二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.61 )
日時: 2014/05/22 23:07
名前: レイナ (ID: jo2UR50i)


ピーンポーンパーンポーン...
『死体が発見されました!! 一定の自由時間の後学級裁判を行います!!』


龍園寺「夕嵐!!!」

深淵「クソっ、またしても止めることが出来なかったか・・・」

リエル「誰が・・・誰がこんな酷いことを!!!」



夕嵐の状態は誰から見ても悲惨なものだった。
手の指から肩へ、腹へ、そして足まで刃物で刺されていた。
まるで拷問のようだ・・・




???「ふん、どうやらまた誰かが殺されたようだな。」




その声の主は俺達のことをあざ笑うかのように入ってきた。


龍園寺「小鳥遊・・・」

小鳥遊「ほう、今回はこやつが殺されたのか。ほう・・・なかなか”面白い”死に方してるではないか。」

リエル「”面白い”・・・?これのどこが面白いって言うんですか!!!」

小鳥遊「妾は見たままの事を言っただけだ。実に滑稽で愉快な姿ではないか。笑わせおる。」

リエル「・・・貴女、最低ですね。」

小鳥遊「ふん、愚民に何を言われても気にせんわ。・・・おい、モノクマ。」

モノクマ「ハイハーイ!」


これ以上話しても無駄、という感じでモノクマを呼び、モノクマがいつものように何処からか出てきた。



小鳥遊「例の物はちゃんと持ってきてるのであろうな?」

モノクマ「もちろんですとも〜『ザ・モノクマファイル2』〜。それじゃ頑張ってね〜」ヒュン


またどっかに消えた・・・


深淵「とりあえず全員をここに集めた方がよかろう、ワシが今から呼んでくるぞい。」タッタッタ・・・

龍園寺「おう、頼んだ。」



俺とリエル、小鳥遊は皆が集まるまで静かに待った。




小鳥遊「フッ、どうやらまた始まるようだな。命がけの犯人当てゲームが・・・妾を楽しませておくれよ・・・」


小鳥遊は誰にも聞こえない声で呟いた・・・







深淵が皆を男子更衣室に呼ぶのはそんなに時間がかからなかった。


星野「夕嵐!!!」

奏鳴「酷い・・・」

春夏秋冬「ま、またあの裁判しないといけねぇのか?」

流星雨「い、いやだよぉ・・・」


一人一人が嘆きの言葉を発していた。・・・だけど秋宵は違った。


秋宵「・・・今は言葉を発している時間はない。速やかに捜査を始めるべきだ。」

篝火「夕嵐を殺した犯人をブッ潰してやるぜぇ!!!」ボキボキ



こうして、二回目の学級裁判に備えての捜査が始まった。





検死は前回同様秋宵と啄木鳥に任せることにした。



<男子更衣室>
夕嵐 汐の状態
・壁にハリツケにされた状態
・全身を刃物で刺されている



龍園寺(まずはモノクマファイルの確認だ・・・)



【モノクマファイル1】

『被害者は超高校級のシェフ、夕嵐 汐。
死体が発見されたのは、水練場の男子更衣室。
死亡時刻は昨日午前10時〜今日午前7時頃。
死因は刺殺で、全身が刃物によって刺されている。 』


龍園寺(ということは・・・昨日の動機出された後に殺されたって事か・・・)




春夏秋冬「あれ?この後ろの文字って何だ?」



夕嵐の後ろの壁をよく見てみると、何やら文字が書かれていた。



啄木鳥「血文字・・・ですかねぇ、でもダイイングメッセージには見えませんね・・・」

流星雨「な、何って書いてあるのぉ?」

霞桜「魑魅魍魎フィーバーでござる!!!」

春夏秋冬「どう見ても漢字には見えねぇだろうが!?というかそれ何って言うんだ!?」

霞桜「・・・テヘリン☆」


読めないなら最初から言うなよ・・・



咲澄「あ、『チミドロフィーバー』って書かれてるね。」

啄木鳥「へっ!?『チミドロフィーバー』ですかぁ!?」

星野「啄木鳥ちゃん知ってるの?」

啄木鳥「知ってるも何も『チミドロフィーバー』といったらあの有名な殺人鬼"ジェノサイダー翔"ですよ!?」

リエル「あの連続殺人鬼ですか!?」



ジェノサイダー翔・・・確か最近世間を騒がせている連続殺人鬼で、いつも犯行時に『チミドロフィーバー』という文字を書き残しているらしい。


・・・ってことは待てよ!?



龍園寺「じゃあこの中にあの"ジェノサイダー翔"がいるのかもしれないって事か!?」

篝火「ま、マジか!?」

天風「じゃあもしや・・・夕嵐さんは犯人がジェノサイダー翔だと世間にバラされたくないから殺されたって事っすか!?」

奏鳴「え、でも動機は誰か一人知っているんですよね!?」

秋宵「・・・その紙が夕嵐に回って口封じの為に殺した可能性がある。」

小鳥遊「ふん、ハズレくじを引くとは、つくづく運のない男だな。」

星野「ちょっと!そんな言い方酷いじゃない!!もしアンタがジェノサイダー翔の秘密を持ってたら殺されてたのよ!?」

小鳥遊「そんな空想の設定はいらん。そんなことを想像するなんて流石愚民といったところだな。」

星野「くっ・・・あのね!!!」

咲澄「ほ、星野ちゃん落ち着いて!」

天風「今は捜査に集中した方がいいっすよ!!!」



星野が小鳥遊につっかかろうとしたのを咲澄と天風が止めた。


星野「・・・そうね、結構熱くなりすぎたわ。今は犯人を見つけないといけないわね。」


そうだ、今は夕嵐をこんな目に遭わせた犯人、"ジェノサイダー翔"を見つけなければ・・・!!!