二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter00〜プロローグ〜 ( No.1 )
- 日時: 2014/02/15 22:36
- 名前: kuzan (ID: PY/2rZoc)
その巨大な学園は、都会のど真ん中の一等地にそびえ立っていた。
まるで、そこが世界の中心でもあるかのように……。
『私立 希望ヶ峰学園』
そこは、あらゆる分野の超一流高校生を集め、育て上げることを目的とした、政府公認の超特権的な学園。
『この学園を卒業すれば、人生において成功したも同然』とまで言われている。
何百年という歴史を持ち、各界に有望な人材を送り続けている伝統の学園らしい。
国の将来を担う"将来"を育て上げることを目的とした、まさに、"希望の学園"と呼ぶにふさわしい場所。
この学園への入学資格は三つ。
"現役の高校生であること"
"各分野において超一流であること"
″超難問の入試と莫大なお金を使って入る予備学科″
以前はこの予備学科は前学園長、霧切 仁がお金をてに入れるために作った学科だったが、今の学園長はこの予備学科たちをちゃんとした環境で受けさせる制度をとった。
そんな常識はずれな学園の校門の前に私は立っていた。
私はパンフレットを片手に、悠々とそびえ立つ建物を眺める。
想像していたよりも遥かに大きい。恐らく、世界各国でここまで大きな教育機関は存在しないだろう。
…私は今でもあまり実感がわいていない。別に修羅場をくぐってきたわけでもないし、かといって特定の分野で活躍したわけでもない。
そう思いながら、私はパンフレットとともに届けられた招待状を見る。
それは先週、学校から帰ってきた私の元に届けられた一通の手紙だった。
『あなたを超高校級の幸運として我が学園の生徒として受け入れます。』
そう。私は今、超高校級の幸運としてこの学園の前にいるんだ。
まずは簡単に自己紹介から入りたい。私は戯磨妥恵 言菜(ぎまだえ ことな)。至って普通のただ少し前向きな女子高生だよ。そんな私がこんな学園の前にたっているなんて...考えられないね。
(よし。覚悟は決めた。そろそろ入ろう。)
希望の一歩となる!...ハズだった。門への一歩を踏み入れた瞬間、私の目の前は黒い渦で渦巻いていた...このとき、気づくべきだったのかもしれない。私は超高校級の幸運なんかじゃなくて、超高校級の不運だったってことを。