二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter2 〜プログラムの少女〜序章 ( No.44 )
- 日時: 2014/03/25 10:08
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
「お父さん…お母さん…」
また…この夢だ…
幼いボクが手を伸ばすも消えていく両親…
その後は決まって白い天井…
景色が黒く暗転した。
ボクはハッと目を覚ます。
ここ3年間見なかったのに…またあの夢だ…
ふと電子生徒手帳で時間を見るとまだ朝のアナウンスがなる1時間前だ…
カムクラ犬ことカム犬もまだ寝ている。
もう一度眠ろうにもあの夢を見た後じゃ眠れない…
「そうだ…あの本を読もう。」
机の上においてある借りてきた『プログラムの少女』に手を伸ばし、取る。
そして本の表紙を今開く。
※ここからスーパーダンガンロンパのネタバレ(プロローグあたり?)が入るためプレイ済み又はエンディングまでいっていない人は飛ばして下さい。別にネタバレいいよ!って人はこのままお進みください。
コハク「そもそもプロローグとチャプター1はネタバレの問題ないのではコン?」
コハク黙って始まるから…
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この物語をかつてボクらに未来を与えてくれ、示してくれた一人の女の子にささげます。
作・絵『ヒナ… ハ…メ』
『プログラムの少女』
むかし、むかし…あるところに普通の平凡な少年がおりました。
その少年はある学園の前の校門前にいました。
少年はその学園に強い憧れを抱いていました。
『やっとこの憧れの学園の一員になれる…』そのことが少年にとってとても嬉しい事でした。
たが突然少年の景色が暗転し、気付けば教室の扉の前にいました。
はこの教室の扉に入るべきだと思いました。
でも疑問が浮かびます。『なんで入るべきって思ったんだ?』と…
少年はそんな疑問をすぐ振り、扉に手を掛けて開けます。
扉はあっさり開き、そこには15人の高校生達がいました。
少年は『君らも新入生なのか?』と聞くと一人が新入生と答えてくれました。
少年はとりあえず空いている席に座ります。
すると一人の太ったスーツ姿の少年が状況の判断を始め、また一人の背の高い学ランの少年がトイレに行こうといたら扉空かないといいます。
少年は扉が開かないと聞き扉に手をかけるも、ガチャガチャいうだけでさっきまですんなり開いた扉は開かなくなっていました。
高校生達がうろたえていると突然声が響きます。
その声は教壇から響いており、そこから突然ステッキを持ったウサギが出てきました。
ウサギに高校生達は驚愕するもウサギは突然修学旅行へ行くと宣言し、ウサギがステッキを一振りすると教室の壁が倒れ、そこに広がっていた景色は南国の島でした。
突然の余りにも可笑く、利不屈な光景に少年は思考についていかず意識が途切れました。
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キンコンカンコーン♪
『朝です。起床時間です。さぁ!!今日も張り切っていきましょう!!』
本を読むのに夢中になっていたボクはアナウンスで現実へ引き戻される。
カムクラ犬も起きたらしく挨拶なのか「ワン!」と僕の方へ一回吠える。
「カム犬おはよう。」
ボクは返事を返し、本にしおりを挟んで机の上へと置き、身支度を整え、食堂へと行くためカムクラ犬と共に部屋から出ていった。
- chapter2〜プログラムの少女〜序章 ( No.45 )
- 日時: 2014/03/28 22:25
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
食堂から部屋へ帰ってきたボクは本の続きを読むため本に手を掛ける。
(カムクラ犬?体育館へ遊びに行っちゃったよ。今頃ボール遊びしてると思うな。)
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「ねぇ?起きてよ。」
その声で少年は目を覚まします。
すると目の前に白髪の少年が少年を覗きこんでいました。
「ずいぶん参ってるみたいだね。でもしかたないよね。こんなことにまきこまれちゃったんだからさ。」
白髪の少年は続けるも少年には声が届いていませんでした。
記憶という絡まった糸をほぐしていた少年はハッとなります。
思い出した少年は慌てるも白髪の少年が落ち着かせてくれ冷静になりました。
その後白髪の少年は幸運と名乗り、少年も自分の才能を名乗ろうとするも自分が何の才能か思い出すことができません。
幸運の少年は島を探索して他のみんなと自己紹介した方がいいと提案し島の探索と他の少年少女達を探すため浜辺をあとにしました。
少年のいる一の島では牧場にて舞踏家と体操部と名乗る少女達に会い、コテージのあるホテルでは極道、マネージャー、シェフと名乗る少年達とゲーマー、女王、写真家、剣道家と名乗る少女達に会い、マーケットでは保険委員、軽音楽部と名乗る少女達に会い、空港ではメカニック、飼育委員と名乗る少年達に会いました。
最後に中央の島で御曹司と名乗る少年と会った後、アナウンスがモニターを通じて島全体にかかり浜辺へと集まってほしいとウサギがいいます。
少年は幸運の少年と共に浜辺へと集まるともうほかの少年少女達は集まっており、少年と幸運の少年が最後でした。
しばらくするとウサギが現れ、皆もっと仲良くしてもらうための動機という事でプール水着のセットを取り出しました。
皆は泳ぐのに賛成でウサギの用意した水着セットを持って着替えに行きます。
少年はもう訳がわかりませんでした。
ただでさえ島に閉じ込められているのに皆は何でこんなに楽しくできるのか…
そんな少年を見たウサギが言います。
「もう少し柔らかく考えたらいいんじゃないのでしょうか。」
その言葉を聞いて少年は吹っ切れました。
もう考えても仕方ないなら遊びまくればいい…この状況を楽しんじゃえばいいと。
少年は水着セットをとり着替えて浜辺にいる皆に声をあげます。
「おーい俺を忘れてるんじゃないだろうな!!混ぜてくれよ!」
その時、空が急に曇り初め、今まで晴れていた空が嘘のように濁っていきます。
突然、モニターがつき、中央の島の広場に集まるようにと陽気な声がきこえます。
その声を聞いたウサギは慌て、姿をけしました。
皆楽しい気分を削がれて各々広場に向かいます。
広場に着くとウサギがステッキを構えて警戒します。
するとあの陽気な声が聞こえて目の前に白黒の悪魔が現れました。
白黒の悪魔はウサギに不意打ちを仕掛けステッキを折ってしまいました。
ウサギはステッキを折られて涙を流し、追い討ちをするように白黒の悪魔はウサギの姿を醜い姿へと変えてしまいました。
白黒の悪魔はここで殺しあいの修学旅行を始めると宣言します。
それを聞いた少年少女達は止めさせようと白黒の悪魔を倒そうとしましたが、白黒の悪魔には守護動物がついておりそれは叶いませんでした。
白黒の悪魔は醜い姿に変えたウサギを見せしめにして本気だと見せつけ、どこかへ行ってました。
そこのに残された少年少女達は絶望の空気に包まれそのまま散ってゆきました。
その後少年は星を眺めていましたが夜を告げる放送が響いて自分のコテージへと戻り、叫びました。
やがて少年は静かになりそのまま寝床へと身を投げ眠りにつきました。
これが夢であるようにと願いながら…
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「ワンワン!!」
本の内容が序章が終わった頃、急にカム犬が飛び付いてきた。
「うわっ!?ビックリしたなぁ…カム犬お帰り。」
ボクは本にしおりを挟んで机に置き、代わりに電子生徒手帳を取って時間を確認する。
時刻はもうお昼だった。
『ぐぅぅぅぅぅぅ…』
お腹の虫も減ったと訴えているようだった。
「ご飯食べよ…」
ボクは帰ってきたカム犬とともに昼御飯を食べに食堂へと向かった。