二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ダンガンロンパEXTRA 〜二人の幸運と一人の絶望〜 ( No.88 )
日時: 2014/08/01 16:01
名前: レイナ (ID: ovjUY/sA)

〜night time〜

「今日も疲れた・・・」


朝からのモノクマの動機のせいで結構疲れた・・・
もう寝ようかな。

私は、明日何も起こらないことを信じて寝た・・・










『咲澄!やめるんだ!!!』


(・・・え?龍園寺クンの声が聞こえる・・・。)


『やめる?何を?生きることなら今やめるよ?』


(・・・え?この声、私?)


『玲奈!何バカなこと言ってんのよ!?』
『そこは危ないっすよ!!!』



花音ちゃんと天風クン・・・かな?その二人の言っていることに気づき、周りをみると、どこかの屋上のようだ。そこには皆がいた。


そして、私は今まさに"飛び降りようとしていた"。


『私には、最初から"希望"なんてなかったの・・・!!!』
『咲澄ちゃん・・・一旦落ち着こうな?』
『私は最初から落ち着いてるよ?』


今の私は、あの時の流星雨クンと同じ"絶望"の目をしていた。



(違う・・・違う違う違う違う違う違う違う違う!!!
こんなの、私じゃない!!!)



私はそれを否定したくて、いつまでも声にならない叫び声を上げていた・・・





〜Morning time〜

『オマエラ!おはようございます!』
「・・・はっ!?」


私はモノクマアナウンスと同時に眼が覚めた。
うぅ、嫌な夢見たなぁ・・・


「でもこんな時こそ頑張らないとね!」


実際夢で皆(特に龍園寺クンの顔)が見れたことだけは良かったってのは内緒だ。
とりあえず私は制服を着て自室を出た。



〈廊下〉

「咲澄さんおはようっす!」
「あ、おはよう。龍園寺クンは?」
「今俺のベットを略奪して寝てるっすよ・・・」
「あれま、じゃあ天風クンどこで寝たの?」
「・・・ベットの横で寝たと思ったら、テーブルの下で眼が覚めたっす・・」
「寝相悪すぎだよ!?」


天風クンは相当寝相が悪いみたいだね・・・
とりあえず、私と天風クンは食堂に向かった。




〈食堂〉

「おはよう!朝の掃除って気持ちいいね!」


食堂にいくと、朝から爽やかな春夏秋冬クンがそこにいた。
掃除って事は・・・美化委員かな?


「ま、まぁそうだね。」
「しかし、最近皆運動してるのか!?」
「し、しては・・・いないっすね。」
「ようし!!掃除が終わったら皆でラジオ体操するぞォォオオオオオ!!!」


こ、今度は暑苦しい!?もしかして次は体育委員!?



「朝から騒がしいですぅ・・・」


そう声を発して食堂に入ってきたのは、最近食堂に来なかった啄木鳥だ。


「あ、啄木鳥さん久しぶりだね!」
「急にどうしたんっすか?」
「ち、ちょっと気分転換にですぅ。」


そっか、啄木鳥さんいつも図書館にいるか、小鳥遊さんと一緒にいるもんね。



「・・・この人大丈夫、でしょうかぁ?」
「僕の名前は春夏秋冬駆。座右の銘は先手必勝だ。お互い切磋琢磨して頑張っていこうではないか!!」
「・・・あぁ!この前モノクマが言ってた"絶望病(仮)"ですね!」


流石啄木鳥さん、驚いたりしないで状況を判断するってすごいや。


「あら、あなた確か『超高校級の文芸部』だったよね?」
「は、はい。書くのも、読むのも好きです・・・」
「じゃあ今度アナタの書いた本読ませてくれないかしら?」
「ふぇっ!?」
「『超高校級の文学少女』の本も面白かったけれど、『超高校級の文芸部』が書いた本も読んでみたいの。」



本関係の委員会は・・・図書委員だね!!
(気づいてる人は気づいてると思いますが、ランスロット様のダンロン小説キャラの口調を借りてます。許可勿論とっています!キャライミフな人は『ダンロンF』で確認してみてね☆あ、この場で言うけど、某天分学者は『ダンロンad lib』だよ!by作者)



「えっとぉ・・・私みたいなゲロブタが紹介できる本でしたら。」
「そういえば、啄木鳥さんはちゃんと図書室の掃除ちゃんとしてる!?」
「ふぇっ!?え、えぇっとぉ・・・」
「ちゃんと運動してるのか!?いざって時に動けないぞォォオオオオオ!!」
「ご、ごめんなさぁい!!ゲロブタでゴメンなさぁい!!!」


・・・うん、この二人の組み合わせが凄いことになるってのがよく分かったよ。




「おはようなのでござるー!」
「おはようございます!」
「ごきげんよう。」
「ベ、別に来たくて来た訳じゃ無いんだからねっ!!」
「・・・朝食が米の確率92%。」
「・・・」

その後、順番に霞桜さん、リエルクン、雛月さん、花音ちゃん、深淵クンが来て、
流星雨クンが無言で入ってきた。まだ昨日の引きずってるのかなぁ・・・



「そういえば、本日は私が料理をする日でしたわね。」
「おぉ!雛月氏が作るのでござるか!!」
「では早速・・・」



バチン
雛月さんが厨房に行こうとしたとき、突然明かりが消えた。



「て、停電!?」
「く、暗闇は怖いっすよぉぉおおお!!!」
「うるさいですわ!!!」
「べ、別に私は怖いとか思ってないんだからねっ!!!」
「とりあえず皆動かないで!!!」


皆が停電でパニックになっていたので、私は変に動いて怪我をしないように『動かないように』呼びかけた。



「・・・停電がすぐに治る確率38%」
「8秒、9秒・・・」
「・・・!そこ!!!」


突然誰かが何かに気づいたようでなにかの液体?を投げたようだ。・・・何だろう?

そう考えているのもつかの間・・・










『 あああああああああああああ!!!』

『う・・・ぐ・・・』


「な、何があったのぉ!?」

「だ、大丈夫でござるか!?」


男性の叫び声と、女性の苦し紛れの声が聞こえた。
私は暗闇の中で冷静になって考え事をした。







どうして、二人の悲鳴が聞こえたんだろ?





どうして、今"血生臭い臭い"がするんだろ?








その考えは突然付いた明かりによって消された。
そしてほっとしたのもつかの間・・・私は、"異様な光景"に気付いてしまった。



「き・・・きゃぁぁあああああああ!!!」


私は叫ばずにはいられなかった。何故なら・・・






















『超高校級の応援団長』深淵大声クンと、

『超高校級の文芸部』啄木鳥氷雨さんが刃物で刺されて倒れていたのだから・・・



Chapter3"希望"ハ"絶望"、"絶望"ガ"希望" (非)日常編 END