二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter4 希望の羅針盤よ!!我らを導け!! 非日常編 ( No.77 )
- 日時: 2014/02/28 21:30
- 名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)
ぼんやりと吊されている・・・今は亡き暁さんを見た。
目は見開いていて・・・口にはガムテープが貼り付けてあった。
「・・・あげて・・・落とされたね。」
「・・・。」
「僕みんな呼んでくるよ!!」
「風空っ私も探す!!」
湖川さんと風空君は自慢の運動神経の良さでみんなを呼びに行った。
「・・・水上。」
「・・・何?」
「・・・幸せってなんだろうね。」
「・・・さあな・・・。」
前の俺なら言えた答えは今は全然わからなかった。
しばらくするとみんなが来た。
「・・・ひどい。」
「また起きたのか・・・。」
「・・・。」
黙ってる人もいれば口を開いて呟く人もいる。
今回で・・・また人が減ってしまうのだ。
「こんばんはぁー・・・ってナニコレ!! 入りにくっ!!」
モノクマがドアの隙間から入ろうとしてるが肉かなんかが引っかかって入れなくなってしまっていた。
星鎖希君が黙ってドアを塞いでる原因の大きな箱をどかして入れるようにした。
「はぁ・・・星鎖希君は優しいね〜。 っと・・・ファイルを渡しに来たよ。」
ピッとリモコンを押せば電子生徒手帳が震えた。
機能が一つ増えた証拠だった。
「んじゃ、頑張ってね〜。」
モノクマは律儀にドアから出ていった後しめた。
そして俺はファイルを確認した。
被害者:『超高校級の空手家』暁朱利
死因:首を吊されているため縊死。
死体発見場所:小ホールのステージ
参照:首と共に両手も吊されている。
「いつも通り見張りは私と星鎖希ね。」
「・・・。」
星鎖希君は我先にという感じでステージに上がって遺体を調べた。
「星鎖希、まずは降ろそう!!?」
「・・・持てない。降ろせない。」
「あぁもう!! とりあえずまだ調べないでね!!?」
湖川さんはステージに上がって暁さんを降ろした。
俺は検死するまでには時間がかかると思い周りを調べた。
すると何かがぶら下がっているのが見えた。
「・・・重り?」
持ってみると少し重かった。
重りには紐が付いており続く方を見てみると鉄骨に引っかかっていた。
【紐についてる重り】紐は天井の鉄骨に引っかかっており、重りが付いていた。
そして俺はドアを塞いでいた箱を調べた。
箱は結構重く、大体一般人より力強いというぐらいの人が引き摺って運べるというところだろうか。
【ドアを塞いでいた箱】大体ジュラルミンケースぐらいの大きさで少し重たい。
箱を念入りに調べた。
しかし鍵が掛かっていて開かず、南京錠には少し野太い縄が付いていた。
【箱に付いている紐】少し野太く、なかなか丈夫そうだ。
ふとドアを見た。
そしてドアノブを調べた。
ドアノブにはこすった痕があるのだ。 少しだけ・・・だが。
【擦った痕があるドアノブ】少しだけドアノブに擦った痕がある。
紐をもう一度見てみる。
さっきは気にはならなかったが重りを縛ってる所にわっかになっているところがある・・・。
更新
【紐に付いてる重り】紐は天井の鉄骨に引っかかっており、重りが付いていた。 さらに重りの下にわっかに縛っているところがある。
「水上−・・・。」
「星鎖希君?」
呼び出されたのでステージの上にあがり星鎖希君の元へ行く。
「・・・暁はファイルからして本当に縊死だ。」
「他には・・・?」
「死んでから・・・そこまで経っていない。」
「へ!!?」
「大体・・・5分ぐらい前だと思う。」
【検死結果】死亡時刻が発見してから5分前・・・つまり19時45分らしい。
「翼ー!! ビックニュースだよぉぉぉぉぉ!!」
「風空うるさい。音量下げろ。」
「どうしたんだ・・・? 風空。」
「パーティの準備してたらね・・・暁とアルフ見たんだ。」
「暁さんと・・・アルフレッドを!!?」
「うん。 なんか話してるみたいだった。」
【風空の証言】パーティの準備をしていると暁とアルフが一緒にいる所を見たらしい。
「・・・そっかありがとうな。」
「うん、またなんかあったら来るからね!!」
風空君はドタドタと小ホールから出て行った。
- chapter4 希望の羅針盤よ!!我らを導け!! 非日常編 ( No.78 )
- 日時: 2014/03/01 10:34
- 名前: アルズ (ID: NaOjLZBc)
俺は暁さんの首を縛っているロープを見てその場所へと辿った。
最終的に行き着いたのは重りがついた・・・ワイヤーだ。
「・・・繋がってるな・・・。」
【繋がっている紐】重りの付いたワイヤーと首を縛っているロープが縛られていて繋がっている。
そしてわっかの部分を持ってドアノブに引っ掛ける。
ドアノブを捻ると重りのせいで勢いよくワイヤーが落ちた。
「・・・そう言うことか。」
【仕掛け】ドアノブに掛けた後捻ると重りのせいで勢いよくワイヤーが落ちた。
キーンコーンカーンコーン....
『えー、そろそろ飽きてきちゃいました。なのでいつも通りとっとと来てください。』
「んー・・・時間か・・・。」
「行かないとな・・・あれ星鎖希君?どうしたの?」
「・・・別に。」
俺達は広場へと向かった。
しかし・・・星鎖希君の様子がおかしかったのは気のせいなのだろうか。
既にみんなは到着していた。
「これで・・・また減るね。」
「そうね・・・。」
みんな感傷に浸っていた。
アルフレッドはなんかクスクス笑ってるが気にしないでおこう。
「みなさーん? 揃いましたねー!?」
モノクマがテントの天井から登場した。
「さてと・・・いつも通りにっと。」
ピッとリモコンを押した。
ゴゴゴ...
地鳴りがする。 人数を減らすあの地鳴りが。
ゴゴゴゴ...
地鳴りが強くなるとモノクマのあの岩が出てきた。
同じように口からエスカレーターを出した。
「ではみなさん、乗っちゃってくださいねー?」
言われるがままに乗る。
しかし・・・これが慣れてしまったというのは死んでも信じたくなかった。
着いた裁判所。 内装は勿論変わっていた。
寂れた町が描かれている。本物のようにリアルな壊れかけた町。
「それでは、自分の席に座っちゃってくださいー。」
自分の席に着くと深海君と暁さんの遺影が目に入った。
自分よりかなり小さい遺影は返って目立った。
暁さんは・・・残されたムードメーカーだった。
明るくて、楽しい事なら進んでやるその様子・・・俺達からしたら残された希望の種のようなものだった。
そんな種を・・・暁さんを殺してしまった人がこの中にいる。
命がけの裁判。
命がけの騙し合い・・・。
それが今始まる。
コトダマ一覧。
【モノクマファイル】
【紐についてる重り】
【ドアを塞いでいた箱】
【箱に付いている紐】
【擦った痕があるドアノブ】
【検死結果】
【風空の証言】
【繋がっている紐】
【仕掛け】