二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter3 絶望ってなんて読めますか? オシオキ編 ( No.63 )
- 日時: 2014/02/21 19:02
- 名前: アルズ (ID: K7X2qH8y)
『超高校級の案内人』深海光矢のオシオキ。
『森の案内人』
目を開けた。 周りは青々と茂っている木々。
霧がかかっていてあまりよく見えなかったが僕の手にはカンテラが握られていたため多少役に立つだろう。
「あ・・・そこの君。」
「・・・?」
モノクマの仮面を被っていて背中に銃を背負っている人がこちらへ来た。
「君はここの人かい?」
「・・・。」
何も言わずに看板を見た。
『ここから行ける!! 安全温泉!!』
そんな感じに書かれている文字の下に地図があった。
そして僕はそれを瞬時に記憶した。
「・・・そうだよー。」
「なら話が早い。 看板に書かれている温泉のところへ案内してくれないか?
鬼ごっこで。」
そう言い放った人の案に・・・僕はニヤリと笑った。
「いいよー・・・。」
「そうか、なら今から逃げてくれ。 追いかけるから。」
そう言われると腕が鳴る。
僕はすぐに後ろを向いて走った。
その後ろから銃を持ったあの人が来る。
道案内しつつ、時には見失わせる。
楽しい。 楽しい。 楽しい・・・・!!
バァンッ!!
ひとつの銃声が鳴り響いた。
その瞬間、僕の右足は鋭い痛みを負った。
見てみると・・・僕の方は撃たれていた。 銃で。
「あ・・・・。」
わかってしまうとその痛みはどんどん酷くなる。
痛くて熱くて・・・たまらなかった。
バァンッバァンッバァンッ!!
三回銃声が鳴り響く。
僕の左足、両肩がまた痛くなった。
その瞬間、思い出した。
・・・・僕が崇めているのは・・・江ノ島盾子なんかじゃない・・・。
僕が・・・崇めているのは・・・・・・
頭の中で名前を出す瞬間、僕の頭に冷たい何かが押しつけられた。
バァンッ!!
頭を・・・打たれて・・・・
僕の意識はすぐに遠のいた。
「あっれー・・・猪とかじゃなかったのか・・・。」
そんな道案内された猟師の声が森の中で響いた。
アイテムGET!!
『皮の手袋』
昔から愛用していた意外に高級な皮の手袋。
カンテラの油でベトベトになっている。