二次創作小説(映像)※倉庫ログ

chapter2 希望温泉は絶望事件の香り ( No.39 )
日時: 2014/03/24 21:58
名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)

【学園生活7日目】

キンコンカンコーン♪
『オマエラ朝です。起床時間です。さぁ今日も張り切って行きましょう!!』

いつも通りモノクマアナウンスが鳴り目覚める。
ボクはうーんと背伸びしてカムクラ犬に「おはよう」と告げ、身支度を整え今日も食堂へ行く。
食堂へついて星野君とラビット君、黒花さん、珍しく来てない籠鳥さんを覗いたメンツ達で朝食を食べる。
そいえば今更なのだが朝ごはん誰が作ってるのか聞くと高山君と小河さんが作っているらしい。
ちなみにカムクラ犬のご飯を作ってるのがボクと宮下君である。
宮下君は家に動物を結構飼っているらしく、ボクが「別にいいよ」と言うと本人は

「趣味で動物達のご飯を手作りしてるだけだから気にしないで欲しいッス!!」

だそうだ。趣味でご飯を手作りしてるわりには結構こっている気がするのは気のせいなのだろうか?
そうなんだかんだで朝食を終え部屋に戻る。

〜自由時間〜
「よし。宣告通り図書室へ行きたいがその前に…」

「ワゥン?」





〜少年寄り道中〜








「いらっしゃいコン。今日もクジしに来たコン?」

「あぁ。少し試したいことあってな…」

ボクはメダルを1枚だけ入れ、また別に1枚メダルを入れる。
始めに

『中吉!!』

と聞こえて1枚クジが落ちて、遅れて

『末吉!!』

と聞こえて1枚またクジが落ちてくる。
自販機にクジを入れると
『赤外線体温計』と『おとこメシ!!』が出てきた。


「やっぱり別々に入れるとこうなるんだ…」

「でも下手すると被るコン。」

「でもなんで教えてくれなかったのかな?(黒笑」

「だってその方がいいと思ってコン…(シラー」

「コハク絶対忘れてただけでしょ。」

「ギクッ)え?な、なんのことコン!?

「いけ。カムクラ犬。」

「ワンワン!!」

「Σゴメンナサイコォォォォォン」


〜数分後〜


「カム犬図書室へ行くよ♪」

「ワン♪」

「………(チーン」






〜少年移動中〜








「アカン…ここ本いっぱいで聖地だ…」
図書室へ着くと私立の図書館とは…いかないが本棚が少なくとも本の好きなボクにとっては居心地がいい。
ボクはあの忘れられない出来事のあと、希望も絶望もない虚無の状態で生きているだけの魂のない抜け殻見たいになっていたボクは本と会い、変われたのだからボクの中ではたとえ少なくとも本がある場所は聖地である。

「どんな本があるかな…」

「ワゥン。」ツンツン

「ん?どうしたの?」


カム犬が本棚のある本の場所を示すのでその本を手に取ってみる。


「えーと…『プログラムの少女』?見たことない本だな…」


夜空の丘で少年とパーカーの少女が寄り添っている絵が書かれていてとても綺麗な表紙で裏には天使のような羽を生やしたウサギの絵が書かれている。


「なんか面白そうだから借りていくか…カム犬いいもの見つけてくれてありがとうな。」


ボクはカムクラ犬の頭を撫でてやる。


「ワン♪」

とてもカムクラ犬は嬉しそうだ。
その後、その本を片手に図書室を後にし、体育館で黒鐘君と会い、カムクラ犬と黒鐘君とで遊んでくたびれて部屋へ戻った。