二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: カキコワールド ( No.25 )
日時: 2014/02/15 09:11
名前: 出し巻き卵 ◆rC1/vrZxSo (ID: Xhss9HRk)

〜第8話『凶器と狂気』〜

レナ「怖くないよ…、大丈夫…」

魔理沙「ちょ、そんなもの持ってたら危ないぜ!?」

レナ「貴方達は…、レナが守ってあげる…、ふふふ」

エレン「聞こえてないぞ、こいつ!」
ロキ「錯乱している様ですね…」

霊夢「この子、『ウイルス』でもなければ『巨人』でもないのよ!どうするの!?」

ロキ「戦うしかないでしょう。あくまで、殺さない程度に」

魔理沙「つまり、『スペルカード』は使えないんだぜ?」

ロキ「そうですね…、って、うわぁっ!」

レナは斬!とロキの前で包丁を振るう。
ロキはそれを間一髪避ける。

レナ「大丈夫…、怖がらないで…」

ロキ「怖い!怖いですよ!」

エレン「くらえっ!」

ダンッ!とエレンは双剣の柄をレナにぶつける。

しかし、レナはそれをひらりと避ける。

レナ「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ…?」

霊夢「…うーん?何かが取り憑いてるのかしら?」

エレン「はああっ!」

エレンは双剣の柄を再びレナにぶつけようとする。
が、包丁でガードされる。

エレン「くっ…!?」

レナ「ふふ、大丈夫…。大丈夫だよ…ッ!」

エレンの双剣を弾き飛ばしたレナは、手に持った包丁でエレンを狙う。

エレン「貴方はレナが守ってあげるから…!」


瞬間、スコーン!とレナの頭に箒が降り下ろされる。

レナ「うきゅっ」

レナはドサッ!と倒れてしまった。

霊夢「…まあ、箒でも勢いつければ意外と強いよね」

魔理沙「…ちょっとそれ、俺の箒…」

ロキ「(………箒も凶器になるんですね…)」

エレン「た、助かった…」



*



レナ「………ん…」

霊夢「あ、気がついたみたいね」

レナ「…あれ〜?ここどこ〜?」

エレン「…は?」

魔理沙「さっきお前、俺達を襲ってきたんだぜ?」

レナ「え?そうなの?」

霊夢「覚えてないの?」

レナ「うん。何も覚えてない」

ロキ「ハッキリ言いますね…」


レナ「ところで、ここはどこなの?」


霊夢「ここは『博麗神社』。『幻想卿』よ…、でも、実際は『幻想卿』ではないらしいけどね」

ロキ「貴方の名前は?」

レナ「私?レナだよ、竜宮レナ」

ロキ「貴方が言った、何も覚えてないとは、記憶が無いと言う意味ですか?」

レナ「ううん、違うよ」



レナ「少し前に、圭一くんが突然居なくなっちゃったんだ。だから私、圭一くんを探しに町へ行ったんだけど…」

ロキ「………」

レナ「…急に空が光った途端、気がついたらここにいて…、変なカゲに囲まれてて…、それだけだよ?」

霊夢「ああ、『ウイルス』と遭遇したところまでは覚えてるのね」

ロキ「ところで、その「圭一くん」と言うのは誰ですか?」

レナ「…うん、私の大切な友達。でも、突然居なくなっちゃった」

エレン「(…『光』によってこのレナという人が転移させられたのなら、その圭一という人もここか、どこかの世界に…?)」

霊夢「うーん、結局、『ウイルス』については分からずじまいね」

レナ「ねぇねぇ、その『ウイルス』って何?病気?」

ロキ「ああ、『ウイルス』と言うのは…」

ロキは、竜宮レナに『ウイルス』について、『記憶』にあることを話した。

レナ「ふーん?その『ウイルス』が悪さをしているから、私達が転移させられたり、その『記憶』のデータがかわっちゃったりするんだ?」

ロキ「確証は無いですけどね…。そもそも、転移現象が本当に起きるのかも…」



カゲ「………ケケケ」



魔理沙「…!?」

エレン「囲まれている!?」

霊夢「えぇ!?いつの間に!?」

ロキ「竜宮さん、あれが『ウイルス』です!」

レナ「このカゲが…、『ウイルス』…」


ウイルス『ケケケ!!』

ウイルスはレナにとびかかろうとした。

レナ「きゃっ!?」

エレン「…待っ…!?」



ボンッ!

瞬間、全ての『ウイルス』が空中で四散した。

ロキ「なっ…!?」



一体何が…、とロキは辺りを見回す。
すると、庭に人影が。

幼い少女「人間さん見ーつけた!」

エレン「何だ、アイツ…?」

霊夢「え…?嘘…!?」
魔理沙「フランドール・スカーレット…!?」

フランドール「…でも、折角出てこれたんだし、しばらく遊ぼっかなぁ…」

ロキ「………!?」



フランドール「人間さーん?私と遊びましょ?」