二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter6 望みって一体何ですか? オシオキ編 ( No.111 )
日時: 2014/03/18 18:08
名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)

「さて、オシオキなんだけど・・・水上の使わせてもらうね?」


『超高校級の絶望』と『超高校級のクラッカー』雨唄姉弟のオシオキ。

元『超高校級の幸運』のオシオキである『人生すごろくライフ』



あたしと宵斗は今、すごろくのマスの上に乗ってる。

はーあ、負けちゃったか−。 でも清々しいのはなんでかなー。
隣にいるあたしの愛する弟を見ながらそう思う。
しかしこの弟は偽物。 千尋の作った『アルターエゴを模範した物』。

「宵斗はさ、死にたくないって思う?」
「・・・さあな。」

プログラムに聞いても仕方ないか・・・。
ちなみにあたしはどうも思わないに一票。

「さ、宵斗。 サイコロ振って?」
「えっ・・・・あ、うん。」

いきなり話を振られたせいか慌てて傍にあった大きなサイコロを振る。
今のマスの効果は知らないけどとりあえずはサイコロの出る目を見る。
その数は『4』。 つまりは死だ。

「最期の最期で・・・。 いい数がでるわね・・・!!」
「・・・不吉だな。」

あたしの足が勝手に動く。
宵斗の足もあたしの足とシンクロしている。
これも・・・プログラム通り・・・!!
そう興奮しながらマスを歩く。 踏むたびにマスが光る。
赤い光、青い光、黄色い光。
そしてまた赤い光が光ってその場で止まる。

マスに何か書いてあった。
『このマスに止まった人は一トンの重りに潰されて一生休み!!』
と。 つまりは・・・?
あたしと宵斗は上を見た。
上には何かが落ちてくるのが見えた。

察したあたしは・・・みんなの方を見た。
宵斗もあたしと同じ方向を見た。

「・・・はーい!! みんなサヨナラー!!」
「・・・みんな、サヨナラ。 頑張って生きてね。」

最期にそのマスは・・・
グシャリといって更に赤く染まった。