二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter3 絶望ってなんて読めますか? 学級裁判 ( No.60 )
- 日時: 2014/02/21 16:53
- 名前: アルズ (ID: K7X2qH8y)
学級裁判 開廷 !!
モノクマ「えーでは、学級裁判のルール確認をしたいと思います。
学級裁判の結果はオマエラの投票により決定になります。
正しいクロを指摘した場合、クロだけがオシオキ。
ただし、間違った人物をクロとした場合は、クロ以外の全員がオシオキされ、見事みんなを欺いたクロのみが卒業できるのです。」
湖川「って言ってもさ、証拠なさすぎない?」
雪柳「私からしてみたらさ・・・なんで一色は毒殺じゃなくて刺殺なんだろう。 【一色だって毒薬飲んだはず】だと思うんだ・・・。」
水上「・・・(いや、彼女は毒薬入りのお茶を飲んでいない・・・。だって・・・彼女は・・・。)」
証拠提出
【一色だって毒薬を飲んだはず】<【反応液】
水上「いや、・・・彼女は『睡眠薬の入ったお茶』を飲んだんだ。」
雪柳「す・・・睡眠薬?」
星鎖希「彼女の口から取れた粉・・・あれは睡眠薬。 しかもかなり強い・・・。」
暁「く・・・口の中を調べたのかー!!?」
星鎖希「たかが口だろ。 耳の中に指突っ込んだわけじゃない。」
春風「どっちも同じようなものだろう・・・!?」
湖川「話を戻すよ!! ・・・星鎖希、死亡推定時刻わかる?」
星鎖希「・・・およそ13時・・・。」
紅杏「私が発見した時間は・・・確か14時30分前後です・・・!」
深海「ということはー・・・【犯人はしっかりと証拠隠滅できた】っていうことだねー・・・。」
「それは矛盾しているよ!!」
【犯人はしっかりと証拠隠滅できた】<【緑茶の入ったコップ】
水上「たしか・・・現場には三つのコップがあったはずだ。」
深海「・・・? それがどうかしたのー・・・?」
水上「どれも緑茶がはいっていて飲まれた形跡がある・・・。 つまりは犯人がその一つを飲んだ可能性があるはずだ!!」
アルフ「それだと犯人も【睡眠薬か毒薬の入ったお茶を飲んでしまった】可能性だってあるじゃないか。」
「それは矛盾しているよ!!」
【睡眠薬か毒薬の入ったお茶を飲んでしまった】<【緑茶の中に入っている粉】
水上「・・・確か薬の入っていないお茶があった筈だ・・・そうだろ? 風空君。」
風空「うん、一つだけ入っていないのがあるよ。 多分犯人はその入っていないお茶を飲んだんじゃないかな?」
雪柳「・・・で、結局の所・・・これ以上手かがりはないの・・・?」
深海「誰にも睡眠薬とか・・・ましてや毒薬なんて入手不可能だもんねー・・・。」
春風「残念だけど入手不可能じゃないよ。」
そう言って春風君は二つの瓶をポケットから取り出した。
湖川「・・・春風、なにそれ。」
春風「お土産屋さんにあったんだよ。 瓶の蓋が白い方が睡眠薬。逆に黒い方が毒薬。 ・・・これ、開けた形跡があるんだよ。」
紅杏「では犯人はそれを元の位置に戻したと考えてよろしいのですね?」
春風「ああ。多分な。」
水上「・・・もう一つ、手かがりがあったような気がする・・・。」
湖川「水上君?」
水上「犯人の・・・重大な手かがり・・・。」
せ が ひ く い
「・・・そうかわかったぞ!!」
風空「水上・・・? 何を思い付いたんだ?」
水上「犯人の特徴だよ・・・!! 背が低いんだ!!」
深海「・・・なんでー・・・? 【どうしてそんなことがわかる】の−・・・?」
水上「・・・(それは多分・・・これだ。)」
証拠提出
【どうしてそんなことがわかる】<【缶の入れてある場所】
水上「・・・お茶の缶が入ってる場所だよ。」
風空「・・・たしか・・・緑茶は下から三番目の棚。 それなのに紅茶のある棚へ入れてあった・・・。」
星鎖希「一番下の棚の所までも届かない背は大体140前後。 ・・・なるほど、そう言うこと。」
湖川「・・・つまり・・・どういうこと?」
星鎖希「もう少し背の高い犯人なら普通に缶を元の位置に戻すはず。 ・・・記憶を少しまさぐってみたら?」
俺はその言葉を聞いて思い出した。
『誰か背の高い人ー・・・!! 届かない−・・・!!』
そして緑茶を淹れていた人。
『でしょー・・・? 僕の地元で詰んできたスキル−・・・。』
星鎖希「・・・もう、わかっただろ?」
水上「・・・ああ。」
怪しい人物指定
『深海 光矢』
「君しか・・・いない!!」
深海「・・・僕がやったってー?」
水上「ああ、俺はそう読んだ・・・。」
深海「でもねー・・・? 僕は食堂に入ってないし緑茶を淹れてないよー・・・?」
星鎖希「・・・深海、お前は知らないだろうけどボクはお前が緑茶の缶を雪柳にとってもらうところをみた・・・。」
雪柳「そうそう!! 缶が欲しいけど届かないって言ったから取ってあげたんだっけ。」
星鎖希「つまりはそう言うこと・・・どう?深海何かある・・・?」
深海「・・・。」
- chapter3 絶望ってなんて読めますか? 学級裁判 ( No.61 )
- 日時: 2014/02/21 17:18
- 名前: アルズ (ID: K7X2qH8y)
湖川「・・・深海? そうなの・・・?」
深海「・・・はぁ? 僕なんかが犯人なわけないだろ?」
俯いていた顔が上がった。 その顔は普段すごくのんびりしている彼とは思えない表情が浮かんでいた。
深海「大体おかしいんだよ。 どいつもこいつも我が身の命欲しさにこうやって何度も何度も何度も・・・!! 他人の命なんか欲しくないからそうやって突き放せるんだろう!? どうなんだよ!!」
水上「・・・!?(駄目だ・・・これじゃあロクに話を聞いてもらえない・・・!! 何とか落ち着かせないと・・・!!)」
machine gun talk Action...
深海「てめぇなんざ他人から見たらただの動く人形だぜ!? 推論やら憶測ばっか唱えていても何もとどかねぇんだよ!!」
水上「それは違うよ!! 俺からしたら確かにわからない!! でも確かに届くんだよ!!」
深海「はぁ? 何ふざけたことばっかり言ってるんだよ・・・そうやって反論ばっかりしていてそれで僕を陥れようとしてるんだよ!! 言ってみろよ!! 僕の大切な人を殺したあいつにも言えるのかよ!?」
水上「それはわからない・・・ただ、もう増やしたくないっていうのはわかるんだ・・・。 深海君、もう・・・抗うのをやめようよ・・・。」
深海「・・・ああ、結局はやるんだな・・・。 言っておくけど僕はやっていない。だって【みんなに淹れた事ない】んだからさ。」
「・・・それは違うよ!!」
【みんなに淹れたことない】<【緑茶を淹れた誰か】
水上「深海君・・・君が立ち直って食堂に来たとき・・・君は淹れてくれたよな・・・? あの地元流の緑茶を。」
深海「・・・・・・。」
水上「・・・今回の・・・事件をまとめるよ。」
Act.1
「動機はわからないけど・・・。 犯人は二人・・・一色さんと東野さんをお茶会か何かで呼び出したんだ。
Act.2
「そして犯人は準備へと取りかかった。 まずお土産屋さんにある二つの薬・・・睡眠薬と毒薬、コンビニからガムテープを持ってきたんだ。
そしてとても重要な・・・緑茶が入ってる缶も・・・。でも犯人は背が低くてそれがとれなかったんだ。」
Act.3
「そこに雪柳さんが来たんだ。 そして雪柳さんに頼んでもらい缶を持っていった。 そのところを星鎖希君に見られてしまったんだ。」
Act.4
「そしてその時間・・・つまりお茶会の時間に緑茶を淹れたと共に二つの薬も入れた・・・。 それに気づかない二人は怪しむこともないまま飲んでしまった。 そして東野さんは毒で死に、一色さんは眠ってしまった。そこに刃物を突き刺して・・・一色さんを殺した。」
水上「・・・そうだよね? 深海光矢君。」
深海「・・・お見事だよ−・・・。」