二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.78 )
日時: 2014/09/09 16:45
名前: レイナ (ID: RGE11PHh)

〈モノクマ劇場〉

やー、作者が一番書きたかったチャプター2も終わってしまいました。といっても事件は結構修正したみたいなんだけどね!!!というか次の事件簿がまとめきって無いんだよ!ちゃんと作者しろよ!


それは置いといて、オマエラの希望って何?ボク?僕はね・・・オマエラで言う"絶望"が"希望"なんだよね!
"希望"って言葉使うなんて"絶望的"だけど・・・


でもオマエラが言う"希望"がボクの"絶望"でもあるんだよね。


・・・あれ、そしたらボクどちらにしても絶望的だよね!
まぁそれはどうでもいいや。

今回は"絶望"が"希望"のある人の物語です!!!


・・・モノクマ劇場いつもイミフでごめんね。作者文章力が無いからさ。




________________________




〈秋宵side〉



〜脱衣場〜

「・・・」
「おう、秋宵!今日もこんな時間にいるのか!!!」
「・・・篝火か。今日も朝練か?」
「まぁな!いつでもソフトボールが出来るように筋トレしないといけないからな!!!」


篝火は朝早くから自主練習をして大浴場に入りにくる。
まぁここにはカメラもモニターもないから、俺は篝火が来て『あ、もう7時か・・・』と自覚する位だ。


「・・・一つだけ言っておく。朝風呂で髪の毛洗うと毛根が傷ついてハゲるぞ。」
「な、何だ!?オマエ本当は"超高校級の美容師"か何かか!?」
「違う。第一美容師や看護士、公務員とかは国家試験があるから基本は超高校級になれないんじゃないか?まぁ俺の推測だから詳しいことは分からないけどな。」
「へぇ・・・オメェ希望ヶ峰学園に詳しいんだなー」
「・・・ま、まぁな///」


実は小学生の頃から希望ヶ峰学園に憧れてたから色々調べたことがあったんだ。
・・・まぁ希望ヶ峰学園に入学するには現役の高校生じゃないといけないから一応"形上は高校に在籍してる"けどな。


・・・あ、そろそろここを出ないといけないな。


「・・・と、とりあえずここを出る。」
「ん?どうした?トイレか?」
「いや、そう言う意味ではない・・・」
「・・・あ、そういう事か!」


パソコンが心配とはいえ、流石に女子が着替えているところにいるのも危険だからな。

今の場を使って行っておく。俺はどこかのメカク○団みたいにニジオタコミュ症ヒキニートではない!!!・・・いや、ヒキニートは合ってるか・・・



「別に水着着る訳じゃないから居てもいいじゃねえか?」
「いやよくない!!!」


篝火の基準が分からない!!!
そう心の中で思いながら、俺は脱衣場を出た。






《2階のシャッターが開いた後》


(脱衣所にはカメラが無かった・・・ということはモノクマの目が届かないところと考えいいのか・・・ん?)


俺は綾波が処刑され、その次の日、変化がないかずっと校舎を見回っていた。すると、二階へのシャッターが開いていることに気づき、二階へ登った。



〜図書室〜


二階には教室、プール、そして図書室があるようだ。
・・・クトゥ○フのルールブックあるといいな・・・


「・・・あ。パソコン・・・」


そこには、古びたパソコンと、ICチップのようなものがあった。
ざっくり見てみると、直したら使えそうだ。


「・・・この中に何か手がかりがあるといいな・・・」


俺は急いで啄木鳥とすれ違いになりながらも脱衣所に向かった。






《現在》


(もう篝火は入ったか・・・?)


俺は篝火に一度声をかけ、居ないことを確認してから中に入った。




「ハァ・・・いつも疲れる・・・」


本来なら今頃はずっと自室にこもってゲームしたり寝ゲームしたりするが・・・
やっと"アレ"が修復できたんだ。


俺は篝火が大浴場に入ったのを確認し、もう一度中に入った。
そして、俺はロッカーにあるPCの電源を付けて、ワードを開いた。
すると・・・




『こんにちはぁ。』





その声は、PCの中から聞こえた。
俺はその人を知っている。希望ヶ峰学園に入学して、一番会いたかった人だ。



「・・・初めまして。"不二咲先輩"。」




これでモノクマに対抗するための準備が整った。
今度は俺達の番だ・・・!!!


Chaputer3 "希望"ハ"絶望"、"絶望"ガ"希望" ( No.79 )
日時: 2014/07/04 20:35
名前: レイナ (ID: hujSVxra)

『アホアホアホアホアホアホアホアホアホー!!!』
『また来世でお会いしましょう。』
『私がさくらちゃんを殺したんだよっ!!!』


〈咲澄side〉

『オマエラ、おはようございます!さぁて、今日も張り切ってい きましょう!』


「・・・」ボケー


私はモノクマアナウンスで目が覚めた。超眠い・・・


「そうだ、朝食・・・」


そう考えながら私は顔洗って、いつもの制服に着替えた。
その間、私はこの前の頭に流れてきた映像、そして、昨晩の夢を思い出す。


「今の夢・・・どうして"テレビに映ってた"んだろう・・・?」

今の私には、何も分からない。



〈龍園寺side〉

〜同時刻〜


『オマエラ、おはようございます!さぁて、今日も張り切ってい きましょう!』


「もう7時か・・・」


俺はいつの間に寝ていたみたいだ・・・
やっぱ疲れてるんだな、俺。


「"超高校級の変装師"、か・・・」


俺は昨日の裁判後の出来事を思い出す。



『"超高校級の変装師"、名前はまだ分かりませんが気をつけてください・・・』
『星野には気をつけた方がいいかも。』


啄木鳥・・・いや、"変装師"がわざわざ俺に伝えにきた。
でも"変装師"の情報を言って何になる?もしアイツが"黒幕の一人"だとしても得するのは俺達だ。
そして"星野が怪しい"という言葉・・・俺達を混乱させるためか?




「いくら星野が怪しいって言われても、そう簡単に疑える訳ないさ。とにかくガチャでも行くか!」


俺は制服に着替えて部屋を出た。





〈購買部〉

「\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!」ガチャ


【花火タイムメモリー】
カゲロウ○イズに巻き込まれそうなほど熱中する曲。
聞くと花火がしたくなる。


「前回ほど変なものではないな。じゃあ食堂に行くか!」


俺は食堂に向かった。



〈食堂〉

天風「あ、おはようっす・・・」

龍園寺「お、おはよう。」


やっぱ元気ないな・・・でもそれは仕方がない。昨日夕嵐が殺されて、奏鳴がオシオキされたんだ・・・



春夏秋冬「おーい、流星雨っち〜」

流星雨「・・・」

篝火「元気ねぇなぁ。」


流星雨に至ってはこの有様だ。
昨日の裁判後、奏鳴と流星雨は双子ということが分かり、そして殺された。"友達"としてのショックと、"家族"としてのショックだろう。






「お待たせー!朝食できたわよー!」


そう言って厨房から出てきたのは、星野、咲澄、霞桜の三人(通称『花咲くトリオ』)だった。うん、今ユニット名決めた。

※理由?三人の名前に花に関係するものがあるから





龍園寺「朝食って・・・どうしたんだ?」

咲澄「夕嵐君がいつも食事作ってくれたでしょ?」

霞桜「だから拙者達がろ、ロー・・・」

春夏秋冬「"ローテーション"か?」

霞桜「そう!"ロー○の休日"でござるよ!」

リエル「全く違いますよ!?」

流星雨「・・・」


流星雨は三人から朝食を受け取ると、軽く会釈をして食堂を出て行った。


モノクマ「ウププ、絶望的な表情だねぇ!」

深淵「とりあえず食事でもとるかのう。」

篝火「オレのは沢山入れてくれよなっ!」

モノクマ「ちょっと!無視しないでよぉ〜」


しくこくモノクマが話しかけてくるのでめんどくさいと思いながらも話を聞いた。


モノクマ「えぇと、無事に裁判を乗り越えたオマエラに、ご褒美として」

咲澄「"三階"だよね?」

モノクマ「わざわざ言いに来たのに・・・」


そう言ってモノクマはショボショボと歩いていった。




篝火「よっしゃー!腹が減っては戦もできないからな!じゃあ食べようぜ!」



そして、ここにいる皆が朝食を食べ、ようとしたのだが・・・


花咲くトリオ以外((く、黒い物体!?))


テーブルには光り輝くような"ご飯"、
いい香りが十分に出ている豆腐とワカメが入った"味噌汁"、
普通だけどご丁寧に大根おろしを乗せている"サバの塩焼き"、


そして・・・多分卵焼きだろう。『俺の"暗黒料理"(ダークマター)に常識は通用しねぇ』って言っているような料理だ。
というか、銀○のぱっつあんの姉さんが作ったような料理、初めて見たぞ・・・


咲澄「さ、サバ結構上手に焼けたんだよ!」

霞桜「拙者性格によらず料理は得意でござるよ!今回はお米と味噌汁以外にも、食べたいものがあったら拙者にお任せでござるよ!」

星野「あ、味が濃かったから・・・」


これっていわゆる・・・『アレンジしようとしたらどうにもならなくなったze☆』ってパターンか・・・
って星野、ちょっと泣いてないか?


春夏秋冬(作ってくれた人には申し訳ないが、ちょっと心の準備が・・・)

リエル(食べれる・・・のでしょうか?)



流石皆大人だ。本人を前にして口を出していない。
けど体は正直なようだ。食べるのを戸惑っている。



・・・よし。




龍園寺「あー!サバもご飯も味噌汁もいいけど卵焼きが食べたいなー!(棒)」

星野「えっ?」

天風「お、俺もお腹好いてるんすよー!(棒)」

龍園寺「おぉ!天風も沢山食べたいのか!?でも俺の分はあげないからな!(棒)」

天風「じゃあ俺は皆から貰うっすよー!(棒)」

龍園寺「あ、ずりーぞ!じゃあ俺ももーらいっと!!(棒)」


そう言って俺達は皆から星野の手作り、もとい『暗黒物質』を奪った。


龍園寺(おい、大丈夫なのか?俺に全部くれたっていいんだぜ?)

天風(それはこっちのセリフっすよ。後悔しても知らないっすよ?)

二人((・・・・・・!!!)) 



俺達は一緒のタイミングでソレを食べた。
・・・・・・・・・・・。
















『しばらくお待ちください。』





雛月「お、お二人とも大丈夫ですの?というか白目むいてません!?」

咲澄「け、痙攣も起こしてるよぉ!?」

春夏秋冬「こ、この作品のイケメン枠(?)がそんな顔したらだめだろ!?」


それでも、食べる。食べる。俺は食べるのをやめなかった。
・・・あ、一瞬きれいな川で天風が手を振ってるのが見えた・・・



その後、幻聴やめまいがしながらも平らげた。そしたら「食べてくれて、ありがとうね。」と言われたような気がした。

Chaputer3 "希望"ハ"絶望"、"絶望"ガ"希望" ( No.80 )
日時: 2014/09/09 17:00
名前: レイナ (ID: RGE11PHh)

星野「チーム分けどうする?」

篝火「三チーム位でいいんじゃないか?」

天風「いいんじゃないっすか?一階は保健室っぽい部屋と倉庫の奥のフロアが開いているか確かめる必要があるっすよ。」

龍園寺「じゃあいつものくじにするか。」


こうして決まった組み合わせは・・・


1階 天風・星野・篝火

3階(プール側)龍園寺・リエル・雛月・深淵

3階(カラオケ側)咲澄・霞桜・春夏秋冬




龍園寺「よし、俺達はもう行くか!!」

3人「おぉ(えぇ)!!」


俺達は三階を探索しに行った。




〈龍園寺side〉


「・・・所で龍園寺さん。」
「ん?」


階段を上っている途中で雛月に話しかけられた。


「この前アナタが突進してきたせいで、ぶつかって倒れてしまったのですが、その時の落とし前はどうしてくださいますの?」ニコニコ
「・・・わ、悪い。本当に悪い。」


あの時は啄木鳥(の偽者?)を追いかけてたから急いでたんだ。と言い訳したいが、逆に混乱を招く抱けた。誰にも言わないでおこう・・・


「では、どうしてくだだいますの?」ニコニコ
「えぇ・・・」


俺は目でリエルと深淵に助けを求めたが、二人の目には同情の眼差ししかなかった・・・


「え、えぇと・・・そうだ!一つだけ言うことを聞くってのはどうだ?あ、俺のプライドが壊れないかつ、嫌がらせじゃないものな。」
「うーん、まぁいいですわ。本当は少しいじめ・・・いえ、楽しみにしておきますわ♪」ウフフ


あ、俺ヤバいこと言ったな・・・まぁ大事な物は守れそうだからいいか・・・




三階に来て一番最初に見つけた部屋は娯楽室だった。


「ここカジノか何かか・・・?」
「みたいですわね。」
「スロット、チェス、ビリヤードにダーツがあるのう。」
「フッフッフ・・・」
「り、リエル・・・?」


何故かリエルが不気味に笑ってる・・・


「流石希望ヶ峰学園です!そこに痺れる憧れるぅです!!!」
「よ、よかったですわね・・・」
(も、元ネタがわからねぇ・・・)
「しかもご丁寧にダーツもあるなんてすごいです!!!」


予想通りにリエルが一人で盛り上がっていた。



その後、空気清浄機や美術室を探索し、後は美術室の奥の部屋だけとなった。
中にはいるとそこはハンマーがいろんなサイズある物理室?のようだった。



「いかにも凶器に使えそうなものじゃのう・・・」
「そうだよな・・・ん?」



俺は足元に一枚の紙が裏返しにされているのを見つけた。



「こんな所に、紙・・・?」ピラッ


俺はふとその紙を見てしまった。
そこに書かれてあったのは、ただの希望ヶ峰学園の一階の地図だった。そう、ただの・・・


「・・・え?」


俺は気付いてしまった。この紙は確かに希望ヶ峰学園一階の全体が書かれている紙だ。しかし、"カラオケや室内グラウンドといった施設は全く書かれていなかった"。

一瞬そこの所を書き忘れたのか?と思ったが、"そこに通じる入口さえ書かれていなかった"。



(今話してもあれだよな・・・後の報告会で話すか・・・)



俺達はさんざん調べた後、食堂に戻った。




〈咲澄side〉

「龍園寺クンと同じチームがよかったなぁ・・・」ハァ・・・・

(もしやこれは恋する乙女ってやつでござるか?)ゴニョゴニュ
(やっぱ霞桜っちもそう思うか・・・)ゴニョゴニュ


とりあえず私達は室内グラウンドや衣装部屋があった階を調べることにした。
(バラ庭園で小鳥遊さんが啄木鳥さんとお茶を飲んでいるのを見かけたが、邪魔したら悪いので話しかけなかった。)


「あれ?今回は一部屋だけだね?」
「きっと希望ヶ峰学園のネタ切れでござるよ!」
「ネタ切れって何だよ!?それだったら四階に続く階段があるわけねぇだろ!?」
「もう、春夏秋冬殿はツッコミばかりでござるねぇ、それだから委員会キャラなのに性格が普通すぎて影が薄いのでござるよ!」
「そ、それ結構、き、気にしてるんだよぉ・・・(涙)」グズッ



うん、豆腐メンタルで誰よりも泣き虫ってことはよく分かったよ。



そして、お話ししながらついた場所は・・・


「どこ○もドアでござるか?」
「言いたいことは分かるけど、ちょっと自重したほうが、いいと思うよ・・・」



ついた場所は・・・何だろう、キャンプ場っぽいんだけど、何か天井がプラネタリウムになってて、あと消火器やバケツが異様にある部屋だった。


「ここって何が出来るのかなぁ?」
「えぇと、『この部屋は室内なのに夏の風物詩、火を扱った遊びが出来ます。ここまで言えば、分かるわね?』って置かれてある紙に書いてあったぜ。後・・・あ、これは、写真か?」


私と霞桜さんは春夏秋冬クンがめくった写真をのぞき込むように見た。



そこには、教室で夕嵐クンが黒神さんと奏鳴さんに料理を教えている姿が写っていた。


「ど、どうゆうこと!?三人とも楽しそうにしてるよ!?」
「き、きっとそっくりさんか拙者のような分身使いでござるよ!!!」
「そ、そんなわけねぇだろ!でも何でだ!?」
「とりあえず皆に報告しに行こう!」

「了解だ(でござる)!」

私達はこの部屋を出て、急いで食堂に向かった。

Chaputer3 "希望"ハ"絶望"、"絶望"ガ"希望" ( No.81 )
日時: 2014/09/09 17:00
名前: レイナ (ID: RGE11PHh)

〈食堂〉

春夏秋冬「ようし!今から『第三回 探索報告会』?の開催を宣言する!まずは1階探索組から頼む!」



天風「えぇと、確か保健室があったっすよ!」

星野「輸血パックとか色々あったけど、まぁ使う人いないでしょうね。」

霞桜「ドラキュラだったら毎日使うでござるよ!そうでござるよね、星野氏?」

星野「『(声の高い男性)ワタクシはドラキュラざますよオッホッホッホ!』ってあるかぁ!!!」

リエル「おぉ!これがジャパニーズノリツッコミなのですね!」

龍園寺「リエル『ジャパニーズ』って単語つければいいものじゃないぞ・・・」


なんか、霞桜が喋るとほとんどがギャグになるよな・・・


篝火「んーでも宿校舎の方はまだ開いてないな。」

春夏秋冬「そうか・・・じゃあ次!龍園寺っちチーム頼む!!!」

雛月「次は私達ですわね。」




俺達は娯楽室、空気清浄機、美術室などがあったことを報告した。


龍園寺「あ、それともう一つ。そこで俺はこれを見つけたんだ。」


俺は先ほど見つけた希望ヶ峰学園の地図らきしものを皆に見せた。


篝火「普通の地図だよな?どこがおかしいんだ?」

咲澄「あ!私達が探索したところの地図が書かれてないよ!!!」

春夏秋冬「じゃあ何だ!?ここは希望ヶ峰学園じゃないって事か!?」

天風「でも宿校舎とかは一緒っすよ?」

雛月「謎、ですわね・・・」

春夏秋冬「今悩んでもしょうがないっさ!じゃあ最後は俺達な!」





咲澄チームはキャンプ場?プラネタリウム?みたいな場所があったと報告してくれた。
そして、咲澄達も何かを見つけたようで、俺達に一枚の写真を見せてくれた。


リエル「ど、どうして死んでしまった方達が写ってるのですか!?」

深淵「3人が接点があったとは全く思えんのう・・・」


しかもこれ、どこで撮られたんだ?窓が鉄板で覆われていないって事は、どこか別の学校なのか?








???「・・・報告会は終わったのか?」


俺達に話しかけてきたのは、秋宵だった。


春夏秋冬「あ、えぇと、詰まったからこれで『第三回 探索報告会』の閉会を宣言する!!んで、秋宵っちどうしたんだ?」

秋宵「いや、『ここにいる皆で大浴場に入りに行かないか?』って思ってな。」


・・・あ、そういうことか。一瞬秋宵が変態発言したのかと思ったぜ。まぁ秋宵に限ってそれはないよな。


咲澄「え、えぇ!?共有の風呂で!?」

深淵「さ、最近の若者は大胆じゃのう・・・」


一部の人が勘違いしてるみたいだが、気にしないことにした。あと深淵、お前何歳だよ。









〈脱衣所〉

モノクマが来ないように(と、パソコン壊さないように)リエルと霞桜が入り口で待機することになった。



「・・・それじゃ、今から準備する。」



そう言って秋宵は馴れた手つきでロッカーの中にあるパソコンを使い、あるフォルダーをクリックした。すると・・・



『こんにちわぁ。不二咲 千尋です。皆は初めましてだね!』


パソコンの中から小柄な女の子が話しかけてきた。


「か、可愛い〜!!!」
「ウム・・・女性にしても小柄すぎるのう・・・」
「あの、この方"男の娘"みたいっすよ?」
「「え?」」
「・・・よく分かったな。まぁ分かるのは当たり前か・・・。」
「「・・・」」


さっきの事は忘れよう、うん。


「・・・これは不二咲先輩が開発した人工知能、通称"アルターエゴ"だ。」


不二咲先輩って・・・確か秋宵が会いたがっていた人だよな?


アルター『実際はボク、そのアルターエゴのコピーなんだ!』

咲澄「コピーってどういう事?」

アルター『実は、アルターエゴの本体は別の所にあって、ボクはそのバックアップなんだぁ。』

雛月「その本体とは連絡はとれないのでしょうか?」

アルター『ご、ごめんなさい・・・ここはインターネットに繋がってなくて交信が出来ないんだ・・・』

篝火「じゃあ助けを呼ぶってのは無理か・・・」

アルター『あ、でもね!厳重にロックされているファイルがあるから今解除してるんだぁ!だから閲覧できるようになったらみんなを呼ぶねぇ!』

秋宵「・・・と、言うことだ。何か進展があったら俺が呼びにいく。
・・・時間をとってしまって悪かったな。」

龍園寺「いつも悪いな・・・」



俺達は秋宵にいつも申し訳ないと思いつつ、脱衣所を出て行った・・・咲澄を除いて。






「・・・秋宵クン、少しこの子と二人でお話ししていいかな・・・?」

咲澄は皆が出て行った後、秋宵にお願いをした。


「・・・俺が聞いてはいけない話なのか?」
「違うけど、ちょっと自分で整理したいというか、その・・・」
「・・・分かった。じゃあ表で待っておく。」
「・・・ありがとう。」


秋宵は脱衣所から離れてくれ、咲澄とアルターエゴの二人きりになった。










〈龍園寺side〉

俺は脱衣所をでた後、とりあえず食堂に行くことにした。
数人は部屋に戻ったりどこかへ行ったりしているので、ここには俺と春夏秋冬、霞桜、深淵、雛月がいた。


「今思ったけどさ、秋宵っちにパソコン預けていいのか?」
「何か問題でもあるのじゃ?」
「問題っつーか、あいつがパソコン悪用するなんて事ねぇか?」
「ですが、彼以外にパソコンを扱える人はいますの?」
「「・・・」」
「私達が持っていても"宝の持ち腐れ"ですわ。だから彼に任せましょう。」


雛月正論言うな・・・といっても暇だ。
・・・あ、確かポケットに・・・


【花火タイムメモリー】使いますか?
はい←
いいえ



「そ、そそそそのCDは入学前結構人気だった【花火タイムメモリー】じゃねぇか?」
「拙者的には【アナと雪のじょう・・・】」
「言わせねぇよ!?」


文字数少ないから無駄なこと喋るな・・・


「なんかこの曲聴いてると、花火したくなるんだよなぁ・・・」
「そうか・・・ようし!今日の夜皆で花火しようぜ!」
「応!ワシはセットの準備するぞい!」
「では、私は人数分の浴衣を準備しますわ。」
「楽しみでござる!」


その後、皆で花火の計画を立てた。

Chaputer3 "希望"ハ"絶望"、"絶望"ガ"希望" ( No.82 )
日時: 2014/07/11 22:59
名前: レイナ (ID: ovjUY/sA)

〈咲澄side〉

「えっと、『こんにちわ』」
『こんにちわぁ!秋宵クンから聞いてるよぉ!咲澄さんだよね?』
『うん、ちょっとアナタに聞きたいことがあるの。アナタは78期生の不二咲先輩に作られたの?』
『うん!ボクはご主人サマに作られたアルターエゴなんだぁ!』
『その不二咲先輩は今どこに?』


私がそう打つと、予想していた反応が返ってきた。


『ご主人サマは、78期生のコロシアイで殺されちゃったんだ・・・』
「そっか・・・」



この時、私の推測は確信に変わっていた。
私は他にも聞きたいことを聞く。



『そのコロシアイについて詳しく教えて。』
『えっとぉ、ご主人サマ達78期生はクラスメイトの15人でキミ達と同じようなコロシアイをしたんだ。』
『それで、どうなったの?』
『苗木クン達がね!黒幕である"江ノ島盾子"を倒して外にでて、未来機関に保護されたんだぁ!』


江ノ島盾子って、確か"超高校級のギャル"だったよね?それに、苗木って、夢に出てきた・・・いや、実際に私はその光景を見ていたのだろう。・・・いつ、どこで?


『その未来機関ってなに?それに、そのコロシアイってどこでいつ行われたの?』
『ご、ごめんなさぁい、そこの部分だけ削除された跡があって分からないんだぁ・・・あ、消したのは秋宵クンじゃないよ!元からデータが消えてたみたいなんだぁ。』


それだけ聞いて安心した。恐らく黒幕か・・・"内通者"が消したのだろう。


『ありがとう、じゃあこれからもよろしくね。』
『うん!ボクに任せてね!!』


そういって私はロッカーを閉めて、脱衣場をでた。




〈脱衣場前〉

「・・・咲澄。」


部屋に戻ろうとしたとき、秋宵クンに話しかけられた。
とても真剣な目つきだった。


「・・・あまり首を突っ込まない方がいい。"狙われるぞ"。」
「狙われる・・・?」
「・・・俺達はいつかコロシアイをしなくなるかもしれない。その時は内通者が何か動き出すはずだ。・・・だから、危ない橋を渡るな・・・。」


やっぱ秋宵クンも同じ考えか、確かに内通者に私がターゲットにされるかもしれない。でも・・・


「それでも私は知りたい。この学園の秘密と、“自分自身”について。」
「・・・そうか、だったら俺は止めない。」


そう言って秋宵クンは脱衣場に戻って・・・
いや、戻らずに私に顔を近づけ、小声で言った。


「・・・知らない方がいいこともあるぞ。」
「・・・え?」


私が振り返ると、今度こそ秋宵クンは脱衣場に戻った。
・・・知らない方がいい?



今の私には、その言葉の意味が全く分からなかった・・・







その間・・・龍園寺、自由行動。



〈龍園寺自室〉

「そういえばリエルって花火見たことあるのか・・・?ちょっと聞いてみるか!」


俺はリエルに会いに行くことにした。



〈娯楽室〉

「おーい!リエルー!」
「あ、龍園寺さん!」シュッ


リエルは俺の方に顔を向けて後ろ向きでダーツの矢を放った・・・しかも真ん中に当たってるし。



「どうしたんですか?」シュシュシュッ
「あー、そのー、良かったら休憩して少しお話しないか?」チラッ


20点トリプル×3



「Oh・・・」


流石"超高校級のダーツプレイヤー"だ。百発百中に当ててやがる・・・
とりあえずリエルと日本の素晴らしさについて話し合った。(といってもリエルの一方的だったが)


(あ、日本ものがアレしかねぇ。)
「・・・これ、よかったらどうだ?」
〈『動くこけし』
「おぉ!ジャパニーズこけしですね!素晴らしいです!これどうやって使うのでしょうか?」


どうやら喜んでくれたようだ・・・少し罪悪感が・・・。



「・・・」ジー
「どうしました?」
「いや、リエルって目の色が一緒じゃないんだなと思ってさ。」


一瞬色付きコンタクトか?と思ったらそうでもないようだ。


「・・・僕とある大会で相手の手が滑ってしまい、一度ダーツの矢が目に刺さってしまって目が使えなくなったのですよ・・・」
「それ大丈夫なのか!?」
「えぇ、その後ドナーの方から目を移植させて貰いました。・・・その方には感謝しています。」
「そ、そうか・・・」
「ちなみに前の動機がその『目について』だったんですよ・・・」


そう言いながらリエルは苦笑いしていた。
リエル・・・そんなことがあったなんて・・・


「本当は厨二っぽく赤目にしたかったんですけどね・・・こう、『万華v鏡写○眼』か『○を欺く』とか使いたいんです!」
「そこでもアニメかよ!?」


流石日本ラブ男、どこまでも抜かりねぇな・・・
その後、リエルに花火について聞いてみた(また一方的に話された・・・)



俺は一度自室に戻ることにした。




〈龍園寺自室〉

「そういえば今春夏秋冬って花火でも設置してるのか・・・?手伝おうかな。」




〈花火会場〉

「おっ、龍園寺っち!!!」
「春夏秋冬か、どうした?」
「ちょっと花火の準備に手伝ってくれないか?深淵っちにさっきまで手伝ってもらったんだ。」
「だが断る。」(`・ω・´)キリッ
「・・・」(´;ω;`)シクシク
「じょ、冗談だから!手伝うから!それぐらいで泣くなよ!?」


春夏秋冬の豆腐メンタルを励ましながら?花火の手伝いをした。


「あ、そうだ。さっきガチャでこれ出たんだがよかったらどうだ?」
〈『愛蔵リアクション芸集』
「おぉ!これ結構面白いんだよな!ありがとう龍園寺っち!」

どうやら喜んでくれたようだ。



「春夏秋冬ってすげぇよな、皆楽しめるイベントとか思いつくしさ。」
「・・・ま、まぁな。俺っち"超高校級の文化委員"だしな。」


あれ、ちょっと落ち込んでないか?


「・・・俺っちは"文化祭"の時しか目立たねーんだよな。だから文化祭の時は皆頼ってくれるんだけどよぉ・・・終わったら俺っち用済みなんだよ。だから"友達"って言える存在がいなかったんだ。」
「・・・大変なんだな。」
「でも後悔はしていないんだよなぁ。」
「どうしてだ?」
「委員ってさ、皆の為に何かを出来る奴じゃねぇとなれないと思うんだ。風紀委員も保健委員だってそうだろ?飼育委員は・・・まぁ、人間も動物だしな、うん。だから俺っちは皆を楽しませるために続けるんだ!」
「すげぇな、春夏秋冬って。流石名字が珍しいだけはあるんだな。」
「それは関係ねぇだろ!?」


その後、今までの文化祭の実績とか聞いてみた。
・・・俺は春夏秋冬のこと友達以上の"仲間"って思ってるぜ。まぁ直接口に言うのは恥ずかしいけどな。

Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.83 )
日時: 2014/07/13 01:17
名前: レイナ (ID: wUAwUAbM)

〜Night time〜

〈龍園寺side〉

「そろそろ時間か。んじゃ、会場に行くとしますか。」


俺は自室を出て、花火大会の会場に向かった。



〈バラ庭園〉

「あ、小鳥遊と啄木鳥ー!」


会場に行く途中、バラ庭園で小鳥遊と啄木鳥を見つけた。


「何だ?」
「今から皆で花火するんだが・・・来ないのか?」


俺がそう聞くと、思った通りの返答をしてきた。


「フン、妾がそんな低俗な遊びなんぞするものか。」
「わ、私はお姉様と一緒にいたいので・・・」
「そっか、残念だ。」


皆で遊んだ方が楽しいのにな・・・
俺はがっかりしながらバラ庭園を出た。



〈花火会場〉

「あれ?お前らだけか?」


そこにいたのは、春夏秋冬と秋宵だけだった。
まぁ流星雨が来ないのは予想できていた。



「そうなんだよなぁ、というか秋宵っちは本当に"超高校級のニート"なのか?」
「・・・別にいいだろ、花火なんて実際に見たことないし、ここもある意味室内だからな。」
「秋宵花火見たことねぇのか・・・」
「・・・まぁ、花火という言葉を知った時点で既にニートになってたけどな。」
「どれほどの期間外にでないんだよ!?」


全国のニートになる予定の皆さん、くれぐれも、大人になってからニートになってください。というかニートにならないでください・・・


「ヤッホー!」
「遅れて申し訳ないっすー」


俺達が待っていると、星野や天風達が浴衣を着ていた。


「雛月さんが着付け教えてくれました。流石日本の着物です!」
「うふふ、茶華道部たるもの着付けを教えられないなんてもうあり得ませんわ。」


すげぇ、浴衣って結構着るのは難しいと思うが・・・それにしても、流石日本男児だ。とても凛々しく見える。外人のリエルさえとても似合っていた。
女子の方は・・・レベルが高いだけはある。とても似合ってて可愛いな。



俺が一番気になってるのは・・・勿論咲澄だ。シンプルな浴衣はとても似合って可愛いのだが、今は長い髪をまとめてポニテにしている。
・・・超ドストライクだ!!!


「ようし!皆揃ったことだし、花火しようぜ!」


春夏秋冬の合図で花火が始まった。



〈No side〉


霞桜「わぁ!綺麗でござるね!!!」


皆は手持ち花火をしていた。


リエル「これが花火ですか・・・」

春夏秋冬「リエルっちは花火初めてなのか?」

リエル「えぇ!日本に何回か行ったとはいえ、夏の風物詩を楽しむ時間がありませんでしたので・・・」



雛月「・・・和の心は常に美しくあれ。

静かな大地に一輪の花を植えよ。

輝く空に一輪の炎を打ち上げよ。

人の心に希望を咲かせよ。」



雛月が突然詩を詠んだ。


星野「ひ、雛月ちゃん?」

雛月「・・・ちょっと、友達の詩を思い出したのですわ。」

咲澄「わぁ!綺麗な詩だね!」

天風「その子はどんな人っすか?」

雛月「・・・あ、あの子は仕事を放棄してポエム作ったり、私の所に遊びに行くほどで、見た目によらず脳天気だったの。」


雛月は昔のことを懐かしんで、ちょっと笑っていた。



霞桜「あれ?雛月氏一瞬口調が・・・」

篝火「おーい!打ち上げ花火も準備できたぞー!」

深淵「飛びっきりでかいのをあげるぞい!!!」

春夏秋冬「ようし!ちょっと離れて見ようぜ!!!」

全員「「おー!!」」


皆は打ち上げ花火を上げて楽しんでいた。



〈啄木鳥 side〉

「・・・」
「お姉様は参加しないのですか?」


会場の入り口付近で、お姉様は皆が花火をしている様子を見ていた。


「さっきお節介な奴が妾を誘ったけどな、断った。愚民共と遊ぶものか。」
「お姉様は素直じゃありませんね」クスッ
「うるさい。・・・逆にそなたは行かぬのか?」
「お姉様が行かないのであれば、私は行きません。」
「そ、そうか・・・」


その後、ずっと沈黙が続いた・・・。だが、それを破ったのは意外にもお姉様だった。


「・・・妾は、火が嫌いだ。」
「どうしてですか?」
「火は何でも燃やすであろう?だから、"妾の大切なもの"が燃えて無くなってしまう、そんな気がするんだ・・・」


私はお姉様の表情が辛そうなのに気付いた。


「・・・でも、火は燃やすだけではありません。"照らす"ことも出来ます。」
「・・・妾はそう考えられないな。そういえば"アイツ"も、火のせいで大切なものを失ってのであったな・・・」
「"アイツ"?」
「いや、何でもない・・・妾はもう行くぞ。」タッ・・・
「あ、お姉様ー!・・・お姉様は誰を"視ている"のでしょうか?」



私はお姉様の寂しそうな背中をずっとみていた・・



〈龍園寺side〉

「・・・」


俺は遠くから皆が花火で楽しんでいるのを見ていた。


「龍園寺君。」


後ろから咲澄に声をかけられた。


「と、隣・・・いい、かな?」
「あ、あぁ!いいぜ!」
「あ、ありがとう。」


そう言って咲澄は俺の隣に座った。



「花火、綺麗だね。」
「あぁ、そうだな・・・」
「どうしたの?考え事?」


咲澄は俺の顔を覗いて言った。


「・・・黒神達も、ここにいれたらなと思ってな。」



俺達は黒神や綾波、夕嵐、そして奏鳴のおかげでここにいる。皆でいれたら、楽しかったんだろうな・・・


「きっと見てるよ。」
「え?」
「きっと、どこかで見てるんだよ。同じ地平か、空の上で。」
「・・・そうだよな、確かに俺達はずっといたんだ。」
「うん、私達は忘れたらダメだよ。」
「そうだな。俺達は皆のことをずっと忘れない、忘れるものか!!!」
「うん!いつもの龍園寺クンに戻ったね!」
「咲澄・・・俺を心配してくれたのか、ありがとうな。」


咲澄は俺の顔を見て、笑った。


「私ね、ここで皆に会えたのって、悪い事ばかりじゃないと思うんだ。」
「そうなのか?」
「うん!友達も沢山出来たし・・・その、"気になる人"も出来たし・・・」
「・・・」
「りゅ、龍園寺クン?」
「よし、そいつを一発殴ろう。」
「え、えぇ!?どうしてそうなったの!?」



何か一発殴らないと気がすまねぇ。
だってソイツこんな純粋で優しくて可愛い子に好かれてるみたいだからさ!
ハァ、そいつと咲澄の恋が実るように振られた俺が応援してやるぜ。





そして最後に、線香花火をして、花火の片付けが終わった後アナウンスが鳴る前に寝た。