二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ダンガンロンパ 〜ようこそ勝ち組ヶ丘学園〜 episode1 ( No.82 )
日時: 2014/04/05 22:25
名前: 紅茶 ◆wiCxtrVptM (ID: hzDRnUrf)
参照: http://twitter.com/gogotea_danron

番外編三話
「アライグマよ潜入せよ」


士導瑠香たちがコロシアイ学園生活をさせられていた頃の“勝ち組”の話。
俺たち“勝ち組”はコロシアイ学園生活が行われている勝ち組ヶ丘学園の様子を知らないといけないと思い、勝ち組ヶ丘学園内に誰かを潜入させることにした。
それで俺たちの誰が行くかを話し合ったわけだけど、決まるはずもなく。ロボットを作って潜入させることにして俺たちはすぐに作業に取りかかった。
「形はどうする?見るからにロボット!ってのは嫌だけどね」
「アライグマなんてどうだろう?」
「静流にしては変なとこいったな」
俺にしてはってどういうことなんだ。
てなわけでアライグマ型ロボットを作り始めたんだ。カメラを内蔵し俺たちに勝ち組ヶ丘学園がどうなってるかなどの映像を見れるようにした。最悪のケースも考えて耐久性も強くした。そして、“負け組”のロックを解けるくらいの超高頭脳をも搭載した。

そしてできたアライグマ型ロボット通称ライの詳細がこちら

見た目 完全なアライグマ

大きさ 人間が両手で持って丁度フィットするくらい

能力  人間の言葉を話せる
    打撃をある程度は防げる耐久性
    スーパーコンピュータ並の頭脳


「完璧だ…。後はこれを勝ち組ヶ丘学園にいれるだけ」
「テストプレイはしなくていいのか?」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ」
そんな時だった。“勝ち組”の元に悪い情報が入った。
“負け組”が俺たちが創った勝ち組育成プログラムを使いそこへ逃げたというのだ。勝ち組育成プログラムの何重にも掛けたロックが解かれたことがまだ信じきれなかった。
「というか、勝ち組育成プログラムのロックはどうなった!前のままなら入れる」
「それが、上書きされたみたいで。何をいれてもミスしか出てこない!」
「いけるのか?ライの頭脳があればいけるのか?黒薔薇とライの勝負か…。悔しいけど奴の頭は人間の限界を超えてる。ロックだってそう簡単には破れやしないはずだ」
でも俺は“勝ち組”なんだ。“負け組”に捕らわれたやつらを見捨てるわけにはいかない。でも、おそらく今のままじゃ助ける以前にライを中に潜入させることすらできない。ここはリスクを負ってでももう少しライを向上させないと。
俺たちに残された時間が少ないのはわかってたけど、ギリギリまで能力向上、特に頭脳の向上を意識して二体目のライの製造に取りかかった。その際、何人かはライの製造ではなく、“負け組”に関するデータ集めに回ってもらい。完全な体勢で対“負け組”モードに入った。


それから数日後、アライグマ型ロボット通称ライの二号機がついに完成した。頭脳が前作より大幅に上がり“負け組”にも負けないほど。その代わり耐久性は前作より大幅に落ちた。何かを手に入れれば何かを失う、それは仕方ないことだった。あくまで目的は様子の確認。それさえ遂行できればいい。

そして、ライは勝ち組育成プログラムの中へ潜入することになった。
電脳世界から勝ち組育成プログラムへ!ロックは破った!
「よし!はいれた!」
「ここからは誰にもバレないよう慎重に動かすんだぞ」
とりあえず、近くにあった観葉植物の植木鉢の下でライを待機させることにした。
「足音が聞こえてきたな。ドアも開いた」
「あれが集められた“勝ち組”か。ってえぇ!」
思わず奇声をあげてしまった。
「何だよ急に。士導が奇声なんてレアだけどやめてくれよ」
俺はみんなのために必死に画面に映っている少女を指差す。
「嘘だろ?あいつにそっくりじゃねーか」
「違う人間じゃない。同一人物だ。おい!データ収集の方の進展は!」
「今入った情報によると、黒薔薇琴音が“負け組”の団体から消えたらしいです!後、記憶操作装置が!」

それからいろいろあってライは“勝ち組”にバレてしまい“負け組”に見つかってしまい。壊されてしまった。