二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケモン BW・XY 【NL要素有&オリキャラ急募】 ( No.3 )
- 日時: 2013/11/21 22:00
- 名前: サニ。 ◆6owQRz8NsM (ID: BoToiGlL)
- 参照: http://subtlestyle.net/en-1/index.html
第二車両【ルールを守って安全運転………?】
(ノボリ目線)
初めまして、と言った方が正しいですね。
私はサブウェイマスターノボリと申します。
主にシングルトレイン、マルチトレインにてサブウェイマスターをさせて頂いております。
相棒ともいえるポケモンは、シャンデラがそれに近いでしょうか。
よく共に戦っておりますからね。
それはそうと。
先程のマガリさんの様子がどことなくおかしかったです。
なにかあったのでしょうか………?
そんなことを考えつつ、書類整理をしていきます。
ただ書類にハンコを押すだけの簡単な作業。
ですのに、一向に……………マガリさんの右手が動かない。
まあかろうじて左手が動いているので、なんら作業には支障はなさそうです。
あ、実は私の席マガリさんと向かい合ってるんですよ。
なので様子も見れるんです。
私はそんな壁とか隙間とかから覗いて様子を見るような輩ではありませんよ?
『デラ………(訳;御主人様、何だかんだでマガリさんを………ってないか。あの御主人様に限ってそれは、ナーイナイ。)』
さて、そんなマガリさん。
何故右手が動かないのでしょうか……………
私は考えてみました。
1、単にめんどくさい
これはないですね。
彼女はめんどくさいといって、やらない人ではありませんから。
2、痺れた
根拠はないです
ただの推測です。
3、手が汚れてしまった
これもないですかね。
手が汚れるような仕事はしていませんし。
4、……………根本的に動かせないというより動かない
考えられる理由としては、これですかね。
過去に何があったのかは、聞かないでおきましょう。
私は、思い切っていってみました。
「あの、マガリさん。右手どうされたんです?」
「へっ……………み、み右手のことでありますかっ!?」
不意に話しかけられて驚いたのか、ビクッとなり椅子から転げ落ちました。
しかも豪快に。
「だ、大丈夫ですか………」
私は彼女に近づき、そっと手を差し出します。
すると彼女は戸惑いながらも
「大丈夫、であります」
と、立ち上がりました。
そして同時に、顔が熱くなりました。
今………手を繋いでるんですよね?私達。
今更気づきました。
手を繋いでいる。
それだけで顔がもっと火照りました。
『デララ………♪(訳;いっちゃえ御主人様)』
『ぷにょー♪(訳;ひゅーひゅー)』
なんかニヤニヤしながらこちらを見ている二匹がいたような気がきました。
ですが、なかなか手が離れてくれません
何ででしょうか………
マガリさんもそうらしく、離してくれませんでした。
そして、目線もまともに合わせられないという衝撃の事実。
目をちらりとみやると、
そこには赤面したマガリさんがいらっしゃいました。
こちらと目を合わせる度、「あっその………」と言って、目線を外してしまいます。
いや、私もそうなのでしょうけど。
二人と二匹だけしかいないこの部屋の沈黙は、結局十分弱続きました。
————————ノボリの部屋
「すごく緊張しました…………」
思わずクッションに顔をうずめました。
まともに目線も声も掛けられず、尚且つ手を繋いだままの空間が十分弱も続くとなると、流石に私でも緊張いたします………
「………………」
あの時、手を繋いだ時の感触。
マシュマロを手にとったような柔らかい感触が、私の手を包みました。
「………………」
そしてまたあの時を思い出し、クッションに深く顔をうずめました。
恥ずかしいんですよ!
ランクルスとシャンデラの目の前でやってしまいましたし!!
「うー…………」
穴があったら入りたい気分です。
そうこうしてる間に消灯時間になっていました。
有難うございます消灯時間。
恥ずかしい気分から抜け出すことができました。
そんなことを思いつつ。ベッドに入りました。
「マガリさん…………」
ふと、彼女の笑顔が脳裏に過ぎりました。
ですが、すぐに消えました。
…………消えては欲しくなかったです。
そして、私は目を閉じました。
「また、明日。お休みなさいであります」
ふと、マガリさんの声を聞いたような気がしました。
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