二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter1 〜おいでなさいませ絶望の林間学校〜非日常編 ( No.27 )
日時: 2014/02/09 14:51
名前: アルズ (ID: K7X2qH8y)

「えー、議論の結果が出たみたいですね。では、投票タイムと行きましょうか。
オマエラ、お手元のスイッチで『犯人と思う人物』に投票してね。
あっ、念のために言っておくね。必ず、誰かに投票してくださいね。こんなつまらないことで罰を受けたくないでしょ?」
「・・・・・」
「では、張り切ってまいりましょー!! 投票の結果クロとなるのは誰か!! その答えは正解なのか不正解なのかぁぁぁ!!」

画面に、カジノとかでよく見かけるスロットが出てきた。
スロットがグルグル回る。 勢いよく回るスロットには俺達の顔が写っていた。
だんだんその動きは遅くなり・・・イラストは全て、桜雪さんの顔で止まった。
ファンファーレ鳴ると共に紙吹雪が舞った。
それは・・・『正解』と表していた。

「大・正・解!! おめでとうございまーす!! 城ヶ根君を殺し外へ出ようとしてたのは・・・桜雪紫蘭さんでーす!!」
「・・・なんで・・・城ヶ根君を殺したの・・・桜雪さん・・・」

俺の問いに答えているのかプルプルと手を振るわせながら何かを差し出した。 手には写真があった。

「・・・・っ!?」
「な・・・にこれ・・・」

その写真には・・・着物の女の子が柱に縛られている写真があった。
ガムテープで首を縛られてるが、首から血が出ている事がわかった。

「わ・・・私の・・・帰国して初めてできた・・・友達なの・・・。
最初は口喧嘩しまくって・・・険悪の仲だったけど・・・次第に日本のことで仲良くなって・・・話合って・・・いつか日本舞踊教えてくれるって言って希望ヶ峰学園に行ったの。 でも・・・でも!!
その友達がこんなのになったら!! 誰だって安否を確かめたいじゃない!!」

涙を流しながら彼女はその写真に写っている友達について話した。
悲痛の叫びを俺らは聞いていた。

「でも・・・それでも人を殺したんだから、罰は受けるよね?」

アルフレッドはそうあざ笑っていった。

「・・・え?」
「だってそうだろ? 君は人を殺した。 その罰をきちんと・・・受けるよね?」
「アルフ・・・てめぇまだそんなこと・・・」
「だってぼくには関係ないんだから。 別にいいだろ?」
「・・・てめぇ・・・そこになおれ・・・頭蓋骨粉砕してやる・・・」
「湖川さんっやめろ!!」

ここで殺人を犯しそうになった湖川さんを止める。 湖川さんはハッとすると小さくごめん、と呟いた。

「まぁまぁ、そこら辺にしておきましょ? そろそろオシオキが待ってるんだから。」
「オ・・・オシオキって・・・しょ・・・処刑・・・?」
「もっちろん!!」
「ま・・・待ってよ!! 日寄子ちゃんは!? 日寄子ちゃんは・・・生きてるの?」
「では、張り切って行きましょう!! オシオキターイム!!」
「ま・・・・ひ・・・日寄子ちゃぁぁぁぁぁん!!」

桜雪さんの悲痛な叫びを無視したモノクマは手元にある赤いスイッチを押した。

『サクラユキさん が クロ に きまりました。 オシオキを かいしします。』

そんな表示が出てくると桜雪さんの首に鎖が掴んで扉をくぐる。
首を掴まれた瞬間、彼女は最後まで一番仲のよかった友人の名前を言っていた。