二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.117 )
- 日時: 2014/10/05 21:06
- 名前: レイナ (ID: GFkqvq5s)
〜龍園寺side〜
龍園寺「作者はロリコンじゃないただ性格が好きなだけなんだ・・・見た目的なのはポニテっ子の方が好きらしいぞ・・・」(頭抱え
天風「大丈夫っすか?」
星野(龍園寺声)「大丈夫じゃない、問題だ」キラン☆
龍園寺「まさにその通りだよ・・・」
と、とりあえず俺達は脱衣所で秋宵と合流した。分かってはいたが流星雨と小鳥遊はいなかった。
Al『こんにちわぁ。』
龍園寺「こんにちわだな。」
Al『秋宵クンから話は聞いたよ。三人とも死んじゃったんだね・・・』
皆「「・・・」」
俺はふと皆の顔を見た。皆深刻そうで、悲しそうな顔をしていた。
・・・そうだよな、大切な仲間が消えてしまったのだからな。
Al『でもココから出ることを諦めたらダメだよ!!苗木クン達も最後まで希望を捨てなかったんだよ!!!』
秋宵「・・・大丈夫だ。まだ諦めた訳じゃない。」
そうだ、俺達はまだ諦めてはいない。
たとえ今がどんなに厳しい道でも、必ずゴールがあるはずなんだ。
春夏秋冬「で、俺っち達を集めたってことは・・・なにか情報でも掴んだのか?」
秋宵「・・・一つは『78期生のコロシアイ』、もう一つは『江ノ島盾子について』だ。」
咲澄「"江ノ島盾子"・・・」
江ノ島盾子・・・
俺はその名前を二人の人物から聞いたことがある。
『・・・狛枝様、江ノ島様、"希望"と"絶望"どちらかを選べなかった僕をお許し下さい。』
『あ!これって江ノ島様と同じパターンじゃん!!!
まぁ、この本は"後のお楽しみ"だね、ネタバレゲンキーン☆うぷぷぷぷぷぷ・・・・』
そう、絶望病に陥っていたリエルと、隠し部屋で俺を襲った誰かが『江ノ島様』と呼んでいたのだ。
・・・そういえば黒神は職業柄で会ったことあるとか言ってたな。
Al『えっとぉ、まずは江ノ島さんの事だけど、たぶん皆見たことはあるんじゃないかな?』
星野「"超高校級のギャル"江ノ島盾子先輩でしょ?78期生の。」
Al『実はその江ノ島先輩こそが78期生の黒幕で、苗木クン達を閉じこめて、中にいる15人でコロシアイをさせたんだ。』
篝火「それって・・・今のオレ達と同じ状況か!?」
Al『場所と日数は分からないけど・・・そうみたいだね・・・』
霞桜「じゃあその江ノ島先輩が俺達を閉じ込めた黒幕って可能性は・・・」
Al『それはないよ。江ノ島さんは苗木クン達の希望に負けて、自らのオシオキで死んじゃったらしいんだ・・・』
江ノ島盾子はもう死んでる・・・?
じゃあ黒幕は江ノ島盾子のコロイアイの模倣犯って事か?
秋宵「・・・ちなみに、江ノ島盾子を入れた16人のうち生き残れたのは6人だった・・・だから、不二咲先輩もコロイアイで・・・クソッ!!!」
秋宵は悔しそうに自分の歯を噛みしめていた。
そっか、確か秋宵不二咲先輩に会いたがってたんだよなぁ・・・。
・・・俺は、何て声をかければいいのだろうか?
『まだ生きてるかもしれない。』その言葉は俺達の状況を見れば嘘になる。
すごく、落ち込んでいるだろうな・・・
「・・・だったら俺が、不二咲先輩以上のプログラマーになってやる。」
「・・・秋宵?」
──なのに、今の秋宵は何かを決意した表情になっていた。
「ちゃんと学校に行って、今まで以上に勉強して、不二咲先輩以上のプログラマーになってやる!!!」
『秋宵クン・・・』
「だから、楽しみにしてて下さい。"不二咲先輩"!!!」
『・・・うん!ご主人サマもきっと楽しみにしてると思うよぉ!!!』
秋宵・・・不二咲先輩に憧れてわざわざ希望ヶ峰学園に行って、こんな事があるって言うのに、いろいろ考えてるんだな・・・。
秋宵はまだ"未来を信じている"。
『お姉ちゃん・・・』
流星雨も、いつかは奏鳴の死を乗り越えなければ・・・
流星雨・・・奏鳴・・・
「・・・奏鳴の伝言。」
そうだ、俺と星野は音楽室で奏鳴に頼まれたじゃないか。
『脱衣所のAIの一つ右のロッカーを頼むって。』
俺はそれを思いだし、秋宵に許可をもらって指示通りのロッカーをあけた。
そこには謎の茶封筒があった。
・・・もし、モノクマの動機か何かだったらどうしようと思いながら中身を取り出した。
茶封筒の中に入っていたのは・・・
「・・・楽譜?」
どこからどう見ても楽譜だった。しかも手書きで丁寧に書かれていた。
「この楽譜って、ピアノの楽譜かな?」
「でも音楽室に楽譜なんてあったかしら?」
・・・そうだ、あの動機を出された後の自由行動で・・・
『あのー、龍園寺さんって楽譜読めたりします?』
『いや、悪いけど楽器はリコーダーとトライアングル位しか出来ねえぞ・・・』
『と、トライアングルって・・・せめてカスタネットの方が・・・じゃなくて、もし読めるのでしたらこの曲の評価をしてほしかったのですが・・・』ピラッ
『どれどれ・・・ってこれ自分で作曲してるのか!?』
『はい!ピアノがない状況でも楽譜は作れますので!』
自分で曲を一から作るってすげぇな・・・
あの時奏鳴は自分で楽譜を作れると言っていた。
・・・しかもこれ、あの時書かれていなかった題名が書かれている。
───もしかして、裁判前に決まったのか?
この題名の意味は、恐らく・・・
「・・・俺、流星雨に届けてくる!!!」
俺は茶封筒を手に持って、急いで流星雨の部屋に向かった。
きっとあるはずだ・・・何かあるはずだ・・・
奏鳴が言いたかったことが、この楽譜に!!!
- Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.118 )
- 日時: 2014/10/13 21:43
- 名前: レイナ (ID: 63VIkG8S)
〜咲澄side〜
『流星雨クンも石丸クンみたいに落ち込んでほしくないなぁ・・・』
「石丸クン?」
『うん。前も似たような事があってね、学級裁判で〔兄弟〕って呼べるほど信頼していた人がオシオキされちゃったんだぁ・・・』
「そうなんっすか・・・」
・・・例え大切な人が人殺しをしたとしても、目の前で殺される様子を見ているのは辛いよね。
「・・・"絶望"からは何も生まれない。だから、"絶望"を見るな。"希望"だけを見ろ。」
「秋宵・・・」
「ま、ぶっちゃけ普通が一番だよな!!!」
「篝火っちよぉ・・・考えるのがめんどいからって・・・」
「アハハ、まぁでも確かに普通が一番だよね。」
・・・ホントウニソウオモウ?
「・・・え?」
「?玲奈どうしたの?」
「ううん、何でもない。
「まぁとにかく、まだ諦めてはいけませんわ。」
「そうね。・・・流星雨が早く元気になるといいわね・・・」
龍園寺クン・・・大丈夫かな?一人で何かを持って行ったけど・・・。
それも気になるけど・・・
(・・・さっきの声、気のせいだよね?)
・・・バカナヒト。
〈龍園寺side〉
〜流星雨自室〜
ピンポーン・・・
「・・・どうしたの?」
チャイムを鳴らすと、すぐに流星雨が出てきた。
まともに食事もとっていないのか、顔がほっそりとしていた。
俺は何かを言う前に、先にあの茶封筒を渡した。
「・・・何、コレ。」
「ロッカーから見つけた。恐らく流星雨宛のものだ。」
「・・・ボク宛てって、一体誰が・・・・・!?」
流星雨は恐る恐る受け取り、中身を確認した。
すると、驚きで目を見開いていた。
流星雨が中身を取り出し、よく見ると・・・手書きの"楽譜"だった。
ただ、流星雨が驚いたのはそこではなく・・・
「お、姉ちゃ、んの字だ・・・」
そうか、奏鳴は流星雨にみせたかったのだな・・・ん?
その楽譜って、もしかして・・・
『ところで・・・この曲は題名が決まってないのか?』
『そうなんですよね、でも題名には自分が伝えたいメッセージを書こうと考えてますね。』
『そうか・・・』
『・・・この曲が私の“希望”になってくれると、嬉しいです』ニコッ
奏鳴が見せてくれた笑顔はテレビでよく見る大人のような微笑みだった。
そうか、あの時の楽譜だったのか・・・。
・・・奏鳴、完成させてたんだな。
「お姉ちゃん・・・ありがとう・・・ありがとう!!」
流星雨はずっと涙を堪えていたのだろうか、声を枯らすほどにポロポロと泣いていた・・・。
俺は流星雨のそんな様子をみて、『一人で、頑張ってたんだな・・・』と心に思いながら、泣きやむまでずっと待っていた・・・。
───流星雨が泣き崩れてから数分後、流星雨は既に落ち着いていた。
・・・あ、そろそろ戻らないと皆が心配して来るかもな。
「・・・さて、俺は戻るとしますか。」
「あ・・・ボクも行くよ。」
「でも大丈夫なのか?その・・・気持ちの整理とか。」
「うん、大丈夫。皆に迷惑もかけちゃったし・・・それにね」
流星雨は一度言葉を止め、深呼吸をして再び言葉を発した。
「変わりたいんだ。弱い自分から抜け出してさ。」
「流星雨・・・」
「それにね、『もう1人じゃない』って分かったから。」
「・・・そうか。流星雨は強いな。」
俺は流星雨の頭にポンっと手を置き、頭をワシャワシャした。
手を離すと流星雨の頭はボサボサになってしまい、ちょっとしかめっ面になっていた。
「うぅ・・・子供扱いされた・・・」髪ボサボサ
「まぁいいじゃねぇか!元気になったんだからよ!」
「こ、こんなライオンみたいな頭で皆に会いに行くの!?」
「別にいいじゃねぇか!結構面白いぜw」
「もう・・・フフっ。」
流星雨はこんなやり取りに笑っていた。
うん、やっぱ笑顔は大切だよな。
「じゃ、皆にでも会いに行くか?」
「うん!!!」
俺達は皆がいるであろう脱衣場に向かうことにした。
「あ、最後に一つだけ聞いていいか?」
「ん?」
「その曲の題名、何って書いてあるんだ?」
「・・・何だと思う?」
「うーん・・・何だろう?」
「エヘヘッ、答えは・・・」
流星雨は2,3歩走り、俺の方を振り返って嬉しそうに笑顔で言った。
「『蓮』!!!」
- Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.119 )
- 日時: 2014/10/20 21:27
- 名前: レイナ (ID: GbOqdb.J)
〈脱衣場〉
俺と流星雨が脱衣場に着いた時、全員がいた。
「あの、その・・ごめ」
「謝らなくていいよ。」
「へ?」
流星雨が何かを言おうとした時、咲澄がそれを止めた。
「流星雨クン何も悪いことしてないよ?」
「で、でもボク迷惑・・・」
「迷惑上等!でも最初オレ達に相談してくれな!」
「篝火氏は『とにかく運動だー!』って言いそうでござるね☆」
「」ギクッ
「マジですの・・・」
「・・・ふふっ。やっぱ仲間を信じるって事が大事なんだね。」
「皆で信じ合って笑い合う!それこそ信頼の芽生えっすよ!」
「えへへっ」
よかった。流星雨が完全に元気を取り戻していた。
──だけど"アイツだけ"深刻そうな顔をしていた。
─数分後、皆が出て行き、俺と秋宵の二人きりになった。
「秋宵、話したいことがある。」
「・・・周りの奴らには聞かれたくないことか?」
「正直確信もないし、変な心配させたくない。」
「・・・そうか。」
俺は秋宵に変装師のこと、カムクライズルのことを話した。
「…啄木鳥はそこまで調べたのか。」
「だから啄木鳥の情報と秋宵が集めた情報とを…」
「…いいのか?龍園寺」
「え?」
「俺が"あっち側の人間"だったらどうする?」
・・・一瞬、秋宵に鋭い眼光で睨まれた気がした。
まるで、目の前にある獲物を睨みつけているような感じだ。
「Alで情報を集めてるってのが嘘で、お前達の情報を流している『裏切り者』か『黒幕の一員』の可能性があるのだぞ?」
「あ…」
「・・・俺を信頼してくれたのか?」
「え?まぁ今は秋宵に頼るしかないしな。」
「・・・ありがと。」
「ん?今なんか言ったか?」
「いや、何でもない…」
何故か秋宵は顔を赤くしていた。これは怒ってるいるのか?
「・・・一日。考える時間をくれ。」
「お、おう。・・・無理すんなよ。」
そう言って俺は脱衣所を出た。
〈脱衣所前〉
「でも今から暇だな…よし、ガチャでもしますか!」
俺は暇だったので出掛けた。
〈1F購買部〉
「さーて久し振りのガチャは何がでるんだ?」ガチャ
『葉隠r』
「そいそいそいそいそぉい!!!」ヒュン!パリンパリン!!
「ちょっと!?何してんのさ!?」
俺が"ゴミ"を踏んで壊してるのに気付いたのかモノクマがやってきた。
「見れば分かるだろ?今掃除中だ。」
「ゴミ増やしてるだけだよね!?」
「元々これはゴミだから増やしてないぞ?」(黒笑
「掃除するの大変だからそれ壊さないでね!」
「はいはい、とりあえずもう一回ガチャするか…」ガチャ
『葉』
「悪い。手が滑った。」ボトッバキッ!
「ちょっと!?言った後に壊さないでよ!?」
「チッ、次はまともなの出ろよ・・・」ガチャ
『頂の景色が見れるバレーボール』
「おれはどこにだってとぶ!どんな球だって打つ!」
『ボトルメール』
中に手紙が入った瓶。それは愛のメッセージか、後悔(リグレット)のメッセージか・・・
Lucky!ガチャ
『星の砂』
持っているだけで幸せになれる星の砂の小瓶。
「無難なのが出てきたな。っていつの間にモノクマどっか行った・・・まぁ後で壊しまくりますか。」(ニヤリ
壊すために回すのも暇なので、俺は購買部を出て暇を潰しに行った。
〈食堂〉
「あ、龍園寺クン!」
「流星雨か、どうした?」
「良かったら珈琲飲んでくれないかなぁ?腕落ちたか心配で…」
「おう、いいぜ。」
「あ、ちなみにブラックで飲んでね!」
「」
コーヒーが異常に苦かった(結局安定の砂糖5杯入れた。)
「あ、そうだ。さっきガチャでこれ出たんだがよかったらどうだ?」
〈『星の砂』
「綺麗・・・ありがとうねぇ」エヘヘ
どうやら喜んでくれたようだ。
「龍園寺クンは、奏鳴家の家訓覚えてるかなぁ?」
「確か・・・」)
・第二子以上を産まないこと←
・男を産まないこと
・忘れた
「『第二子以上を産まないこと』だっけ?」
「うん、双子でもボクが後に生まれたから、孤児院に捨てられて今の親に引き取られたの。」
「辛かったか?」
「そりゃあね、別れが辛かったよ。」
流星雨は、そんな生活を送ってたんだな・・・。
"引き取られた"、か・・・
「でも今の親には凄く感謝してる。だから、自営の喫茶店でコーヒー上手に煎れられるようになって、"超高校級の喫茶店オーナー"になれたんだぁ。」
「そうか。」
流星雨はこんなに努力していたのか・・・。
・・・俺も色々と頑張らないとな。
俺はそう決意してコーヒーを飲んだ後、自室に戻った。
〈龍園寺自室前〉
「龍園寺殿!遊ぼうでござるよー!」
「・・・ずっとドアの前で待ってたのか?」
「今は龍園寺殿と遊びたい気分でござるよ!早速龍園寺殿が鬼でヨイドーン!!」タタ・・・
「ちょ、遊ぶって言ってないのに始めるな!!」
霞桜を全力で追いかけた。(は、速すぎる…)
「こ、これよかったら、どうだ?」ゼーハー
<『ボトルメール』
「おぉ!こんな素敵なものありがたく貰うでござるよ!!!」
どうやら喜んでくれたようだ。(疲れた…)
「霞桜はどうして毎日元気なんだ?」
「フッフーン!特別に教えてあげるでござるよ!」
そう言って霞桜は何やら粒状の物が入った瓶を取りした。
「チャンチャカチャッチャッチャー!きゃりーぱm」
「完全にアウトだからやめろ。」
「・・・きゃr」
「やめろ」(真顔)
「・・・モ○ハンでいう怪力の種でござるよ。」
モン○ンって…NARU○Oの兵糧丸とかでいいだろ。忍者っぽいし。
「これは霞桜家現当主様から『次期当主として立派であれ』と言うことで貰ったものござるよ。」
「す、すげぇな・・・。」
「でも、逆を言えば"普通の女の子じゃいられない"って事でござるよ・・・。」
「そうか?霞桜は普通に可愛い女の子だろ?」
「か、かかかか可愛いっ!?」
「?まぁな。」
第一ここの男子は皆格好いいし(特に天風)、女子も結構レベル高いしな。
「あ、えぇとよ、用事思い出したので失礼します!!!」タタ・・・
「お、おう。」
何故か霞桜は顔を赤くしながら帰って行った。最後いつもの口調を忘れていたな・・・。
とりあえず自室に戻ることにした。
〜Night time〜
〈龍園寺自室〉
「よし、もう寝ますか・・・」
俺は夜時間になる前に寝た。