二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter6 望みって一体何ですか? 学級裁判編 ( No.105 )
日時: 2014/03/15 23:09
名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)

学級裁判 開廷 !!

モノクマ「えーでは、学級裁判のルール確認をしたいと思います。
今回はルールが特殊です。 なのでよーく聞いておくように!!
まず、オマエラが絶望化、もしくはボクに負けるとオマエラの負け。
逆に、オマエラが希望を貫く、もしくはボクが負けるとオマエラの勝ち。
暴いて貰う謎は『ボクの正体』そして『この山について』。
うぷぷ、今回はボクも参加させてもらいますよ!!」

モノクマは空いている席に跳び箱を置いてそこに立つ。

モノクマ「んじゃあ、まずはどっちから暴いて貰おうかな。」

水上「・・・まずは、『この山について』の謎を暴く。」

春風「この山・・・か。 集合して会う機会がなかったけど・・・何か当てはある?」

水上「・・・多分、だけどね・・・。 この山は【既にない】可能性が高いんだ。」

モノクマ「・・・既にぃ?」

証拠提出
【既に無い】<【神ヶ天山の破壊】

水上「・・・この山は、『既に・・・跡形もなく無くなっている』んだ。」

モノクマ「どーしてなのさ。 あのね、今オマエラが踏んでいる地が神ヶ天山なんだよ? 【ないわけがない】じゃないか!!」

「それは矛盾してるぞ!!」
【ないわけがない】<【神ヶ天山の破壊】

水上「この山は『超高校級の爆弾職人』によって跡形もなく消え去っているんだ!! それは、このファイルに載っている。」

風空「『超高校級の爆弾職人』・・・藍染四季の事だよね?」

水上「ああ。 あいつは山を破壊しつくしていて・・・もう山は数個しか残っていないらしい。」

モノクマ「ふぅ〜ん。 じゃあさ。仮にこの山がないとするよ? 破壊されたとするよ? でもさぁ・・・あり得なくない? だって、今この地を踏んでいるのはオマエラなんだよ?」

水上「・・・(それは・・・多分。)」

ぷ ろ ぐ ら む

「・・・そうかわかったぞ!!」

水上「・・・ここは、プログラムの中だ!!」

風空「プ・・・プログラム!!?」

雪柳「おかしくねぇか!? だってアタシ達パソコンの中に入ってるようなもんなんだぞ!? 【そんなの不可能】だって!!」

「それは矛盾してるよ!!」
【そんなの不可能】<【宵斗の日記】

水上「この日記を見てくれ。 『とあるプログラム』そして『絶望変換プログラム』。 まず俺達の先輩か同級生が絶望化した先輩を助けようとしてとあるプログラムを開発し、それを模範して作り上げたのが『今俺達がいるところ』つまりは・・・『絶望変換プログラム』だ。」

風空「・・・でも、わかんないよ・・・。」

春風「・・・もしかしたら、 俺達はアバターなのかもしれない。」

紅杏「アバター・・・私達は意識と肉体が隔離してるんですか?」

春風「可能性は否定できない。」

モノクマ「はあああ!? そんな話あると思ってるの!? というか・・・その未来機関って何さ。 ファイルからバシバシ出てきてるけど。」

水上「っ・・・!!」

雪柳「まって。 あいつならわかるかも。」

風空「・・・あいつ?」

雪柳「イズモだよ。 あたし達、記憶共有はしてるけど知識は共有してないの。 未来機関のそのものはわからないけどもしかしたら参照ぐらいは・・・!!」

そう言って彼女はレモン飴を舐めた。

白柳「・・・で、何? 未来機関について?」

紅杏「早いですね・・・替わるの・・・。」

白柳「杏ちゃん、そう言うのはいわないの。 で、未来機関は絶望共を蹴散らすために、もしくは希望を取り戻すために作られた組織って言えばいいかな。 でもやってることは虐殺と一緒。プログラムとかで希望を取り戻そうなんてそんなの温厚な奴がやるものさ。」

春風「・・・他に知ってるのは?」

白柳「うんにゃ、これ以外は特に。 記憶引き連れてないから細かくはわかんないよ。」

モノクマ「うっ・・・ぐっ・・・!!」

水上「どうだ、モノクマ。 これでまだ言い分があるというのか?」

モノクマ「・・・もうそれでいいよ!!」

白柳「うっわぁ・・・逆ギレしたよ・・・。」

モノクマ「まぁさ、オマエラが【最初のコロシアイの被験者】なんだからさ、そう焦って謎解いて行かなくてもおーけーじゃない?」

「それは矛盾してるよ!!」
【最初のコロシアイの被験者】<【最初のコロシアイ】

モノクマ「なんだよ!!」

水上「俺達はBクラス。Aクラスじゃない。」

モノクマ「だからなんなのさ。」

水上「78期生Aクラス、その人達が『最初にコロシアイをさせられていた』んだよ。」

モノクマ「そんな証拠どこに・・・」

白柳「78期生Aクラスの原点となったコロシアイは全国放送された。
・・・私がこういう記憶、もしくは知識があるけど?」

モノクマ「ぐぐ・・・ぐぐぬぬぬ!! も・・・もういいよ。それで。」

風空「あっ諦めた。」

モノクマ「じゃーあ、次は『ボクの正体』・・・だね?」

chapter6 望みって一体何ですか? 学級裁判編 ( No.106 )
日時: 2014/03/16 13:37
名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)

水上「・・・モノクマの・・・正体か。」

風空「これはもう、わかる・・・よね? 翼。」

怪しい人物指定
『雨唄 蛍』

「・・・君なんだろう?」

水上「雨唄には・・・プロフィールがなかった。 そして、代わりに黒幕の弟、『雨唄宵斗』のプロフィールが79期生の覧に載ってあった。」

モノクマ「はぁー!!? 雨唄クンはしっかりと久地先さんに殺されたでしょ!?
それに、プロフィールデータが載ってないのは久地先さんと風空君も同じでしょ? 【この二人が黒幕】なんじゃないの!?」

「それは矛盾してるよ!!」
【この二人が黒幕】<【載ってなかった人の謎】

水上「このファイルを見ると久地先さんは77期生、風空君は元々のクラスAクラスのところにプロフィールが載っていて、名簿もあった。」

風空「僕は元々入学したときはAクラス、でも人数の多さのこともあってBクラスに移動したんだ。」

モノクマ「じゃあ・・・じゃあ久地先さんはどうなの!? 【彼女こそが黒幕】なんじゃない!?」

「それは矛盾してるよ!!」
【彼女こそが黒幕】<【絶望殺害禁止ファイル】

水上「このファイルを見てみて。  久地先さんは絶望じゃないんだ。間違えやすいけど、希望があったんだ。」

紅杏「・・・ということは、彼女の黒幕説はなくなりましたね。」

モノクマ「うっ・・・・ぐぅ・・・!!」

風空「これでもまだ抗う気か!?」

水上「・・・モノクマ、お前の正体を・・・もう一度指す。」

黒幕の正体
『雨唄 蛍』

「君しか・・・あり得ないんだ!!」

モノクマ「・・・だーかーら!! 雨唄クンは既に死亡してるだろ!? 何度言ったらわかるんだ!!」

白柳「・・・なぁ、その黒幕ってさ、元々『最初に集められた人じゃない』んじゃないか?」

春風「・・・なるほど、『俺達は最初に集められた誰かが黒幕』だと『思い込んでいた』んだね・・・。」

風空「えっと・・・つまり?」

紅杏「あれは・・・【私達が関わったのは雨唄宵斗君】じゃないんですか?」

「それに賛同するよ!!」
【私達が関わったのは雨唄宵斗君】<【雨唄宵斗について】

水上「プロフィールを見た時、みんなの顔写真があったんだ。」

白柳「顔写真・・・じゃあ、『雨唄宵斗の顔写真』も!?」

水上「ああ、『正しく俺達が関わってきた雨唄君』だった。」

モノクマ「・・・じゃあ、なんなのさ!!」

風空「・・・何が。」

モノクマ「オマエラが関わってきたのは雨唄宵斗、でも蛍の方はどこいったのさ!!」

水上「・・・多分・・・それは・・・。」

か ん し

「・・・そうかわかったぞ!!」

モノクマ「ほーう? 何がわかったのか言ってみなよ。」

水上「黒幕・・・雨唄蛍は監視していたんだ。」

春風「・・・運営、か。 なるほど確かにそれなら利点がある。 監視していてもう一人の運営がそこに混ざればいい。」

風空「あれだね・・・正しく『テレビで見ている』ようなのなんだね?」

春風「・・・そうだね、黒幕から言うと『雨唄君が殺されたのは予想外』だったんじゃないか?」

モノクマ「な・・・なんでさ。」

春風「君からしたら・・・第三者が首を突っ込んだんだ。 生き残らせる要因が一人減って相当焦ったんじゃないか?」

モノクマ「な・・・なにいって・・・。」

紅杏「・・・そうするとあなたの正体に気づきにくくなる・・・。 すると私達は大混乱。オシオキされてはいさよなら・・・ですもの。」

モノクマ「う・・・うぐぅ・・・!!」

風空「雨唄が黒幕ならこのプログラムのフィールド、そして『絶望変換プログラム』の事にも納得がいくよ!!」

白柳「・・・あいつは『超高校級のデバッカー』!! プログラムを書き直す、もしくは模範して作ればこんなのができる!!」

モノクマ「マヒャド!!」

紅杏「雨唄蛍の方のプロフィールがないのも納得がいきます・・・!!
そんなのやっても得するのは黒幕だけですもの!!」

春風「それにそんなことならお前が勝手に書き込めばすぐにできる。」

モノクマ「ニャルラトホテプ!!」

水上「・・・雨唄宵斗は、姉がいると言っていた。 そして日記にも・・・『姉ちゃん』と言う存在がプログラムを使って何かしようとしていた。

となると・・・黒幕は・・・!!」


「君しかいないんだ!! 『雨唄 蛍』!!」


モノクマ「アサルトバスタァァァァ!!」


モノクマは、跳び箱の上で糸が切れた操り人形のように倒れた。
やがて跳び箱も、モノクマも、ノイズがかかる。

「・・・うぷ。 うぷぷぷぷぷ!!」

やがてそれは人型になり、あの独特の声ではなく、年頃の女の子の声が周りに響く。

風空「お出まし・・・だね!!」

水上「・・・ああ。」

「あーあ、ばれちゃった。
仕方ないか。宵斗は殺されちゃったし・・・ね。」


彼と同じカラーリングだが、明らかに違う。
まず前髪、モノクマをモチーフにしたカチューシャをつけていて顔はしっかりと見える。
そして洋服。 同じ制服なのだが、白いセーター、そしてスカート。
さらにブレザーの前ボタンを開けている。

これが、本物の『雨唄 蛍』だった。

雨唄「うぷぷ、よくぞここまでたどり着いたね。 正解、今回の黒幕は−・・・ あたし、雨唄蛍ちゃんでしたぁぁぁぁ!!」

彼女の笑い声が響く。 裁判所というなのプログラムの中で。