二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter3 絶望ってなんて読めますか? ( No.57 )
- 日時: 2014/02/18 20:02
- 名前: アルズ (ID: K7X2qH8y)
『希望ヶ峰学園林間学校実行委員がお知らせします。 オマエラ、朝ですよ!! 山ならではの自然の空気を吸って今日一日張り切って行きましょう!!』
むくりと起きる。
結局・・・夢は見られなかった。
妙な脱力感と共にベットから降りる。
『水上先輩と眼蛇夢、すごく仲が良いですね。』
そんな記憶の声が脳内から聞こえた。
気づいたら眠っていた。
・・・起きた後の記憶がない。
ふと時計を見るともう行かないと間に合わない時間だった。
「うわ・・・行かないと。」
スニーカーを履いて外へ出る。
そして駆け足で食堂へと向かった。
「おそよう、今日はギリギリね?」
「おっはよー!! 息切れご苦労様!!」
「何の嫌みだ・・・。」
着いた時間はもう後1分ぐらいだった。
「はいはい、じゃあいつも通り開始ね。」
いつも通り、朝食を食べながら会話をする。
・・・だがなんだろう、すごく・・・もやもやする。
俺は・・・起きた後誰の声を聞いていたのだろう。
俺はふと思い当たった事があり朝食を食べた後森林の中にある小屋へ向かった。
中に入ると本当に古ぼけていてボロボロでその小屋の中にある家具すべて、もう既に使えなくなっている程壊れかけていた。
そしてふと俺は日記に目を付けた。
雪柳さん曰く読めないと聞いていたが・・・。
『これを読んだ人達へ。
もしもこれを読んでいるならばお願いしたいことがある。
おれの姉ちゃんを絶望から救ってくれ。
とある二人の姉妹により姉ちゃんは絶望の一員となってしまった。
希望を、失わないようにと言って欲しい。お願いだ。
とある暗号をここに記す。 これを本来の文字にし、記入してくれ。
「7141415」
■▲ ●■』
名前と思われるところは霞んで読めなかった。
絶望・・・? 姉妹・・・?
何かが引っかかる。何かが。
どうしようもないのでその日記を置いていって外へ出る。
森林を抜け、坂道を上り、バンガローへと戻ろうとした・・・その時だった。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
誰かの悲鳴が聞こえた。
「どうした!?」
俺はすぐにその悲鳴が聞こえた場所へと向かった。
そこには紅杏さんが腰を抜かして座り込んでいる姿が見えた。
「あ・・・あ・・・」
そう言いながら指を指す方を見た。
「・・・・・・っ!?」
そこには・・・・
ガムテープで縛られている胸に包丁が刺さっている一色さんと口から血を出している東野さんの姿があった・・・。
「・・・何で・・・二人が・・・・。」
ただうわごとのようにそう言うしかなかった。