二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter6 望みって一体何ですか? 学級裁判編 ( No.107 )
- 日時: 2014/03/16 14:51
- 名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)
雨唄「うぷぷ、どーお? どーお? 今まで一緒にいた雨唄が実はあたしの正真正銘一個下の弟で・・・黒幕とグル。 なーんていう絶望は!!」
水上「そんなことはどうだっていいんだ!! なんでこんな事したんだ!!」
風空「そうだよ!! みんなを殺して!!」
雨唄「えー? だってー絶望に変換すれば江ノ島盾子様喜ぶじゃない?」
紅杏「た・・・たった・・・それだけで!!?」
雨唄「うん、そーだよ? それがどっかした?」
春風「ひ・・・人として・・・狂ってるぞ・・・!!」
雨唄「うぷぷ、何当たり前な事言ってるんですかはーるかぜくん?」
白柳「それだとしても理解不能よ。 あんた、何で私達を殺した。 殺し合いをさせた。」
雨唄「それも当たり前すぎて呆れるってばー。 あんねぇ?盾子様のアルターエゴってしってる? それをアンタ等のアバターに付けて復活させる。
そうするとなんと言うことでしょう!! 絶望になったじゃありませんか!! というわーけ。」
春風「そうやって江ノ島の人格を俺達に取り付けて絶望を増やそうとしたのか・・・!!」
雨唄「そっ。 お亡くなりになってしまった盾子様が喜ぶのはこれしかないの!! 宵斗も喜ぶだろうなぁ・・・絶望に・・・賛成してたもんねぇ・・・。」
うっとりとした表情で彼女は元々雨唄がいた席を見る。
そこには何もない。 既に遺影は無くなっているのだから。
雨唄「・・・あっそうだ。 アンタ等に見せてあげようか? 『外の世界』。」
風空「ほ・・・本当!!?」
雨唄「あたしに一言も二言もありませーん。 んじゃ、堪能していってね!! 『絶望』を!!」
そして真ん中にノイズが所々写る画面を出した。
そしてその画面に写った背景に言葉を失った。
雨唄「うぷぷ。 どう?これがアンタ等が出たかったお外。 ちなみに加工は一切してませんよー。 本当現実真実。 真なんだから。」
「嘘だなんて言わないでね?」
画面には人々が殴り合ってる物。 店や建造物を巨大なモノクマが壊している物。
これが・・・・外の・・・俺達が出たかった・・・世界・・・!!?
風空「・・・・ねぇ、これじゃ・・・みんなは・・・みんなの・・・大切な人は・・・!!?」
雨唄「一般人だったら死んでるよ〜。 思い切り残酷な死に方してんじゃない?」
紅杏「・・・そんな・・・私達の・・・出たかった世界は・・・」
雨唄「そそっ、こーんなに壊れに壊れた絶望に染まった世界!!」
春風「そ・・・んな・・・・。」
白柳「・・・・。」
みんな・・・絶望に・・・染まってる!?
水上「駄目だ!! 絶望に染まるなっまだみんなの大切な人が死んだ訳じゃないだろ・・・!!?
だったら・・・!!」
雨唄「あー・・・そんな水上君に朗報です。 君のお兄さん、既にご臨終ですから。」
水上「・・・・・・・え?」
雨唄「証拠ならあるからその目にハッキリと・・・記録しておいてね!!」
画面がもう一つ現れた。
その画面には・・・俺の兄ちゃんが・・・心臓部分を刺されている画像が載っていた・・・。
「う・・・・ぁ・・・・」
雨唄「ちなみに、水上兄は左目喪失してます。 銃の流れ弾がお目々に当たっちゃったのよねー。」
水上「あ・・・・ぁ・・・・にいちゃ・・・・」
雨唄「うぷぷ。 うぷぷぷぷぷぷぷ!! どーお?どうするの?
『この世界に希望なんてない』んだよ!!」
ああ、もう生きたいという支えがなる柱がない。
みんな絶望に染まってる。
ならばみんなで死のう。 【俺達という名の人格は死んでしまおう】。
それで・・・いい。
『それは・・・違うよ!!』
『・・・それはおかしい!!』
『諦めるな・・・てめぇはまだ生きてるだろうが!!』
【俺達という名の人格は死んでしまおう】<【??】
星鎖希『お前はそれでいいの? 本当に?』
・・・・え?
星鎖希『お前は生きてる。 まだ・・・心も体も魂も生きてる。
それを全て捨てるなっ!!』
・・・星鎖希君?
宵斗『あんなぁ、あんたはそれでいいのか? 絶望に染まって人格が死ぬのがそんなにいいのか?』
・・・それは・・・。
宵斗『待ってな。今すぐ大目玉を姉ちゃんに食らわせてやるよ。
希望を捨てるな。 水上先輩?』
・・・で・・・も・・・。
湖川『でもじゃない。 あんたはそれで満足するの?後悔しないの?』
・・・後悔・・・満足・・・
湖川『私言ったよね? 自分を貫けって。 そんな水上君、私から見たら自分を貫いてない。 あなたはあなた。 希望は失ってないの。』
・・・俺は・・・・
湖川『行ってきなよ。 私はここに干渉できない。精々あなたを見守るだけなの。 いい? 【何もかも自分の負の感情に囚われないで】』
「それに・・・賛同するよ!!」
【何もかも自分の負の感情に囚われないで】<【自由】
雨唄「・・・あ?」
水上「何もかも縛られない!! 絶望なんかに捕らわれたりしない!!
俺は俺だ!! 人格を取り替えさせるものか!!」
雨唄「・・・自己更正したの・・・!!? なんでよ・・・!!」
宵斗「よく言った水上先輩!!」
宵斗が体にノイズを走らせながら歩いてくる。
・・・これが、本当の性格なんだな。
蛍「・・・なんで・・・生きて・・・。」
宵斗「正確には生きてない。 不二咲先輩が作ったアルターエゴを模範して作った俺の『アルターエゴ』。 ここに干渉するのはすごい疲れるから数分しかいられねぇが・・・。」
蛍「な・・・なんでよ・・・!! 絶望に賛成してたじゃない!!」
宵斗「おれがいつ絶望に賛成した? 『最初から最後まで希望に賛成してる』。」
蛍「宵斗・・・てめぇ・・・騙したなぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
水上「終わりだ・・・雨唄蛍・・・『超高校級の絶望』!!!」
雨唄「何が・・・終わりだって・・・!!?
まだ絶望は死なない!! ここには堕ちた奴が四人もいるのよ!!」
宵斗「・・・水上先輩、体力使うから戦いには参加できない・・・」
水上「いいさ、宵斗・・・待ってて。」
宵斗「はい。」
雨唄「絶望は無くならない!! 希望が・・・ある限り!!」
- chapter6 望みって一体何ですか? 学級裁判編 ( No.108 )
- 日時: 2014/03/16 21:53
- 名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)
宵斗「先輩っあなた方にゲームオーバーなんて与えさせません!! 思い切りいっちゃってください!!」
水上「そうだよ・・・負の感情に縛られてどうするんだよ・・・!!」
紅杏「でも・・・あの様子だと・・・私の家族が・・・おばあちゃんが・・・。」
雨唄「あはは、あんなんだと君のおばあちゃんとっくの間に死んでるわね。 ご愁傷様!!」
紅杏「だったら・・・【死んだ方がマシ】です!!」
「そんなことあるわけないよ!!」
【死んだ方がマシ】<【自由】
水上「ねぇ、そんなの・・・ただの『可能性』だろ?
俺の家族は・・・兄ちゃんは死んじゃったけど・・・紅杏さんの家族はまだ生きているって可能性があるだろ・・・!?
簡単に諦めるな!!」
雨唄「・・・何いってんだか。 そんな絶対100%で死んじゃってるって。」
紅杏「そ・・・うですよね。 証拠もない・・・私は・・・ただ簡単に諦めていただけ・・・。 ならば・・・その一本の可能性に・・・『たった一筋の光を信じる』!!
これが私の・・・後悔しない・・・生き方ですから!!」
水上「紅杏さん・・・。」
雨唄「チッ・・・。 そんな易々と騙されやがって・・・。」
紅杏「私、目が覚めました。 もう、後ろを見ません。 前を見続けます!!」
春風「・・・でも、そうやっても・・・。 こんなんじゃ・・・どうしようもないよ・・・。
ただでさえ、強奪戦が激しかった元の世界より・・・酷くなってるんじゃ・・・この先・・・生きていけない・・・。」
雨唄「そうそう、君みたいなのはすぐにおじゃんだよ。 この先あきらめが肝心肝心。」
春風「だったら・・・だったら・・・【ここで彷徨う方がいい】よ・・・。」
「いいわけないじゃないか!!」
【ここで彷徨う方がいい】<【自由】
水上「なぁ、春風君自体が生き残れるかという話をしてるのか? それとも俺達を含めてか・・・?
もしも俺達を含めていなかったら言う・・・仲間を信じろ!!
先読みのし過ぎなんて意味のないことはやめて、今この場の事を見ろ!!
未来に縛られすぎるな!!」
雨唄「今この場を見たって、絶望に囚われてしまうのがオチオチ。 どっちにしろ意味ない無い。」
春風「・・・そうだった・・・。 俺には・・・大切な仲間がいる・・・。 すっかり忘れてたよ・・・駄目だな俺・・・。
みんなにはみんなの、俺には俺にしか出来ないことがある・・・。
『それなら俺は自分が選んだ道を進む』!! それが俺にとって、変わり果てた世界で唯一できることなんだ!!」
水上「春風君・・・!」
雨唄「・・・くっそ。 どいつもこいつも・・・!!」
春風「俺は・・・忘れていた。 湖川さんの言葉を・・・。
周りに合わせないで・・・自分を貫く!!」
白柳「・・・あんたらはそこを選ぶのね。
それなら・・・私は既に決めてるよ。」
水上「白柳さん・・・?」
白柳「それなら私が付いていってやんよ!! 雪ちゃんもそれを望んでいるからさ。 戦闘は任せな!!
『あんたらを全力で守るからよ』。」
紅杏「もしも家族が死んでしまったなら・・・私は家族の分まで生きます!! 世界を元通りにしてみせます!!」
春風「もう迷わない!! 俺は自分にしか出来ないことをやってのける!!」
白柳「雪ちゃんも望んでいる。 希望が勝つことを、ここから出る事を!! それなら私は生きてやる!! この世が希望に溢れるまでな!!」
雨唄「・・・んだよ。 宵斗にしろてめぇらにしろ・・・
まぁ、いっか・・・。 こっちにはまだ堕ちてる人がいるもんねー?」
風空「・・・ちょっとだけだけど・・・思い出した。
僕・・・誠と仲良くなってて・・・クラスが別れても仲良くなって・・・でも別れちゃった・・・。」
水上「ふう・・・から君・・・」
風空「・・・最低だよ僕・・・。 親友の存在忘れていたんだもの・・・。
しかも謝れないよ・・・。
あんな・・・あんな世界・・・絶望に塗れている世界に・・・【誠は生きている筈ない】よ・・・!!」
「可能性を捨てるな!!」
【誠は生きている筈ない】<【自由】
水上「なあ、最初のコロシアイ学園の被験者・・・そこの生き残りを覚えているか?」
風空「・・・え?」
水上「確かに『苗木 誠』って名前が書いてあるんだ・・・!! さらに未来機関に保護されたんだ。 生きていないわけ・・・ないじゃないか!! 最悪の事態の事に囚われるな!! お前はそれでも・・・俺を勇気づけてくれた友達か!? 親友か!?」
雨唄「は・・・はん、何言っちゃってるの? もしかしたら未来機関は崩壊したのかもよ・・・?」
風空「・・・崩壊しても・・・生きてる・・・?」
水上「生きている・・・俺が確信してやるよ。」
風空「生きて・・・る。 あはは・・・生きてる・・・。
それなら・・・前に行ける。 進める。 後悔しないで歩いて行ける。
『もう縛られない。 負の感情にも絶望にも』。 僕達は自由なんだ!! 死んでたとしても、僕には翼がいるから少し平気かな?」
水上「風空君・・・!!」
風空「みんなでここから出よう。 みんな揃って。 このふざけたプログラムから!!」
雨唄「う・・・そ。 簡単に・・・論破された・・・!!?」
水上「雨唄 蛍、君の負けだ。 諦めろ。」
雨唄「あ・・・諦めろ・・・ですって!!?
んな事できるわけねぇだろうが!! 宵斗に裏切られて、絶望が簡単に希望になって・・・んな事になったらてめぇらを殺さねぇと気が済まねぇよ!!」
水上「あ・・・雨唄・・・!?」
雨唄「ぜってぇーに殺す!! 盾子様の人格を写してあげるわ!!」