二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: サブマスたちと他地方と【ポケモン】 ( No.76 )
日時: 2013/12/12 23:24
名前: サニ。 ◆6owQRz8NsM (ID: L3izesA2)
参照: http://subtlestyle.net/en-1/index.html

第十七両目【時の咆哮】


〜前回までのありゃすじ〜

H∧Lさんたちの正体判明。
なんとH∧Lさんはマガリさんの高祖母で、あの少女はマガリさんの未来の娘。
色々なことを妄想したマガリさんは、頭から狼煙を上げ意識が吹っ飛びましたとさ。
ノボリさんはノボリさんで落ち着かない。
落ち着かない。(大事な事なので2回言いました←)
来訪者は来訪者で、研究所図鑑をもらう。
わざわざイッシュに来た目的とは?
ただの図鑑埋め?それともジム制覇?
そんな何もかもがわからない謎のトレーナーの名前は————













『アンジュ』。












(少し真面目ですねbyノボリ)
(デラデーラ)
(おうよ……クソネミ)
(寝なさい)
(デーラ!!)









本編スタート

(作者目線)

こんばんわクソネミ。
作者です。

どうやら、娘さんド天然らしいですね。
まだ付き合ってもないお二人に、娘だとネタバレしてしまいましたからねぇ。
まあそれを知ってて隠すH∧Lさんも如何なものかと。
んで、娘さんの名前『ネシア』っていうらしいですね。
なんでもマガリさんが昔好きな絵本だった主人公から取っているらしく。
あれでもネシアってなんか意味なかったでしたっけ。
とりあえず、その話はそれとして。

「よろしくね。ノボリ父さん、マガリ母さん。」

そうネシアさんは柔らかな笑みを浮かべておりました。
そうかー結婚かー。
………………末永く爆発しろ。
あ、いけない本音が。
「ノボリ父さーん(だきっ)」
すると、ネシアさんはノボリさんに抱きつきました。
「ど、どうしたのですネシア様!!」
「(むー)様つけなくていいよ………」
しかし………一変して子供みたいですね。
「あ、ああ、そうでしたね。『ネシア』。」
そういって、頭を撫でるノボリさん。
「えへへ………」
嬉しそうに目を細めるネシアさん。


しばらくすると、H∧Lさんがそういえば、と言いました。
「ネシア、どうやって過去へ来たの?」
あ、言われてみれば。
高祖母は究極のきのみがあるから別として。
未来から来たとなれば、話は別。
タイムマシンなんてご丁寧に有るわけでもなし。
どんな手段できたのでしょうか………?
「それに、どうして過去へ来たのかも知りたい」
そう付け足すと、ふっと息を漏らし語り始めました。


「」私がここへ来たのはね、未来で両親が居なかったから。母さんは昨日の意識のせいで。といっても、医師の懸命な治療のおかげで治ったけど。母さんは私を産んだあと、直ぐに他界。その意識を引きずってたんだって。父さんは私を男で一つで育ててくれたけど、列車のトラブルに巻き込まれ、事故死。結局、私は恵まれない環境で生きることになった。まず、母さんの知り合いがいるカロスに行き、またイッシュに戻り、今度は留学でシンオウに。シンオウでは一応旅をしてたんだよ?その旅の途中、やりのはしらに偶然行き着いて。そこにいたのが、時を司ると言われている、神と呼ばれし伝説のポケモン、ディアルガだったの。そのディアルガね、私を一目見て、『お前は一人に慣れすぎている』って言ったの。どうすりゃいいのさって言ったら、過去行って両親救ってこいって。過去へ行くのには、私が力を貸してやるからって、そんでここに来たの。もっとも、来たのは母さんがまだ幼い頃の時だったけどね。施設に引き取られてた、あの時の。」




話は、我々が予想していたのよりもとてもとても、ヘビーなものでした。
母親の顔を知らず、父親も早くになくした子供。
それを現実として受け止めるのは、些か我々には抗力が掛かりました。
その未来を変えるため、時を司ると言われている、神と呼ばれし伝説のポケモンディアルガの力を借り、ここへ来た。
しかしきた時代が思ったよりも早い時期だった、と。
なんという世の理不尽さ。
私はこの子と同じような境遇を辿っていますので、なんら珍しくもないような感じで聞いておりました。

「…………列車のトラブルに巻き込まれるのは、いつですか。」
ノボリ殿が重々しく口を開きます。




「来月、だった気がする。来年か今年かは、わからないけど。」





その言葉に、一瞬で空気が張り詰めました。
来月—————ノボリさんの命が危険に晒される。
それを想像しただけで、悪寒が走りました。
「じゃあ、マガリはどうなのさ?」
H∧Lさんが聞くと、
「大丈夫、それは回避できた。」
と、いくらか柔らかい口調で言いました。
「そう、ですか…………」
ホッとしているノボリさん。


「気を付けて、列車のトラブルっていうのは、突然走行中の列車のブレーキが効かなくなったことだって、ディアルガが。」


少し厳かなトーン。
それを伺うに、嘘偽りはないと思われます。
こんな状況で嘘をついてもバレますもんね。
「わかりました、ネシア。情報をありがとうございました。」
そうお礼を言うと、少し照れている様子が伺えました。
と、その時



「んっ………ふあっふ…………おはよーであります………」




意識を失っていたマガリさんが起きました。
ていうか、寝癖がひどいです。
目もトローンとしてますしね。
ボケーッとしてます。
「マガリさん、おはようございます。」
「おはよー」
「お早う母さん」
各々、挨拶をしていく。
「あっ、お、お早うございます」
その様子に少し慌てたのか、直ぐに髪の毛をセットし始めました。
ノボリさんはーっと…………
「(じいいい)」
うわあ思いっきりガン飛ばしてる。
そんな見なくたっていいじゃん。


私は心の中で突っ込みつつ、作品を仕上げました。












次回予告
アンジュついに登場!!
娘の方はディアルガに力を借りたという。
そんなことあるんだ!!
信じてなかったや←←←
アンジュはアンジュで秘密があるらしいけど?

次回、第十八両目
【亜空切断】


更新をお楽しみに!!