二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter1 希望の悩みは絶望性相談室へ ( No.13 )
- 日時: 2014/02/24 00:20
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
「「えー!?ミコちゃんひっこすのー!?」」
「ゴメンね…つごうってやつでひっこすことになっちゃったの…」
「イヤだよ…もっとあそびたいし…わかれたくないよ…」
「あたし…あたしだってぇ…まこくんとナオくんとわかれたくないよ…」
「ぼくだってミコちゃんとわかれたくないよ…」
「じゃあミコちゃん!これあげる!」
「あおいスズ?」
「なえぎにぃもこれあげる。」
「ぼくはきみどりのスズ?」
「これはいまあげたなえぎにぃとミコちゃんのふたりにしかあげてないともだちのあかしであってともだちのめじるし!!」
「とも…だちの…めじるし…?」
「うん!ボクはくろいスズをもってるからこれをなえぎにぃとミコちゃんはめじるしにして!!それでミコちゃんはとおくにいってもボクとなえぎにぃだとわかるようにそのあおいスズをもってて!」
「うん!わかった!」
「ぼくはきみどりだからこれをミコちゃんとナオくんがめじるしだね!」
「そうだよ!これでみんな永遠にともだちだよ!」
とても懐かしい夢だ。
ボクが小学生の時だっけな?引っ越してしまった『湖川魅琴』さん
今はどうしてるのかな…
キンコンカンコーン♪
「オマエラ!!朝ですよ!起床時間ですよ!!さあ今日も張り切って行きましょう!!」
チャイムとモノクマのアナウンスでボクは目を覚ました。
「そうか…あのあとボクは寝たのか。起きたら全て夢って訳でもないか…」
ボクはベットから体を起こす。
「チリン…」
ズボンにぶら下げている黒い鈴が鳴る。
少しボロボロで形がイビツになっているが友達の証であり友達の目印の黒い鈴は今日も綺麗な音を出す。
- chapter1 希望の悩みは絶望性相談室へ ( No.14 )
- 日時: 2014/03/01 22:03
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
体を起こしたボクは持ち物を確認する。
『黒い鈴、いろんな色の鈴が入ったミニポーチ、手帳』
此処に居たときに無くなったものがあるか念のため調べたら、無くなった物は無いらしい。
「うーん…取りあえず何か無いか机の引き出しやら色々探して見ようかな」
〜少年捜索中〜
[捜索した結果]
『工具セット、貼り紙、メモ帳、コロコロ、コハク人形、袋に入ったモノクマの掘られたメダル(10枚)』が見つかった。
ちなみに貼り紙はこう書いてあった。
『〜モノクマ学園長からのお知らせ〜
部屋の鍵には、ピッキング防止加工が施されています。
鍵の複製が困難なため無くさないように!!
部屋にはシャワールームが完備されていますが、夜時間には水がでないのでご注意を!!
女子の部屋だけシャワールームが施錠出来るようにしてあります。
最後にボクからささやかなプレゼントがあります。
男子生徒には男の子らしく工具セットを…
女子生徒には女の子らしく裁縫セットをご用意いたしました。
裁縫セットには人体急所マップが入ってるのでそれを参考に針で一突きするのがとっても良いでしょう。
男子で工具セットを使うならハンマーで頭に殴り付けるのが一番でしょう。
それでは皆さんレッツエンジョイコロシアイ生活!! 』
取りあえず貼り紙剥がして、無言で思いっきりゴミ箱に投げ捨てておいたけど。
もうこれ以上は出てこないかな…と思ってると
「ピンポーン♪」
呼び鈴がなった。
ボクは部屋のドアに向かい鍵を開けて戸を開けた。
「おはようなの〜」
「ピィッピッ♪(おはよう!的な)」
そこには天月と一匹の鳥がいた。
「お、おう。おはよう。」
「ねーねー青竜君…皆で朝ごはん食べるから食堂に集合なの〜」
「クルッピィ♪(食堂来い来い的な)」
そう言い残して直ぐ嵐のように別の部屋へと返事を待たず行ってしまった。
取りあえず天月の言った食堂へ行くことにした。
〜少年移動中〜
食堂につくと何人か先客がいた。
「あ、おはようッス!!」
「お、おはよう…ご、ございます…」
「あら、おはようございます。」
「おはようだ…」
「おはよう…」
「うん。おはよう。」
「そいえば知ってる?」
しばらくして残りの人達が来た。
天月が咳払いして声を上げる。
「皆揃ったから皆で朝ごはん食べようなの〜」
「そいえば何で皆で朝食を?」
「それは皆で食べた方が心も体も元気になるからなの〜」
「流石はカウンセラーだな…」
「我輩大人数で食事など久しぶりだ…」
「お前らバカじゃないのか?」
突然の星野の言葉に対し天月は反論する。
「ば、バカってどういうことなの〜。皆で食べた方が仲良くなれるしとっても楽しい事なの〜」
「それをバカって言ってんだよ。」
「あら?なぜそう思うのか聞かせて欲しいですわ。」
「よく考えろよ。この中に殺そうとしてるやつがいるかもしれないって言うのによく仲良くだなんてほざくな。」
「ヌゥー…そんなことはないの〜」
「そ、そうッス!ちゃんと皆仲良くすればコロシアイなんて起きないッス!」
「そうや!絶対おきへん!!」
「お前らは甘ちゃんだな…そんなんだからダメなんだよ!!いいか?コロシアイっていう事実があるかぎり絶対に殺そうとするやつはいるんだよ!」
「そ、そんなことは…な、ないです!」
「フンッ。お前らがどうしたところでかわりはしないさ。」
星野は食堂から出ていった。
後に残されたのは沈黙で朝食は暗い空気のままお開きになった。
- chapter1 希望の悩みは絶望性相談室へ ( No.15 )
- 日時: 2014/03/21 09:28
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
〜自由時間〜
「さて何をしよう…」
「ねーねーなにしてるの?」
「Σうわ!?も、モノクマ!?」
いきなりモノクマが出てきたのでビックリしてしまった。
そんなのもお構い無くモノクマは話す。
「いやいや君に言いたいことがあってねぇ。」
「な、なんだよ?コロシアイならしないからな!」
「まあその事もあったけど…メダル持ってたよね。」
「は?メダル?」
「ほらほら、ボクのメダルだよ!」
「あー、もしかしてこれか?」
モノクマにメダルの入った袋を見せる。
「そーそーそれだよ!そのメダルはモノクマメダルって言うんだ。」
「でもこれがどうしたんだ?」
「実はね…そのメダルはあることをするためのメダルなんだ!!」
「何だよ?あることって?」
「購買部に行ってみなよ。そこで分かるからさ!!ほなサイナラー!!」
「あ、まてよ!!」
モノクマは何処かへ行ってしまった。
「購買部か…アイツに言われて行くのも嫌だが暇だし、行ってみるか…」
〜少年移動中〜
購買部の扉前に着くと星野が居た。
「お前もここに用事があるのか?」
「お前には関係ないだろう。」
「じゃあボクはそこに用があるからそこどいてよ。」
「フンッ。俺も一応は用事があるから特別に着いていってやるよ。」
何だかんだでツンデレな星野と一緒に購買部の中へ入るとそこに広がっていたのは…
「ようこそだコン。」
コハクとモノクマ神社と書かれた鳥居とサーセン箱と書かれた賽銭箱と本堂だった。
「なんでここにコハクが?」
「ここ一応ボクの家コン。」
「でもモノクマ神社ってかいてあるぞ。」
「アイツが改造してったコン(涙」
「御愁傷様だな。」
コハクを慰め、その後コハクに訪ねる。
「そいえばモノクマがモノクマメダルはここで使えるらしいんだがコハクは何か知らないか?」
「うーんもしかしてモノクマ賽銭クジの事かも知れないコン。」
「モノクマ賽銭クジ?」
「ソコの賽銭箱にメダルを入れるとクジが出てきて賽銭箱の横にある自販機に入れるとアイテムがもらえるコン。」
「アイテムって?」
「それは入れてからのお楽しみコン。」
「話は聞かせて貰った。どれ俺がやってやろう。」
そう星野はメダルを一枚賽銭箱に投げ入れた。
すると
「大凶!!」
という声が響きタライが落ちてきて星野に当たった。
それはもう見事頭に命中している。
「いってぇ!?」
「だ、大丈夫コン!?」
余りにも痛かったのか頭を押さえてしゃがんでいる。
「ぶひゃひゃ!!見事にひっかったひっかかった!!」
モノクマが腹を抱えて笑いながら出てきた。
「モノクマ!?」
「やれやれだよ…せっかく青竜クンにドッキリしようと思って仕掛けたらまさか星野クンが当たるなんて飛んだ大収穫だよ!!」
「も、モノクマテメェ!」
頭を抱えながら星野がモノクマにとってかかろうとするもすぐにやめた。
「惜しいね。あと少しで罰を与えられたのに…」
「はなからそのつもりだったんだろうが。」
「ぶひゃひゃ!!まあいいや!こんな面白いものが見れたしね!!じゃあねー!」
モノクマは何処かへ走り去って行った。
「クソが…」
「お、おい大丈夫か?」
「さわんじゃねぇ!」
助けようとしたら星野が手を払う。
「俺は誰の力もかりねぇ!」
「で、でも…」
「いいからほっとけ!」
そう星野は頭を押さえながら少し涙目で部屋から出ていった。
その後落ちたタライの中を見るとクジがありそれを賽銭箱の横にある自販機に入れると
『動くこけし』が出てきた。
「中身はどうやら改造はしてなかったみたいコンね。」
「うん?どういうことだ?」
「皆が仲良くなれるように皆がそれぞれ好きな物とかその他適当にアイテムを入れておいたコン。」
「ふーん…」
ボクは賽銭箱にメダルを2枚に入れた。
「中吉!!」
という声とともにクジが一枚落ちてきた。
「え?2枚入れたのにクジが1枚にしか出てこないぞ?」
「もしかしたらメダルの数を増やすと倍率が上がるだけだと思うコン。それでたまに運がよければ複数クジが出てくるかもしれないコン」
「なるほど…」
クジを自販機に入れる。
『そんなバナナ』が出てきた。
その時チャイムが鳴り、モニターにモノクマが写し出される。
キンコンカンコーン♪
『もうすぐで午後10時になります。これから夜時間になりますので食堂はロックされますので御注意ください。シャワー浴びてない人は早くするように!!ではではいい夜を…』
「もうそんな時間か。」
「早く部屋に戻るコン。」
「ああ、そうするよ。お休みな。」
「うん。お休みなさいコン」
ボクは購買部を後にして自室へ戻りシャワーを浴びてベットに潜りそのまままぶたを閉じた。