽清「あぁ、この前のより楽で良かった。それなら作れるからちょっと待ってて」
緑間「すまないのだよ」

ラッキーアイテムって?と言う知らない人にも知っている人にも説明するが、緑間は毎朝放送される「おは朝占い」の熱狂的信者だ。
おは朝が教えてくれるラッキーアイテムを彼は毎日手にしている。
だがおは朝占いのラッキーアイテムはまともな物が少なく、時々鬼畜なのが出てくる(今日のラッキーアイテムであるフライ返しはまだマシな方)。
ほとんどは緑間が人事を尽くして自分で調達するが、自力ではとてもじゃないが入手が難しい場合、羽清の元へやってくるのだ。
ちなみにこの前のラッキーアイテムは「スズメバチ」だ。悲惨な目に会ったのは言うまでもない。


羽清「んー、機材に材料っと・・・(ガサゴソ・・・)あれ?」
チルノ「ん?」
高尾「どした?」
羽清「・・・ごめん、材料切らしてた」
緑間「!?」
高尾「ありゃ」

羽清は申し訳なさそうに首飾りの材料を切らしたことを告げる

緑間「何が無いんだ?」
羽清「肝心の牛の角」
高尾「あちゃー」
羽清「材料、取りに行くから待ってて」
緑間「どこに行くんだ?」
羽清「囀りの森だよ」
チルノ「さえずりのもり・・・ってすぐそこじゃん!あたいも行く!」
羽清「え・・・いいの?」
チルノ「いつもさいしゅに行くときリセナか時見と行くんでしょ?でも今二人ともいないじゃん!だからさいきょうのあたいが力を貸してあげる!」
羽清「ありがとう。チルノちゃん」
高尾「なら俺も行くー!」
羽清「え?大丈夫なの?」
高尾「戦闘スキル磨いてんだから大丈夫だって!一回採取ってどんな感じなのか見てみたかったしよ!」
緑間「俺も行くのだよ」
羽清「緑間っ!?」
緑間「人に頼んだまま自分は何もしないのは人事を尽くした事にはならないからな」
高尾「+羽清さんとチルノちゃんが心配なのだよ」
緑間「高尾っ!!」
羽清(んー・・・ちょうど彼らの戦闘スキルどの位伸びたのか気になってたし・・・テストも兼ねて同行をお願いしようかな?)



〜数分間〜



羽清「お待たせ」
チルノ「さっそく行こう!」
羽清「武器の準備は?」
緑間「抜かりはないのだよ」
高尾「バッチリなのだよっ!」
チルノ「いつでもこいなのだよ!」
羽清「じゃ、出発なのだよっ!」
高尾・チルノ「「おー!なのだよー!」」
緑間「マネをするなっ!」





出発!

Re: 採取しましょうそうしましょう2 ( No.130 )
日時: 2014/05/27 21:04
名前: 羽清アユカ ◆uYPWAZXaHA (ID: fE.voQXi)

円刻館の前には逆さまにしたT字路がある。

円刻館から見て真っ直ぐ前は鍵を使って円刻館へ来た人が通るドアが現れる道。
右は街に繋がる道。
左が採取地「囀りの森」に繋がる道だ。


園世界にはいくつもの採取地がある。その採取地からは様々なアイテムが手に入り、運が良ければレアアイテムを手にすることが出来る。

とはいえ、採取地にはモンスターが現れる。戦う力が無い人が不用意に採取地に踏み込むと怪我をしてしまい、最悪の場合命を落としてしまう。だから普段羽清は腕に覚えがある人以外は採取地に入らないようにと注意をしており、大半の採取地では羽清の許可無しではどうしても入れないようになっている。

だが今回は戦闘スキルを持っているメンバーであることと、「囀りの森」は園世界にある採取地の中ではモンスターが最も弱い場所のためまぁ大丈夫だろうと思ったのだ。





— 囀りの森 エリア1 —


チュンチュン・・・
ピピピ・・・


高尾「おーここかー。確かに鳥の囀りが聞こえるわー」

彼らが訪れた森は春の日の光が降り注いで明るく、小鳥の囀りが絶えることなく聞こえる。


羽清(スッ)
緑間「羽清さん?」
羽清「めっけ♪(ひょいひょいひょい」


▼フェスト石を3つ手に入れた
 魔法の草を2つ手に入れた


緑間「?何故石や草を拾うのだ?何に使うのだよ?」
羽清「合成の材料だよ。この白い石が研磨剤の材料に、この草は薬の材料になるよ。研磨剤はアクセサリーや武器によく使うからよく足りなくなるの」
緑間「ほう・・・」
羽清(スッ・・・)
緑間「!」
羽清(ぶちぶちひょいひょい)

▼魔法の草を4つ手に入れた
 木の枝を4つ手に入れた
 緑の草を3つ手に入れた

高尾「何か羽清さん採取する場所把握してる?」
チルノ「羽清さん前に言ってた。『さえずりの森はあたしにとってはにわみたいなものだ』って」
高尾「慣れてるんだな」
緑間「奥へ進むぞ。置いていくぞ」
高尾・チルノ「待ってー(待ってよ真ちゃん)!」



— 囀りの森 エリア2 —


羽清「めっけた♪(ひょい」

▼薬草を4つ手に入れた

高尾「・・・お、羽清さーん!この木の実食えるー?」
羽清「あ、それ食べれる実だよ!合成の材料にもなるから採ってー!」
高尾「おー(ぶちっ」
緑間(ひょいっ)←高尾より高い所の実をあっさり採る
高尾「・・・」
チルノ「もっと高い所はあたいがー♪(空を飛んで高い所の実を採る」
高尾「うん、チルノちゃんは悪くない」
緑間「何がだ?」
高尾「なーんでもー(#`3´)ぶーぶー・・・っ!!」
緑間「高尾?」
高尾「何か来るっ!!」
チルノ「え?」
緑間「何っ!?」


鷹の目で何かに気付いた高尾が声をあげると草むらから何かが飛び出してきた


ガサガサ・・・ビュン


モンスター1(・△・)
モンスター2(・△・)
モンスター3(・△・)


現れたのはゼリーのような体の生き物三体


緑間「・・・何なのだよ、あれは」
羽清「あれはポワワ。スライム系モンスターです。モンスターの中でも弱い敵だから落ち着けば大丈夫」
高尾「ドラクエのスライム、アトリエシリーズのぷにぷにみたいなものか」
羽清「その通り」
チルノ「よゆーだね!いくよ!」



今回のメンバーの武器


羽清アユカ E:片手剣 白銀のアソッド
チルノ E:なし
緑間真太郎 E:ボーガン 緑星
高尾和成 E:短剣 ホークナイフ×2


チルノ「えーい!」
ポワワA「きゅうっ!!」


パーティーの中で最も素早いチルノが氷柱を飛ばすとポワワAに突き刺さる。
戦う事に慣れているチルノにとっては余裕な相手だろう。早くも戦闘不能にした。


ポワワB「!」
高尾「おっと♪(ひょい」


ポワワBは高尾に体当たり。
しかしあっさり避けられる。


高尾「見え見えなのだよ♪(ひゅん」
ポワワB「っ!?」
緑間「真似をするな高尾」


高尾はそのままホークナイフでポワワBを2回連続で切り裂く。
戦闘不能だ。


羽清「緑間止めお願い」
緑間「あぁ」


緑間はボーガンをポワワCに向けるとバスケのゴールを外さない確かな命中率でポワワCの眉間(にあたる場所)に矢を放つ。


戦闘終了!!


チルノ「ふふーん!よわっちいわね!」
高尾「あっさりしすぎじゃね?」
緑間「モンスターの中では弱い方だと言ってただろう」
羽清「そーそー。奥に行けばもっと強いやつが出てくるからねー」


▼ゼリー玉を1つ手に入れた


羽清「一個か・・・」


このように敵を倒すとアイテムをドロップすることがある。戦いも採取の一つなのだ。


▼赤の実を7つ手に入れた


羽清(さっきの高尾達の戦いぶり・・・相手が弱いのもそうだけど特に不安も無駄な動きもないね・・・もう少し奥でも大丈夫かな)





— 囀りの森 エリア3 —

チルノ「泉だー!」
高尾「おー結構綺麗じゃん」

エリア3にある綺麗な泉に二人ははしゃぐ。

羽清「折角だから泉の水汲もうっと」

▼清水を手に入れた

因みに泉の水は汲み放題だ。羽清は泉の水を20個程汲んだ。


緑間「羽清、牛の角はどこで見つかるのだ?」
羽清「このまま奥に行けば牛のモンスターが居るからそのモンスターを倒せばドロップするよ」
緑間「そうか」



まだまだです

Re: 採取しましょうそうしましょう3 ( No.131 )
日時: 2014/05/27 21:16
名前: 羽清アユカ ◆uYPWAZXaHA (ID: Ft4.l7ID)

— 囀りの森 エリア4 —


奥へと進む作者達。
すると、少し開けた所から緑色の穏やかそうな牛が歩いてきた。

緑間「羽清、あの牛は?」
羽清「あれは森牛。その名の通り森に住む野生の牛。穏やかな性格だからこちらが攻撃しなければ向こうも襲って来ないよ」
緑間「角は採れないのか?」
羽清「うーん、短いからアクセサリーには向いてませんね」
緑間「そうか」


森牛を見送り更に奥に向かう作者達。
羽清がまたアイテムを拾ったりチルノがはしゃいだり高尾が緑間の真似をして緑間に叱られたりなどしていると、またガサガサと草むらが動き出す。出てきたのはまた牛だが森牛ではない。


緑間「こいつは?」
羽清「はい。名前は暴れ牛。野生化した牛のモンスターですよ」


茶色の隆々とした身体
長く鋭い角
作者達を睨み付ける目は、牧場などでよく見かける牛や先程の森牛にはない野性味に溢れていた。


暴れ牛「ブモー!」
高尾「こいつ興奮してね!?」
羽清「人には狂暴です!気を付けてください!」


暴れ牛は最も身長の高い緑間に向かって、力強く地面を蹴りあげるように突進する。


先程のポワワの体当たりとは違い、このまま食らえばただでは済まないのは明らかだろう。


高尾「真ちゃんっ!」
高尾が思わず叫ぶ。


だが緑間は冷静に突進をかわす。
距離があったのが幸いだった。


そのままボーガンを何発も放つ。
暴れ牛の身体に弓矢が何本も刺さる。


暴れ牛「ブルル!」
暴れ牛は思わず怯むがすぐに立て直し、今度はターゲットを高尾に変え、再び突進した。


だが、


高尾「いっくぜー?ウィンドエッジ!!」
高尾が呪文を唱える。
風の刃が暴れ牛の身体を引き裂いた。


暴れ牛「ブモッ!?」
暴れ牛は思わず倒れる。


チルノ「高尾やるじゃん!!」
高尾「へへ、まーな!」


高尾が唱えた「ウィンドエッジ」は基本的な風属性の魔法。
魔力の消費量は元々そんなに多くない。
だが高尾は風属性であるためこの魔法とは相性が良く、更に魔力の消費を少なくして使用することが出来た。


羽清(使いこなしましたね・・・一つランク上の風魔法も教えてもよさそう・・・、と、そろそろ仕上げですかね)


羽清は白銀色の片手剣を構えるとよろけながらも立ち上がろうとする暴れ牛の元へ走って近付き


羽清「切り落とし!」


すれ違うように暴れ牛を切り裂いた



戦闘終了



▼牛の角を1つ手に入れた!


高尾「やったね真ちゃん!」
緑間「あぁ」
チルノ「あたいの出る幕はなかったわね!」
羽清「まだまだですよー!あと2個だから」
高尾「マジかー」
チルノ「でも今のところ絶好調だからだーいじょうぶ!」










チルノ「と思ったらけっこうきたー!!!(°д°;≡;°д°)」
高尾「ねぇ何で俺ら囲まれてんのっ!?(°д°;≡;°д°)」
羽清「恐らく暴れ牛の群れの縄張りに入っちゃったみたいですねー」


囀りの森エリア5
4体の暴れ牛に囲まれた作者達。
逃げ場は無い。


緑間「落ち着くのだよ。広範囲に攻撃出来るスキルで少しでも数を減らせばいい」
高尾「分かった!」
チルノ「冷符『瞬間冷凍ビーム』!!」
緑間「アローレイン!」
高尾「サーキュラーフライト!!」
羽清「マナウェイブ!」
暴れ牛A「ブモッ!?」
暴れ牛B「ブルルっ!!」


広範囲に攻撃できるスキルで周りの暴れ牛に攻撃。


暴れ牛C「ブモー!!」
緑間「くっ!!」
高尾「真ちゃんっ!」
チルノ「緑間っ!」
緑間「・・・大したことはない。体力が大分削れた奴からトドメをすぐに刺せ」


その後も何度も攻撃を食らうがなんとか数を減らしていく。


羽清「もう一度切り落とし!!」
暴れ牛B「ンモー!!!」


戦闘終了


▼牛の角を1つ手に入れた
 牛肉を3つ手に入れた


羽清「また一個だけか・・・4匹もいるから結構取れるかと思ったのに〜( `3´)ぶー」

アイテム採取では稀にこんな時もある。

チルノ「あと一個だし、おにくもとれたじゃん!」



高尾「真ちゃん大丈夫っ!?」
緑間「これ位回復させればすぐ治る。・・・ヒーリング」

緑間が回復魔法を唱えると傷がすぐ塞がった

高尾「真ちゃん回復魔法使えるんだっ!スゲー!」
緑間「当然なのだよ。それより高尾」
高尾「ん?」
緑間「手を見せろ。気付かないとても思ったか?」
高尾「・・・はは、」
緑間「無茶をするな・・・ヒーリング」



チルノ「高尾達何してるんだ?」
羽清「相棒同士の馴れ合いだよ」
チルノ「なれあい?」
羽清「それよりチルノちゃん、傷見してー」
チルノ「うん」
羽清「はい、傷薬」
チルノ「ありがと!」


治療を終えた羽清達はあと一つの牛の角を求めて更に奥に進んでいった・・・



感想はまだ

Re: 採取しましょうそうしましょう4 ( No.132 )
日時: 2014/05/27 21:32
名前: 羽清アユカ ◆uYPWAZXaHA (ID: Ft4.l7ID)

採取量はダイスアプリで決めてます







— 囀りの森 エリア6 —



羽清「うーしうっしーでーてーこーいー♪」
チルノ「うーしうっしーでーてーこーいー♪」
高尾「うーしうっしーでーてーこーいー♪」
緑間「何の歌なのだよ・・・」

謎の歌を歌いながら更に奥へ進む作者達。
あの後何頭かの暴れ牛を相手にしたが、中々牛の角を落とさなかった。
元々ドロップ率があまり高くないアイテムだから仕方がないが。

チルノ「・・・見つかんないねー」
高尾「肉と牛の革少しと・・・何だっけ?うしにくの塊だけだよなー」
羽清「こんな時もあるさ・・・あ、アイテム発見」


▼炎素の石を2つ手にいれた!


チルノ「?何これ?石?」
羽清「ただの石に見えるでしょ?実はこれ「炎素」を含んでいる石なの」
チルノ「えんそ?」
羽清「炎の素・・・って言うべきかな?うまく操れば何もないところから炎を出せるんだ」
チルノ「へー」←分かってない





高尾「・・・なー、緑間」
緑間「何だ?」
高尾「ここだけ鳥の囀りが全然聴こえないっつーか、鳥が居ないんだけど」
緑間「・・・確かに、妙に静かだなと思ったのだよ」


「囀りの森」の名の通り、さっきまで鳥の綺麗な囀りが絶えず聴こえたはずだが、今は鳥の気配すら無い事に違和感を感じた二人。


すると、


高尾「ん?」
緑間「高尾。どうした?」
高尾「また何か近付いてくる!」
羽清「え?」
緑間「何だ?」
高尾「牛」
チルノ「また暴れ牛ー?」
高尾「いや、違う・・・暴れ牛にしてはデカイかも・・・」
チルノ「でかい?」


また鷹の目で何かを見つけた高尾。だが彼の言葉からしてただ者ではないようだ


ガサガサッ!


緑間「!?」
チルノ「なになにー?・・・うわっ!ホントにデカっ!?」
羽清「あ・・・あれはヘッドブルっ!!たぶん暴れ牛達の親玉だよ!!」
高尾「マジかっ!?メッチャこっち睨んでるっ!(;°д°)」


現れたのは暴れ牛より二回り大きい牛。
黒い筋肉隆々の身体
大きく長い角
そして右目の古傷からボスとしての風格が現れていた。


ヘッドブル「ブルル・・・(ザッザッ」
高尾「こいつ怒ってない・・・?明らかに怒ってるよ・・・?」
羽清「暴れ牛より更に凶暴ですからねーしかも私達テリトリーにちゃっかり入ってますし」
チルノ「相手やる気マンマンじゃん・・・あたい達も相手するしかないよこれじゃー?」
緑間「く・・・仕方がない」


彼等はそれぞれ武器を構えた


ヘッドブル「ブモオォォーっ!!!(ドスンドスンッ!」
緑間「っ!?(グラッ」
高尾「えっ!!地面が揺れてんじゃんっ!?」
チルノ「大丈夫か?」←浮いてる
羽清「パワーが違うんですっ!!」


ヘッドブルは身体が大きい分、体重も重く、パワーがある。
ただの足踏みでも軽く地面を揺らすほどだ。


足踏みによる地面の揺れに驚いたのか、遠くから大量の鳥が一斉に飛び去っていった。
作者達のいるエリアに鳥がいないのは、ヘッドブルが原因なのが目に見えて明らかになった。


ヘッドブル「ブモーッ!!」
高尾「!?」
羽清「危ないっ!!」


高尾に向かって突進してくるヘッドブル。


ドドドドドドド・・・


高尾「おわっ!!(ズテッ」
緑間「高尾っ!?」
高尾「へーきへーき!かすっただけ!」


ヘッドブルはあっと言う間に距離を積めるが、高尾はなんとかギリギリで避けた為、かすりで済んだ。


ヘッドブル「ブルルッ!」
高尾「っ!?」


ヘッドブルはすぐ近くで尻餅を付いている高尾を踏み潰そうと前足を高くあげた。


——ドォンッ!!


高尾は咄嗟に真横に転がって回避
ヘッドブルの前足はそのまま地面を叩きつけただけだが・・・


高尾(うわ・・・っ;すっげぇ衝撃が伝わってきたんですけどっ!?)


ヘッドブルが踏みつけた地面から伝わってきた衝撃に思わず冷や汗をかく高尾。


ヘッドブル「ブルル・・・(ギロリ」
高尾「やべ・・・!」
緑間「連射!!」
ヘッドブル「っ!!」
高尾「真ちゃんっ!」
緑間「お前の相手は高尾だけではない」


何発もの弓矢をヘッドブルの背中や臀部に射る緑間。
不意討ちの攻撃に苛立ったヘッドブルはターゲットを緑間に替え、再び突進を繰り出そうとした。


高尾「真ちゃん避けて!!」
羽清「無理です!」
緑間「くっ・・・!」


突っ込んでくるヘッドブルに再び弓矢を射る緑間。
だが弓矢が当たってもヘッドブルは怯むことなく緑間との距離を近づける。


チルノ「冷体『スーパーアイスキック』 !!」
ヘッドブル「ブモッ!!」


ところが横からチルノの錐揉みキックが命中し、ヘッドブルの足は止まった。


チルノ「へへーん!どんなもんだd「ブルモォ———っ!!!」」きゃーっ!!」


調子に乗った氷精にヘッドブルの頭突きが命中。
チルノは近くの木まで飛ばされ葉の中に。


高尾「チルノちゃんっ!」





羽清「・・・」


その様子を黙って見ている羽清


羽清(駄目だ・・・危なっかしくて見てられない・・・)


彼らがどのくらい腕を上げたか確かめてみたが、今の実力じゃまだ危ないと判断した羽清は、そろそろ手助けしなきゃと判断した。





羽清、本気出す

Re: 採取しましょうそうしましょう5 ( No.133 )
日時: 2014/05/27 22:07
名前: 羽清アユカ ◆uYPWAZXaHA (ID: kaY8Y1HD)

羽清「緑間!離れて!」
緑間「羽清さんっ!?」
羽清(指クイクイっ)
ヘッドブル「!」


羽清は剣を構えるとヘッドブルを挑発。
挑発に乗せられたボス牛は作者へと突進を仕掛ける。


ヘッドブル「ブモォ———!!!」
高尾「おい羽清!」


羽清は避ける様子もなく、剣を握ってない手をあげると静かに呟く


羽清「・・・マナ調合、フレイムボム」


すると魔方陣が現れ、魔方陣から赤い爆弾が現れた。


緑間・高尾「!?」
羽清「ぽーい」
ヘッドブル「!?」


ドォ———ンッ・・・!


爆弾をヘッドブルに投げる羽清。
作者に向かって突っ込もうとしたヘッドブルは止まることが出来ず爆発の餌食に。


高尾「爆弾が・・・」
緑間「あれが羽清さんの能力・・・」
ヘッドブル「ブル・・・」


爆発が効いたのかよろけるボス牛。
身震いするように頭を振ると再び作者を狙うが、


羽清「パワーアイテム!!ダンシングブレイド!!」


今度はどこからか宙に浮く剣を一本取り出したと思えば、剣に魔方陣が掛かり数本に増えた。


羽清(スッ・・・ビジッ!)


片手をあげ、ヘッドブルに指を指すと数本もの剣がヘッドブルの方に飛んでいき鎌鼬のごとく切りつけた。


ヘッドブル「モオォ———!!!」


高尾「すっげー!」
緑間「ほう・・・」
ヘッドブル「ブル・・・」
高尾「って、あいつまだ動くのかよ・・・!」
緑間「だが大分削れたようだな・・・」


作者は距離を取るように移動。ヘッドブルは作者を追うが・・・


ガサッ!!


チルノ「よくもやったなー!あたいを怒らせたらどうなるかおもいしれー!!(#`・д・)」


カキ———ン!


木の葉から脱出した葉っぱまみれのチルノは頭突きのお返しとばかりにヘッドブルの足元の地面を凍らせた。
走っている時に足元を凍らされたのだから当然・・・


つるんっ


ヘッドブル「ブモッ!?Σ(・ω・)」


つるつるつるステンっ


ヘッドブル「モ゛ッ!」


スイ——————————


ヘッドブル「モ——————っ!!」


ドコ———ン!!


足を滑らせたボス牛は突っ込んだ勢いで木に激突した


羽清「ナイスチルノ!」
チルノ「いえーい!」
高尾「真ちゃん!今だよ!」
緑間「ああ。エメラルドショット!」
高尾「サプライズ・アタック・オフ・ア・ホーク!」
チルノ「氷塊『グレートクラッシャー』!!! 」
ヘッドブル「ブルモォォ—————!!!」


戦闘終了


▼大きな牛の角を1つ手に入れた!


高尾「でかっ!!」
緑間「これだけ大きい角を使ったら効果ありそうなのだよ」
羽清「早速戻って作るか!」






— 囀りの森 エリア7 —


囀りの森再奥エリアにして出口についた作者達。
鳥の囀りも段々戻ってきた。


高尾「羽清さん今日はサンキューな!」
緑間「・・・ありがとなのだよ(ボソッ」
羽清「どうも。・・・ねぇ、」
高尾「何?」
羽清「今回の戦いで課題が見えたよ」
高尾「え?」
羽清「高尾は更なる風魔法の訓練。緑間は回避にやや問題ありだから回避の訓練。チルノは調子ちょっと乗りすぎ。注意力を付けましょ」
高尾「え、・・・あ、はい」
チルノ「・・・;」
緑間「・・・確かに今回は危なかったのだよ」
高尾「羽清さんが本気出さなかったらヤバかったのだよ・・・」
チルノ「あたいはさらにさいきょーになるのだよ!」
緑間「だからマネをするな!!」
羽清「じゃあ今度の訓練メニューに取り組んでおくのだよ!」
緑間「羽清さんもか・・・orz」


今回の採取で彼らの長所、欠点が明確になった。
これから彼らは更に腕を上げるだろう。










高尾「ぶふぉwwwwwwwwwwwwwww真ちゃんwwwww」
緑間「何なのだよ」
高尾「何かwwwwwwwwwwどっかの先住民族みたいwwwwwwwwww」


ちなみに、牛の角をそのまま括り付けた首飾りが無事出来上がりました



END



後書き
久々の短編出来上がりました!
今回は採取話と戦闘話!
最近他の作者様の逃走中に手伝いとして参加し始めたのであたしのスキル本格的に考えて紹介したいなという気持ちと、普段採取はこんな感じですと書きたかったため産まれた作品です!
戦闘シーン初めてで書き慣れてなかった事と戦闘スキルも考えてた事、家に二段ベッド来る為部屋を大掃除してた事でかなり時間掛かりました。生活環境急に変わると以外と動き辛くなるのね・・・



この後色々データなどを投稿するので申し訳ありませんが感想はもう少し待ってください