二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: サブマスたちと他地方と【ポケモン】 ( No.72 )
- 日時: 2013/12/11 20:16
- 名前: サニ。 ◆6owQRz8NsM (ID: N.hBywMC)
- 参照: http://subtlestyle.net/en-1/index.html
第十六両目【Justbetrainer】
〜前回までのありゃすじ〜
翌日けろっと治ってたマガリ。
ただ、まだ安静にしてろとの指示があるらしく。
そんな中、2人きりの時に、夢の中でノボリとキスをしたとマガリが。
なんか微妙な空気に包まれたとさ。
一方所変わってイッシュ港。
そこには、また遠い地方から新たなる来訪者。
その来訪者とは——————?
(うわあ真面目だbyクダリ)
(チュラっ!?)
(私だってやる時はやるのさ!!)
(あと出番頂戴。)
(……………ハイ、すみません)
(チュラライ…………)
本編スタート
(マガリ目線)
なんか微妙な空気に包まれております。
お久しぶりですマガリであります。
あと、ノボリ殿を変に意識するようになったであります。
あの夢を見たときから。
だだだだだだだだだだだって!!!
いきなり夢でキスされたらなんかもういろいろとヤバイでありますよ!?
そう思われますでしょ!?ねぇ!!←
そいでノボリ殿もまた目を合わせてくれないであります。
なんかぼそぼそ言ってるでありますし。
………………余談でありますが、朝起きたときほんのり唇があったかかったような、甘かったような。
しかも何故か布団が肩までかかってたのに、中途半端なかけ方になっていたでありますし。
昨夜何かあったのでありますでしょうか………
(それについては第十四両目をチェックしてネッ!!キラッbyブルー姉さん)
(※ブルー姉さん………言わずもがな、ポケモン青になぞらえ作られたお方。一応公式らしい)
まあ、それはおいておくとして。
それよりも引っかかるのは、H∧Lさん。
なんと昨日、ノボリ殿の夢にも出てきたらしいのであります。(ノボリさんがついた嘘。実際には夢ではなく本当に会った)
その時のH∧Lさんは、自分が幼い頃に見た『やたら線の細い』H∧Lさんだったようです。
不確実で、捉え所のない。
やはり、あのH∧Lさんと『不確実な』H∧Lさんは別人なのでしょうか………
いくら考えても、答えは見つかりません。
ええいどうしたものかと頭をひねっていたら——————
「おー、すっかり治ってんじゃん」
と、以前耳にしたような声を聞きました。
この声の主はあの、神出鬼没なお方でありましょうね。
「やっ、大丈夫ー?」
そう、『確実な』H∧Lさん。
これから分かりやすくするために、このように表記すると致しましょう。
「H∧Lさん、ひとつ質問させて下さい。」
ノボリ殿が、思い切ったように質問しました。
「貴女は昨日、私に会いましたか?」
H∧Lさんはきょとんとすると、こう答えました。
「いや?知らんよ?」
……………………えっ?
知らない…………?
そ、そんなことはないはずでありますよね?
現に『不確実な』H∧Lさんが自分にあったことを、『確実な』H∧Lさんは覚えてらっしゃいますし。
どういう事でありましょうか?
「……………あ、あぁ、そうか!!」
突然H∧Lさんが言いました。
「話してなかったよね、あれ嘘。私が幼い頃のマガリさんに会ったっての嘘なんだよ。」
………………………はいぃ!?
な、なぜ嘘を!?
「う、嘘なのでありますか!?」
「だってしゃーないじゃーん。可愛い玄孫(やしゃご)に会ったよね!?って目をキラキラさせながら聞かれちゃ」
と、さらりと言い放つH∧Lさん。
ってちょ、ちょっとぉ!?
「どういうことでありますか!?玄孫って!!」
「この話は流石にしてなかったか、曾孫も」
そう苦笑するH∧Lさん。
「そう、あんたは私の玄孫。つまりあんたにとって、私はひいひいおばあさん…………高祖母にあたる訳。曾孫はあんたの母親。孫はあんたのおばあさん。子供はあんたのひいおじいさん。多分、その『不確実な』人もあんたに関わりのある人じゃないかな。余談になるけど、曾孫は随分な毒親に育ったもんだよ………大変だったなぁ、マガリ。」
愛おしい存在を見るような瞳。
その瞳に自分は何も言えなくなったであります。
「あ、そういえば。」
ノボリ殿がもう一つ、と付け足しました。
「不老長寿のきのみの効果って…………」
あ、確かに。
「ん?ああそれなら私の孫で消えたよ。そこまでが丁度期限だったんだろうね」
思い出しながら答えました。
「でも、そろそろ正直に出てきたら?『不確実』さん。」
治療室に響き渡るような声で言うと、ふっと少女の姿が現れました。
言わずもがな、あの『不確実な』お方でありました。
「………………」
その少女は、沈黙を守っていたでありました。
「話してもいい頃なんじゃないの?」
そう促すと、コクリと頷き口を開きました。
「…………………やっと、やっと本当の意味で会えた。『母さん』、『父さん』」
とんでもないことを言いました。
待ってください母さん父さんってなんでありますか!?
そういう趣旨のことを聞くと、答えてくれたであります。
「私は、未来の貴方達の娘です。」
………………はいいいいいいい!?
え、待って未来の娘ってまさか、自分はノボリ殿と結婚!?
そ、そいであんなことやこんなことを!?
そう考えると、一気に顔が熱くなり、狼煙が上がり自分は意識が飛びました。
(ノボリ目線)
マガリさんが倒れました。
顔が赤くなっております。
狼煙が上がっております。
それはそうですよね、私と未来で結婚……………
結婚!?(今更)
しかも子供を設けてまでいる!?
つ、つまり、マガリさんはそれを想像して、倒れたと………
深くは考えないでおきましょう………。
「うん、だからよろしくね。ノボリ父さん、マガリ母さん。」
柔らかな微笑みを浮かべ、彼女——————娘はそういうのでした。
————————アララギ研究所
「はい、これがポケモン図鑑。」
「ありがとうございます」
「さて、新しい地方での旅………目一杯楽しんでね!!」
「はい!」
「それじゃ、行ってらっしゃい
—————————『アンジュ』!!」
Next