二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: カキコワールド ( No.6 )
日時: 2014/02/13 22:31
名前: 出し巻き卵 (ID: ZZRB/2hW)

〜第2話『幻想の都』〜

ロキ「………腹が減った…」

かれこれ、3日半は歩いているが、人影らしきものすら見えない。

ロキ「もうダメだ… 、乙る…」

ばたんきゅ〜、と、ロキは草の上に倒れこんだ。

ロキ「………」


元気な少女の声「お?誰か倒れてるぜ?」

元気な少女の声「お〜い、大丈夫か?」

ロキ「………」

元気な少女の声「意識がないだぜ…?こうなったら俺特性の回復薬を…」

元気な少女の声「…いや、霊夢に怒られるからやめておくか」

元気な声の少女「とりあえず、霊夢のところへ連れていくか」



*



ロキ「………」

先程までいた野原とは違い、木の匂いが強い。

ロキ「(熊にでも連れていかれたか…?)」

元気な少女の声「それにしてもこいつ、どうして倒れてたんだぜ?」

少女らしき人の声が聞こえる。
ロキは耳に神経を集中させた。

落ち着いた少女の声「…魔理沙?その手に持ってる薬草はなに?」

魔理沙と呼ばれた少女「こ、これは別に、新しい薬草試そうなんて思って持ってる訳じゃないぜ?」

落ち着いた少女の声「…本当に?」

魔理沙と呼ばれた少女「ほ、本当にだぜ、本当に」

ロキは恐る恐る目を開いた。

ロキ「………」

目を覚ますとそこは木造建築の中で、目の前には巫女装束の少女と…、恐らく魔理砂と呼ばれた方の、魔女の様な格好をした少女がいた。

落ち着いた声の少女「あ、気がついた?」

ロキ「…貴方達は?」

霊夢「私?私は博麗霊夢よ」

魔理沙「俺は霧雨魔理沙だぜ。お前をここまで運んだのは俺だぜ?」

ロキ「あ、ありがとう…、ございます…」


ロキ「…あの、ここはどこですか?」

霊夢「ここ?ここは…、一般的には幻想卿と呼ばれているところよ」



ロキ「幻想卿…?」