二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter1 希望の悩みは絶望性相談室へ ( No.19 )
- 日時: 2014/03/04 21:09
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
【学園生活4日目】
キンコンカンコーン♪
『オマエラ朝です。起床時間です。さぁ今日も張り切っていきましょう!!』
朝をを知らせるアナウンスで少し目を冷ますが昨日色々あったせいでまだ眠い…
「うーん…あと少しだけ…」
「ワン!ワゥン!」
「うわっ!?」ドターン
カム犬がシーツを思いっきり引っ張ってベットから落っこちてしまった。
「いたい……」
「ワン!」
カム犬が起きろと訴えている。
「おはようコン。それと大丈夫コン?」
「うわ!?いつの間に!?」
いつの間にかコハクがいた。
「お前何処から入ってきたんだよ!?鍵閉めてたろ!?」
「何処から入ったかは企業秘密コン。そんなことよりこれ持ってきたコン。」
コハクはメダル(10枚)を届けに来たようだ。
「ありがとうな…って秘密ってどゆことだよ!!ボクのプライバシーは!?」
「それじゃあねコン♪」
そんなボク無視して何処かへ消えてしまった。
『メダル17枚』
その後身支度を整えカム犬と一緒に食堂へ向かい朝食を食べた。
〜自由時間〜
「さて今日は何をしようか…っていっても、もう決めてあるんだけどね。(黒笑」
「ワゥン?」
〜少年と一匹移動中〜
「いらっしゃいコン。クジ引きに来たコン?」
「ああ…それと…行けカム犬。」
「ワンワン♪」
「え?なにコォォォォォン!?」
カムクラ犬はコハクにじゃれついた。
「プライバシーって侵害するとあとが怖いんだよ(笑顔」
「いやぁぁぁぁゴメンナサイコォォォォォン!!」
「ワゥン♪」
そんなコハクをそっちのけでボクはサーセン箱に7枚メダルをいれる。
「中吉!!ラッキー!!凶!!」
そんな声と共に頭上から1枚のクジ、本堂から棒が飛んできて鼻に当たった。
「……痛い…そして不幸だ…」
鼻を擦りながら飛んできた棒を見るとクジがはってある。
それを取り自販機に入れる
『黄金のハリセン』『ミレニアム懸賞問題』
が出てきた。
それをアイテム用のポーチにいれる。
「カム犬いくぞー。」
「ワォーン♪」
「コッ…コン…(チーン」
コハクがじゃれつかれてボロボロになっているが無視して部屋を後にする。
天月と廊下で会った。
「あれ?青竜君何してるの?」
「ちょっと暇で何しようか考えてたんだ。」
「じゃあちょっと付き合ってなの〜」
天月のカウンセラーの手伝いをした。
何かあげようとおもってポーチを探りそんなバナナをあげてみた。
「あ、美味しそうなの!ありがたくもらうの〜」
そこそこ喜んで貰えたようだ。
「ねぇ?青竜君は何か悩みはないの〜?」
「うーん。特にないな。そういう天月はどうなんだ?」
「え?私なの〜?」
「え?何かあるのか?」
「いや〜そんな事初めて聞かれたの〜…」
「初めてって…誰にも悩みとか言ったことないのか?」
「うーん。どっちかというとほとんどの私が悩みとか聞いてた側だったからなの…」
「もし天月に悩みあるならボクが時々でも聞いてあげるよ。」
「じゃあ今は無いけどあったら青竜君に相談しに行くなの〜」
「ああ!何時でもおいでよ。」
その後色んな話をして別れた。
もう少しで夜時間なので部屋に戻ろうとする突然アナウンスが鳴る。
キンコンカンコーン♪
「ジェーエンマンシー!!オマエラ至急体育館へ集まるように!!繰り返します。オマエラ至急体育館へ集まるように!!」
この放送を聞いてとても嫌な予感がした。
何かとんでもない闇が近づいているようなそんな感じだ。
ざわざわして落ち着かない気持ちを抱きながらも体育館へとボクは足を向かわせた。
あんな恐ろしい物を見るとは知らずに…
- chapter1 希望の悩みは絶望性相談室へ ( No.20 )
- 日時: 2014/03/05 17:34
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
ボクが体育館へ着くとコハクと皆がいた。
「アイツ一体なに考えてるコン!!」
「そういう君も分かんないよ…」
「可愛いから別にいいんじゃないッスか?(ポワーン」
「あ、青竜君。」
僕に気づいた小河が近寄ってくる。
「ねぇ青竜君。どんなときでも笑顔でいてあげて…それだけでもみんな安心するから…」
「え?一体どいうこ「うぷぷぷ……皆集まったね……。」
突然ボクの声を遮り体育館に声が響く。
声の発生源である舞台に全員目を向けるとモノクマがビョーンと飛び出して教壇の上に着地した。
「モノクマさん。いったい何の用なのですか?」
「そーだコン!!」
星月さんが皆が思っている疑問をぶつける。
「いやーねぇ…。場所も人も環境もミステリー要素でさえ揃ってるのにどうして殺人が起きないのかな〜と思ってたらさー。ひとつ足りないものがあったんだよ。」
「足りないもの?」
「ズバリ!!『動機』だよ!!」
「……動機?」
何人か頭上にハテナ(?)を浮かべたり、考えが分かってしまったのか顔を少し青ざめたりしている。
「というわっけでぇ!!これを用意させて頂きましたぁ!!」
ジャーンという効果音が聞こえてきそうな感じでCD-ROMを全員分取り出す。
「あ、ちなみに店長君は絶対見ろよ!!ただでさえ君が一番大変だったんだからね!!」
「そういうことですか…」
モノクマの一言で店長が納得したとき、滅多に笑顔を以外の表情になったことがない店長が皆の前で笑顔以外の表情になった瞬間だった。
その時月神が言う。
「なあ。モノクマ……お前の目的は一体何なんだ?」
「ボクの目的?それはズバリ!!『絶望』…それだけだよ……」
「絶望なんてダメコン!!」
モノクマの答えにコハクはダメ出しするも無視してモノクマは言う。
「あ、見るなら視聴覚室に行ってみてね。見ないやつはいないと思うけど…もし見なかったら罰するからね!!それじゃーバイバーイ!!」
「あ!?待つコン!!」
そうモノクマは教壇に引っ込んでいなくなりコハクはモノクマを追いかけていなくなった。
後に残された僕らはCD-ROMの中身を見ないわけにもいかないので視聴覚室へ向かう。
〜少年少女達移動中〜
視聴覚室へ着いた僕らはそれぞれの席へ座り、CDをデッキに入れ、備え付けのヘッドフォンを付ける。
読み込みが終わったのか映像が流れ始めた。
『ナオ君入学おめでとう。こんな有名な学園に入るなんてじいちゃんとても嬉しいぞ。』
『ナオちゃん大変なことがあるかも知れないけど頑張ってね。応援してるわ。』
『お兄ちゃん!!入学おめでとう!!色々大変なことがあるかも知れないけど琴葉応援してるから頑張ってね!!あ、そいえば苗木にぃが困ったことあったら何時でもいってくれだって!!』
『琴葉。今それは言うことじゃないだろうに…』
『えへっ♪ゴメンゴメン!』
その映像にはじいちゃんとばあちゃん、そしてとても大事な妹の琴葉がいた。
ビデオメッセージなのだろう。皆、笑って応援してくれる。
とても嬉しかった……だがその気持ちを書き消すようにノイズが入り始め、映像が変わる。
「な、なん…だよ……これ…」
そこに写っていたのはさっきまで家族が笑っていた所とは思えない荒れ果てた家の中だった。
え?じいちゃんは?ばあちゃんは?琴葉は?皆どうなったんだよ?
『うぷぷぷ。青竜クンのお祖父さん、お祖母さん、妹さんはどうなったのでしょうか!?続きは卒業の後で!!』
そんなにテロップとアイツの悪魔のような声が出て映像が終わった。
その時僕の頭の中は忘れられないある記憶が甦っていた。
「なんだよ!?これ!?」
「うそ…ですわよね…」
「なんなの…いったいなんなの?」
「イヤァァァァ…」
「ウソっス…ウソっスゥゥゥゥ…」
顔を青ざめていた。ある人は名を呼び、またある人は涙を流す。そんな絶望がこの場を支配していた。
「早くここからでないと…」
恐怖に囚われたボクは叫ぶ。
「早くここからでないとじいちゃん!!ばあちゃん!!琴葉!!」
「青竜君…落ち着いて。このままじゃ…モノクマの思うツボ…」
「ボクはあの時…あの時のようになるのはもうイヤなんだ!!」
「落ち着け!!」
影月がボクを落ち着かせる。
「皆もよく考えてよ…もしかしたらモノクマのでっち上げ偽物かもしれないよ…」
キンコンカンコーン♪
突然チャイムがなりモニターが写しだされる。
『オマエラ夜10時になります。夜時間になります。食堂はロックされるのでご注意を。
あとさー。別にその映像を偽物だの本物だの言うのはいいけどさ。仮に信じるならレッツコロシアイでもして真実を確かめちゃいなよ!!まあボクからは以上だよ。では良い夜を。』
プツンとモニターは切れた。
しばし沈黙が流れ、高山が口を開く。
「取りあえず今日は解散しようよ。皆色々思うことがあるしさ…」
「そうや…ね…。皆帰るで…」
何時も元気が取り柄の高塚が弱々しく答える。
「俺らも帰るっスね…」
「我輩も帰らせてもらう…」
「皆。もしも辛かったら相談に来てほしいの…出来る限りの範囲でお話聞くの…」
弱々しくも天月は去り際に言い、宮下やラビットも皆それぞれの部屋へ帰っていった。
ボクも一言落ち着かせてくれた影月にお礼をいって遅い足取りながらも部屋へ戻る。
部屋に戻るとカムクラ犬が心配してきたが今の僕にはそんな余裕もなく、そのままベットに潜る。
どうしても今でも忘れられないある記憶が見たあの映像と被る。
夢であってほしいと思いながらボクは眠りに着いた。
- chapter1 希望の悩みは絶望性相談室へ ( No.21 )
- 日時: 2014/03/06 09:57
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
【学園生活5日目】
キンコンカンコーン♪
『オマエラ朝です。起床時間です。さあ今日も張り切っていきましょう!!』
今日も何時ものように起きる。
ピンポーン♪と聞こえてコハクがメダルを10枚届けに来る。『残りメダル20枚』
ただそんないつものことなのに何故か嫌な予感がしていた。
多分昨日見たあの映像のせいかもしれない。
「ワンワン!!」
カムクラ犬が元気を出してよって励ます様にじゃれついてくる。
「そうだよ、暗くなったらアイツの思うツボだもんな。ありがとうなカム犬。」
「ワゥン♪」
その後カムクラ犬とともに食堂へ向かう。
食堂に着くともう何人か来ていた。
「あ、青竜君おっはよー♪」
「おはようなの〜」
「お。青竜君おはよう!」
「おはようっス!!それとカムクラ犬今日もかわいいっス…」
星月さんと天月さんが挨拶し、続いて高山や宮下が挨拶……宮下お前は安定過ぎるぞ…
「あ、うんおはよう…」
ふと周りを見渡すといつもならいる高塚の姿が見えない。
「なあ、高塚は?」
「珍しいな。アイツが来てな「ウガー!!」」
突然プンプンと効果音が聞こえてきそうな感じでモノクマが月神君の言葉を遮り、飛び出して来た。
「うわっ!?モノクマ!?」
「あ、モノクロ。」
「ボクは今とても激おこプンプン丸なんだよ!それとだ誰だよ!!今モノクロっていったやつ!!」
「いきなりどうした!?」
「まあいったんモノクロはおいといて……実はね、体育館のロビーに飾ってたボクの木彫りクマがなくなっちゃったんだよ!!」
「え?なにそれ?」
「そんなんあったっスか?」
「フッ、そういえばあったな。タイトルが確か『モノクマ野生の瞬間』ってタイトルで。」
「とぼけるのはやめなよ!!絶対君たちの誰かが盗ったのはわかってるんだ!!」
「貴方の木彫りクマなんか盗って何のメリットがあるのですか?」
「とりあえず!!返してよね!!まったく…最近のやつは…」
そうしてブツブツ何か言いながらどこかへ行ってしまった。
「嵐のように去っていったな…」
「忘れかけてたけど高塚は?」
「ボクちょっと部屋見てく「キャァァァァァ」」
突然籠鳥さんの悲鳴が聞こえた。
「な、なに!?」
「声は校舎の方からみたいだ!!」
「ボク行ってくる!!」
「私もいくよ!!」
「あ、俺もッス!!」
嫌な予感がしながらも皆より先に宮下君と小河さんとともに声のした校舎へ向かう。
息を切らしながら走ってると扉の開いたカウンセラー室前で籠鳥が腰をぬかしていた。
「籠鳥さん!!どうしたの!?」
「血が…血が!!」
籠鳥の指差した方向を見ると血がベッタリと床に着いていた。
今の今までで一番考えないようにしていた考えが脳裏へハッキリ映る。
恐る恐る中へ入ると
そこには……
「うわぁぁぁぁぁぁ」
「高…塚君…」
ピンポンパンポーン♪
『死体が発見されました!一定の自由時間の後学級裁判をおこないまーす!』
「なんでっス…なんでっスかぁぁぁぁ」
扉に隠れるように椅子に座って腹部にナイフを刺されて死んでいる…
超高校級のお笑い芸人…
高塚 冬斗の変わり果てた姿があった。
日常END