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Re: ポケモン the novel【番外編ネタ募集】 ( No.61 )
日時: 2013/11/29 20:24
名前: サニ。 ◆6owQRz8NsM (ID: /B3FYnni)
参照: http://subtlestyle.net/en-1/index.html

第十二両目【恋とサブマスとカントーと】




(以前の次回予告で出した題名は仮名です)



〜前回までのじすらあ〜

H∧Lさんにからかわれたマガリさん。
そのあとを、クダリさんの一声で、
追いかけてったノボリさん。
そして、一方カントーではあのトレーナーがついにやってくる!?
んでイッシュではそのマガリさんの好きな人が判明!!
それを聞いたノボリさんは………!?






(あれ、真面目だ!!)
(ギュイーン)
((ΦωΦ)フフフ…)









本編スタート


(ノボリ目線)


「同じサブマスのノボリさんだよね?」


その言葉を聞いたとき、一瞬言葉を失いました。
「ふぇっ……………」
「その反応は、図星なんだねー………」
「う…………そのとおりであります。」
マガリさんがそう言った時、私は確信しました。
マガリさんの好きな方が—————私。
そう思ったとき、突然胸が高鳴りました。
バクバクいってます。
そして、私はお二人に気付かれないように、その場所をあとにしました。





「両想いおめでとう」
戻ってきた時、そうクダリがいいました。
「知って、いたのですね」
「まあ、なんとなく察してはいたよ」
クダリがどことなく、寂しそうに笑いました。
その顔をしたと同時に、私はあることを思い出しました。
「クダリ、先ほど言っていた失恋とは?」
そうきくと、ふっとクダリがまた寂しそうに笑いました。


「実は、さ。僕マガリさんのこと、好きだったんだ」



予測のついていた返事が来ました。
やはり、そうでしたか。
「まだ、マガリさんが入ってきて間もない頃。少し僕とマガリさんで、ポケモンバトルしたでしょ?入ってきて間もない人と、サブウェイマスターの僕。まあ結果は目に見えてたんだけどね。どうせ僕が勝つだろうって。でも、その予想は覆された。彼女は、僕の予想を裏切った行動をどんどんしてきた。それに追いつけなかった僕は、上手くポケモンたちの力を出し切らせることが出来ず、敗北した。その時のマガリさん、どんな顔してたと思う?」
「笑っていた、でしたっけ?」
というと、首を横に振り、こう言いました。











「慌てたような顔をしてたよ」













「喜ぶこともなく、呆然としてるでもなく。ただ、慌てたような顔をしてた。『どうしよう、勝っちゃった………』って。なんで慌ててたんだろ?普通喜ぶよね?そう考えていくうちに、分かったんだ。彼女は勝ちたくてバトルを申し込んだんじゃない。『みんなで楽しみたくて』バトルを申し込んだんだって。」
クダリは空を見上げました。
「その時から、マガリさんのことが気になったんだ。どんな人なんだろう?どんなバトルスタイルが理想なんだろう?って。それで、よくたわいもない話とか二人でしてたんだ。そんで、ある時僕はマガリさんのことが好きだって分かったんだ。でも、もうその頃には、彼女の目にはノボリしか映っていなかった。マガリさんはノボリが好きなんだなって気づいた。僕は失恋したんだって、そう気付かされた。」
「クダリ…………」
「そ、そんな責任を感じないでよノボリ!僕はさ、ノボリとマガリさんが幸せなら、それでいいんだから」
クダリは、そういうといつものクダリに戻りました。
「ほら、二人とも戻ってきたよ」

「いやー、マガリさん顔真っ赤!!ゆでだこみたいだよ!!」
「いいいい言わないでくだしゃっ!!」

マガリさん噛みましたね。
可愛いですね。
「お話はもう終わったのですか?」
そう聞くと、マガリさんはカミカミながらも
「ひゃ、ひゃいっ!!終わったでありましゅ………」
と、答えてくれました。
するとH∧L様が

「君ー、なんで横向いてんの?」

と聞いてきました。
さ、察してくださいまし!!
と年を送ったところ、H∧L様は分かったように
「ま、頑張りなよー」
と呑気そうに言うのでした。
「そいじゃ、私はお邪魔のようだし、ドロンさせてもらうわー。じゃねっ」
そういった時にはもう姿は消えていました。
神出鬼没な方ですね…………
「あ、あの…………ノボリ殿、顔、見て話して欲しいであります…………」
そういうか細い声が聞こえてきました。
分かってます。
分かってるんですが…………
「なーに告白したてのカップルみたいな空気流してんのさ」
ひそひそとクダリか私に言ってきました。
仕方ないじゃないですか、あれ聞いてしまったんですから余計に意識してしまうんですよ!!
「ま、マガリ………さん」
頑張って向こうとしました。
でも向けませんでした。
そういうことを繰り返しているうちに———————
















「あのー、ここがヒウンシティですかね?」














と言う声がふとかかりました。
「はい、そうですが。」
と答えると、その「少年」はこういいました。
「あ、じゃあライモンシティまでもう少しか」
その少年は、随分と大人びた少年でした。
しかも、どこかで見たような少年でした。
「ライモンシティにどのようなご要件でありましょうか?」
マガリさんがそう聞くと、その少年はニッと笑いました。



「バトルサブウェイってとこに行くんですよ」




なんと、チャレンジャーでしたか。
「あ、自己紹介をしていませんでしたね。私はサブウェイマスターのノボリと申します」
「同じくクダリ!」
「同じくマガリと申すであります」
「サブウェイマスター………ってことは、バトルサブウェイで会えるってことですよね」
その少年はそう聞きました。
「ええ、まあ。そういえば、貴方様は?」
少年にそう促すと、返ってきたのは驚きの名前でした。
まさか、「あの方」が、ここにくるなんて———————









































「カントーチャンピオン、レッドです!!











この少年こそが、カントーの伝説のポケモントレーナーだったなんて。



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