二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.72 )
日時: 2014/06/21 17:58
名前: レイナ (ID: 8pAHbekK)

『GAME OVER』

ソウメイさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。



【ピアノ狂想曲第79番 ハジメテノオト】


超高校級のピアニスト
奏鳴初音 処刑執行



みんなと別れた後、連れて行かれたのは・・・どうやらピアノ演奏会の会場のようだ。目の前には一台のピアノ。

私はそのピアノの前に座らされていた。

目の前には指揮者のような格好をしたモノクマがいた。
そして、右手に持っている指揮者棒を振り始めた。






すると、突然ピアノ線が飛び出し、私の体を縛り付けた。


「ガ・・・あ・・・」


ピアノ線は右足、左足、腹、右腕、左腕、さらには首までも縛り付けて、苦しい。
それでも、モノクマは指揮を続ける。



(せっかく会えたのに・・・ここで死んじゃうの・・・?嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!まだ葉沙に伝えたいことがあるの!!こんな所で死にたくない!!!)


私は無理矢理にでも糸を引きちぎろうとした。だが、逆に自分を締め付けることになってしまった。





(私、自分の大好きなピアノで殺されちゃうんだ・・・絶望的だよ・・・)



死を覚悟したとき、突然ある映像が流れてきた。


憧れていた幸せ・・・
目の前に見えたのは私の家。そこにはお母様がいて、お父様がいて、葉沙もいて・・・皆で笑いあって、幸せに暮らして・・・


でも、それはもう叶えられそうにもない。



「ご、ゴメン、ナサイ・・・」



私の目からはまた涙があふれ出した。夕嵐さんに、葉沙に、皆に謝りたかった。
だから首元を締め付けられながらも、必死に言い続けた。



「ゴメン、ナサイ・・・ゴメ、ナサ・・・ゴメ・・・」



突然、私の体が切れるような感覚がした。
私の意識が切れたとき、観客からは拍手の音が聞こえた・・・




アイテムGET!
『普通のヘアゴム』
幼い頃からずっと身につけていたもの。弟が消えたあの日と同じ種類のヘアゴム。




〈龍園寺side〉

流星雨「お、姉ちゃん・・・」

モノクマ 「エックッスットリィィィィィム!!絶望的だよね!!!実の双子の姉がオシオキされるって!!!」

流星雨「お姉ちゃぁぁぁぁあああん!!!」


裁判所には流星雨の悲惨な声が響くだけだった。だれも声を出そうともしなかった。
そんな雰囲気を"アイツ"は壊した。


小鳥遊「フン、呆気ないものだな。」

リエル「呆気ない・・・?どうしてそういうことを言うのですか!?」

小鳥遊「これはゲームなのだ。いちいち感情移入してどうする?」

篝火「ひ、ヒデェ・・・」

咲澄「・・・ねぇ、どうして奏鳴さんが男子更衣室から出たのを知ってるならどうして裁判前に言わなかったの?」

小鳥遊「フン、別に妾はオシオキされようがされまいがどうでもよかったのでな。」

春夏秋冬「マジでか!?」

小鳥遊「フン、愚民共はせいぜいずっとここで騒いでいるがよい・・・」


そう言って小鳥遊はここを出て行こうとした。





星野「アンタは・・・どうして人を見下せるの・・・?」

小鳥遊「何だ?」


小鳥遊は足を止めた。



星野「だって、夕嵐にもヒドい事したし、流星雨には冷たく言うし・・・アンタの"大切な人"が同じ目にあっても見下せるの!?」

小鳥遊「・・・ふん、そんなのはどうでもいい。妾はもう戻るぞ。」



小鳥遊は一人だけさっさと帰って行こうとした。
裁判所を出て行くとき、俺は、小鳥遊がポツリとつぶやいていた声が聞こえた。


小鳥遊「妾が認めたやつは、もういない・・・」


裁判所を出て行く小鳥遊は、何故か悲しそうだった・・・