二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter1 〜おいでなさいませ絶望の林間学校〜オシオキ ( No.28 )
- 日時: 2014/02/09 15:10
- 名前: アルズ (ID: K7X2qH8y)
『超高校級の舞踏家』桜雪紫蘭のオシオキ。
『仮装舞踏会』
なつかしいBGMが聞こえてきた。
幼い頃よく聞いた「くるみ割り人形」という曲。
目を開くと広い会場が目に入る。
部屋の隅には昔あった蓄音機が私の思い出の曲を演奏している。
「え・・・」
私の服は変わっていた。
あの制服ではなくて、ベルサイユ風のドレスを身に纏っていた。
それに気づくと同時に私の体は勝手に踊り出した。
上を見上げるとモノクマが私に似せた人形を踊らせていた。
多分あの人形と私はリンクしているのだろう。
私は踊る。 昔の、初心に返った気持ちで踊らされる。
周りはお化けとかに仮装していた。
でもそのほとんどはモノクマをイメージしてデザインした服とかだった。
気味が悪い。
そう思って私はクルクルと回る。
踊る。 めちゃくちゃな動きでもない。 立派な舞踏。
でも不思議だった。 普通に踊らせるだけではオシオキにならないのではないのか。
そう思っていたのが間違いだったのかもしれない。
懐かしい音楽はノイズが走ってきて、止まった。
周りの人々は消え去った。
私だけ丸い台の上で踊らされていた。
私は・・・台の下に敷き詰められている花を見て・・・とあるイコールが繋がってしまった。
知らない方が・・・よかった。
これは『仮装舞踏会』じゃない・・・『火葬舞踏会』なんだって。
「い・・・いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
考えがまとまったら逃げたくなった。でも逃げれない。
踊らされる。 体の思考はすべてモノクマに向けられているんだ。
花に火がついた。
その火力はみるみる強くなっていき、次第には私の身につけていたドレスにもその火はついた。
暑い。 息苦しい。 熱い熱い熱い熱い!!
「ひ・・・・よこ・・・ちゃ・・・」
最後まで・・・私は踊った。
・・・日寄子ちゃん・・・会いたかったよ・・・
アイテムGET!!
『猫の飾りのカチューシャ』
帰国して初めてできた友達からもらったカチューシャ。
所々焦げ跡がついているがちゃんと原型は保っている。
付けていた本人はとても大事にしていたそうだ。