二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter3 運命の枝の先にあるのは希望か絶望か? ( No.102 )
日時: 2016/08/20 22:52
名前: ソラ ◆zC0/fC22x6 (ID: Jolbfk2/)

美術室に戻ると小河さんが腕をくんで待っていた。

「小河さーん検死の結果を聞きに来たよ。」

「分かったわ。まず頭に殴られた跡があったわ。どうやら死ぬ前に殴られたみたい。
ちなみに刺さってる七支刀は死後に刺されたもので何故か手には金箔が付いているわ。
他に喉が少し腫れているみたいで、口元には白い粉が付いているみたい…
あとモノクマファイルの通り手が赤く腫れているみたいね。
まぁ分かったのはこのくらいよ…」

「毎回思うけど…小河さん凄いよね…」

「少しかじった程度の知識だしそんなに凄くないわ。」

「そ、そうなのか?」

「あと調べてて分かったのだけどこの七支刀って刃は無いみたいよ?」

「え?そうなの?」

「だから刺すことも切る事もできないわね。せいぜい打撃位なら出来るんじゃない?」

「え?じゃあどうやって犯人は七支刀を刺したの?」

「さぁ?そこまではわからないわね。あ、そうだわ。調べたときこんな紙を見つけたわ。」


そう血濡れている紙を見せてくれた。
血濡れているにもかかわらず奇跡的に全部読めるようだ。
内容はこうかいてある。


『今夜約束通り、美術室で待っている。同じ内通者として今回の動機の話がしたい。』


「これって!?」

「えぇ雲月君は呼び出されたのよ。そして内通者だったみたいね…」

「雲月君が内通者…」

「内容を見る限り、多分話で何か争い、死んだと考えるべきね。」

「そんな…」

「でも名前が書いてないところを見ると内通者として面識があったのかもしれないわね。」

「信じられないよ…雲月君が内通者だなんて…」

「でも真実よ。真実から目を離してはだめ、離せば全て見えなくなるから。」

「でも…」

「まぁ今は事件に集中しましょう。裁判で失敗は許されないのだから…」

そう言う小河さんの言葉は何か昔にあったの…かな?とても力強いけど悲しく思えた。
ボクは取り合えず小河さんの言う通り事件に集中することにした。
気になるけど事件も大事だから…そう言い聞かせて次の場所へと足を進めた。

言弾『小河さんの検死結果』と『七支刀』と『血濡れのメモ』をGET!!

chapter3 運命の枝の先にあるのは希望か絶望か? ( No.103 )
日時: 2016/08/20 22:28
名前: ソラ ◆22z6usVTbs (ID: Jolbfk2/)

ボクが次に来たのは保健室。
ソコには籠鳥さんがいた。


「ふぇ?あ、青竜君…さっきぶりですねぇ…」

「足は大丈夫?」

「えぇ、だ、大丈夫です…」

「あれ?そう言えば黒鐘君は?」

「え、えぇと…何かあそこにあった荷台が…ど、どうとかで物理準備室に行くと言って行ってしまわれましたぁ…」

「えぇ…」

「あ!!そ、そうです!!青竜君!!さ、さっきそこのゴミ箱で…み、見つけたんですが…」


そう言って籠鳥さんが見せたものは風邪薬とラベルの張られた小瓶だった。


「えっと…風邪薬みたいだけど…これがどうかしたの?」

「ふ、2日前はこの風邪薬は錠剤だったんですけど…ふ、粉末になっていて…気になって開けたら、な、何故かそば粉にすり替わっているんですよぉ…」

「えっと…その前になんで2日前が錠剤だったってどうして知っているのかな?」

「実は…満月君が風邪で体調を崩してしまって…それで三日月君と風邪薬を取りに行って…きょ、今日も直ったといえどまだ熱があるから結構無理してあの場にいたんですよぅ。」

「え!?だ、大丈夫だったの!?」

「一応は大丈夫です。昨日、三日月君がリンゴとか籠に入れて剥いたりしてました。」


「そうなのか…うん。籠鳥さんありがとう。」


言弾『ゴミ箱に捨てられた風邪薬』と「籠鳥の証言」をGET!!

そのあと籠鳥さんと別れて物理準備室に向かった。







〜少年は模擬刀の先制攻撃だべ←違うわ移動中じゃい〜








物理準備室に着くと黒鐘君と月神君がいた。
でもそれよりは目の引く光景があった。
物理準備室にあの銅像の持っていた金の模擬刀があった。
そして床には模擬刀を踏んだのか少し金泊がついていた。

「お?青竜お前もここに来たのか。」

「ここに来たのかって…月神君も籠鳥さんから聞いて?」

「え?俺はてっきり黒鐘が『ウォォォ!!』とうるさく言いながら走ってたんでそれで気になって来たと思ったんだが…」

「そ、そうなんだ…」

「ワンワン!!」

突如カムクラ犬が吼えてボクをグイグイ引っ張ってきた。

「ちょ!?カム犬引っ張らないで!!」

「ワンワン!!」

「何か伝えたい事があるんじゃないか?」

月神がそう言うとボクを引っ張るのをやめて吠え物理準備室のすみにあったブルーシートの前でちょこんと座って吠える。

「ふむ…そこに何かあるみたいだな。」


そう言って月神君がブルーシートをめくった。
するとそのおりたたまれたブルーシートの裏は血濡れておりそのなかにナイフがあった。

「うわぁ!!」

ボクはそれを見て驚いて少し尻餅をついてしまった。

「これが多分凶器だな。」

「でも何か甘い匂いがするぞ?」

「イテテテ…甘い匂い?」

「なんの匂いかわからねーけどそのナイフからするぜ!!」

「ふむ…どうやら事件の糸口が見えてきたな…」

「なーなー月神ィ。何が見えたんだ?」

「そうだな黒鐘。お前の拾った紙切れが役に立ったと言うことだ。」

そう月神君はそう二つ紙切れを見せた。

「月神君それは?」

「一つはここへ来たとき扉の後ろにあったこのメモという紙切れを黒鐘が見付けたんもの、一つは俺が美術室内のモノクマ像に隠れるように落ちてたものだ。」

「そのメモの内容は何て書かれてるの?」

「まずここに落ちていたものが…」

『雲月ゴメン、やっぱり美術室ではなく物理準備室で待っててほしい。』

「続いてモノクマ像に会ったのが…」

「今夜、君の大事な人を殺されたくなければ内通者を殺してね☆これはボクからのチャンスだからね☆ウヒャヒャヒャヒャ☆モノクマより」

「も、もしかして二つ目の紙って!?」

「あぁ多分これが動機だろうな。俺らに内通者をばらしのは恐らくこのためのフェイクなんだろうな…」

言弾『物理準備室の模擬刀』と『血濡れのブルーシート』と『血濡れのナイフ』と『物理準備室に落ちていたメモ』と『モノクマの真の動機』をGET!!


キンコンカンコーン♪
『さてさて…とっても久しぶりに放送流すような気がしますが…オマエラ学級裁判始めちゃいたいんで早くこいよー』


自由時間を終えるチャイムがなり、赤い扉へと集まる。
最後に影月さんと小河さんで集まってエレベーターに乗る。
エレベーターは全員乗ったのを確認すると入り口を閉じる。
地獄の底まで行きそうな位長い時を経てエレベーターは止まる。
ボクは席につき、更に増えたバツ印を見た遺影を見る。
雲月君…いつも笑顔を絶やさす、皆の絵を描いて確かに皆のそこにいた証を残していた。
でもその彼は死んでしまった…
何で死んでしまったのか…
今真実を明らかにするために…





命がけの騙し合い…







命がけの信頼…







命がけの学級裁判が今始まる…