二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Chaputer3 "希望"ハ"絶望"、"絶望"ガ"希望" ( No.84 )
- 日時: 2014/07/14 23:24
- 名前: レイナ (ID: P747iv5N)
〜Morning time〜
〈龍園寺side〉
『オマエラ、おはようございます!朝ですよー!さぁて、今日も張り切っていきましょう!』
ピーーーーーーーーー。
「・・・ん?」
朝起きるとモノクマのいつものアナウンス、の後に変な音が聞こえた。
・・・気のせいだろうか?
「とりあえず食堂に行くか。」
俺は制服に着替えて食堂に向かった。
[食堂]
食堂にはまだ誰もいなかった。めづらしいなと思いながらも俺は席に着こうとする。
「龍園寺クンおはよう。」
「おはよ・・・って流星雨!?」
ちょうど入り口から死角で見えなかったが、そこには最近まで落ち込んでいた流星雨がいた。
「あ、龍園寺クンおはよー・・・え、流星雨クン!?」
「おはよっす・・・って流星雨さん!?」
他の人がぞろぞろくると、皆が流星雨の存在に気づいた。
篝火「もう大丈夫なのか?」
流星雨「う、うん!もう大丈夫だよ!」
星野「無理してないでしょうね?」
流星雨「そ、そんなわけ無いよ!大丈夫だって!!!」
そう言って流星雨は笑って見せた。
咲澄「・・・・・・そっか。じゃあ朝食準備しよっか。」
そう言って女子数人が食堂に向かった(勿論星野はここにいる。)。・・・咲澄、さっきの長い沈黙何だったんだ・・・?
「呼ばれてないけどジャジャジャジャーン!!!」
朝食時に見たくもないヌイグルミがそこにいた。
流星雨はトラウマなのか、少しビクビクしている。
「あれ?流星雨クンはもう絶望から回復しちゃった系?」
「う、うん・・・」
「そう言っておきながら実はコロシアイの計画でもたててんじゃないのー?」
「そ、そんなことないよ・・・」
「ちょっと!また流星雨をイジメるつもりなの!?」
流星雨に話しかけるモノクマを、星野は止めた。
「もー星野さんはうるさいなぁ〜」
「・・・まさか、それのためだけに来たのですか?」
リエルがモノクマにそんな質問をする。
するとモノクマはチッチッチと指を振る。
「いや、言いたいことが二点あるだけだよ。」
「二点・・・ですの?」
「一つ目、さっきボクが言ったように皆殺しをしようとしてる人がいたら困るので『殺すのは二人まで』としまーす!」
二人か・・・それでもまだ心配だなぁ・・・
「二点目、オマエラ電気付けっぱなしで寝てるだろ!?電気代がもったいないよ!!」
「」ギクッ
天風ェ・・・あ、そうか。天風の秘密って確かそんな感じだったな・・・
「というわけで、しばらくの間『夜時間は電気付けませーん!』ブレーカーも落ちるからね!普段の電気使用量もランドリーにあるアイロン三台がギリギリになるくらいにしまーす!」
「あれ、アイロン三台とかランドリーにあったかのう・・・?」
「べ、別にオマエラの為にアイロン三台準備した訳じゃ無いんだからねっ!!!」
三台もいるか普通・・・?あとモノクマのツンデレはイラン。
「言いたいことはそれだけだからー。それじゃ!」
「ちょっと待って。」
そう言ってモノクマは帰ろうとしたが、星野がそれを止めた。
「今朝の変な音、アンタ何をしたの?」
「ボ、ボクハナニモシテナイヨ?」
そう言ってモノクマは帰って行った。
「・・・星野も聞いたのか?」
「え、龍園寺も?」
「うーん、おかしいな・・・」
「どうしてなの?」
流星雨が咲澄に問いかける。
「さっき朝皆と話したんだけどね、『龍園寺クン、花音ちゃん、深淵クン、春夏秋冬クンだけ』モノクマアナウンス後に変な音聞いたみたいなの。」
「マジか!?」
「でも、どうしてその四人だけでござるか?」
「分かりませんわね・・・何かいやな予感がしますわ・・・」
「ちょ、俺っち達大丈夫なのか!?(泣)」
「まぁしばらく様子見た方がいいっすよ。」
「し、死神の声とかじゃねぇよな・・・?(涙)」
春夏秋冬どんだけ心配なんだよ・・・
とりあえず今の時点では何も出来ないので解散する事にした。
〜Free time〜
〈龍園寺side〉
「あ、れ?ちょっと気分悪くなってきたな・・・保健室行くか。」
俺は部屋を出て保健室に向かった。
〈保健室〉
「あれ、深淵も保健室にようか?」
「あぁ、頭痛薬があればいいと思ってのう・・・」
「意外だな、深淵のことだから『気合いだ!気合いだ!』とか言うと思ったけどな・・・」
「・・・少しメタになってしまうのじゃが、別に見た目はワシは弐大先輩のようにゴツくないぞ。」
「マジか!?」
「例えるなら・・・とにかく普通の人な、うん。」
(cv決まってないんだな・・・)
とりあえず深淵と一緒に薬を探した。
「あ、そうだ。さっきガチャでこれ出たんだがよかったらどうだ?」
〈『新品のサラし』
「おぉ!ちょうど切らしていたのじゃ!助かるぞい!」
どうやら喜んでくれたようだ。
「お主よ、少しばかり相談してもよいか?」
「お、俺で良かったらいいぞ。」
深淵はとても深刻そうなな顔だった。お、俺が深淵にアドバイスなんて出来るだろうか・・・
「ど、どうすれば、運動音痴は治せるのじゃ・・・?」
「・・・は?」
意外な相談内容に俺は驚いた。
「わ、ワシは"超高校級の応援団長"といっても団以外は全く運動できないのじゃ・・・」
「へぇ、めづらしいな。じゃあ50m何秒だ?」
「・・・12秒。」
「遅っ!?」
さっきゴツくないって言ったばっかだよな!?全く信用できないぞ!?
「才能の割に出来ないよなって言われるのが怖くてのう、だからお主に相談したのじゃ。」
「俺にか・・・そうだなぁ、別に気にすることは無いんじゃねぇか?」
「どうしてじゃ?」
「だってそれがオマエらしさだろ?だったら周りのことなんて気にするんじゃねぇよ!!!」
「そうか、そうじゃな!感謝するぞい!!!」
深淵は何かが吹っ切れた顔で帰って行った。超高校級でも悩みはあるんだな・・・。俺は見つけた薬をもって保健室を出た。
- Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.85 )
- 日時: 2014/07/18 23:40
- 名前: レイナ (ID: 6Nc9ZRhz)
[龍園寺の自室]
「うーん、何でキツいんだ・・・」
薬を飲んでも体調が良くならない・・・
とりあえず夕食食べる気にもなれないし、もう寝るか・・・
ピンポーン・・・
「あ、開いてるぞー」
俺は誰が来たかも気にしないで言った。
そして入ってきたのは・・・啄木鳥(メガネ無しver)だった。
「お邪魔します。」
そう言って啄木鳥は俺の部屋に入ってきた。
・・・もしかして例の"変装師"じゃねぇよな。うん、小さいし大丈夫だ。
「今失礼なこと考えなかったか?」
ゴメンナサイ、カンガエテマシタ。
「まぁ、啄木鳥が部屋に入るのは二回目だな。」
「まぁね。体調がすぐれないようだが、大丈夫か?」
「大丈夫じゃない、問題だ。」(`・ω・´)キリッ
「ボケれるということは大丈夫そうね。」
まぁまだ喋れる気力はまだある・・・
それにまた俺の部屋に入ってきたってことは、恐らく大事なことだろう。
「そこのイスで良かったら座ってくれ。」
「ありがとう。龍園寺はベッドの上で寝ながら聞いていいよ。」
啄木鳥は親切だなぁ・・・
そう言って啄木鳥は近くにあったいすに座った。
「それで、話って何だ?」
俺は単刀直入に啄木鳥に聞いてみた。
「・・・もし、私に何かあったら、小鳥遊を頼んでいいか?」
「ど、どうしたんだ急に。」
「・・・」
啄木鳥は何か迷っているようで、何も喋らない。
そして、やっと口を開いたと思ったら話の内容は衝撃的なものだった。
「・・・そろそろ私は、殺されるかもしれない。」
「は!?」
あまりの内容に、俺はベッドから体を起こしていた。
「正確には、そろそろ黒幕が動いてもおかしくないということだ。」
「黒幕・・・」
「そう、私は派手に図書室で色々調べすぎた。そろそろ"黒幕"か、"裏切り者"に狙われるかもしれない・・・」
「"裏切り者"・・・」
一番考えたくなかったこと、それは俺達の中に"黒幕"あるいは"内通者"がいることだった。
「今はまだ言えないが、私自身で発見したこともある。これは今調査中。」
「お、俺にも手伝えないのか?」
「それは無理。だって"瞬間記憶能力"を使って調べものしてるから。本が多いから探すのは大変。」
「そ、そうか・・・」
俺みたいな普通の人が手伝えるわけないよな・・・。だって秋宵は"超高校級のニート"で、啄木鳥は"超高校級の文芸部"だもんな。
「・・・とりあえず、龍園寺にコレを渡しておく。」
そう言って渡してくれたのは・・・本?
「私に何かあったら、この本を読んでくれ。」
「お、おう。」
「その時までは、読まないで。」
一見ただの文庫本のように見えるが・・・一体何が書かれているのだろうか?
「言いたいことは全て言った。そしたら私の死はきっと無駄にならないだろう。」
「小鳥遊はどうするんだ・・・?」
一瞬啄木鳥の肩がピクッとなったが、何もなかったかのような顔をしていつもの口調で話す。
「前も言っただろ?私は小鳥遊が嫌いだって。だから私は小鳥遊のことはどうでもいいと思っている。」
「そうか・・・」
「・・・でも、守りたいとは思っている。」
「どうしてだ?」
今の啄木鳥は小鳥遊が嫌いと言った。なのにどうして守りたいと思うのだろうか・・・?
「私は小鳥遊が嫌い。だけど私の本体が守りたいって思うなら、私はそれに従うだけ。」
「啄木鳥・・・」
「じゃ、後は頼んだ。」
啄木鳥は、部屋を出る前にメガネを掛けて俺に言った。
「・・・お姉様は"強がってるだけ"です。ただ"弱さを隠している"んです。だから、唯一お姉様に話しかけてくれる龍園寺さんなら、きっとお姉様を救ってくれると思います。」
「それは啄木鳥が・・・」
「龍園寺さんも危ないですが、私の方がもっと危ないんです。
だから・・・お姉様を救ってください。頼みました。」
そう言って本当に啄木鳥は俺の部屋を出た。
・・・啄木鳥もいろいろ考えてるんだな。
俺は眠気と気だるさに負けてモノクマアナウンスが鳴る前に寝た。
Morning time
〈龍園寺side〉
『オマエラ、おはようございます!朝ですよー!さぁて、今日も張り切っていきましょう!』
「・・・」
何故か体がダルい。だけど熱は全くない・・・。
とりあえず保健室で薬飲もう・・・
[保健室]
「あ、龍園寺クンよくきたねぇ!」
「・・・モノクマ?」
そこにはモノクマがいた。けど考える気力もない・・・
「今すっごく体調が悪そうな龍園寺クンの為に薬持ってきたよ!!」
「・・・」
モノクマが薬を渡してくれた。俺は何も気にしないでその薬を飲んでしまった・・・
それが、後々大変なことになるとも知らずに・・・
〈咲澄side〉
『オマエラ、おはようございます!朝ですよー!さぁて、今日も張り切っていきましょう!』
「うーん、まだ眠いな・・・」
まだ花火大会の時の疲れが残ってるのかな?
・・・あ、今日は私が朝食作る番だった・・・
私は急いで制服に着替えて自室を出た。
[廊下]
「あ、咲澄さんおはようっす!」
「おはよう天風クン、今日は早いんだね。」
いつもは寝癖がちょっとついた状態で、いつもギリギリに食堂に来るんだけど、今日は早く起きたみたい。
「いつも女子に料理任せたらダメっすからね。切るぐらいしか出来ないけどいいっすか?」
「うん!手伝ってくれるだけでもありがたいよ!」
私は普通の料理は出来るけど、野菜を切るのは苦手だから手伝ってくれるのはとても助かる。
「あれ?今日は星野さんいないっすか?」
「おかしいなぁ、今日は洗い物の当番のはずだけど・・・」
いつもは私が部屋を出るときに顔を合わせる。花音ちゃんも疲れてるのかな?まぁ作ってから起こせばいいよね。
「とりあえず、準備しよっか。」
「それに賛成っす!!」
私達は食堂に向かった。
- Chaputer3 "希望"ハ"絶望"、"絶望"ガ"希望" ( No.86 )
- 日時: 2014/07/22 20:52
- 名前: レイナ (ID: EyrVLEam)
[食堂]
「あれ?龍園寺さんがいるっすよ!」
「あ、本当だ・・・」
いつも龍園寺クンは時間ぎりぎりに来るのに今日は一番乗りで来たみたい。
「龍園寺さんおはよっす!」
「・・・」
「あれ、龍園寺クンいつもの服は?それに・・・小さい?」
食堂に入ると龍園寺クンがいたけど、何故か服が子供っぽくなってて、しかも体格も小さい。
「・・・」キョロキョロ
「あれ、龍園寺クンどうしたのかな?」
いつもの龍園寺クンじゃない。というか、落ち着きがない。(それに何故か小さい。)一体どうしたのだろう?って思って私は話しかけていた。すると・・・
「お姉ちゃん・・・どこ・・・?」キョロキョロ
「「!?」」
天風クンは龍園寺クンの変な様子を見て驚いていた。私はというと・・・
(か、可愛い!!)キューン!!!
何か可愛いと思ってしまった。(多分ギャップ萌えって奴なのかな?それに幼くなって可愛いの!)
「あれ?お兄ちゃんとお姉ちゃん誰ー?」
「お、俺っすよ!天風っすよ!!!」
「わ、私は咲澄だよぉ!!!」
「天風お兄ちゃんに、咲澄お姉ちゃん・・・?」
「天風クン、お持ち帰りしていい?」シャキッ
「気持ちは分かるっすけど平常心っす。」シャキッ
なにやら変な方向へと進んでいた・・・
「おや?何か龍園寺さん紙持ってないっすか?」
「ん。」ゴソゴソ
龍園寺クンの服のポケットに一枚の紙が入ってたのでそれを読んでみた。
『いくら中身が子供って言っても大の高校生だと見るに絶えないよね!というわけで龍園寺クンを"見た目も"小学生にしてみました〜!!!byモノクマ』
モノクマ、一つだけ言っておく・・・グッジョブ(≧ω≦)b
じゃないや、何やってるの!?
「おや、キミ達はもう来ていたのかい?」
そう言って春夏秋冬クンが食堂に入ってきた・・・んだけど様子がが違う。
「おはようございます!!!」
「「お、おはよう(っす)。」」
「声が小さい!!!」
「「えぇ・・・」」
明らかに様子が違う。いつもの春夏秋冬クンはそんなに堅苦しくはなかった。
「ごきげんようですわ。」
「おはようございま・・・龍園寺さんどうしたのですか!?」
「おはようございまむ☆って龍園寺殿がショタ化してるでござるよ!?どこかのお姉様方に狙われるでござるよ!?」
後からきた人達も龍園寺クンの異変に驚いていた。
そして後々に春夏秋冬クンの異変に気付いてった。
「クックック、今宵も無事に安らかな眠りについたようだな・・・」
「ど、どうしたの!?」
「み、皆さんの体調の具合が今日もいいみたいなので安心しましたぁ。」エヘッ
コロコロ性格変わっていくな・・・
春夏秋冬クン、そこまでキャラ(というか目立つ性格)ほしいのかなぁ?
「おーっす!朝練の後に風呂入ってたら遅れちまった!」
そう言ってお風呂上がりと思われる篝火さんが食堂に入ってきた。
「キミ!今何時だと思ってる!!!遅刻とはけしからんじゃないか!!!」
「別にいいじゃねぇか、いつも朝7時に朝風呂してるだけだしさ。ドライヤー使ってたら遅くなったぜ。」
「この""制圧せし氷の覇王”を待たせるとは、いい度胸だな・・・」
篝火さん春夏秋冬クンと普通に話してるよ・・・違和感ないのかなぁ・・・
「ふゆぅ・・・時間守ってくださいよぉ・・・」
「男が『ふゆぅ』って言ってますと・・・気持ち悪いですわ。」
「ご、ごめんなさぁい!ゲロブタですみませぇん!!!」
雛月さんストレートに言うなぁ・・・
ま、まぁコレはコレで可愛い・・・と、思うよ?堅苦しいのに、厨二に、おどおど?←一応フォローしてるつもり
「おはよ。」
あ、やっと花音ちゃんが来た!んだけど、ちょっと素っ気ない挨拶だなぁ。いつもはもっと元気なのに。今は手を組んでるし。
「星野氏おはようでござる!結構遅かったでござるね!」
「べ、別に玲奈の料理が食べたくて来た訳じゃないんだからねっ!!!」
・・・あれ?花音ちゃんも様子がおかしい。どうしたんだろう?
「べ、別に皿洗いの仕事忘れてて『ごめんなさい』とか全っ然思ってないからねっ!!!」
・・・花音ちゃんはツンデレか。花音ちゃん可愛いなぁ〜じゃなくて!!!花音ちゃんもどうしたの!?
「あれ?リエルクンのことだから『これがジャパニーズツンデレですか!!!』って盛り上がると思ってたけどな?」
「あ、あぁ、ボクツンデレは嫌いですので。第一最近のアニメは外人のツンデレが多いんですよ。」
「そ、そうか。珍しいな・・・」
リエルクンって何でもいいって訳じゃないんだね。
そういえば、龍園寺クン、春夏秋冬クン、花音ちゃんの関連性と言えば・・・
・変な音を聞いた←
・名前が無駄にカッコ良かったり珍しい名字だったり下の名前が微妙
・そういえばセーラームーンでペコちゃんと澪田ちゃんが仲間で九頭龍クンとは敵同士なんだよ☆(声優的に)
(三人とも昨日変な音を聞いた。じゃあ後一人は確か・・・)
「・・・時間通りに朝食が食べれる確率23%。」
「し、深淵君!?」
流星雨クンが驚いた先を見ると、いつの間に食堂に深淵クンがいた。
やっぱり様子がおかしかった。
「深淵さんも様子おかしいっすね、大丈夫っすか?」
「これ以上調子が悪くなる確率12%・・・」
深淵クン、どこかの星が好きな人を思い浮かべるからその口調だけはやめたほうがいいと思うよ・・・
- Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.87 )
- 日時: 2014/07/22 20:33
- 名前: レイナ (ID: EyrVLEam)
「ヤッホー!オマエラ元気にしてるー!?」
元凶(確定)が現れた。まぁこんなことできるのはモノクマしかいないよね。
「み、皆さんに何をしたんっすか!?」
「えー?オマエラならもう分かってるんじゃないかな!」
私達ならもう分かる・・・?もしかして・・・!!!
「もしかして、これが今回の動機なのか・・・?」
「そう!今回の動機はこの"絶望ウィルス(仮)"です!」
「「“絶望ウィルス(仮)”?」」
聞き慣れない言葉に、モノクマがちゃんと説明をした。
「このウィルスはね、オマエラを"絶望病"にさせるためのウィルスなんだ!」
「「"絶望病"?」」
「よく分からないけど、龍園寺君は『幼児退行病』、春夏秋冬君は『委員会病』、星野さんは『ツンデレ病』、深淵君は『インテリ?病』かなぁ?」
「まぁ名前はどうでもいいとして、まぁ本来なら絶望ウィルスは感染する・・・はずだったんだけど、(仮)だからね、感染する事はないよ。」
良かった・・・これがもし感染したらいつか『疑心暗鬼病』とか『人殺し病』とか出てくるかもしれないもんね。
「いやぁ〜まだ“開発途中”だったけどまさかここまで影響がでるとは思わなかったよー!」
「“開発途中”・・・?じゃあこれが完成したらどうなるんですの?」
「それは内緒だよ!楽しみはとっておくものだしさ!だから今のうちに絶望ウィルスにかかった人全員で『ゴレン○ャー』とか『プ○キュア5』とかしとけばいいんだよ!」
「いやな日曜日っすよ!!!」
「いや、ここは拙者に合わせて『TUBAKI』とか『忍たま椿太郎』とかの方がいいでござるよ!」
「そこは忍者ファンに怒られるよ!?」
うぅ、ツッコミの人が皆絶望病にかかってるからなぁ・・・今のメンバーにツッコム人いないから大変・・・
「ちなみに、動機ってことはもし殺人が起きれば皆さんは治るのでしょうか?」
「そうだよ!じゃあ頑張ってねー!」
そう言ってモノクマは帰って行った。
「・・・と、とりあえず感染の心配はないようですね。」
「べ、別に皆に殺し合いなんかしてほしくないとか思ってないんだからねっ!!!」
「それ違う意味で受け取ると逆効果でござるよ!?」
・・・それにしても、これで本当に殺人が起こるのかなぁ?
「・・・咲澄お姉ちゃん、おなか減った。」
「あ!そうだった!まだ朝食作ってなかったよ!」
「そうだったっすね!!!」
私と天風クンは急いで朝食を作った。
その後は、皆部屋に戻っていった。(龍園寺クンは一人だと危険なので天風クンに引き取ってもらった。)
ちなみにここにいない人にはモノクマ自身が動機についてちゃんと話してるらしい。
『龍園寺が行動不能なため、咲澄が自由行動することになります。』
〜Free Time〜
〈咲澄自室〉
「これからどうしよっかなぁ・・・とりあえずどこか行こうかな。」
私は部屋を出た。
〈美術室〉
「あ、雛月さーん!!!」
美術室にいると、雛月さんが色んな作品を見ていた。
「あら、咲澄さん?どうかしたのでしょうか?」
「え、えぇっと・・・よかったら、一緒にお話ししない?」
「うーん、いいですわ。私が話せることは非常に少ないと思いますが。」
「大丈夫だよ!一度二人っきりで話してみたかったの!」
「・・・そうですか。」フフッ
あれ、今の笑いなんだろう?
とりあえず雛月さんと色んな作品を見て回った。
「そういえば雛月さんって『茶道』と『華道』どっちが得意なの?」
私は気になったことを雛月さんに聞いてみた。
「・・・残念ながら、それ自体も記憶が消えておりまして・・・今では普通の人なのですわ。」
「あれま・・・最近その状態忘れてたよ。じゃあ今は茶華道出来ないの?」
「第一道具がありませんし・・・」
「そっか、じゃあここから出たら茶華道教えて!!!」
「え?」
「私ね、ソフトサッカーバスケや写真部吹奏楽部はやったことあるけど茶華道だけはやったこと無かったの!!!」
「そうですの?じゃあここから出たら教えますわ。」ウフフ
「やったー!!!」
雛月さんは私の喜んでた顔を見て笑っていた。
ここを出るのが楽しみだなぁ・・・あ、勿論皆でね!
私は自室に戻った。
〈咲澄自室〉
「流星雨クン、本当に大丈夫なのかな・・・?ちょっと会いに行ってみようかな。」
私は自室を出た。
〈食堂〉
「あ、流星雨クーン!」
「・・・咲澄さん?」
食堂に行くと、流星雨クンがコーヒーを飲んでいた。
「ちょっと私流星雨クンと話したくなって・・・申し訳ないけど、流星雨クンのコーヒー飲みたいな。」
「確か咲澄ちゃんモカが好きだったよね?じゃあモカでいい?」
「ありがとう!覚えててくれたんだね!」
「まぁボク注文とかお客さんの好みとか憶えるの得意だからね。」
私は流星雨クンと一緒にお茶をした。
「そういえば、どうして『喫茶店オーナー』になったの?」
私は気になったことを流星雨クンに聞いてみた。
「勿論、孤児院から引き取られた先が『喫茶店』だったからね。コーヒーって色んな種類があるから覚えるの楽しかったよ!」
「・・・へぇ、すごいんだね。」
「・・・でもあの人達に引き取られなかったら、ボクどうなってたんだろ・・・?」ブルブル
「流星雨クン・・・?」
私は流星雨クンの目が前の学級裁判のように"絶望"に満ちているのが分かった。
「あの人達に引き取られなかったら、ボクは"超高校級の喫茶店オーナー"になってこの場にいることはなかった・・・お姉ちゃんに孤児院を抜け出してでもお姉ちゃんに会いに行けたなら、お姉ちゃんはここで殺されることは無かったんだ・・・!!!」
「流星雨クン・・・」
「ハハッ、何でだろ?皆悪くないのに、少なくともお姉ちゃんとここで会えて嬉しかったのに、どうしてここで泣いてるんだろ・・・」
「・・・」
流星雨クンの目には、涙を浮かべており、今にも零れ落ちそうだった。
私はただ、流星雨クンの頭をなでて落ち着かせるしか出来なかった・・・
「・・・ごめんね、格好悪いところ見せちゃったね・・・ボク部屋に戻る」タッタッタ・・・
落ち着いてすぐ、流星雨クンはすぐに食堂を出て行った。
・・・早く元気になるといいな・・・。
私は自室に戻った。