二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- chapter2希望温泉は絶望事件の香り ( No.60 )
- 日時: 2014/05/19 20:56
- 名前: ソラ ◆i4ggqOCXfI (ID: hg1Gx/0a)
【学園生活9日目】
キンコンカンコーン♪
『オマエラ朝です。気象時間です。さぁ今日も張り切っていきましょう!!』
「フニャ〜…もう朝なのか…」
二回寝たのにも関わらずなぜかまだ眠い…
まあそれは昨日カムクラ犬が珍しく寝相が悪く、何回もそれで起こされたのが原因だけど…
「ワフゥ〜」
何事もなかったかのようにカムクラ犬は起きた。
「思えばよく寝れた方だと思うし…まぁいいや…」
動機のせいで結構精神はまいってるけど、カムクラ犬がいたから寝れたのだと思う。
そう言うことにして準備を済ませて食堂へ向かった。
〜少年と一匹キ○グクリムゾン!!中〜
食堂へ着くと何時もの人たちが何人か来ておらず、さらに少なくなってしまっていた。
「あ、青竜っちおっはよー」
「青竜君おはよう!」
「おはよう…」
「青竜殿おはよう。」
「お、おはようございますぅ!!」
「おはようなのー」
「おはよう!!」
「皆おはよう。」
ボクらは挨拶をかわす。
動機の事があったにも関わらず皆元気だ。
「クピクッピー♪(訳(おはようなのさ!!的な」
「ワフゥ!!(訳(おはようだね!!的な」
そこでいつの間にやら仲良しになっている2匹も挨拶をかわしているように見える。
「皆元気だね。」
「青竜君は大丈夫なの?…」
「昨日ずっと心配したよ。」
「体は大丈夫かい?」
「うん。大丈夫だよ。心配させてごめんね、雲月君、影月さん、高山君。」
ボクは笑顔を見せる。
「ならよかった〜」
「ねぇねぇ!!全員とはいかないけど…ご飯たべようなの!!」
僕らはご飯を食べた。
皆それぞれ楽しいことを話ながら。
でもボクは分かってしまうんだ…
皆、多分無理をしてるんだって…
でもそこで屈してしまったらダメだからこそ元気に振る舞っているんだって…
ボクもかつてそうだったし…今でもそうだから…
この後目玉焼きにソースや!醤油や!という議論が起きてなんかカオスな事が起きたけど、ラビット君と止めてその場は収まりお開きとなった。
その後ボクは部屋に戻り、カムクラ犬と遊んだ。
『ピンポーン♪』
チャイムが鳴った、どうやら誰か来たようだ。
すぐボクはドアを開けると小河さんがいた。
「あ、小河さんどうしたの?」
「あのね…実は……」
何か小河さんが言おうとしたその時
「ワン!!」
「アベシッ!?」
「ちょ!?くすぐったい。」
カムクラ犬がボクをお前なんか知らん!!というように突飛ばされ鼻を床に強打し、小河さんにじゃれついていった。
「ほら、いい子いい子落ち着いて…」
「ワフッ!」
だが小河さんは動物の扱いに慣れてるのかうまいのか、直ぐにカムクラ犬をなだめさせた。
ボクは涙目で痛む鼻をさする。
「痛い…」
「ワウッ!?」
ハッと僕の方を見たカムクラ犬はちょっとやっちまった!?的なリアクションをとり、その後申し訳なさそうにシュンとなった。
「今度は気をつけろな。」
ボクはカムクラ犬の頭を撫でてやる。
分かったのか「ワン!!」ひと吠えした。
「あのー青竜君いいかな?」
「あ、小河さんゴメン今いること忘れてた…」
「いいよいいよ。あれは仕方ないよ。まぁそれはさておき…」
急に笑顔から真剣な顔になって小河さんは言った。
「スケートしよう!!」
「スケート?」
「ほら、あの二階のスケートリンク場だよ。」
「あーあのやつか…」
「実は店長に誘われて、それで他にも誰か誘って欲しいという事で青竜君を誘ってみました。」
「なんでボクなの?他にもいるじゃん?」
「まぁ細かいことは気にせずレッツらゴー!!」
「ちょ!?小河さん!?」
そのまま引きずられるようにしてボクは小河さんにスケートリンク場へ連れて行かれた。
〜少年、少女に強制という名の移動中〜
ズルズル小河さんに連れてこられた更衣室の前には店長と雲月君と籠鳥さんがいた。
「お、小河さんGJ!!」
「えぇ♪だってその為のスケートでしょ♪」
「え?ドユコト…」
「ま、まぁ…昨日の事を気にしてて…店長さんが青竜君を元気付けようと…あの…その…」
「ま、まぁ皆で仲良くたのしもうぜ!!って事で誘ったんだい。」
「まぁ気にしなくていいから!!」
「と、とりあえず滑ろ!!」
そう言って店長と雲月君はボクを連れて、小河さんは籠鳥さんを連れて更衣室へ入って行ってしまった…
何故、籠鳥の話をはぐらかしたのかは分かんないけど…
ありがとう皆…そう言った方がいい気がするから言っておくね。…
その後ボクらは昼まで滑った。
その後、ご飯を食べてまた改めてスケートリンク場へ行く。
普通に更衣室から入ってスケートリンク場へと行く。
だがそこで僕らは見てしまった…
「え…なんで…」
「キャァァァァァ」
「ウソ…」
ピンポンパンポーン♪
「死体が発見されました!!一定の自由時間の後、学級裁判をおこないまーす。」
「なんで…」
「また…起きてしまったか…」
僕らが見たもの…
それはうつ伏せで倒れ、ピクリとも動かない…
超高校級のパティシエ…
高山 優の変わり果てた姿だった。
日常END