二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Chapter0 プロローグ ( No.9 )
日時: 2014/03/15 16:06
名前: レイナ (ID: DfPuoRMU)

龍園寺「なぁ咲澄、さっき言ってた視聴
者がなんとかってどういう意味だ?」

咲澄「え?私何か言ったの?」

龍園寺「えっ、覚えてないのか?」

咲澄「うん……ごめんねぇ。」

龍園寺「そ、そうか・・・」



話している内にいつの間に体育館についた。


小鳥遊「遅いぞ、凡人と愚民のくせして妾を待たせるとはいい度胸だな。」

啄木鳥「た、ただ小鳥遊さんが速いだけでは・・・」

小鳥遊 ギロッ

啄木鳥「ヒッ!ごめんなさぁい!」

篝火「とりあえず全員揃ったな。」

リエル「といっても、今から何が始まるのでしょうか?」

春夏秋冬「普通に入学式だろ?」

リエル「そうだといいのですが・・・僕はとても嫌な予感がするのです・・・」

もしかして、こいつも・・・


『うぷぷ、皆揃ったね?ではでは今から入学式を行いまーす!』



その声は教壇から聞こえ、勢いよく白黒のクマが出てきた。


モノクマ「オマエら、おはようございます!」

篝火&深淵「「おはようございます!」」

龍園寺&春夏「「挨拶するのかよっ!?」」


元気系な二人がぬいぐるみに挨拶していた。


奏鳴「えっ、ぬいぐるみ?」

モノクマ 「ヌイグルミじゃないよ モノクマだよ!! しかも希望ヶ峰学園の学園長なんだけど!!!」

龍園寺「が、学園長!?こんなぬいぐるみが!?」

霞桜「きっと動物なのに駅長さんやらせる的なノリだと思うでござるっす!仕事放棄反対!でござるよ!」

春夏秋冬「いやいや、それはただのマスコットだけでちゃんと副駅長として仕事してるからな?」

モノクマ「だーかーらー、ボクはモノクマだって言ってるでしょ!?
・・・まぁいいや、今から入学式と共に開催式も行いたいと思います!」

咲澄「開催式?」

モノクマ「えー、オマエラのような才能あふれる高校生は“世界の希望”に他なりません!そんなすばらしい希望を保護するため、オマエラにはここで共同生活してもらいます! みんな仲良く秩序を守って暮らすようにね!」

雛月「ここで皆さんと共同生活ですか…」

黒神「んで、その共同生活っていつまでするのよ?」

モノクマ 「期限は−・・・ありません!!」

龍園寺「は!?」

モノクマ「つまり、オマエラは・・・一生ここで暮らすのです!!」


おいおい、嘘だろ?ここで一生暮らす?なんでだよっ!?
皆の顔をよく見ると皆も混乱しているようだ。


モノクマ「うぷぷ、ここから出たい?」

綾波「当たり前だろ!どうしてここで一生過ごさねぇといけねぇんだよ!?」

星野「そうよ!私達は外でしたいこともたくさんあるんだから!」

モノクマ「もぅ、しょうがないなぁ、そんなオマエらの為にここから出る方法を教えてあげましょう!」

流星雨「あ、あるなら早めに言ってほしいよぉ!」

モノクマ 「じゃあ、説明しましょう。 学園長であるボクは、学園から出たいという人のために、ある特別 ルールを設けたのですっ!それが『卒業』というルールです!」

咲澄「『卒業ルール』?」

モノクマ「では説明しましょう! オマエラにはこの学園だけでの共同生活が義務つけられたわけですが、もしその秩序を破った者が現れた場合、その人物は、学園から出ていく事になるのです。 それが『卒業』というルールなのです!!」


小鳥遊「秩序を破る・・・? どういう事だ・・・? 」


するとモノクマは今までの態度とは何一つ変えずにこう言った。


「ヒトが、ヒトを殺す事だよ・・・」

その一言が、周りを恐怖で凍らせた。

Chapter0 プロローグ ( No.11 )
日時: 2014/04/06 15:10
名前: レイナ (ID: ms4vV0xW)

啄木鳥「ひ、ヒトが、ヒトを・・・殺す?」

モノクマ「ハイ!殴殺刺殺斬殺撲殺焼殺圧殺締殺呪殺…など殺し方は問いません。 『誰かを殺した生徒だけがここから出ることが出来る』それだけの簡単な ルールです。最悪で最凶な手段で最良な結果出せるよう、せいぜい努力し てください。」


俺は今にも怒りが爆発しそうだった。
これが嘘でした、って言ってほしかった。
だが、現実はそう甘くない。

『誰かを殺した生徒だけがここから出ることが出来る』

その言葉は学園長が言うことじゃない。俺は今にもこいつを殴りたいと思っていた。

龍園寺「なんで俺らが殺し合わなきゃいけねぇんだよ!?」

モノクマ「えー? だって、オマエラはいわば『世界の希望』なんだけどさ、その『希望』同士が殺し合う、『絶望的』シチュエーションなんて・・・ドキドキしてこない?」

綾波「するわけねぇだろ!!! さっきから聞いてれば変な事ばっかりいいやがって!!」

モノクマ「・・・ばっかり? ばっかりってなんだよ。 ばっかりって・・・ばっかりなんて言い草するなっての!ホントに物わかりの悪い連中 だ。何が帰してだ。同じ事を何度も何度も何度も何度も何度も・・・いいかい?これからは、この学園がオマエラの家であり世界なんだよ?殺し放題殺して殺させるから、殺して殺して殺して殺して殺しまくっちゃえっつーの!!」

モノクマは突然怒ったように言った。


???「・・・さっきから聞いてたらなに言ってんのさ?」


さっきまで黙っていた夕嵐が呟いた。



夕嵐「あのさぁ、なにペチャクチャとしゃべってんのさ?
・・・悪ふざけも大概にしろよな!!!」


どうやら夕嵐の怒りが爆発したようだ。


モノクマ「・・・悪ふざけ?なんのこと?」

夕嵐「しらばっくれてんじゃねぇよ!もう怒った!お前を殴り潰してやる!!!」


夕嵐はモノクマの頭を掴み持ち上げた。

モノクマ 「ぎゃー!! 学園長への暴力は校則違反だよー!?」

夕嵐「んな事知るかっ! ボコボコにされたくなかったら今すぐ俺らを」


ピコーン・・・ピコーン・・・
突然モノクマから機械音が聞こえた。


秋宵「危ない! 早く投げろ!!」

夕嵐「は?」

秋宵「いいから!!」

篝火「チッ、しょうがねぇな!俺に貸せ!」


篝火は夕嵐からモノクマを奪い、ボールのように遠くに投げた。すると・・・

ドカーン!!

モノクマが、爆発した・・・。


夕嵐「・・は!?」


夕嵐はその場で硬直していた。


奏鳴「ななな何ですか あれは!?」

霞桜「あれ!? なんでござるか!?」

数々の悲鳴があがっていく。秋宵と篝火がいなければ夕嵐は今頃あの爆弾の餌食になっていただろう。

雛月「と言うことは・・・あのヌイグルミは壊れたのでしょうか」

モノクマ「ヌイグルミじゃないよっモノクマだよ!!」

星野「まっ・・・また出た!?」

ぬっと同じ教壇から現れたモノクマは、さっきとさほど変わらないそっくりそのままだ。

夕嵐「お前・・・俺を殺そうとした・・・?」

モノクマ「当たり前じゃん。本気でに殺そうとしたんだもん。校則違反したのが悪いんでしょ?今のは特別に警報で許すけど、今後は気をつけてよね。校則違反をする子はおしりペンペンレベルの体罰じゃ済まないんだからね!!」

深淵「なぁ・・・もしかして他にも体罰があるのじゃ?」

モノクマ「はい!ここでは監視カメラが配置されています。そして、校則を破る者を発見した場合は、今みたいなグレートでエキサイキンな体罰を発動しちゃうからね!! うぷぷ。次からは外さないから、そうならないようにね。」

俺達は恐怖で立っていられるのが精一杯だった。

Chapter0 プロローグ ( No.12 )
日時: 2014/04/06 15:09
名前: レイナ (ID: ms4vV0xW)

モノクマ「あっそうそう、オマエラにこれを渡しておきましょう。 この学園の生徒手帳です!!」


モノクマは皆にに生徒手帳を渡していった。これは、電子生徒手帳のようだ。


モノクマ「えー、電子生徒手帳は学園生活では必要不可欠だから、絶対なくさないように ね! それと、起動時に自分の本名が表示されるから、ちゃんと確認しておいてね。」


試しに自分の電子生徒手帳を起動させると、『龍園寺 海斗』と文字が出た。


モノクマ「 ちなみに、電子生徒手帳は完全防水で、水に沈めても壊れない優れもの!!耐久性も抜群で、10トンぐらいの重さなら平気だよ!! 詳しい校則も書いてあるんで、各自じっくり読んでおくように!! ではこれで入学式及び開催式を終了します。それじゃあまったね〜」


モノクマは俺達を残して去ってしまった。


小鳥遊「フン、終わったか。では妾は失礼するぞ。」


小鳥遊は背中を向けてここを去ろうとしていた。


リエル「待ってください!一人で行動するのは危険ですよ!?」

小鳥遊「・・・フン、笑わせるな。貴様らと同じ空気はこれ以上吸いたくないのでな。それに貴様らと同じ行動する方が危ないしな。」

天風「ど、どうしてそんなこと言うっすか!?」

小鳥遊「どうして、だと?これだから凡人は・・・」


小鳥遊は振り返ってこう言った。


小鳥遊「いいか?この中には今にも殺して外に出たいと思う凡人や愚民がいるのだぞ?そんな奴等と一緒にいる方が危険だろ?」


小鳥遊の言葉に反論できなかった。彼女の発言は正論だ。


春夏秋冬「で、でもこれが嘘でした、って可能性もあるだろ?俺達の中に誰かを殺して外に出たい何て言う人いるわけ無いだろ?」

小鳥遊「そう思っているのは貴様だけであろう? 問題は、この中でそんな話を信じている奴がいるかどうか・・・だろ?」

そんな小鳥遊の言葉に俺らは黙り込んだ。 何も言えるはずがない。、反論なら尚更だ。 視線が誰かと交差するたびに、うっすらとした敵意が感じる。

俺は、モノクマが提示したルールの本当の恐ろしさを知った。

『誰かを殺した生徒だけここから出られる。』

その言葉は、俺達の心に根深く、強く、「恐ろしい考え」を植え付けていた。

『誰かが裏切るかもしれない』

という疑心暗鬼を。

こうしてこの学園での生活が始まった。どうしてこんなことになったのか、誰がここに閉じ込めたのか、謎が多すぎるばかりだ・・・

<生き残りメンバー>
[幸運]龍園寺 海斗
[幸運]咲澄 玲奈
[声優]星野 花音
[サーファー]綾波 奏流
[ファッションモデル]黒神 あすか
[ソフトボール選手]篝火 ほのか
[ダーツプレイヤー]リエル・K・アーチライト
[くの一]霞桜 椿
[文芸部]啄木鳥 氷雨
[喫茶店オーナー]流星雨 葉沙
[ピアニスト]奏鳴 初音
[応援団長]深淵 大声
[鍛冶職人]天風 夜刀
[お嬢様]小鳥遊 舞姫
[ニート]秋宵 七斗
[茶華道部]雛月 鈴蘭
[シェフ]夕嵐 汐
[文化委員]春夏秋冬 駆

残り18人

Chapter0プロローグ 完